
聞き上手の長所とは
初対面の人ともすぐに仲良くなれる
出会ったばかりで緊張をする相手とすぐに仲良くなれるのが聞き上手です。
一生懸命コミュニケーションを取って会話をしようとするタイプもいますが、お互いにただ話をすることに夢中になってしまうと、せっかく距離を縮めようとする努力が空回ってしまいます。
しかし、聞き上手な人はそうした人を受け止め、興味を持って話しに耳を傾けることに集中をするため、相手も会話をどんどん発展させていきやすくなり好印象を持ちやすいのです。
笑顔でどんな話も受け入れてくれる人に対しては「この人はいい人だ」という印象を受けますし、その後の良好な人間関係を築くことができます。
聞き上手はただ話しを聞くだけではなく、適切なタイミングで相槌や質問を挟むことができますし、自分に興味を持ってくれていると相手に感じさせるために、好意を持って打ち解けられるのです。
聞き上手はとてもモテる
聞き上手な人とは、ただ会話をしているだけで居心地のよさを感じられます。
友達や知り合い同士でもいい印象を持たれやすいのですから、当然、そこから特別な感情へと発展させていくケースも少なくないのです。
多くの人に気に入られやすいタイプですから、普通にしているだけで自然に周囲に人が集まってきますし、気持ちよく会話ができる、一緒にいて楽しい、相手にそう感じさせることが得意であれば、その中から聞き上手な人に恋をする人が現れても不思議ではありません。
悩み相談をすれば否定をせずに受け入れてもらえますし、自慢話も喜んで聞いて持ち上げてもらえます。
どんな時にも話しを聞く姿勢を崩すことがなく、相手を気持ちよくさせられるからこそモテるのでしょう。
そうした人とはいつも一緒にいたいと考えますし、甘えたくもなるものです。


他者と仲違いしづらい
聞き上手な人は、基本的に相手の話しを受けるほうを得意としていますので、その代わりに自分のことをあまり積極的に話そうとはしません。
自己主張をすることが少ない上に、相手の考えや言動が自身のものと反していたとしても、そこでぶつかろうとはしないのが聞き上手な人の特徴でもあり、褒めるべき長所でもあります。
いろいろな考えの人がいると切り替えて上手く受け流すことができますから、敵を作りにくいというのがいいところです。
そのため一度構築した人間関係が破綻しづらく、トラブルを回避する能力にも長けていることから、いろいろなタイプの人と幅広く仲良くなることができます。
個性が強い人、逆に自己表現が苦手な人、さまざまなタイプに一定の理解を示そうとしますので、そもそも喧嘩に発展をしにくいタイプなのです。
人から信頼される
聞き上手な人の長所には、「人から信頼される」というものがあります。
たとえば、職場の上司が聞き上手だったとしましょう。
聞き上手な上司は、部下の話に真摯に耳を傾け、話をじっくり聞いてあげることができます。
そういう上司に対して、部下は「自分の話を真剣に聞いてくれ、適切な反応をしてくれる信頼できる上司だ」と思うに違いありません。
人間は自分の話をきちんと聞いてくれる人に対し、信頼するに足る人だという評価をするものなのです。
これは逆のケースを考えるとわかりやすいでしょう。
人の話をきちんと聞こうとせず、自分の話ばかりする人に対して、「この人は信頼できる人だ」と思う人はいないはずです。
人が人を信頼するのは、「この人は自分のことをわかってくれている」という意識を持つためにほかなりません。
そうした意識は、自分の話をきちんと聞いてもらうところから生まれるものなのです。
相手のことを深く知ることができる
相手の話を上手に聞き出すことができれば、その結果として、その相手のことを深く知ることができるに違いありません。
たとえば、まだあまり親しくない人と話をするとしましょう。
その場合、相手が話すことを通り一遍に聞くだけでは、相手のことを表面的にしかわかりません。
聞き上手な人は、適切な質問をすることによって、相手の話を掘り下げたり、発展させたりすることができます。
それだけ、話の内容が濃くなるわけですが、内容が濃くなれば、相手のことを深く知ることができるでしょう。
相手の趣味の話を聞くにしても、上手に相手の話を引き出すことによって、その趣味に関することだけでなく、性格や人間性まで知ることが可能なのです。
相手のことを深く知ることができれば、相手との関係をうまく構築できるに違いありません。
自然に知識が増える
相手の話を上手に引き出すとことができれば、それだけ、自分の知らない情報を相手から得ることもできるでしょう。
たとえば、相手が自分の趣味の話をしている時、聞き上手に徹すると、その趣味に関する多くの情報を得ることができるわけです。
聞き上手な人は、誰に対しても同じように、話をうまく引き出すことができますから、結果として、多くの情報に日常的に接していると考えていいでしょう。
特に「知識を増やそう」という意識を持たなくても、人と話をしているだけで、聞き上手な人は自然に知識を増やしているわけです。
聞き上手な人には、相手の話に興味を持ち、真剣に耳を傾けるという特徴があります。
興味のある話にまじめに耳を傾ければ、その話の内容が知識として身につくに違いありません。
多くの人の話をできるだけ多く聞こうとするため、意識しないうちに知識量が増えていくというのが、聞き上手の長所ということになるでしょう。