青二才の意味とは、経験が乏しく未熟な若い男性のことを指します。
実際に青二才と表される男性の中には、性格難、コミュニケーションが苦手という方が多いです。
今回は青二才な人の特徴と上手な接し方についてご紹介したいと思います。
周囲にそのような特徴を持つ方がいる場合は、是非参考にしてみてください。
そもそも青二才って女性に使えるの?
結論から伝えると女性に青二才という言葉は使えません。
冒頭にもあるように未熟な男性に使われるためにある言葉だからです。
昔は青女などと言われた時代もありましたが、今では一般的ではありませんよね。
女性に対して使う場合は類語で性別関係なく使える「未熟」などの言葉を使用しましょう。
青二才の年齢は?
基本的には若者に対して使われる言葉です。
経験豊富な人から経験が浅い未熟な人に対して言われる言葉なので、イメージ的には若い人を連想してもらえればいいでしょう。
おじさんに「青二才が!」なんて言ってもあまりピンときませんよね。
青二才な人の特徴
決断力に欠ける
経験が少ないため、決断を迫られる局面に立ったことも少ないです。
そのため、その場に見合った答えを、決められた時間内に出すことが苦手な傾向にあります。
本人としては、どうにか良い答えを出したいと思いつつも、周囲の反応や自信の無さから、黙り込んでしまうケースもあります。
また、そもそも自分の中に答えを出す材料が揃っていないこともあります。
このような場合、経験豊富な人に助けを求めれば良いのですが、決断を迫られた時点でパニック状態のため、行動を起こすことが出来ないのです。
嘘をつきやすい
経験の少なさを本人が自覚していて、尚且つコンプレックスとなっている場合、自信が無い傾向にあります。
自信が無いと自分を必要以上に大きく、より良く見せるために、嘘をつきやすいという特徴が見られます。
嘘をつかれると辟易とし、嫌な気持ちになってしまいますが、本人も嘘をつきたくてついている訳ではありません。
自分の経験の浅さや未熟さを、懸命に隠そうとするための手段なのです。
自己防衛の一種でもあるので、嘘に対して必要以上に問い詰めると、逆上してしまうこともあります。
ネガティブな発言が多い
自分に自信がないという傾向があるため、自分に対しても他者に対してもネガティブな発言が多いです。
特に他者へのネガティブ発言は、自分よりも弱い相手に発せられる卑怯なケースが多いです。
自他どちらに対しても「俺はできないから」「お前はやっても無駄だから」というような、限界値を決めつけてしまう言葉が見られます。
謙遜は必要ですが、自己を否定する言葉は聞いている方としてもフォローに困りますし、暗い気持ちになってしまいます。
他人に対する否定は相手を傷つけますし、自分に自信が無いからと言って許される行為ではありません。
理想が高い
未熟で成果を出せない現状から、目を背けたいために、理想が高くなりがちです。
理想の高さを質の良い志、目標に昇華することが出来れば問題ありません。
しかし実際には、高い理想や成果を出せない理由を、環境に押しつける傾向にあります。
具体例としては「もっと良い同僚に恵まれたなら良い成果が出せるのに」「良い設備が無いから出来ない」などです。
これでは、成長に結びつかず、ただプライドが高い面倒な人に成り下がります。
この様になってしまうと、周囲の人間もフォローに回りづらく、本人にも周りにも損を与える存在になってしまいます。
自分勝手
経験が少ないため、相手の気持ちを推し量れない行動や言動をしてしまう場合が多いです。
加えて、精神的な余裕が無く、常に自分のことだけで精一杯になってしまいます。
そのため、自然と周りが見えなくなっているケースもあります。
例え本人が周りを傷つけたいと思っていなくても、事情が分からない他人からすれば「あの人は自分勝手だな」との評価に収まってしまうのです。
一度染み付いたマイナスな評価は覆しにくい上、経験が乏しい身であれば、それらを挽回する手段を持つことも難しいでしょう。
青二才な人との上手な付き合い方
選択肢を用意してあげる
選択肢を用意してあげると、迷わずに会話を進めることが出来ます。
具体的には「どうすればいいと思う?」では無く「AとBどちらが良いか?この二択以外に方法があれば教えて欲しい」という具合です。
面倒くさいからと「Aで良いよね?」と答えを決めつけてしまうのは、絶対に行ってはいけません。
自分で選んだという印象を持たせ、答えを決めると同時に自信を付けさせることが大切なのです。
また、選んだ答えの良し悪しに関わらず、感謝と労いの言葉を掛けましょう。
こうすることで、尊重してもらえたという自尊心が育まれます。
オウム返しする
青二才の人にされて嬉しかったこと、悲しかったことについて、行動や言動をオウム返ししてみましょう。
こうすることで、自身の行動や言動を客観的に見てもらうきっかけ作りになります。
青二才の人は他者への配慮が欠ける傾向がありますが、これは経験の浅さから来るものです。
経験が浅いのであれば、数多く積んでもらえば良いだけです。
人を変えることは難しいですが、経験を提供することは誰にでも、どのような関係でも可能です。
鈍感すぎて改善が見受けられない場合は、相手の行動や言動によって生じる感情について、説いてあげることも必要です。
聞き流す、目をつぶる
その未熟さから、時間と場所を弁えない発言や、人を傷つける行動を起こすこともあるでしょう。
その様な姿を目にした際に、感情を揺さぶられて思いっきり怒ったり悲しんだりしてしまうかもしれません。
しかし、全てに目くじらを立てていては、完全に相手のペースに乗せられてしまいますし、疲れてしまいます。
そのため、時には聞き流す、目をつぶるということも大切です。
経験が浅い故に、未熟である故に、色々と大胆なことをしてしまうのだな、と冷静になって感情をコントロールしましょう。
青二才な人の特徴と上手な接し方のまとめ
青二才の人は経験の少なさや未熟さ故に、コミュニケーションが上手く取れなかったり、相手を顧みない行動や言動をとったりする傾向があります。
そのような場合に、こちらもムキになって対抗することは逆効果です。
会話の際に少しだけ工夫し、冷静になることで円滑なコミュニケーションを図ることが可能になります。
当たり前のことかもしれませんが、むやみやたらに排斥するのでは無く、一人の人間として尊重することが大切です。