人生の一大イベントである「結婚」について、誰しも一度は考えたことがあるでしょう。
理想の結婚相手、理想の結婚生活、あなたは思い描いていた結婚を実現することが出来るでしょうか。
離婚原因の第1位に「性格の不一致」が挙げられています。
幸せな結婚生活を長く続けるカギとなるのは、お互いの価値観の一致ではないでしょうか。
結婚前にチェックしておくべき相手の価値観をご紹介します。
結婚前にチェックしておくべき相手の価値観とは
お互いの仕事について
結婚生活を豊かに継続するには、最低でも夫婦のどちらかが働かなくてはいけません。
多くの夫婦は、男性が家計を支えるために働くことが主流ですが、女性の方が高い収入を得ているケースもあります。
男性の収入が高く、働かなくて良いのであれば専業主婦としてやっていきたい価値観の女性も居れば、経済的に余裕があったとしても、やり甲斐のある仕事を生涯続けていきたいと考えている女性もいます。
女性が働くこと、女性の仕事についての価値観を夫が理解し、夫婦間で統一していないと結婚生活以前に、人生に満足できなくなってしまいます。
金銭感覚について
夫婦間でケンカになりやすいのが、お金についてです。
お金があれば、美味しいものを食べられるし、旅行にも行けます。
生活に潤いを感じていれば、心にも余裕が持てるので、寛大にもなれるのですが、お金が無いとどうしても切羽詰まってイライラしたり、ケンカやトラブルが絶えません。
それでも夫婦の金銭感覚の一致があれば、贅沢が出来なくても夫婦で力を合わせれば、穏やかで幸せな暮らしが出来ます。
しかし1人は倹約家、もう一方は浪費家だったりすると、片方がいくら節約をしてお金を貯めても、パートナーの浪費のせいで支出が増えていくばかり。
頑張って節約しているのがバカバカしくなってしまいます。
結婚するならギャンブル好きは以ての外。
結婚する前には、相手の金銭感覚をチェックすることは必須です。
食の好みについて
結婚したら同じものを食べて生活するのですから、食の価値観があまりにも違い過ぎるのは困りものです。
お付き合いをしている段階で、月に何度か2人で外食したり、たまに手作りの料理を食べるだけなら、相手の好き嫌いもそんなに気にならないかも知れませんが、結婚したら同じお財布の中から食費を払って行くわけなので、食の価値観が違う2人が満足する食事を摂ろうと思うと、食費がかさんでしまいます。
それだけでなく、濃い味付け、薄い味付けのどちらを好むか、朝食は食べるか食べないかなど、些細な違いや、相手の食べ方が汚いなど、食に関する価値観や習慣が違うと、毎日の食事を楽しめなくなってしまいます。
食によって健康な体が作られるわけですから、健康的な食生活の方に合わせられれば理想的ですが、偏食なパートナーの食生活に合わせなくてはいけない時には、日々の食事の用意が憂鬱になるでしょう。
住環境について
若いうちは夫婦2人だけで住むか、それともいきなり両親と同居したいのか。
田舎暮らしが良いか、都会に住んでいたいのか、住環境への価値観は人それぞれですが、夫婦になれば必ず統一しなくてはいけません。
長男の男性が結婚相手には自分の両親と是非同居してもらいたいと考えているのに、
女性の方は2人だけで住みたい希望が強ければ、どちらかが我慢をして暮らすか、入籍をしても夫婦が離れ暮らすかのどちらかになるでしょう。
やはり結婚するなら夫婦が一緒に住むことを希望する人は多いでしょう。
やがて夢のマイホームを建てることを視野に入れていたりするなら、尚更どんな家族形態でどこに住みたいのか、相手の価値観を知っておく必要があります。
子育てについて
結婚するなら、子供を持ちたいか、夫婦2人で暮らしていきたいのか、子育てに関する相手の価値観をチェックしておきましょう。
子供がいる夫婦、いない夫婦では、その生活が全く異なります。
子供が好きで、早くお母さんになりたいと考えているのに、旦那さんが子供はいらないと考えていたとしたら、お母さんになる夢が断たれてしまいます。
安全に妊娠・出産するにはリミットがあるので、彼の気持ちが変わるのを待っていては、間に合わないことだってあります。
またその逆で、男性の方が子供が欲しいと願っていても、仕事に情熱を注ぐ女性が妊娠・出産を望まないことも今は珍しくありません。
パートナーが子供好きか、どんな子育てをしていきたいと思っているか確かめてみましょう。
自由に使える時間について
他人同士が結婚して夫婦になるわけですが、結婚して家族になってしまうと、どうしても個人の時間が少なくなってしまうのは仕方がありません。
結婚を気に趣味を辞めてしまう人、外に出て遊ばなくなる人が増えますが、自分の時間が全くなくなってしまうのも、辛く寂しいものがあります。
支配欲が強くて束縛をしたがるパートナーを選んだ場合は、自由に使える時間が急激に減ってしまうことを覚悟の上、結婚を決意した方が良さそうです。
結婚しても続けたい趣味があるのであれば、パートナーにそれを伝え、その代わりパートナーにも自由に使える時間を楽しんでもらいましょう。
お互いの両親について
結婚したら必然的にお互いの両親との付き合いが始まります。
彼の事は好きだけれど、義父母とどうしても上手く付き合えないなどの悩みもよく聞かれます。
そこで、妻の味方になってくれるような夫であれば安心できますが、マザコン気味でお母さんの言いなりになっているような男性を夫にすると、長い結婚生活に不安が翳ります。
その逆も然り。
お互いの両親を大切にして、良い関係を築いていく為にも、パートナーの両親について知っておいた方が良いでしょうし、パートナーと両親の距離感や価値観を考慮すると、新しく家族に加わった時にも良い関係になるでしょう。