良く言われることですが、一番好きな人よりは二番目に好きな人と結婚するのがいいみたいです。
二番目に好きな人と結婚したのなら、心の中には一番好きな人の存在が残っていそうで、やっぱり一番好きな人と結婚するのが良さそうな気がしますよね。
でも、いろいろと考えてみたら、一番好きな人と結婚すると、思いがけない困ったことも起こってきそうなのです。
好きな人と結婚するのは良くない理由
悪いところも見えてくる
いつも頭がいっぱいになるくらい大好きだった人と結婚できたら、しばらくはとても幸せだと思います。
みんなに祝福される結婚式や新婚旅行の思い出も残っているうちに、好きな人の寝顔を見ながら眠りについて、ふわふわした気持ちのまま生きていけたら良いですよね。
ところが、一緒に生活していると、イヤでも見えてくるものがあります。
お付き合いしている間には全くわからなかったり、気づく余裕もなかった面もあるかもしれません。
相手のことが好きで、冷静な判断ができなかったこともあるでしょう。
人間ですから、あなたも相手も完璧な訳はありませんが、相手が大好きだったほど、気持ちは冷めていくばかりです。
理想が壊れる
ずっと一緒にいることで、可愛いなと思える発見もあるのとは反対に、見たくなかったことを見てしまったり、気になることも出てくるかもしれません。
些細なことに幻滅が重なって、大好きだった人に対する理想は崩れていきます。
その理想は自分の恋心が作ったもので、実際の相手とは違うものだったのかもしれませんが、理想が壊れていくことで、がっかりしますよね。
最初からあまり期待していない相手だったら、プラス面が見えてくるのですが、大好きな相手だと、そこから気持ちをマイナスしていってしまいますね。
行動が心配になる
とても好きな相手と結婚したなら、相手の行動も心配になります。
仕事からまっすぐ帰って来ない日は、どう過ごしているのか、一緒にいない時間に何をしていたのか、考えるとキリがありません。
直接相手に聞くのも、こっそり携帯などチェックするのもよくないですね。
相手にも自由な気持ちがあります。
あなたを心配させないために一緒に過ごすようにしてくれたとしても、気分や体調次第で素っ気なかったり、いつでも笑顔でいられない時もあります。
大好きな相手の行動や心が気になってしまう人も多いと思いますが、束縛をしないようにしましょう。
相手を信頼して自由をあげるのも優しさです。
自分が追っている側
愛情は、自分が多いときもあれば、相手が多いときもありますね。
お互いにくっついていたり、少し遠ざかることもあります。
愛情のバランスは変わるものですが、大好きな人と結婚したとき、好きなのは自分ばかりと感じてしまうと疲れます。
相手のために行動して、頑張って無理を続けていると、むなしくなる瞬間がやってくるかもしれません。
自分ばかりが好きだから尽くしていると。
本当にそうとは限りませんが、相手の愛が感じられなくて寂しいときはありますよね。
愛情表現は強制するものではないので、自分の心を変えるしかないですよね。
でも、まずはリラックスして、頑張っている自分を認めてあげましょう。
相手も自分を愛してくれているか
自分が追っている側であると感じるのと似ていますが、相手も自分を愛してくれているか不安になるときもあります。
特に、自分が好きなほど、相手は自分を想ってくれていないかもしれないのは寂しいです。
ただ、相手の愛情表現はあなたとは違う方法かもしれないです。
あなたが気がついていないこともあるかもしれないので、ゆっくり見回して探してみてはどうでしょう。
急に、相手の愛情があなたと同じ量になる訳ではありませんが、少しずつ育っている最中かもしれません。
将来は、相手の方があなた以上に愛してくるかもしれないので、気長に幸せを作っていきましょう。
好きなところを見つけにくい
大好きな人のことはたくさん知りたくて、お付き合いする前からじっと見つめていたり、相手のことを結構良く知っていたのではないでしょうか。
お付き合いして、結婚するとある程度の性格もわかったかもしれません。
今、知っている以上に新しい発見をするのは人によっては難しいです。
必死に観察するのも、うっとうしがられるでしょう。
あなたが相手を大好きなほど、実は新しい好きなところは見つけにくいです。
それどころか、嫌いなところや気になるところが目に入るようになってきます。
それも、気持ちがゆっくり冷えていく原因の一つですね。
思いやりがあれば大丈夫
ここまで、一番大好きな人と結婚すると良くない理由を書いてきましたが、悪いことがあるからと言って結婚をやめる必要はないので、安心してください。
むしろ、一番好きな人と結婚できるならそのチャンスを逃さずに。
どんな相手と結婚したとしても、相手だけではなく、2人の関係を作っていくのはあなたの力も必要です。
悪いところが見えて気持ちが冷めるなんて言わずに、そこに妥協したり、許しながら一緒に暮らしていくのです。
最初はあなたの方が好きでも、相手がだんだん追いついてくるように、生活が楽しくなるよう心がけてみてください。
相手に求めるのではなく、思いやりを持って接するのが幸せの近道です。