男性不信とは、男性の事を信じられなくなってしまい日常生活においても支障が出てきてしまうような状態のことです。
主な症状としては、男性と触れることができない・話すことができない・信じることができないなどが基本的なものとなります。
そこから発展すると常に疑り深くなってしまったり、あることないことを妄想してしまったりする症状などが見受けられます。
これはかなり危険な状態なのですが、まだそこまで症状が出ていないという人もいるでしょう。
そこで今回は男性不信かどうかチェックする方法についてご紹介していきますので、是非試してみてください。
また男性身になってしまう原因についても触れていますので、合わせて最後までご覧ください。
そして以下の記事では男性目線による男性不信な女性への接し方などについてご紹介していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

男性不信かどうかチェックする方法とは
すぐに誘いを断ってしまわないかどうか
男性不信に陥っている女性は、できる限り男性とは深い関係になりたくないと思っています。
裏切られたり、ひどい仕打ちを受けたという苦い経験が原因になっているため、同じ失敗を繰り返したくないという感情から、男性を避けるようになってしまいます。
適度な友人関係を築くことができても、当然それ以上の関係にはなりたくないと考えているため、1対1の関係を嫌がったりします。
男性に食事に誘われても、どこかへ遊びに行くことに誘われても、ことごとく断ってしまい、接触さえも避けるようになります。
相手の男性に好意を抱いていたとしても、苦い経験が邪魔して、知らず知らずのうちにそれ以上の関係を築くことをストップしてしまうのです。
友人でいる時はいい関係性を築いているのに、2人きりになろうとすると避けてしまう場合は、男性不信に陥っている可能性が高くなります。
男性と関わろうとしていないかどうか
恋人関係だけでなく、友人としてさえも、男性との関係を築こうとしない女性は、男性不信に陥っている可能性があります。
見た目も美しく、性格的にも何の問題もないのに、恋人はおろか、なぜか男性の友人さえいないという女性は、男性との関係そのものを、避けているのです。
これまでの男性とのかかわりの中で、嫌な経験をしてしまったことで、男性との関係を断とうとしていることが多く、そのため友人や知人関係を築くことさえも、放棄してしまっているのです。
意識してそうする場合もあれば、自分では気づかないうちに、無意識に男性を避けていることもあります。
自分自身で、男性不信になっているかどうかや、もしくは気になる女性が男性不信になっているかどうかが気になる時は、周りにいてその人と接触している人間をよく見てみると、その答えが自然とわかります。
現在築いている周りの人との関係性から、男性不信に陥っているかどうかが見えてくるのです。
男性の言葉を信じられないかどうか
女友達の言うことは何でも信じられるのに、男性の言うことは、相手が友人であろうと上司であろうと、イマイチ信用できないと思う時は、男性不信に陥っている可能性があります。
誰に対してもそう感じるのではなく、男性の言葉や行動に対してだけそう感じる時は、なおさらです。
男性の発する言葉や行動だからこそ、信じられなくなっているのです。
恋人でもなく、普通に友人関係にある男性や、身近にいる上司の中に、信頼できる人がいるかどうかと考えた時、誰も思い浮かばないような時は、男性を信用していないという1つの証拠にもなります。
過去に、男性からされたことや言われたことに、いつの間にか傷ついていたりすることで、自然と今周りにいる男性の言葉まで信用できなくなってしまっているのです。
自分の周りにいる男性との会話や、何かを一緒にする時に、その人に対してどのような感情を抱いているかを、自分の中で改めて確認することでも、自分の男性に対する意識が見えてきます。
恋愛ができなくなっていないかどうか
過去の恋愛によるトラウマも男性不信の大きな原因になります。
パートナーに浮気された経験や嘘をつかれていた経験などがこれにあたります。
信じていた人に裏切られるのはとてもつらいことなので、もう2度と男性のことを信じられなくなったり、信じるのが怖くなってしまうので、恋愛に対して前向きになれません。
また、自分で選んで付き合った相手ということもあり、自分の見る目がないのではないかという自己嫌悪に陥ってしまいます。
新しい出会いや関係を始めるためには、決断することが必要なので、自分の見る目に自信が持てないままでは次の恋愛が始められなくなります。
人間には自分を守ろうとする自己防衛の本能が備わっています。
出会いから逃げてしまうのは、男性不信から来る自己防衛の本能がはたらいでいるためです。
世の中の男性はすべて同じと考えていないかどうか
男性不信になった原因で多いのが、過去のなんらかのトラウマです。
電車で痴漢にあったことや、父親や彼氏などの身近な男性から暴力を受けたことがある、または職場の上司や先輩からのパワハラやセクハラなどの経験がトラウマとなり、男性不信に陥ってしまいます。
被害を受けた女性にはなにも落ち度はないですが、その加害者個人が悪いのであって男性すべてが悪いというわけではないのも事実です。
男性不信というのは、このことを理解できずに男性全員に対して同じような拒否感を感じてしまっているというわけです。
また、女性すべてが同じではないのと同様、男性も同じではないと頭では理解していても、どうしても体が拒絶してしまうということもあるでしょう。
なかなか克服できないつらい経験ですが、まずは頭でしっかりと、個人の問題ということを理解することが重要です。
人混みが怖いかどうか
男性の事が信じられないという女性は、人混みを怖いと感じてしまう事が多くなっていて、これは男性不信に加えて人間不信にもなっている可能性が高いです。
ただ、より正確な表現をするならば人混みそのものではなく、不意に聞こえてくる物音や大きな声などに強い恐怖を感じていると言え、これが深刻な状態になってしまうといわゆる引きこもりになります。
さらに、この物音や大きな声が怖いというのは過去に男性から暴力的な行為を受けたり、大声で何度も罵倒された女性に多く見られ、男性が恐怖の対象になってしまっているケースも多いです。
その為、人混みを歩いているだけでも男性を見れば暴力を連想しますし、中には男性の声を聞いただけでも同じ様な恐怖を覚える様な女性もいらっしゃいますので、人込みの中を平気で歩けるかどうかで判断するのは有効な方法になります。
男性不信の原因とは
男性からの暴力で
男性不信になってしまった女性の背景には、様々な原因が存在しています。
一番多いのは過去の嫌な経験が原因となっているのではないでしょうか。
成長過程の中で負った大小さまざまな出来事がトラウマとなり、男性から距離を置きたいと思ってしまいます。
兄弟や父親などの家族から暴力を受けていたり、職場でのセクハラやモラハラなどもこれにあたります。
また、学生時代のいじめの経験などは、社会に出てからも男性への不信感として心の中にずっと残ってしまいます。
逃げることのできない環境で、避けることのできない関係性の人から受けたそういう被害が引き起こす心の傷は、とても深く厄介なものです。
そういうトラウマは一人で克服するのがなかなか難しいので、専門的な医療機関などに相談し心のケアをお勧めします。
彼氏に浮気された経験で
信頼している人に裏切られるのはもっともつらい経験です。
ましてやそれが彼氏ともなると、その人を信じられなくなるばかりか、恋愛や出会い自体に腰が引けた状態、つまり男性不信に陥ってしまいます。
これも一つのトラウマともいえますが、この手のトラウマが厄介なのは、相手が自分で選んだ信頼した人であるという点です。
「自分の見る目がないのでは」や「浮気の原因が自分にあるのではないか」など、自分を責めてしまい、自己嫌悪に陥ってしまいます。
そういう思いを二度としたくないという、自己防衛の気持ちが働き、男性を信じることができなくなるというわけです。
こういう気持ちは時間が解決してくれることもあります。
また男性を信じてみようと思えるまで、またはそういう男性が現れるまで待ってみるのも一つの良い方法です。

痴漢にあったことで
痴漢にあってから男性への嫌悪感が生まれ、その結果男性不信に陥ってしまう人はとても多くいます。
日本は安全な国ですが、痴漢の発生率はとても高いとされ、いくら気をつけていても遭遇してしまうことがあります。
被害にあった女性が自己防護のため、「できるだけ男性とは関わりたくない」と思い、男性を避けてしまったり、嫌悪感を持ってしまうのは仕方のないことです。
痴漢はひどい犯罪行為ですし、被害に合ってしまった女性にもまったく落ち度はないですが、しかしすべての男性が同じように悪いわけではないのも事実です。
ただ、そういうことが頭ではわかっていても、酷い経験はすぐに忘れることはできませんよね。
これは男女どちらにとっても不幸なことですので、社会的に意識を変え、痴漢をなくしていくしかありません。
男性からのひどい暴言で
暴力だけでなく、男性からひどい言葉を投げかけられ、その言葉によって心がひどく傷つけられたという経験をすることで、男性不信に陥ってしまいます。
女性にとって男性からの言葉は、とても重みがあるものです。
それが恋人だったり、身近な人だったり、とても信頼のしている人からの言葉だったりすると、なおさら心に大きな傷を負うことになります。
負ってしまった傷が大きければ大きいほど、当然ながらその男性との関係は、修復することができなくなってしまいます。
女性は男性から投げかけられた言葉に傷つくと、なかなか心から離れなくなってしまい、その傷は想像以上に大きなものとなります。
そんな経験がトラウマとなり、他の男性のことまでも信用できなくなってしまうのです。
暴力は「体」に対して、暴言は「心」に対して大きな傷を負うことで、男性不信に陥ってしまうのです。
元彼とひどい別れ方をしたことで
浮気以外でも元恋人でもある男性との別れ方が、納得できないものだったり、つきあっていた時の関係そのものを否定してしまうような別れ方だったりすると、男性不信に陥ってしまうことがあります。
別れの際に、自分は元彼のことをとても愛していたのに、相手は自分ほど愛してくれていなかったことがわかったりすることで、深く傷ついてしまいます。
恋人という誰よりも信頼していた人と、愛情関係を築けていなかったという事実に、心が大きな傷を負い、男性のことが信用できなくなってしまうのです。
つきあっていた時の関係性さえも嘘だったような気持になり、大きなショックを受けた経験が、忘れられなくなります。
男性が何を考えているのかわからないと感じることで、恋愛関係はおろか、他の男性と人間関係を上手に築くことにも、恐怖心を覚えてしまうようになるのです。
父親との関係性で
男性不信に陥ってしまう原因は、何も他人との関係性の間にだけあるとは限りません。
女性にとって初めて接する異性ともいえる、父親との関係性がうまくいかなくても、男性不信の原因となってしまいます。
女性にとって父親とは、人生の中で1番最初に人間関係を築く異性であり、どんな男性よりも信頼できる男性であるはずです。
ですが、父親とそんな関係性が築けず、父親のことを信用できない人間だと認識してしまうことで、男性不信に陥ってしまうのです。
誰よりも身近にいて、誰よりも信頼できるはずだった父親との関係性がうまくいかないことで、男性に対するイメージまで悪くなり、男性が信用できなくなってしまいます。
それだけ女性にとって父親とは、男性としての象徴であり、これから自分が他の男性と築いていく関係性を、左右してしまうほどの重要な存在なのです。
男性不信を克服するには時間をかけること
いかがでしょうか。
あなたに当てはまるような原因があったかもしれませんね。
男性不信になるパターンとして二つに分けられます。
一つは、一回の出来事で強烈なインパクトがあり、それが脳裏に焼き付いてしまうケース。
そしてもう一つが、小さい頃からの積み重ねで、それぞれの出来事はそんなに大したことはないけれども次第にフラッシュバックするようになってしまうケース。
男性不信を克服するには、やはりその原因を確認することが最も適切です。
それは自分と向き合わなければいけないのでかなり抵抗があることでしょう。
もしあなたが本当に男性不信を解消し、克服したいと考えているのであれば、カウンセリングを受けることがベストです。
では一体どの病院に行けばいいのか。
やはり基本なのは心療内科でしょう。
そこであなたに合う先生をしっかりと見つけるまで探し続けることを諦めてはいけないことがとても重要です。
心療内科はどんな治療をとるかも重要ですが、それ以上に先生との相性もかなり大切になってくるので決して怠ってはいけません。
ただ現在の生活にそこまで支障が出ていないのであれば、時間をかけて少しずつ解消し克服していくのがベターかもしれませんね。