
聞き上手な人の特徴とは
人の話を最後まで聞く
聞き下手な人は話の途中で自分の意見を言ってしまいますが、聞き上手な人は話を遮ることはせず、話が終わってから発言します。
話が遮られないので、相手は最後まで自分のペースで話をすることができます。
また、リラックスして話せるので自然と感情を吐き出すことができ、本音がぽろっと出てくることも少なくありません。
気持ち良く話ができたことで満足感が得られ、聞いてくれた相手に対して良い印象を持つのです。
聞き下手な人は相手の話に共感しているつもりで、自分の言葉をはさんでしまうことがあります。
全く悪気がなくても途中で自分の話をしてしまうと、相手は「自分の話を奪われた」と感じて嫌な気分になってしまったり、集中力が途切れて話す意欲を失ってしまいます。
話の内容を把握するための確認の質問以外は、話が終わってからにしましょう。
否定をしない
聞き上手な人は、相手の話を否定する言葉は使いません。
自分の意見と合わない場合でも否定や批判をせず、最後まで聞き役に徹します。
だからといって自分の意見を変えたり迎合しているわけではなく、相手の考えを「受け止めているだけ」なのです。
納得できない意見に対しても、「あなたはそういう考えなんだね」と理解するだけに留めるだけ。
話し相手は、自分の意見が否定されないことで受け入れられたと感じ、理解力がある人だと信頼を寄せるようになります。
話の内容によっては否定をすることも必要ですが、聞き上手な人は、最初はまず聞いて受け止める忍耐力と包容力があります。
大人になれなるほど、自分の価値観が確立されてきます。
相手の価値観を否定したり、自分の価値観を押し付けたりせず、自分とは違う考え方があるんだな、勉強になったと広い視点でとらえられるのが、聞き上手な人の特徴です。
好奇心が強い
話をしている人は、相手がどんな態度で聞いているか気になるものです。
興味なさそうに、薄いリアクションで話を聞かれていると、自分の話に興味がないんだなとガッカリしてしまいます。
「うん、うん」「そうなんだ」と興味がありそうなフリをして適当に返事しても、実は相手は見抜いています。
聞き上手な人は、相手の話を興味深そうに聞くことができるので、話し相手を気持ち良くさせることができます。
知的好奇心が強いので、演技ではなく、新しく聞く話に新鮮味を感じているのです。
知的好奇心が強い人は、話し相手の知識を吸収しようとしたり、経験談から学ぼうとしたり、意欲を持って話を聞くことができるのです。
興味を持って話を聞くので、質問も自然と深みがあるものになります。
話している方はその姿勢をくみ取り、気分よく話をすることができるのです。
相手のペースで喋らせる
聞き上手な人は相手のペースに合わせて話を急かしたりはしないのが特徴でしょう。
話がわかりにくかったり、落ちが見えない場合でも根気強く相手が話すのを待つことができます。
「だから何」や「どうして欲しいの」などという質問を挟むと、相手は委縮してしまってちゃんと話をすることができなくなってしまいます。
相手が思うままに話をさせてあげることが出来る人が聞き上手と言えるでしょう。
相手は話しながら考えをまとめている場合があります。
そんな時に相手のペースを乱してしまうと考えがまとまりきらないまま話が進んでしまい、結局満足いかないまま会話が終わってしまいます。
話を聞くと言うことはある意味、忍耐でもあります。
話があまり得意ではない人と対する時にも焦れることなく、相手のペースを大切にしながら会話ができる人が聞き上手な人です。
相手の言葉に反応する
聞き上手な人は相手の言葉に対する反応のバリエーションも豊富です。
誰だって相手がしっかりと反応を示してくれないとなかなか話す気持ちも続かないものです。
しっかりと反応をすることで相手に気持ち良く喋らせることができるのが聞き上手な人の特徴です。
聞き上手な反応としては相槌を入れる、話している相手の目を見てところどころで頷いてみせるなどがあります。
表情も重要で、目を見開いて驚きを表現したり、相手の言葉に笑ってみることで自分の話がしっかりと伝わっているとうことが相手にもわかります。
反応が返ってくることで相手も気持ち良く話をすることができるようになります。
さらに進むのであれば相槌を打つ時には相手の言葉を復唱すると効果はアップします。
言葉の意味がしっかり伝わっていますというアピールが重要なので、時折質問を挟むなども相手の言葉を引き出すコツの一つです。
共感力が長けている
聞き上手かどうかのポイントは相手に対する共感力です。
相手の話に対して共感を返すことで、より信頼感が高まり話が盛り上がっていきます。
その話に対して「わかる、わかる」と返すことが出来るだけでも共感していることは伝わり、相手はもっといろいろと話してくれるようになるでしょう。
話をしている時に相手は少なからず同調してもらいたいと思っています。
話してみて共感が得られないと思えば、その話題はもう出してくることもなくなってしまいます。
相手の気持ちを酌んで、その話に理解を示すことが信頼関係を強くしてより多くの話を引き出すことができます。
聞き上手な人はこの共感する能力に長けているのが特徴と言えます。
共感されることで話す側も楽しくなって、気持ちを共有しようという気になりより会話は弾んでいきます。
相手がもっと話したくなるように共感を示すことが出来るのも聞き上手な人の特徴です。