子煩悩な男性の特徴や性格|子煩悩で知られる芸能人とは

子煩悩と聞くとあなたはどんなイメージを持ちますか?我が子が大好きな、子どもに愛情をたっぷり注ぐ人というイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

子どもを持つ親として「子煩悩になりたい」「子煩悩と言われたけど、やめた方が良いのか」また「結婚するなら子煩悩な人が良い」など考えている人は多いはずです。

そこで今回は、子煩悩の意味、過保護との違い、子煩悩な男性の特徴や性格から、子煩悩アピールがうざい理由、メリットとデメリット、子煩悩になる人の見極め方など詳しく紹介していきます。

子煩悩の意味とは

子煩悩とは、平常心がかき乱されるほど子どものことが気がかりである様子を意味します。「子」と「煩悩」を組み合わせた言葉が語源となっており、子は子どものこと、煩悩は仏教用語で人を悩ます欲望を指します。

つまり、子煩悩とは我が子から生じる煩悩であり、他の人と比べて並外れて子どもを可愛がることを表しています。我が子のことが大好きで、常に気にかけている人が子煩悩であり、気分で子どもを可愛がる人は子煩悩とは言いません。


子煩悩は褒め言葉?

子煩悩とは、身近にいる我が子から生じる煩悩であり、子どもが大好きでとても大切に思っているという褒め言葉として使用されます。一般的に「子煩悩なパパで素敵ですね」と言うように母親よりも父親に対して使われるケースが多いです。

ただし、基本的には褒め言葉として使用される子煩悩とですが、他人に迷惑をかけている場合は、悪い意味で使用されます。良い意味か悪い意味かは、その場の雰囲気や話の流れで判断する必要があります。

子煩悩と過保護の違い

子煩悩の類義語として使用される過保護とは、必要以上に我が子を甘やかしたり、盲目的に我が子の欲望や要望を叶えてしまったりすることを指します。どちらの言葉も、子どもに対して愛情深いという点は同じと言えますが、言葉の意味するニュアンスが違います。

一般的にはポジティブな意味で使用される子煩悩とは違い、過保護という言葉はあまり良い印象ではありません。過保護は我が子のことだけしか考えていないというネガティブな意味で使用される場合が多いです。

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チェック!子煩悩な男性の特徴

子煩悩な男性は、愛する我が子のことを、心の平安が保てないくらいとても大切に思っている人です。では、あなたの周りの男性は子煩悩かそうでないのか気になりますよね。

ここからは、子煩悩な男性の特徴を5つ紹介します。是非あなたの周りの男性をチェックしてみてください。

他人の世話を焼くのが好き

子煩悩な男性は、他人の世話を焼くのが好きな点が特徴です。困っている人がいたら放っておけず、普通の人は面倒だと感じる場面で他人の手助けをするタイプです。

自分よりも他人を優先する少しおせっかいな面もありますが、面倒見が良く協力的なため、さまざまな場面で頼られる傾向が強いです。

仕事後に家族との時間を作る

子煩悩な男性は、仕事のオンオフの切り替えをしっかりする人が多いことが特徴です。なぜなら、家族のために責任を持って仕事をし、終業後は父親として家族との時間を作りたいと考えているからです。

仕事の疲れを子どもと接する時間の中で癒したいタイプであり、職場での付き合いは必要最低限にとどめます。仕事人間ではなく、仕事とプライベートのバランスを上手に取る人であると言えます。

待ち受け画面が家族の写真

子煩悩な男性は、スマホなどの待ち受け画面に子どもや家族の写真を使っている人が多いです。いつでも大好きな家族の写真を見たいという気持ちの表れでしょう。

また職場のデスクに写真を飾っている人も、子煩悩の可能性が高いです。誰でも見れる場所に写真を置いても恥ずかしいと感じないほど、家族のことを大切に思っているのです。

家事や育児を積極的に行う

子煩悩な男性は、妻に家事や育児を任せっきりにせず、積極的に行う点も特徴に挙げられます。子煩悩アピールで、手が空いた時にたまに手伝うのではなく、家族の笑顔のために、率先して家事や育児をします。

子煩悩な人は、最初は家事や育児が上手にできなくても、どうしたら役に立てるかを考えて努力ができるタイプであると言えます。

子どもの意見を尊重する

子煩悩な男性は、子どものことをとても大切に思っているため、こどもの意見を尊重します。頭ごなしに否定したり、怒鳴ったりは決してしません。

まずは、話を丁寧に聞き、子どもの立場に立って一緒に問題解決に努めようとします。父親としての威厳を出して偉そうにするのではなく、子どもを尊重しながら育てていきます。


子煩悩な男性の性格

子煩悩な男性の特徴を紹介しました。では、我が子のことが大好きで、常に気にかけている子煩悩な男性は、どのような性格の持ち主なのでしょうか。

ここからは、子煩悩な男性の性格について5つ紹介していきます。

責任感が強い

子煩悩な男性は、何事に対しても責任感が強い性格です。きちんと仕事をこなし、子どもとの時間を作るために仕事のオンオフを分けますが、その分就業中は責任を持って仕事をこなします。

また、子どもを甘やかすだけではなく、正しい知識を伝えたり誤りを正したり、子どもが健やかに育つために責任を持って子育てに参加します。

心配性

子煩悩な男性は、もともと心配性な性格の人が多いです。何か起きると気になったり、不安になったりするタイプは、子どもが生まれると、我が子の些細な変化が気になって仕方がなくなってしまうのです。

元来持っている心配性な性格が、子煩悩という形で表れると言うことです。

自分が好き

子煩悩な男性には、自分が大好きな性格の持ち主がいます。そのため、自分のDNAを受け継いでいる我が子が可愛くて可愛くて仕方がないのです。

自分が大好きな子煩悩タイプは、自分と同じくらい子どもが大好きで愛情を注ぐ良い面もあれば、客観的に子どもを見れず甘くなり過ぎてしまう悪い面もあります。

自己犠牲的な考えの持ち主

子煩悩な男性には、自己犠牲的な考えの性格の人がいます。もともとの気質として、自分を犠牲にして他人に奉仕する精神の持ち主で、子どものためなら命を投げ出しても良いと思っています。

自己犠牲的な考えを持っている子煩悩タイプは、独身の時は仕事や他人に、子どもが出来ると我が子に自己犠牲の精神で接する傾向が高いです。

自分勝手でない

子煩悩な男性は、自分勝手な性格ではありません。自己中心的な男性は、常に自分の都合で動きますが、子煩悩な男性は何よりも家族を優先します。

気分で自分勝手な行動をするのではなく、約束したことはきちんと守ります。また子どもだけでなく妻への気配りを忘れないため、円満な家庭を築くことができます。


子煩悩アピールがうざい理由

子煩悩な男性とは、一般的にはポジティブな意味で使用されます。しかし子煩悩な男性の中には、子煩悩アピールをしすぎて周りからうざがられてしまう人がいます。

ではなぜ子煩悩アピールがうざいのか理由を5つ解説します。

承認欲求を満たそうとしているから

子煩悩アピールがうざい理由は、周りから褒められたい、認めてもらいたいという承認欲求を子煩悩であることをアピールして満たそうとしているからです。

そのため、自分がどれだけ家族に尽くしているのかを職場の同僚や友人に語ります。「子ども想いの素敵な人ですね」と言われたいがために子煩悩アピールをしているのです。

しつこいから

子煩悩アピールがうざい理由は、しつこいからといった点が挙げられます。周りに我が子がどれだけ素晴らしいかを繰り返し伝えるタイプです。

初めは話に付き合っていた周りの人も次第に「また始まった」とげんなりしてしまうのです。あまりにも続くと「あの人しつこくて嫌い」など陰で噂されてしまうかもしれません。

内心モテたいと思っているから

子煩悩アピールがうざい理由は、内心モテたいと思っている男性がいるからです。家族への愛を全面に押し出している一方で心の中では「家族や子どもに優しい良い男でしょ」とモテたい一心でアピールしている場合があります。

女性はモテるための子煩悩アピールをしている男性を敏感に察知して気持ち悪いと思っています。

隠し事をしている場合があるから

子煩悩アピールをしている男性の中には、隠し事をしている場合があります。例えば浮気や不倫などが挙げられます。最低でうざい男性と言えますね。

子どもが大好きで家事や育児に積極的に参加していることを全面に押し出してアピールしているタイプは、後ろめたいことがあるからかもしれません。

実はそこまで子煩悩じゃない場合があるから

子煩悩アピールがうざい理由は、実はそこまで子煩悩じゃないのに子煩悩なふりをしているからです。本当に子煩悩な人は、アピールなんてしません。

そのため、あえて「毎日子どもとお風呂入っている」「毎週公園で遊んでいる」など誰も聞いていないのに周りにアピールすることで、子煩悩なふりをしていることが見え見えだからです。


子煩悩すぎることのメリットとデメリット

子煩悩な親に育てられた子どもは、健やかに良い子に育つイメージがありますよね。ただ物事には良い面もあれば悪い面もあります。

ここからは、子煩悩すぎることのメリットとデメリットをそれぞれ3つずつ解説します。

メリット

親の愛をたくさん感じて育つ

子煩悩のメリットは、子どもが親の愛をたくさん感じて育つことです。父親が遊んでくれなかったり、仕事が忙しくてかまってもらえなかったりすると、子どもは寂しい思いをします。

一方、親と多くの時間を共有しながら育つ子どもは、寂しい思いをすることもなくのびのび育ちます。母親だけでなく父親からも同じように愛情を感じられる環境は、子どもの精神安定にとても大切です。

子どもが自信を持って成長する

子煩悩のメリットは、子どもが自信を持って成長することです。子煩悩な父親は子どものやることを否定しません。もちろんいけないことをした場合はきちんと誤りを正しますが、頭ごなしに叱りません。

そのため、子どもはどの場面でも自分に自信を持って行動したり、新しいことにチャレンジしようという気持ちを持てるようになります。

家庭円満で雰囲気が良い

子煩悩のメリットは、家庭円満で雰囲気が良いことです。子煩悩な男性は、家事や育児に積極的に参加するため、妻もストレスがたまりにくく安定しているため子どもにも良い影響を与えます。

また母親だけではどうしても解決が難しい場合に、一緒に解決しようとする頼りになる父親は、尊敬され続けます。そのため、子どもが大人になった時も愛される父親として歳を重ねることができるでしょう。

デメリット

子どもに必要以上に甘くなる

子煩悩のデメリットは、子どもが大好き過ぎて必要以上に甘くなってしまうことです。子どもが欲しがる物はなんでも買ってあげたり、悪いことをしているのにきつく叱れなかったりします。

その状態が続くと子どもにコントロールされる親になってしまいます。ダメなものはダメと子どもに毅然とした態度で対応することも、時には必要です。成長したら困るのは、子どもなので、その子を愛しているのであれば心を鬼にすることも時には必要と言えるのです。

夫婦間の教育方針の違いで揉める

子煩悩のデメリットは、夫婦間の教育方針の違いで揉めることです。子どもの習い事や経験させること、進学先など子育ての価値観の違いで毎回喧嘩になってしまう可能性もあります。

子どものためにと思って一生懸命になるのは理解できますが、夫婦仲がギスギスしてしまっては子どもにとって悪影響です。お互いの意見をしっかり聞き、尊重し合う気持ちで最適な答えを導き出しましょう。

心配のし過ぎで過干渉になる

子煩悩のデメリットは、子どもを想うあまり心配し過ぎで過干渉になってしまうことです。子どものやることなすことに口出しや手助けをしてしまうと言うことです。

成長してくると子どものプライバシーを守る必要もあり、過干渉をすることで反対に嫌われてしまう場合もあります。成長に合わせて見守るだけにしたり、必要に応じてアドバイスをしたりするぐらいにとどめることも重要です。


子煩悩になる人の見極め方

子煩悩になる人の見極め方を知りたいと思っている人は多いのではないでしょうか。子育てを一緒にするなら、やはり子煩悩な男性の方が良いですよね。

では、子煩悩になる人の見極め方をお伝えします。結婚予定のパートナーがいる人も、まだの人も参考にしてください。

子どもが大好き

子煩悩になる人は、前提として子どもが大好きです。自分の子どもだけでなく、他の子どもも好きで、目があったら微笑みかけたり、手を振ったりします。

男性の中には、どうやって子どもと接したら良いのか分からないと近寄らない人もいますが、子煩悩になる男性は子どもと関わることが好きで得意な傾向が高いです。

家庭的である

子煩悩になる人は、家庭的な人が多いです。独身時代に一人暮らしをしていて、家事をしっかりこなしたり、記念日を忘れずに祝ってくれたり家庭的な面を持っています。

近年は、共働きが一般的になってきているため、どちらか片方に家事や育児を押し付けるのではなく、平等に分担することで家庭環境を良くしようとしてくれます。

仕事人間でない

子煩悩になる人は、仕事人間ではなく、仕事とプライベートのオンオフをしっかり切り替えます。もちろん仕事は責任を持って取り組みますが、不必要な残業や休日出勤はしません。

基本的に仕事と家庭なら家庭を優先するタイプであり、仕事のために約束を守らないということはありません。

面倒見が良い

子煩悩になる人は、面倒見の良い人が多いです。困っている同僚や部下に対して助け舟を出したり、友人の相談に乗ったりするために周りから信頼されるタイプです。

また人間の世話だけでなく、ペットを飼っていたらその世話も丁寧にします。手助けが必要な存在に何かしてあげたいと自然に思えるため、子煩悩になりやすいと言えるのです。

努力家である

子煩悩になる人は、実は努力家の人が多いです。元来の性格が責任感が強いというのもありますが、家族を守るという使命の元、家庭円満のために、できないことをできるようにします。

例えば、家事の経験がなくても懸命に覚えようとします。そのため、子どもが生まれたら育児にも積極的に関わり、できることを増やして妻と平等に家事と育児を担当します。


子煩悩で知られる芸能人

最近は芸能人にも子煩悩と言われている人が増えており、一般的な言葉として認知され始めていますよね。多くのメディアで子煩悩であることを発信することは、多くの親にとって良い見本になります。

では、ここからは子煩悩で知られる芸能人について5人紹介します。

つるの剛士さん

つるの剛士さんは、理想的な父親として必ず名前が挙がると言っても過言ではない子煩悩な父親です。現在は5人の子どもに恵まれ、夫婦二人三脚で子育てをおこなっています。

芸能人では珍しく育休を数ヶ月取り育児に参加しており、子どものお弁当作りや寝かしつけなどをこなす世の中の母親からは理想の父親として人気が高い人です。

りゅうちぇるさん

りゅうちぇるさんは、これからの日本にあるべき夫婦の形であると若者を中心に人気のある子煩悩な父親です。りゅうちぇるさんは、母乳をあげる以外はなんでもできると語り、家事や育児に積極的に参加しています。

仕事と仕事の少し空いた時間に家事や育児をするために、自宅に帰るアクティブさは世の中の父親のお手本になると言えますね。

杉浦太陽さん

杉浦太陽さんは、2009年に女子中高生が選ぶ、理想の芸能人夫婦で1位、2016年にいい夫婦の日パートナー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。子煩悩な父親として有名で、家事や育児を積極的にこなしています。

子育てで重要なことは妻の機嫌であると語り、家庭円満のためのコミュニケーションを欠かさずに家族と向き合っている子煩悩な父親です。

関根勤さん

関根勤さんは、子煩悩な父親の元祖として有名です。娘の関根麻里さんと親子で活躍しています。そんな関根勤さんは、娘が生まれた時に3つの子育て方針を決めてお互いが尊敬しあえる関係性を構築してきました。

小学生くらいまではなるべく一緒の時間を共有し、子育てに関してはやり切ったため後悔はないと語るくらい子煩悩な父親です。

土田晃之さん

土田晃之さんは、2009年に理想の父親だと思うお笑い芸人で2位に輝いた子煩悩な父親として有名な人です。4人の子どもに恵まれ、一緒にアイドルのコンサートを観に行くくらい仲が良い家族です。

妻の妊娠中に2ヶ月入院した時には、仕事をセーブして家事や育児を担当していました。最初は慣れないことも少しずつ経験を積んでできるようにした子煩悩な父親です。

子煩悩でも尊敬される父親になろう!

 

子煩悩の意味、過保護との違い、子煩悩な男性の特徴や性格から、子煩悩アピールがうざい理由、メリットとデメリット、子煩悩になる人の見極め方など詳しく紹介しました。

子煩悩な父親は、我が子のことを大切で目に入れても痛くないほど愛していますが、時として子どもに甘くなり過ぎてしまう場合があります。

子どもの将来のことを考え、心を鬼にすることも必要です。子どもにコントロールされるのではなく、対等な存在として尊敬される父親になりましょう。

この記事が、子煩悩になりたい人や子煩悩と言われてやめた方が良いのか、また子煩悩な人と結婚したいと考えている人の役に立てれば嬉しいです。