「夫を尻に敷くようなタイプの女性とは結婚したくない…」多くの男性がそう思っていることでしょう。
妻が夫を尻に敷いている状態の夫婦は、一見上下関係があってギスギスした仲の悪い夫婦と思えてしまいますが、実際にはそれでも何の不満も問題点もなく上手くやっている場合も少なくはないのです。
今回は、夫を尻に敷く妻について様々な視点から紹介していきます。
目次
尻に敷くの意味とは
尻に敷くという言葉には、「妻が夫を軽視して思うままに振る舞う」「妻が夫を従わせる」という意味があります。夫婦間で上下関係があり、妻の方が立場が上である状況と言えます。
ネガティブな意味合いのある言葉に思えますが、実際そのせいで夫婦関係が悪いのかどうかは、人によってそれぞれです。
ただ、夫が弱い立場にいて妻の手下であるかのようにも思える表現なので、他者から「奥さんに尻に敷かれてるよね」「旦那さんを尻に敷いてるのね」などと言われると、本人はあまり気分が良いものではないと考えられます。
夫を尻に敷く妻の特徴
夫を尻に敷く妻には様々なタイプの人がいますが、共通点として言えるのは気が強いことです。恋人が気の強いタイプの女性なら、結婚したら尻に敷かれる可能性があります。
ここでは、夫を尻に敷く妻の特徴を紹介していきます。
しっかり者
夫を尻に敷く妻は、しっかり者であることが特徴的です。
自分の意見をしっかりと持っていて常識的なので、夫は太刀打ちすることができません。また、頼りないタイプの男性にとっては頼もしい存在なので、尻に敷かれてるように見えて夫が甘えているだけというケースもあります。
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せっかち
妻がせっかちで何でも先走って行動するタイプだと、いつの間にかどんなときでも妻が主導権を握っている状態になってしまいます。
夫がのんびり屋さんだとより一層その傾向が強くなり、家庭では妻の言う通りにしか動かない尻に敷かれた夫になってしまうのです。
負けず嫌い
負けず嫌いであることも、夫を尻に敷く妻の特徴の一つです。
負けず嫌いの女性は、相手が男性であろうと立ち向かっていく精神的な強さがあります。もちろんそれは家庭内でも発揮されるので、夫との意見の食い違いがあっても決して自分の考えを譲ろうとはしません。夫が根負けし結果的に尻に敷かれた状態になってしまいます。
外ではいい人
家では夫を従わせているけれど、一歩外に出ると礼儀正しくていい人…夫を尻に敷く妻にはこのような特徴を持つ人が多いです。
家と外で人への対応を使い分けることができるのは、しっかりしているからこそです。また、内弁慶になるのは実は本質的に気が弱いからとも言えます。
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家族を大切にする
夫を尻に敷く妻は、自分勝手に振る舞っているように感じられる人ばかりではありません。家族を大切にしているからこそ、しっかり自分が夫・子供を引っ張っていかなければいけないと考えている人もいるのです。
その愛情が伝わるからこそ、夫も妻の尻に敷かれても平気なのです。
夫を尻に敷く妻の心理
夫を尻に敷くという行動の裏には、不安な気持ち、夫への愛情が薄い、単なる甘え…など、人によって様々な心理が隠されています。女心はとても複雑なのです。
ここでは、夫を尻に敷く妻の心理について詳しく紹介していきます。
夫に頼りなさを感じている
夫に頼りなさを感じているから、自分が仕方なく家庭を取り仕切っている…夫を尻に敷く妻は、そのような思いを持っている場合があります。
優しく穏やか、だけど決断力や行動力には欠ける…そんなタイプの男性が夫である場合、頼りないと感じてつい厳しく接してしまうのは仕方のないこととも言えます。
自分の思い通りにしたい
家では自分の思い通りにしたい…そのような少々自己中心的な考えから、旦那を自分の言いなりにしてしまう妻もいます。
このような考えを持つ女性は、親にずっと甘やかされてきたために、家庭を「わがままが通る場所」と認識してしまっている可能性があります。
実は心配性
実は心配性で、不安を解消したい気持ちから夫を尻に敷いた状態になってしまう人もいます。
心配性な人は、不安を払拭するためにどんどん行動を起こしていきます。結婚すると夫にもそれを強く要求するため、結果妻が主導権を握っている夫婦関係になってしまいます。
夫に不満がある
夫を尻に敷く妻は、夫に不満を抱えている場合もあります。
小さな不満が積み重なっていくと、その不満を口に出すのではなく態度で表すようになる女性は少なくありません。妻が夫に命令口調・厳しく当たるのは、そのように積もり積もった不満のやり場がないことが原因の可能性があるのです。
夫を完全になめている
夫を尻に敷く妻の中には、夫を完全になめていて自分のしもべのように思っている人もいます。
このような心理になってしまうのは、完全に夫への愛情がなくなっているからだと考えられます。大切に思えないから、わがまま放題で夫を振り回すことができるのです。
夫を尻に敷くメリットとデメリット
夫を尻に敷くことは、妻にとってはほぼメリットしかないと考えられます。しかし、夫の気持ち次第では夫婦の関係が悪くなってしまう危険性もあるのです。
ここでは、夫を尻に敷くメリットとデメリットを紹介していきます。
メリット
主導権を握れる
夫を尻に敷くことで、結婚生活において自分が主導権を握れるというメリットがあります。
一般的に夫婦間で物事を決めるときなどに最終的な決定権を持っているのは、夫という場合が多いでしょう。しかし、夫を尻に敷くことで、大抵は自分の思う通りに物事を進めることができます。
喧嘩になりにくい
夫を尻に敷くことのメリットには、喧嘩になりにくいということも挙げられます。
喧嘩が多い夫婦というのは、大抵が力関係が対等・もしくは夫の方が上という状態です。夫を尻に敷いた方が、不思議と夫婦関係が良好になりやすいのです。
それは尻に敷かれてくれる男性が優しい性格だからというのも、要因の一つと言えるでしょう。
ストレスがたまらない
夫を尻に敷くことで、ストレスがない結婚生活を送ることができます。
自分自身が主導権を握り、夫には何も文句を言わせない…そんな生活でストレスがたまるはずはありません。
それもこれも夫に妻に対しての優しさ・物わかりの良さがあるからで、感謝すべきことです。
デメリット
夫にストレスを与える
夫を尻に敷くことで妻には全くストレスがたまりませんが、夫にストレスを与えてしまう可能性が非常に高いのは大きなデメリットと言えるでしょう。
いつか尻に敷かれることで夫が抱えているストレスが爆発したら、最悪の場合離婚を言い出す危険性だってあるのです。
対等でなくなる
夫婦の関係性が対等でなくなってしまうのも、デメリットの一つです。
対等な関係の夫婦は、お互いに何でも思っていることを言い合えるため、いつも楽しく仲良く過ごすことができます。上下関係のある夫婦は、その楽しさを味わえないのが残念な点と言えるでしょう。
隠し事をされる可能性も
夫を尻に敷くデメリットには、夫に隠し事をされてしまう可能性があることも挙げられます。
あまりにも夫に高圧的な態度で接していると、夫は妻の逆鱗に触れてしまいそうなことは全て隠そうと考えてしまいます。隠し通せるなら良いですが、発覚した場合夫婦仲はかなり悪化してしまうでしょう。
夫を尻に敷く妻になるには
夫を尻に敷く妻になるためには、あなた自身自分の芯をしっかりと持つことがまず大切です。また、厳しいだけでなく愛情を持って夫に接することもポイントです。
ここでは、夫を尻に敷く妻になるためにはどう行動すべきかを紹介します。
自分の意見をはっきり言う
夫を尻に敷く妻になるには、まず自分の意見を夫にはっきり言えるようになることが重要です。
女性は夫や彼氏との話し合いで、自分の都合が悪くなると黙ったり泣いたりしてしまいがちですが、それではいけません。最後まで凛とした態度で、自分の意見を言えるようになりましょう。
言動に一貫性を持つ
自分の意見をはっきりと言えるだけでなく、言動に一貫性を持つことも大切です。
夫を尻に敷く妻は、考えがブレないからこそ夫を従わせることができるのです。
言うことがコロコロ変わる・言ってることとやってることが違う…このような状態では、夫があなたに主導権を渡そうとは思わないでしょう。
時には優しくする
常に厳しい態度で夫に接するのではなく、時には優しく接しましょう。
夫を尻に敷く妻は、はたから見ると夫に高圧的な態度で接し続けているように見えます。しかし、時には優しく愛情を持って接しているからこそ、夫は尻に敷かれている状態でも妻を愛し続けることができるのです。優しさと厳しさ、メリハリをつけましょう。
言い方には気をつける
夫より上の立場でいたいからといって、暴言を吐いたり、厳しすぎる言い方をしてはいけません。
夫を尻に敷く妻は、賢く冷静沈着である必要があります。暴言を吐くのは感情的な行動で、夫は従うどころか嫌気がさして離れていってしまう危険性があります。
冷静に適切な言い方で自己主張できるようになりましょう。
愛され続ける努力も必要
夫を尻に敷くことができるのは、夫から愛され信頼されているからこそです。愛され続ける努力をしましょう。
家庭での面倒なことや大変なことは全て夫に押し付け、自分は楽ばかりする…そんな状況では、いつか夫の愛は冷めます。一生懸命協力し合って共に暮らしていくことが、夫から愛され続けるためのポイントです。愛があるからこそ夫は尻に敷かれてくれるのです。
夫を尻に敷く妻=恐妻ではない
夫を尻に敷く妻に「恐妻」というイメージを持つ人は多いでしょう。しかし実際は全てがそのようなイメージ通りではなく、夫にとっては「頼りになるしっかり者の妻」である場合も多いのです。
厳しいことを言われても、自分の意見が通らなくても、嫌いにならないのはそれだけ妻を尊敬し尊重しているからこそです。
「尻に敷かれる」という言葉にはネガティブなイメージがありますが、夫婦がそれで幸せで上手くいっているのなら何の問題もないのです。