人望がない上司について、紹介します。
あなたの周りにも、人望がない上司はいませんか。
もしくは、あなた自身が『人望がない上司』というポジションで悩んでいるのかもしれませんね。
ここでは、そんな人望がない上司に注目し、特徴やメリット、人望がない悩みを解決する方法について詳しく見ていきたいと思います。
また、人望がない上司の末路についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
人望がない上司の特徴
まずは、人望がない上司の特徴から紹介します。
周りから『人望がない』『頼りない』と言われてしまう上司には、どんな特徴があるのでしょうか。
人望がない上司の特徴には、以下のようなものがあります。
自分に当てはまるものがないか、確認してみてください。
責任転嫁する
人望がない上司の特徴には、責任転嫁することが挙げられます。
人望がない上司は、何かあったときやチームでミスが発覚したときには、部下に責任をなすり付けることも少なくありません。
通常、上司が責任を取るのが普通ですが、人望がない人は保身に走るため、自分は悪くない、部下が勝手にやったことだ、などと平気で言うでしょう。
関連記事はこちら▽ 責任転嫁する人の特徴や心理|責任転嫁する人の末路とは
手柄を独り占めする
人望がない上司の特徴には、手柄を独り占めすることが挙げられます。
人望がない上司は、下調べや面倒くさい部分を全部部下にやらせ、最後のいいとこ取りをすることが多いです。
たとえば、部下の企画でプレゼンをし、その企画を褒められたときには『自分が企画した』と平気で嘘をつくこともあるでしょう。
部下を褒めない
人望がない上司の特徴には、部下を褒めないことが挙げられます。
人望がない上司は自分が一番だという気持ちが強いため、部下を褒めることはありません。
本当は部下の手柄であったり、みんなの協力ゆえの成功だとしても、部下の仕事ぶりを『そのくらいやるのは当たり前』だと思っているのです。
人によって態度を変える
人望がない上司の特徴には、人によって態度を変えることが挙げられます。
人望がない上司は、人によって態度をガラリと変えることも日常茶飯事。
自分より権力のある人や取引先の社長などにはペコペコして媚びを売っているのに、自分より年下の社員にはキツく当たることも少なくありません。
言動に一貫性がない
人望がない上司の特徴には、言動に一貫性がないことが挙げられます。
人によって態度を変えることからも分かるように、人望がない上司は言動に一貫性がありません。
昨日はA案でと言っておきながら、お偉いさんにBが良いのではと言われた途端、手のひらを返すかのようにB案で進めろと言ったりするのです。
人望がない上司のメリット
続いて、人望がない上司のメリットについて紹介します。
人望がない上司には、実はメリットもあるもの。
人望がなくて悩んでいる人も多いかと思いますが、人望がない上司ならではのメリットがある、ということも心に留めておいてくださいね。
必要以上に気負わない
人望がない上司のメリットには、必要以上に気負わないことが挙げられます。
人望がないということは、周りから期待されたりすることがない、ということ。
それはそれで寂しいですが、言い換えれば必要以上に気負うことがないため、ストレスを溜めにくいのです。
これは、人望がない人の長所とも言えるでしょう。
責任感が大きくなりすぎない
人望がない上司のメリットには、責任感が大きくなりすぎないことが挙げられます。
人望がない上司は、先程も触れたように周りからあまり期待されていません。
だからこそ、『完璧に仕上げなくちゃいけない』などといった大きすぎる責任感を背負わなくて済むと言えるでしょう。
自分のことだけ考えていられる
人望がない上司のメリットには、自分のことだけ考えていられることが挙げられます。
人望がない上司は、部下からも頼りにされていませんから、周りのことを考えることなく自分のことだけ考えていられます。
周りを見渡し、気配りをするのは意外と重労働であり、神経を使うもの。
それらをしなくて済むのはありがたいですね。
周りに気を使わずに済む
人望がない上司のメリットには、周りに気を使わずに済むことが挙げられます。
自分のことだけ考えていられることと似ていますが、人望がない人はあえて周りに気を使う必要がありません。
周りに気を使いすぎて神経をすり減らすことがないというのは、人望がないならではのメリットと言えるでしょう。
頼られないから気楽
人望がない上司のメリットには、頼られないから気楽というものが挙げられます。
人望がない上司は、最初から部下に頼られることはありませんし、どうせ部下から好かれていないと割り切ってしまえば、これ以上に気楽なことなどありません。
仕事で息が詰まることなく過ごせるのも、人望がないゆえのメリットと言えます。
人望がない上司の悩みを解消するには
続いて、人望がない上司の悩みを解消するにはどうすれば良いのか、その方法について紹介します。
人望がないことにはメリットもあるとはいえ、どうせなら『人望がある上司』になりたいと思うもの。
人望がないことの悩みを解消したいのなら、以下のことを実践してみてください。
部下の話をちゃんと聞く
人望がない上司の悩みを解消するには、部下の話をちゃんと聞くことが挙げられます。
人望がない上司は、部下が意見するのを認めない、という考えであるため、部下の意見に耳を貸すことはありません。
人望がない上司の悩みを解消したいのなら、部下のことも一人の人間として向き合い、ちゃんと話を聞くことが大切です。
部下を認める
人望がない上司の悩みを解消するには、部下を認めることが挙げられます。
部下であっても、自分とは違う視点から良い意見を言うことももちろんあるでしょう。
自分が気づかなかったところを指摘してくれたときには、部下にきちんとお礼を言うなど、部下のことを認めてあげてください。
私利私欲に走らない
人望がない上司の悩みを解消するには、私利私欲に走らないことが挙げられます。
人望がない上司は、常に私利私欲に走っており、損得勘定でのみ動いている部分があります。
保身に走るのも、まさにその通りですよね。
私利私欲に走っているうちは、部下からの信頼を獲得することはできません。
何にでも誠実に取り組む
人望がない上司の悩みを解消するには、何にでも誠実に取り組むことが挙げられます。
人望がない上司は、周りから誠実さが欠けている印象を受けていることがほとんど。
人によって態度を変えたり、言動に一貫性がないことからは、誠実さは感じられないですよね。
まずは何にでも誠実に取り組むことを意識していきましょう。
努力を惜しまない
人望がない上司の悩みを解消するには、努力を惜しまないことが挙げられます。
人望がない上司は、部下から見ると『何もしないで威張っている』だけ。
指示や命令だけして自分は何もできない、というのでは、人望など得られるはずがありません。
努力を惜しまず、常に向上心を持って日々を過ごすことが大切です。
人望がない上司の末路
最後に、人望がない上司の末路について紹介します。
人望がないまま過ごしている人、人望なんてなくても構わないと開き直っている人もいるかもしれませんが、人望がない上司のままでいると、こんな末路が訪れるかもしれません。
誰からも慕われない
人望がない上司の末路には、誰からも慕われないことが挙げられます。
人望がない上司は、当たり前といえば当たり前なのですが、誰からも慕われることはありません。
それが気楽でいいというなら構いませんが、誰からも慕われないのは時に言葉にできない虚しさがあるものです。
信用されない
人望がない上司の末路には、信用されないことが挙げられます。
人望がない上司は、誰からも信用されることはありません。
言うことがコロコロ変わったり、人によって態度が変わるわけですから、周りから信用できない、信頼できないと言われるのは当たり前のことですね。
誰も言うことを聞いてくれない
人望がない上司の末路には、誰も言うことを聞いてくれないというものが挙げられます。
人望がないだけでなく、威張ってばかりで何もしないなど横暴な態度で普段過ごしていると、いつか誰も言うことを聞いてくれなくなります。
いきなりボイコットされたり、部下がまとまって退職するなんて自体にもなりかねません。
孤独になる
人望がない上司の末路には、孤独になることが挙げられます。
人望がない上司は誰も味方がいなくなるので、気づくと一人ぼっち、孤独になっているでしょう。
上司という立場ではあるものの、誰も味方がいないというのは精神的にもかなりキツい状態であることは、言うまでもありません。
誘われない
人望がない上司の末路には、どこからも誘われないことが挙げられます。
職場の打ち上げや飲み会があったとしても、人望がない上司には声すらかからなくなります。
誘いたくないから、一緒にいたくないからという単純な理由ではありますが、毎回自分だけ誘われないのも、ちょっと悲しいですね。
まとめ:人望がない上司にならないよう注意
人望がない上司の特徴やメリット、人望がない悩みの解消法、そして人望がない上司の末路について紹介しました。
人望がない上司は意外と多く、人望がないことで悩んでいる人は決してあなただけではありません。
人望なんて必要ないと割り切ることももちろんアリですが、人望を得られるように努力することを忘れないでください。
全員から好かれることはなくても、あなたに着いてきてくれる人はいるはずなので、自信を持ってくださいね。