舌が回る人の特徴|舌が回る人への対処法とは

舌が回る人に対して感じる印象は、人によって様々です。
お喋り上手で羨ましいと思う人もいれば、我が強いイメージがあって好きになれないという人も少なくはないでしょう。
今回は、そんな舌が回る人について紹介していきます。
舌が回るの意味や、舌が回る人の特徴・対処法、更に舌が回る人になるためのポイントも紹介していきます。

舌が回るの意味とは

舌が回るという言葉には、「すらすらと喋る」「口が達者」という意味があります。
同義語には、「滑舌が良い」「弁が立つ」という言葉があります。
これらのことから、舌が回る人とは「よどみなくすらすらと流暢に喋ることができる人」「話術が優れている人」を指していると言えます。
舌が回るの対義語には「舌がもつれる」という表現が該当します。舌が回るという状態とは正反対に、「思い通りに喋ることができない状態」を表しています。

舌が回る人の特徴

舌が回る人の特徴としてまず言えるのは、「頭の良い賢い人」ということです。その点は素晴らしいのですが、喋り過ぎて人を不愉快な気持ちにさせてしまうこともしばしばあります。
ここでは、舌が回る人の特徴を詳しく紹介していきます。

頭の回転が早い

舌が回る人は、頭の回転が早いことが特徴です。
頭の中にどんどん次に言う言葉が浮かんでくるため、途切れることなくすらすらと喋ることができるのです。ただ、じっくり考えてから喋ることがほとんどないので、ときに相手を不快にさせる発言をしてしまう場合もあります。

知識が豊富

舌が回る人は、知識が豊富であることも特徴的です。
よどみなく喋ることができるのは、沢山の言葉を知っているからこそです。また、仕事においても熱心に取り組み沢山の情報・知識を自分の中に取り入れるので、プレゼンや営業ではかなり良い評価と結果を残すことができます。

自己主張が強すぎる

自己主張が強すぎるというのも、舌が回る人の特徴の一つです。
例え周りの反応がいまいちでも、自分の意見やアイデアを自信満々に話し続ける傾向があるため、本人に悪気がなくても周囲の人たちからは「自己主張が強すぎてやりにくい」と悪い印象を与えてしまう場合があります。

人の話を聞かない

舌が回る人は、人の話を聞かないという良くない面も目立ちます。
人が何かを言おうとしても、お構いなしに相手の言葉を遮ってまで発言してしまうことが頻繁にあります。
相手が気の弱い人だと気づいたら独壇場になってしまっているので、苦手意識を持たれやすいです。

嘘が上手い

舌が回る人の中には、非常に嘘が上手い人もいます。
舌が回る人は話が上手く妙に説得力があるため、仕事で失敗したときや、浮気がバレそうになったときなど、様々な場面で嘘をついてごまかすことが得意です。
また、その特性を人を騙して自分が利益を得るために活かそうと考える、かなりあくどい人もいます。

舌が回る人への対処法

職場や友人関係など…身近にいる舌が回る人に対して「やりにくい」と感じている人は少なくないでしょう。接し方を少し工夫してみることで、ストレスなく付き合うことは可能です。
ここでは、舌が回る人への対処法を紹介していきます。

話を聞いて欲しいと先に言う

舌が回る人が喋りすぎで自分の意見をなかなか聞いてくれない…そんな場合には、「話を聞いてもらっていいですか?」と前置きしてから会話を始めましょう。
舌が回る人はついつい相手の話を遮ってしまう癖がありますが、本人にはその自覚がほとんどありません。前もって言っておけば、意識していつもより聞く姿勢を持ってくれるでしょう。

全てを任せる

舌が回る人が自己主張し過ぎで意見交換ができない場合は、思い切って全てを任せるのも方法の一つです。
特に部下がこのタイプだと非常にやりにくいですが、一度全てを任せてみて上司であるあなたが仕事を見守るという形をとってみましょう。仕事熱心で知識も豊富なので、上手くやり遂げてくれる可能性は高いです。

真剣に話を聞かない

舌が回る人と会話しているとなんだか疲れる…そんな場合は真剣に話を聞かないようにするのが一番の対処法です。
仕事の重要な業務内容には耳を傾けなければいけませんが、それ以外は適当に聞き流しましょう。本人は人の反応を気にしないので、あなたが聞いてないことには気づきません。

適度に距離を置く

舌が回る人とテンポが合わなくて精神的にキツイのであれば、適度に距離を置くようにしましょう。
特に穏やかで物静かな人にとっては、絶え間なく喋り続けられるのは苦痛でしかないでしょう。無理に仲良くなろうとせず、程よい距離感で付き合っていきましょう。

場合によっては関わりを絶つ

巧みな話術で騙されている気がする…そのような身の危険を少しでも感じる場合は、完全に関わりを絶ってください。
怪しい儲け話などを持ちかけてくる人は、大抵舌が回るのが特徴的です。相手を少しでも信用できないのなら、言いくるめられる前に離れた方が良いです。
全ての連絡手段を絶ち、二度と関わりを持たないようにしましょう。

舌が回る人になるには

口下手な人にとって、舌が回る人は尊敬できる羨ましい存在でしょう。舌が回る人のようになるには、とにかく自分の発言に自信を持って喋ることが大切です。
ここでは、舌が回る人になるためのポイントを詳しく紹介していきます。

考えてから喋る

舌が回る人になるためには、まず頭の中でしっかりと話す内容を組み立ててから喋るよう意識しましょう。
ぼんやり頭に浮かぶイメージだけで喋っていると、途中で自分でも何を言っているか分からなくなるものです。意識的に頭で台詞を決めてから話すようにすれば、それが習慣となり、慣れれば話すペースも徐々に早くなっていくでしょう。

自分の意見をはっきり言う

舌が回る人になるには、自分の意見をはっきり言うことが大切です。
自分の意見やアイデアをはっきりと言えない人は、喋っている最中に口ごもってしまいがちです。自信のなさや恥ずかしいという感情は捨てて、思っていることは最後まではっきり言うようにしましょう。

相手の顔色をうかがわない

自分の考えを伝えるときに相手の顔色をうかがわないようにするのも、舌が回る人になるためのポイントです。
相手が自分の意見に賛同してないような表情をしたとき、それを過剰に気にする人は急に上手く話せなくなってしまいます。人と考えが違うことを恐れてはいけません。
意識的に人の反応に目を向けないようにしましょう。

知識を身に付ける

舌が回る人のようにすらすらと発言できるようになるには、知識を身に付けることも重要です。
仕事でもっと自分のアイデアを上手く人に伝えたいのであれば、その前に沢山の情報と知識を習得する必要があります。舌が回る人は口が上手いだけでなく、一生懸命勉強しているからこそ説得力が感じられるのです。

積極的に人と会話する

人と会話する機会を沢山設けることで、自然と喋るのか上手になっていきます。
自分の喋りに自信をつけるためには、とにかく日頃から積極的に人と話すよう心掛けることが大切です。その際にはなるべく聞き手に回らず、自分からどんどん発言するようにしましょう。会話の主導権を握ることに慣れると、喋ることが好きになれます。

舌が回る人に苦手意識を持つ人は多い

舌が回ることは、特に仕事においてかなり役立つ特性です。しかし、人間関係においては身近な人達から苦手意識を持たれる場合が非常に多いのです。
その原因は、やはり舌が回る人が人の話を聞けないことにあるでしょう。
お喋り上手は人を楽しませることはできますが、聞き上手な人のように好感を持たれることはほとんどありません。
すらすらと発言することができて、かつ人の話も聞ける…このようなバランスの良い性質の人が、最も周囲の人から良い印象を持たれるのでしょう。