下手に出る人について、紹介します。
あなたの周りにも、やたらと『下手に出る人』はいませんか。
ここでは、『下手に出る人』に注目し、特徴や心理、メリットとデメリットについて詳しく見ていきたいと思います。
また、人間関係を円滑にするための下手に出る方法についても触れていますので、下手に出る方法が知りたい!という人も、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
下手に出るの意味とは
まずは、『下手に出る』の意味から紹介します。
『下手に出る』を辞書で引くと、以下の意味がありました。
- 相手に対して、へりくだった態度で接する
- 自分の立場を低く置いて、相手と接する
『下手に出る』というのは、自分を相手よりも下にみせて振る舞うことを言います。
その結果、謙虚な人と思われることもありますが、『下手に出る』という表現をする場合、『せっかく下手に出てやったのに』など、相手がつけあがるパターンが大半でしょう。
下手に出る人の特徴
続いて、下手に出る人の特徴について紹介します。
下手に出る人とは、自分を相手より下にして、相手に対してへりくだった態度をとる人のこと。
下手に出る人には男性も女性もいますが、どちらにも共通する特徴はこちらです。
平和主義者
下手に出る人の特徴には、平和主義者であることが挙げられます。
下手に出る人は、争いごとやトラブルが苦手な平和主義者であることが多いです。
自分が下手に出ることで、争いごとやトラブルを防げるようになるため、あえて下手に出る方を選んでいるのです。
全ては、日々を平和に過ごしたい気持ちの現れです。
世渡りが上手い
下手に出る人の特徴には、世渡りが上手いことが挙げられます。
こちらは女性に多い特徴ですが、下手に出る人は相手の懐に入り込むことがうまく、すなわち世渡りが上手いです。
長いものに巻かれるように、誰に対して下手に出るのが一番良いかを、瞬時に判断しています。
ずる賢い
下手に出る人の特徴には、ずる賢いことが挙げられます。
世渡りが上手いことと似ていますが、下手に出る人はずる賢い性格をしています。
相手に対して下手に出ることで、『自分はあなたの味方だ』と思わせ、必要な情報などを得ようとしていることもあるでしょう。
人によって態度を変える
下手に出る人の特徴には、人によって態度を変えることが挙げられます。
あえて下手に出ている人は、自分にとって利益があるかどうかで相手に対する態度を変えています。
下手に出る方が利益が得られると思えば下手に出ますが、自分にとってメリットがないと判断すれば、今までの態度が嘘のようにすんなり切り捨てるでしょう。
言葉遣いが丁寧
下手に出る人の特徴には、言葉遣いが丁寧なことが挙げられます。
下手に出る人は、決まって言葉遣いが丁寧です。
へりくだった態度ということからも分かるように、相手に対して常に敬語を使うでしょう。
同僚や年下と話すときにもそのスタンスを崩さず、丁寧な言葉使いをしています。
下手に出る人の心理
続いて、下手に出る人の心理について紹介します。
ビジネスの場において、下手に出る人というのは非常に多い気がします。
しかしなぜ、自分をへりくだって下手に出るのでしょうか。
下手に出る人の心理には、以下のものが挙げられます。
謙遜している
下手に出る人の心理には、謙遜していることが挙げられます。
下手に出る人は、理由はともあれ自分の能力を謙遜しています。
『自分なんてまだまだです』と言うことも、少なくありません。
しかし、実際には能力を隠しているだけということもあるため、注意しなくてはなりません。
トラブルを未然に防ぎたい
下手に出る人の心理には、トラブルを未然に防ぎたいというものが挙げられます。
平和主義者に多い心理ですが、『トラブルを未然に防ぎたい』からこそ下手に出る人もいます。
自分が下手に出てその場が丸く収まるのであれば、それで構わないという気持ちが強いのでしょうね。
本音では見下している
下手に出る人の心理には、本音では見下しているというものが挙げられます。
下手に出る人の中には、下手に出ていると見せかけながら本音では相手を見下していたり、相手をバカにしていることも少なくありません。
相手に対してへりくだっているように見せて、本当は手のひらで転がしているのです。
怒られるのが怖い
下手に出る人の心理には、怒られるのが怖いというものが挙げられます。
下手に出る人は単純に怒られるのが怖くて、相手に逆らうことができない人もいます。
できるだけ下手に出ていれば相手から怒られることもありませんし、何かあっても責任を追求されることもありません。
自信がない
下手に出る人の心理には、自信がないことが挙げられます。
本能的に下手に出る人は、自分に自信がありません。
だからこそ、自分の意見を言うこともできず、相手に対してへりくだった態度をとってしまいます。
このタイプは、自信がつけば下手に出ることもなくなるでしょう。
下手に出るメリットとデメリット
ではここで、下手に出るメリットとデメリットについて紹介します。
下手に出ることにはメリットもあれば、デメリットもあるもの。
あなたにとって、メリットとデメリットのどちらが大きいのかをしっかり見極めて、下手に出るかどうかを考えてみてくださいね。
メリット
人間関係が円滑に進む
下手に出るメリットには、人間関係が円滑に進むことが挙げられます。
自分が下手に出ることで、人間関係が円滑に進むのは最大のメリットだと言えるでしょう。
相手を良い気分にさせておけばトラブルも未然に防げますし、こちらに被害が出ることもないため安心ですね。
相手から情報を聞き出せる
下手に出るメリットには、相手から情報を聞き出せることが挙げられます。
自分が下手に出ることで、相手の懐に入り込むことができれば、有力な情報を引き出すこともできるでしょう。
自分にとって利益がある情報を手に入れることができるため、自分の出世や昇進にも役立つかもしれません。
上司に気に入られる
下手に出るメリットには、上司に気に入られることが挙げられます。
自分が下手に出て相手を敬っているということは、すなわち上司に気に入られるということ。
上司は、自分のことを信頼して従ってくれるあなたのことを、相当可愛がってくれることでしょう。
上司に気に入られて、損をすることはありませんね。
デメリット
相手が調子に乗る
下手に出るデメリットには、相手が調子に乗ることが挙げられます。
こちらが下手に出ていることをいいことに、相手が調子に乗ってしまうのは自分が下手に出るデメリットと言えるでしょう。
物事を穏便に済ませたくて下手に出ているのに、相手が調子に乗ってしまうのでは元も子もありません。
相手がつけあがる
下手に出るデメリットには、相手がつけあがることが挙げられます。
調子に乗ることと似ていますが、あなたが下手に出ることで相手はつけあがり、更に困難な要求をしてくるかもしれません。
相手がつけあがるほど下手に出てしまったあなたも悪いのですが、一度下手に出たことで相手がつけあがってしまったのなら、その関係はしばらく続いてしまうでしょう。
ストレスが溜まる
下手に出るデメリットには、ストレスが溜まることが挙げられます。
自分を下に見せて相手をへりくだった態度を取り続けることは、あなたが思っている以上にストレスが溜まるもの。
気づかないうちに、多大なストレスが溜まっていることもあるでしょう。
必要以上にストレスが溜まるのは、下手に出るデメリットですね。
下手に出る方法
最後に、下手に出る方法について紹介します。
人間関係を円滑にするため、仕事をやりやすくするためなど、下手に出た方が良い場面というのはたくさんあります。
下手に出るのが苦手、やり方が分からないという人もいると思いますが、まずは以下のことから始めてみましょう。
自分から挨拶する
下手に出る方法には、自分から挨拶することが挙げられます。
下手に出るやり方が分からないという人もいると思いますが、難しく考えすぎなくて大丈夫。
まずは、自分から挨拶をすることを意識してみましょう。
明るく笑顔で挨拶をすることで、相手も気分よく1日を始めることができますね。
礼儀正しく振る舞う
下手に出る方法には、礼儀正しく振る舞うことが挙げられます。
媚びを売るわけではなく、相手に対する敬意を払って過ごすようにすれば、自然と礼儀正しく振る舞えるようになるもの。
挨拶や言葉遣い、態度など、当たり前のことをきちんとやるようにしましょう。
関連記事はこちら▽ 礼儀がない人の特徴|礼儀知らずが嫌いな時の対応とは
周囲に気を配る
下手に出る方法には、周囲に気を配ることが挙げられます。
視野が狭い人は、下手に出るのも苦手なことが多いです。
気持ちに余裕を持ち、周囲を見渡してみてください。
そして、困っている人などがいたら、『何か手伝いましょうか?』と自分から声をかけてみてください。
自分の意見を押し付けない
下手に出る方法には、自分の意見を押し付けないことが挙げられます。
下手に出ることと、相手の意見を全て肯定すること、相手に従うことは違います。
自分の意見を言ってはダメということはないので、印象を良くするためにも自分の意見は伝えましょう。
ただし、自分の意見は『伝える』のであり、押し付けてはいけません。
感謝は言葉で伝える
下手に出る方法には、感謝は言葉で伝えることが挙げられます。
上司などにアドバイスを貰ったり、誰かに親切にしてもらったときには、素直に感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。
『ありがとうございます』と言葉にするだけで、相手を敬っている気持ちが伝わりますよ。
まとめ:下手に出ると媚びを売るは違うので注意!
下手に出る人の特徴や心理、メリットとデメリット、そして下手に出る方法について紹介しました。
『下手に出る』と聞くと、相手に対して媚びを売ったりイエスマンになるといったイメージもありますが、下手に出ることとこれらは違います。
特にビジネスの場における『下手に出る』は、下手に出ていると見せかけて相手の懐に入り込むことでもあるので、間違えないようにしてくださいね。