買い物に行って欲しい物を買うと嬉しい気分になりますね。
バーゲンでのタイムセールで「只今のお時間から全品半額」と呼びかけた店には、どっと人が集まりますよね。
買い物をして「楽しい」「お得」という気分に乗せられ、要らない物まで買ってしまい後悔したことはありませんか?
「そんなこと頭では分かっているのに買い物が止められない」と不必要な物を買って後悔してしまうことを「衝動買い」といいます。
「衝動買い」をしてしまう一因として「ストレス」が大きく関係しています。
そこで、今回は「衝動買い」をしてしまう人の特徴、心理に注目しなぜ衝動買いに走ってしまうのか?
また、控える方法や後悔しない買い物の工夫についても紹介します。
目次
衝動買いする人の特徴
衝動買いをする人の特徴として、家に物が多い印象があります。
必要な物だけ買えば物があふれるといったことは起こらないのに、なぜ「衝動買い」をする人は次々と買ってしまうのでしょう?
ここでは「衝動買い」をする人とはどんな特徴があるのか紹介します。あなたも自分が当てはまっていないか比べてみて下さい。
クレジットカードをたくさん持っている
クレジットカードに入会するだけで何千ポイントも、貰えるお得なカードがあります。そのようなカードを何枚か財布の中に所有しています。
クレジットカードの種類が多いと、各々使った金額を把握しなくてはなりません。
それぞれのカードの使った金額が分かっている人なら問題ありませんが、どんぶり勘定の人は気が付けば支払額が残高を越すことがあり、時折「残高が不足してお引き落としができません」と通知がきてしまいます。
セールまで待たない
ショッピングモールやアウトレットにはセールの時期があります。
例えば夏服のセールは7月頃に始まり、夏服の準備時期の5月頃はほとんど定価で売られています。
衝動買いをする人は、気に入った服を見つけるとセールを待たず定価で購入します。もちろん、セールまで待った場合気に入った商品が無くなってしまう可能性はあります。
しかし、大型ショッピングセンターに陳列してある似たようなボトムスはセールでも残っていることが多いです。
それでも、気にせず定価で購入します。
ネットショッピング「還元祭」が好き
スマホやパソコンから気軽に何時でも欲しいものが買えます。
店舗で買うより、安く買える物や家まで配達してくれるのでとても便利なので利用する人も多いですね。
衝動買いをする人は、ネットショップで「今なら〇〇%相当が戻ってくる」を観るとつい買ってしまいたくなります。
プチプラな服装でハイブランドの物を合わせる
一目で分かるハイブランドのアウターにプチプラのボトムスを合わせていることや、全身プチプラにハイブランドのバックを持っていて、ちぐはぐな私服をしています。
本当は全身ハイブランドで統一したいところですが、金銭的に厳しいのでできません。
しかし、セレブが持つようなブランドを持つと「私、いい物持っているのよ」と気持ちも大きくなれる自己満足のために買ってしまうようです。
給料日前に「お金ない」といつも言う
給料日前になると「お金がない」と言うのが定番です。
給料が出ると、気が大きくなってしまうため少々高い物でも気にせず買ってしまいます。
給料日前1週間は切り詰めて生活するからか、その反動もあるようです。なので「この間いれた1万円札がもう無い」ことが最初の15日で増えてしまい、気がつくといつも給料日前に「お金ない」と言ってしまうのです。
衝動買いする人の性格
他人と自分を比べやすい性格のようです。
なので、人が持っているものが欲しくなりやすいことや、勧められたら断りにくくなってしまいます。
ここでは、衝動買いをする人はどんな性格なのか?もう少し具体的に解説します。
欲張り
つい、不必要なものを買ってしまうのは欲張りなので何でも欲しがります。子供はスーパーに行くと欲しい物があると「欲しい、買ってよ」と言います。
そんな子供がそのまま大人になったような人です。友達が持っている物も「いいな。それ欲しい」と思い真似して買ってしまうことも。
目に付いた魅力的な物を自分の物にした欲張りな人は衝動買いしやすい性格です。
影響されやすい
他人から影響されやすい人で、友達が衝動買いをする人がいた場合一緒になってどんどんお金を使ってしまうようです。
例えば、友達の世帯収入が多く自由に使えるお金が多いことでいろいろな物が買えます。そのようなお金の使い方に影響され「私も欲しい」と、同じように買い物をしてしまうのです。
押しに弱く断れない
お人よしの人は感じのよい店員さんから「お似合いですよ」と言われてしまうと断りにくくなり購入してしまいます。
他には、店頭販売・試食をして「いかがでしたか?」と笑顔で聞かれたら、そこそこ美味しい程度で買ってしまいます。
家に持ち帰ったら似たような商品があって、「要らなかったかも・・」と思うこともあります。
テンションが上がりやすい
気晴らしに出かけたショッピングモールやアウトレットなどウィンドーショッピングをしていると、段々楽しい気持ちになってきますよね。
素敵な服や靴、雑貨からお菓子までお洒落に陳列しているのをみると、買う予定がないもないのに買います。
普段は買わないような値段のお菓子も、周りの雰囲気に流されテンションの上がりやすい人は衝動買いしやすいでしょう。
悩みを打ち明けることが苦手
弱い自分をさらけ出すことに抵抗がある人です。
愚痴や不平不満はこぼしても、弱った自分はみせたくないので1人で抱え込んでしまいます。
また、すぐに心が折れてしまうメンタルの弱い人も鬱憤を晴らすため衝動買いをして心を満たそうとします。
買い物は家でもすぐにインターネットで買うことができ、気持ちを晴らすことが手軽にできてしまいます。
1人で抱え込み相談することが苦手な人は、身近なことでストレス解消をしてしまうでしょう。
衝動買いする人の心理
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我慢をして地道にコツコツ努力することはなるべくやりたくないタイプです。
また、遊び好きで欲張りなので、お出かけ着をフルコーデして注目を浴びたい人です。
なぜ、地道な生き方をせず衝動買いをしてしまうのでしょうか?
衝動買いをして散財する人の心の奥には深い理由があるのです。
プチ旅行では新しい服が着たい
服や小物をたくさん持っていて、「お洒落を楽しんでいます感」を楽しみたい人です。出歩くときに、新しい服や小物を身に着けて出かけると気分が一気に上がります。
友達と出かける約束が入ると、その時に着る服・小物を買いに行きます。お出かけの楽しみと新しい服の楽しみをダブルで味わいたいのです。
お金のない人と思われたくない
いいと思ったものがあっても、経済的なことや将来のために貯金がしたいといった理由で簡単には買えないことがありますよね。
経済的に余裕のある芸能人が、コストコへ行って爆買いする様子をTVで放送しています。
以前は裕福な中国人が日本で爆買いをしていました。そのような様子から、爆買い=金持ちのすることといったイメージがあります。
友達と買い物へ行った時もケチケチせずお金を使うのは、お金のない人と思われたくないことが考えられます。
寂しい
衝動買いをする・散財する人は愛情が足りず寂しい思いをしている人です。
家族とコミュニケーションがうまく取れない人や、離婚・子供の独立など1人で過ごすことが辛い人は、心の穴を埋めるため自分の周りに物を置いて満たそうとします。
少しでもいいなと思うものを自分の物にした満足感は、一瞬寂しさを忘れさせてくれます。
そのため衝動買いに走りやすくなるのです。
コツコツ貯金してもつまらない
「努力・根性」という言葉は好きではありません。今まで努力しても報われなかった経験があり挫折が多いと「簡単に・手軽に」と、楽な生き方をしたくなります。
例えばコツコツ貯めたお金が一瞬で失うようなことがあった場合、「あの時我慢した努力って何だったのだろう」と考えます。
地道にコツコツ積み上げていかなくても、稼いだお金で欲しいものを買う楽な人生に流されてしまうのでしょう。
喜ぶ顔がみたい
人を喜ばせたい気持ちが強い人は喜ぶ顔がみたさで衝動買いをします。
衝動買いは自分へのご褒美として買う人ばかりではなく、他人にお金を使う人もいます。
家族が好きな物と思うと、たくさんお土産を買ってしまいます。
買えるときには、家族へのお土産だらけになりお小遣いのほとんどを使ってしまうでしょう。
衝動買いのメリット
私たちは日々の生活のため、仕事をしています。他には家事・育児・介護など家の中でも忙しい思いをしている人は多くいます。
仕事も大事ですが、やはり人生の中では「楽しみ」があるのは大事です。
「衝動買い」は、不必要なものを買ってしまう・値引き札をみると買いたくなるなどあまりいい印象ではありません。
しかし適度な衝動買いは、プラスに変わることもあるようです。
ここでは、「衝動買いのメリット」について解説します。
ストレス解消できる
日頃、仕事や家事に追われ1日があっという間に過ぎていくことに「私の楽しみって何だろう?」と考えることもあるでしょう。
欲しいものを買うことは、幸福ホルモンドーパミンが分泌されるので心にはとても嬉しいことです。
つつましく暮らすことは悪いことではありませんが、時には好きな物を買うことはストレス解消に繋がります。
喜んでもらえる
人に物を贈る人にとって、その人のことを考えながら物を選ぶと喜ぶ顔を思い浮かべるでしょう。
出先で家族や友人が好みそうなスイーツがあると買う予定もないのに買ってしまうでしょう。しかし、人が喜ぶ買い物をすると相手が喜んでくれ気前のいい人・優しい人といった好印象が残ります。
相手が喜んでくれ、自分の印象も良くなることはいいことですね。
店が繁盛する
もしも世の中の人が必要な物しか買わない人ばかりだったら、お店は繁盛しません。
物を買う人がいるから、お店は成り立ちます。働く人も増えて経済が回りますよね。
お店の人からすれば、買ってくれる人は神様のような存在でしょう。
適度な衝動買いをする人がいると経済が潤うメリットがあります。
買って良かった商品が増える
やっぱり買って良かったと思う商品に出会えることが増えるでしょう。
例えば便利な家電を買おうか悩んだ末、買ってみた結果あまり使わなくて後悔したとします。
しかし、あるときに買った家電が使えるときが来て「あってよかった」と思うこともあります。
我慢して買わなければ不便なままだったので、「あの時思い切って買って良かった」ということもあります。
日用品セールでは得することもある
衝動買いをすることでかえって得になることもあります。
日用品など新作が発売する前に旧品がお値打ち価格で販売することがあります。今ある商品棚から旧品をさばいてしまい新作を置くため在庫処分するためです。
洗剤などは日持ちするので、この時に多めに購入することで節約に繋がることがあります。コストコやAmazonでは日用品のBIGサイズは、1つの値段は高いのですが長く使えます。
日用品をまとめ買いをすることで、ドラックストアに行く頻度が下がり余計なものを買わずすむのもあります。
日用品の入れ替え時期やセールで「衝動買い」をすることは節約にも繋がるのです。
やめたい!衝動買いを抑える方法や対策
衝動買いをクレジットカードで払ったら、後で請求がきます。現金で払えば、お財布からお金が無くなり、また給料日までつつましく暮らす・・。
いつもその繰り返しになってしまうことに、今度こそは衝動買いの意欲を抑えたいのだけどと悩んでいませんか?
ここでは、衝動買いを抑える方法を紹介しますので参考にして下さい。
買い物リスト通りに買う
買い物リストを見ながら買い物をしましょう。
普段の食料品を買いに行く場合は、あらかじめメニューを決めておき、買う商品をメモしておきます。
無くなりそうな調味料なども日ごろからチェックしましょう。スマホアプリのメモ帳があると便利です。気がついたときに入力すれば買い忘れも防げます。
クレジットカードは極力使わない
なるべくクレジットカードは使わないようにします。
例えばクレジットカード払いを使う場合は、大型家電の時だけにすると他は現金で動くことが多いので分かりやすいですし、後に請求金額に驚くこともなくなります。
キャッシュレス決済を使いたい場合は、先に現金をチャージして使うデビットカードや〇〇PAYを使うと収支が把握しやすくポイントが貯まるので検討してみましょう。
頑張りすぎない
いきなり趣味を持つ、楽しみを見つけると言われても急には見つからないですよね。きっと、他に楽しみがあれば衝動買いに走り後悔することはなかったでしょう。
仕事や家事など大変でしょう。あなたは頑張り屋さんではないですか?
今の生活で大事なことは「無理をしない」ことです。1日過ごす時間の中で少し寛げる時間を作る・仕事は肩の力を抜いてみる・小言を言われたら大事なこと以外は流しましょう。
疲れているときは休む・癒すことを心がける
疲れているときやイライラしているときは買い物をしてはいけません。そんなときはまっすぐ家に帰りましょう。
夜、部屋で寛いでいるときも、ストレスが溜まっているなと感じたらスマホは控えデジタルデトックスをしましょう。そうすることで心も身体も疲れにくくなりますし、下手にショッピングサイトを見ずに済みます。
有酸素運動・ストレッチをやってみる
有酸素運動やストレッチは心身共にリフレッシュできるのでお勧めです。
お子さんが小さいお母さんはベビーカーでお散歩をしてみる、家からなかなか出られない人はYouTube動画でエクササイズをしてみましょう。
少し汗が出る程度でOKです。終わったあとなぜか気持ちがスッキリしますよ。衝動買いを防ぐには、あなたの心・身体を労わることが1番です。
ストレッチをして身体を柔らかくすると関節が痛みにくくなります。身体が硬いと考え方も硬くなりがちです。身体も思考も柔らかく、ストレスに強い身体作りを始めてみましょう。
後悔しないように衝動買いするには
買い物をするのなら、後悔しないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?
でも、心配しないでください。今までさまざまな買い物をして、後悔しなかった人はいません。
ここでは買い物上手さんが普段購入するときに気にしていることを紹介します。
レビューを参考にする
ネットショップではレビュー評価が設けられており、既に購入済みの人の意見を参考にすることができます。
ここでは評価4か5が多い商品であることを確認してください。購入した人の意見では、概ね良好な意見が多いと安心です。
「 商品説明」だけで判断せず、レビューまで目を通してみましょう。
即決せず本当に必要なのか考える
買いたい欲求になったら、本当に必要なのか一旦よく考えてみましょう。
似たような物がないか・持っている物で代用できないか、1つ1つ家にあるものを冷静に考えると「必要ないかも」と、気がつくかもしれません。
お店が遠方の場合は難しいですが、もしネットショップで買えそうな物なら即決しなくてもいつでも買えます。
買った理由が「安かったから」は注意が必要
バーゲンセールで衝動買いをしがちな人は、思わず70%OFFの魅力に負けて少々気に入らない服でも買ってしまうでしょう。
確かに50%OFF以上値引きしているとかなり安くなるので買いやすいですよね。その時に考えて頂きたいのは、2〜30%OFFでも買ったかどうかという事です。
もし、定価や少額の割引だったとしても購入していた商品なら心から気に入った物でしょう。
安いから、お買い得だったから買おうと思う前に、値引きしていなかったら欲しかったのか考えてから購入しましょう。
1人で買い物に行かない
買い物へ行くとき誰かに付き添ってもらうのもいいでしょう。
アウトレットなどお洒落な服が置いてあり、試着すると欲しくなることがありますよね。1人で買い物へ行くと本当に必要なものなのか自己判断になります。
例えば友人や家族と買い物へ行った場合、買うか迷った時に聞いてみることができます。
「その服いいけど、あまり普段では着る機会なさそうだよね」「他の店も見てもいいんじゃない?」など、自分では気がつかなかった意見が聞けることもあります。
第三者の見立てがあると似合わない服を買うリスクも減ります。
高い商品=合う商品とは限らないこともある
値段が高い商品はあなたに合う商品なのか考えましょう。
確かに値段の高いものはいい商品であることが多いですが、だからといって値段の高い方ばかり買うのは後悔するかもしれません。
高価な家電を買うときは、1つ前の型落ちでも新作と余程変わらない場合があります。
特に家電では最高モデルのものはいい商品ですが、その機能が本当に必要なのか考えてみましょう。
買う前に本当に必要なのか一旦考えよう
バーゲンセールで、最大に値引きしている服は普段着にするからとたまに買うこともあります。
元の値段からさらに20%OFF、半額になるものが本当に必要な物だった場合は買い物上手といえます。
衝動買いの良くない所は、買った後まで深く考えず「安い」からといった理由で買ってしまうことや、値段が高い物=いい物と思い込む概念で後悔することだと感じました。
この商品は本当に必要なのか、心から気に入ったものなのかよく考えることが大切ですね。