固執する人の原因や特徴|固執しすぎる人の改善方法とは

固執する人の性格や心理の特徴|固執される時の対処法とは

固執する人について、紹介します。

あなたの周りにも、やたらと自分の考えや過去の栄光などに固執する人はいませんか。

ここでは、固執する人について、特徴や心理、性格の他、固執することの改善方法についても紹介していきます。

また、固執されるときの対処法についても触れていますので、身近な人が固執する人で困っている…という人も、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

固執するの意味とは

まずは、『固執する』の意味から紹介します。

『固執する』を辞書で引くと、以下のような意味がありました。

  • 自分の意見や考えを主張して、何があっても譲らないこと
  • 態度などを強固にして変えないこと

つまり、固執するとは『自分と意見や考えにとことんこだわり、他の意見を聞かない』ことを言います。

良い意味で使われることもありますが、大抵の場合はどちらかというと悪い意味、否定的な意味で使われることの方が多いと言えるでしょう。


固執する人の特徴

では続いて、固執する人の特徴を紹介します。

自分の意見や考え、昔ながらのやり方などに固執する人には、どんな特徴があるのでしょうか。

固執する人の特徴には、以下のようなものが挙げられます。

詳しく見ていきましょう。

成功した経験がある

固執する人の特徴には、成功した経験があることが挙げられます。

固執してしまう原因の多くは、過去に成功した経験があるというもの。

過去にそのやり方で成功したことがあるからこそ、新しいやり方ではなく『そのときのやり方』にこだわり、固執してしまうのです。

他の意見を受け入れない

固執する人の特徴には、他の意見を受け入れないことが挙げられます。

固執する人は、自分の意見や考えを主張し、それを押し付けることはあっても、他人の意見を受け入れることはありません。

仕事などで、相手の言うやり方の方が効率が良いとしても、それを受け入れることができないのです。

プライドが高い

固執する人の特徴には、プライドが高いことが挙げられます。

自分の意見や考えに固執する人は、十中八九プライドが高いもの。

プライドが高いからこそ、自分の意見を譲らないのです。

プライドがあるのは良いことですが、自分の考えに固執するほど高いプライドはちょっと厄介ですね。

頭が固い

固執する人の特徴には、頭が固いことが挙げられます。

自分の考えに固執する人全員に共通しているのは、頭が固いことでしょう。

頭が固いからこそ、自分の意見に固執し、他の意見を受け入れることができないのです。

もう少し楽に考えたらいいのに…と周りは思ってしまいますね。

こだわりが強い

固執する人の特徴には、こだわりが強いことが挙げられます。

固執する人は、自分なりのこだわりがとにかく強いもの。

『マイルール』や『ルーティン』と言うと聞こえはいいですが、『○○しないといけない』という変なこだわりがあり、そのこだわりに固執しているのでしょう。


固執する人の心理

続いて、固執する人の心理について紹介します。

自分の意見ややり方にこだわり、周りの意見を聞けないというのは決して良いことではありません。

それなのになぜ、固執してしまうのでしょうか。

固執する人の心理には、以下のものが挙げられます。

自分が正しい

固執する人の心理には、自分が正しいというものが挙げられます。

自分の意見や考え、やり方にこだわって固執する最大の理由は、『自分が正しい』と思っているから。

自分が正しく、その正しいことをしているだけなので、固執する人は周りに迷惑をかけているという自覚はありません。

今さら引けない

固執する人の心理には、今さら引けないというものが挙げられます。

固執する人自身も、本当は相手の言っている方が正しいのかも、あのやり方の方がいいのかも、と思っていることもあります。

しかし固執する人はプライドが高いため、今さら自分の発言を撤回することができないのです。

相手が間違っている

固執する人の心理には、相手が間違っているというものが挙げられます。

自分が正しいという心理と似ていますが、固執する人は『相手が間違っている』と頑なに信じて疑いません。

だからこそ、他の意見を聞き入れないのでしょう。

間違っている意見を聞いても、何の得にもなりませんからね。

自分は凄い

固執する人の心理には、自分は凄いというものが挙げられます。

過去の栄光にすがるタイプの固執する人は、自分は凄いと思っています。

確かに昔は凄かったのかもしれませんが、今も凄いとは限りません。

しかし固執する人は、過去の栄光を過去のものだとは思っておらず、現在進行形で自分は凄いと思い続けているのです。

認められたい

固執する人の心理には、認められたいというものが挙げられます。

仕事などで自分のやり方に固執するのは、それが正しいと周りに認めてもらいたいからかもしれません。

自分が今までやってきたこと、努力してきたことなどを認めてほしいのです。

承認欲求が強いタイプとも言えますね。


固執する人の性格

続いて、固執する人の性格を紹介します。

自分の意見や考え、やり方などにこだわって固執してしまう人は、どんな性格をしているのでしょうか。

固執する人全てに当てはまるわけではありませんが、以下のような性格の人は固執する人である可能性が高いです。

頑固

固執する人の性格には、頑固なことが挙げられます。

固執する人は頭が固いことからも分かるように、とにかく頑固な性格。

一度言ったことを曲げることは、基本的にありません。

だからこそ、自分のやり方に固執してしまうんですよね。

固執する人の大半は、頑固な性格だと言えるでしょう。

関連記事はこちら▽ 頑固な人の特徴や心理|頑固な性格を治したい人がやるべきこととは 頑固な人の特徴や心理|頑固な性格を治したい人がやるべきこととは

意地っ張り

固執する人の性格には、意地っ張りなことが挙げられます。

固執する人はプライドが高く、自分の意見を途中で変えることができません。

それは頑固なこともありますが、固執する人が意地っ張りな性格だからでしょう。

本当は相手の話を聞くべきだと分かっていても、意地を張ってしまってそれができないだけなのです。

完璧主義

固執する人の性格には、完璧主義なことが挙げられます。

固執する人に意外と多いのが、完璧主義であること。

元々『こうするべき』というこだわりがある人なので、何でも完璧に仕上げなくては気がすみません。

少しの妥協も許せないからこそ、固執してしまうのでしょうね。

心配性

固執する人の性格には、心配性なことが挙げられます。

新しいことを始めるのは、誰でも不安なもの。

固執する人は特に心配性なので、新しいことを始めるのは不安しかありません。

『別のやり方でやって失敗したらどうしよう』と思うからこそ、過去に成功したことのあるやり方に固執してしまいます。

まじめ

固執する人の性格には、まじめなことが挙げられます。

固執する人は、仕事ではマニュアル通りに物事を進めるなど、融通が利かない一面を持っています。

マニュアルに固執するのは、固執する人がまじめな性格だからと言えるでしょう。

まじめな性格であるため、同じやり方でやらないと落ち着かないのです。


固執される時の対処法

ではここで、固執されるときの対処法を紹介します。

恋愛で人に固執する人など、誰かに固執する人も意外とたくさんいますよね。

もし、あなたが人から固執されるときにはどうすれば良いのでしょうか。

固執されるときの対処法には、以下のものが挙げられます。

深く関わらない

固執されるときの対処法には、深く関わらないことが挙げられます。

人に固執する人は、言わば執着心が強いタイプであるため、あまり深く関わることはおすすめしません。

仕事での付き合いだけにとどめておくなど、プライベートでまで関わるのは避けるようにしましょう。

距離を置く

固執されるときの対処法には、距離を置くことが挙げられます。

固執する人とはあまり関わらなくてすむよう、物理的な距離を置くことをおすすめします。

物理的な距離があれば、固執されることも徐々に減っていくでしょう。

固執されて困っている、でも角を立てたくないというときには、第一段階として距離を置くことをおすすめします。

自分の意見をはっきり言う

固執されるときの対処法には、自分の意見をはっきり言うことが挙げられます。

固執する人は、あなたにも自分の意見や考えを押し付けてきます。

それが嫌なら、自分の意見をはっきり言うようにしましょう。

『そういう考えも分かるけど、私はこう思う』と、自分の意見はきちんと伝えることが大切です。

プライベートな話はしない

固執されるときの対処法には、プライベートな話はしないことが挙げられます。

固執されるときは深く関わらないように、と言いましたが、固執する人とはプライベートな話はしないようにしましょう。

あなたがプライベートな話をすると、尚更その人はあなたに固執(執着)してしまいます。

さりげなく話をはぐらかすなどして、プライベートな話題は避けていきましょう。

適度にかまってあげる

固執されるときの対処法には、適度にかまってあげることが挙げられます。

たとえば恋愛において、恋人に固執されるときなどは『適度にかまってあげる』のが一番。

相手はあなたにかまってほしくて固執している可能性が高いので、その前にかまってあげればいいのです。

そうすれば、少しずつ固執されることも減っていくのではないでしょうか。


固執しすぎる人の改善方法

最後に、固執してしまう人の改善方法を紹介します。

固執する人は、残念ですが周りから疎まれたり嫌われたりしてしまいます。

固執する人はめんどくさい、というイメージもありますし、固執する性格を自覚しているのなら、早めに改善していきましょう。

執着を手放す

固執してしまう人の改善方法には、執着を手放すことが挙げられます。

何かに固執してしまうということは、すなわちその何かに執着しているということ。

まずは、なぜ固執(執着)してしまうのか、その原因を探りましょう。

自分の本音ときちんと向き合い、なぜ固執してしまうのかを自分で知ることが大切です。

前向きに考える

固執してしまう人の改善方法には、前向きに考えることが挙げられます。

自分の考えに固執してしまう人の多くはネガティブで、別の考えを受け入れることが不安で仕方ありません。

失敗したら…とネガティブになるところを、『失敗しても新しい発見があるかもしれない』と前向きに考えるようにしてみましょう。

自信を持つ

固執してしまう人の改善方法には、自信を持つことが挙げられます。

自分の考えに固執して新しいことにチャレンジできないのは、自信がないことも1つの原因。

固執する人は自信満々に見えますが、実は自信がない人も多いのです。

小さな目標を立ててそれを達成することを繰り返し、自信をつけていくことをおすすめします。

試しにやってみる

固執してしまう人の改善方法には、試しにやってみることが挙げられます。

自分のこだわりとは真逆のことを、試しにやってみるのもおすすめ。

その際、小さなことから始めるといいですよ。

たとえば、朝食はご飯ではなくパンにする、右ではなく左を選んでみるなど、どちらを選んでも大きな問題にはならないことから始めてみてください。

周りの意見に耳を傾ける

固執してしまう人の改善方法には、周りの意見に耳を傾けることが挙げられます。

固執することを自覚し、改善したいと思っているのであれば、ぜひ周りの意見に耳を傾けてください。

視野を広くして、周りを見渡してみるのもGood。

自分の考えだけが全てではない、他にも良い意見があるのでは…と思うことが大切なのです。

まとめ:固執しすぎは損!新しい意見も受け入れていこう

固執する人の特徴や心理、性格、改善方法などについて紹介しました。

自分の考えややり方に固執することは、決して悪いことではありません。

しかし、あまりにも固執しすぎると損をすることも否定できません。

周りとの人間関係がうまくいかない、仕事の効率が悪くなるなど、固執しすぎるとデメリットもたくさん。

譲れないところはそのままで良いので、適度に周りの意見も聞き入れ、新しいことにもチャレンジしていってくださいね。