誇示する人について、紹介します。
あなたの周りにも、やたらと自分のことを誇示する人はいませんか。
権力や持ち物、力などを誇示する人とは、一体どんな人なのでしょうか。
ここでは、『誇示する人』に注目し、特徴や心理、性格などを見ていきたいと思います。
誇示する人への対処法や、誇示しない人になる方法についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
誇示するの意味とは
まずは、『誇示する』の意味から紹介します。
『誇示する』を辞書で引くと、以下のような意味がありました。
- 誇らしげに何かを示すこと
- 得意になって見せつけること
- 自慢げに見せびらかすこと
『誇示する』の誇という字には、誇らしい・自慢するなどの意味が、示という字には教えるという意味があります。
『誇示する』とは、漢字の意味のまま、『誇らしげに(自慢げに)教える』ことを言うのです。
あまり良いニュアンスではなく、褒め言葉として使われることはほとんどありません。
権力を誇示する人の特徴
続いて、権力を誇示する人の特徴について紹介します。
職場で役職についたり、昇格して周りをとりまとめる立場になったりすると、途端にその権力を誇示する人がいますよね。
権力をふりかざす人、誇示する人の特徴はこちらです。
力があると勘違いしている
権力を誇示する人の特徴には、力があると勘違いしていることが挙げられます。
権力を誇示する人は、権力を手に入れたことで自分自身が強くなった、変わったと思い込むところがあります。
実際、権力を手にしてもその人自身は何も変わっていません。
『権力』ができたことで、自分自身が強くなったと勘違いしてしまうので、かわいそうですね。
相手を否定する
権力を誇示する人の特徴には、相手を否定することが挙げられます。
権力を誇示する人は、自分が正しいと思っているため、何につけても相手を否定します。
相手の意見や考えはもちろん、やり方など全てにおいて否定してくるでしょう。
大抵の場合、このケースで権力を誇示するのは上司なので、典型的なパワハラと言えるでしょうね。
話を一般化する
権力を誇示する人の特徴には、話を一般化することが挙げられます。
『一般化』というのは、あたかもそれが当たり前のことのように表現する言い方のこと。
たとえば、『普通は』こうする、『絶対に』おかしい、など、それが世の中の常識のような表現をするのです。
知らないなんておかしい、という言い方をされることもあるでしょう。
自分を過大評価する
権力を誇示する人の特徴には、自分を過大評価することが挙げられます。
権力を誇示する人は、『自分は凄い』『自分は仕事ができる』と思っているので、自分自身を過大評価してきます。
周りから見ると、『全然そんなことないのに』と感じてしまうでしょう。
実際、誇示する人は自分を過大評価しすぎてしまい、結果を残せないことも少なくありません。
何でも自慢する
権力を誇示する人の特徴には、何でも自慢することが挙げられます。
権力を誇示する人は、些細なことでも何でも自慢してきます。
それこそ、持ち物から学歴などのステータスまで幅広く自慢してくるでしょう。
この手のタイプは、聞かれてもいないのに『俺って東大卒なんだけど…』などと自慢してくることも多いです。
権力を振りかざす人の心理
続いて、権力をふりかざす人の心理について紹介します。
いかなるときでも権力を振りかざしてくる人っていますよね。
彼らはなぜ、権力を振りかざして誇示するのでしょうか。
権力を振りかざす人の心理には、以下のものが挙げられます。
マウントを取りたい
権力をふりかざす人の心理には、マウントを取りたいというものが挙げられます。
自分が相手よりも優位に立ちたいという気持ちから、権力を振りかざしてマウントを取ろうとするのです。
自分の方が強い、偉いと思っており、それを相手にも認めさせたいという気持ちの表れです。
マウントを取ろうとして来る人は、みな決まって承認欲求が強いという特徴もあるでしょう。
関連記事はこちら▽ 優位に立ちたい人の特徴や心理|優位に立ちたい人への対処法とは
自分が一番だと思っている
権力をふりかざす人の心理には、自分が一番だと思っているというものが挙げられます。
権力をふりかざして誇示する人は、『自分が一番だ』という気持ちを少なからず持っています。
自分が一番凄いのだから、周りもそれに気づくべき、とでも思っているのでしょう。
凄いと思われたい
権力をふりかざす人の心理には、凄いと思われたいというものが挙げられます。
権力をふりかざす人は、自分のことを凄いと思っているものの、正直なところあまり自信がありません。
だからこそ、権力をふりかざすことで自分の凄さを知らせて、相手にも自分のことを『凄い人だ』と思わせたいのです。
相手を従わせたい
権力をふりかざす人の心理には、相手を従わせたいというものが挙げられます。
権力をふりかざす人は、自分は権力者で周りよりも偉いと思っていますので、周りの人を自分に従わせたくてたまりません。
意見をしたり反抗的な態度をとろうものなら、『私にそんなこと言っていいの?』とすかさず権力を盾にしてくるでしょう。
チヤホヤされたい
権力をふりかざす人の心理には、チヤホヤされたいというものが挙げられます。
他人にチヤホヤされたいという気持ちが強いと、そのために権力をふりかざすこともあります。
マウントを取りたい人と同じで、チヤホヤされたい人も『自分のことを認めてほしい』のです。
つまり、チヤホヤされたい人も承認欲求が強いのだと言えるでしょう。
自分を誇示したい人の性格
続いて、自分を誇示したい人の性格について紹介します。
自分を誇示したい人の特徴、心理と見てきましたが、自分を誇示したい人はどんな性格をしているのでしょうか。
『誇示する』ことは、残念ながら褒められたことではありません。
それにも関わらず自分を誇示したい人は、以下のような性格をしていることが多いです。
見栄っ張り
自分を誇示したい人の性格には、見栄っ張りなことが挙げられます。
自分を誇示したい人は、自分を良く見せたいという気持ちが強い、いわゆる見栄っ張りな人。
本来よりの自分よりも上に見せたいという気持ちから、自分を誇示してしまいます。
単なる自慢だけでなく、嘘を混じえた自慢になってしまう人は要注意ですよ。
上から目線
自分を誇示したい人の性格には、上から目線なことが挙げられます。
自分を誇示したい人は、常に上から目線で人をバカにしたような態度をとる癖があります。
『自分のほうが偉い』と思っているため、無意識に相手を見下してしまうのでしょう。
上から目線で嫌味っぽく言うので、周りからはあまり好かれていないことが多いです。
自信がない
自分を誇示したい人の性格には、自信がないことが挙げられます。
自分を誇示したい人は、自分は凄いと思いながらも、内心では自分に自信がありません。
だからこそ、自分から権力を振りかざすなどして、自分のことをアピールしているのです。
本当に凄い人なら、自らアピールしなくてもその凄さが滲み出ていますからね。
責任転嫁する
自分を誇示したい人の性格には、責任転嫁することが挙げられます。
自分を誇示したい人は、責任感がありません。
何かあったときにも自分では責任を負いたくないと思っているので、もしもの時には迷わず誰かに責任を押し付けるでしょう。
自分を良く見せたいだけで、本当は中身がない証ですね。
関連記事はこちら▽ 中身がない人の特徴|中身がある人との違いや中身のある人間になる方法とは 責任転嫁する人の特徴や心理|責任転嫁する人の末路とは
良いとこ取り
自分を誇示したい人の性格には、良いとこ取りなことが挙げられます。
自分を誇示したい人の中には、他力本願タイプで良いとこ取りをしたいと思っている人も少なくありません。
自分は特に何もせず、権力を振りかざして威張っていて、最後だけ自分の手柄にしたいと思っているため、自分を誇示したい人ほど仕事ができないと言われてしまうのです。
力を誇示してくる人への対処法
ではここで、力を誇示してくる人への対処法を紹介します。
職場などで、自分の力を誇示してくる人がいたときには、どう対応すれば良いのでしょうか。
自分が傷つかず、なおかつストレスを溜めない方法で対処していくのがベストですよね。
力を誇示してくる人へは、以下の対処法を試してみましょう。
距離を置く
力を誇示してくる人への対処法には、距離を置くことが挙げられます。
職場などでやたらと力を誇示してくる人がいたら、その人とはできるだけ離れているのが正解です。
なるべく距離を置き、関わりを最小限に抑えましょう。
物理的な距離ができれば、わざわざ相手もあなたをターゲットにはしなくなるはずです。
聞き流しておく
力を誇示してくる人への対処法には、聞き流しておくことが挙げられます。
力を誇示してくる人は、実際には大した実力もない場合がほとんど。
話の内容も意味のないものばかりですから、まともに話を聞く必要はありません。
適当に返事をし、『聞いているふり』をしていればOKです。
相手にしない
力を誇示してくる人への対処法には、相手にしないことが挙げられます。
聞き流しておくことと似ていますが、力を誇示してくる人のことなど相手にするのはやめましょう。
ポイントは、つまらない反応をすること。
誇示する人は、自分に対して凄い!という憧れの眼差しを向けてほしいわけですから、あえて『ふーん、そうなんだ』などと興味がない返事をするのです。
とりあえず褒めておく
力を誇示してくる人への対処法には、とりあえず褒めておくことが挙げられます。
力を誇示してくる人の相手をするのがめんどくさいと感じたら、とりあえず褒めておくのも1つの方法。
さっさと終わらせたいときこそ、あえて『凄いですね!』と褒めておくのです。
そうすると、誇示する人は満足してそれ以上の自慢をしなくなるでしょう。
懐に入り込む
力を誇示してくる人への対処法には、懐に入り込むことが挙げられます。
力を誇示してくる人の懐に入り込み、上手に利用するのもアリ。
誇示する人は、自分の味方に対してはとても良くしてくれるという特徴があるので、気分よくさせておくのもいいでしょう。
煽てておけば、かえって仕事がやりやすくなるなどのメリットがあるかもしれませんよ。
誇示しない人になるには
最後に、誇示しない人になるにはどうすればいいのか、その方法を紹介します。
誇示することは決して良いことではなく、周りからも疎まれたり嫌われるきっかけになるもの。
とはいえ、誇示する癖がついている人もいますよね。
誇示しない人になるには、以下の方法がおすすめです。
自信を持つ
誇示しない人になるには、自信を持つことが挙げられます。
誰かに自慢したり誇示したりしないようになるには、自分に自信を持つことが必要不可欠。
今のままの自分を好きになり、自信を持ってください。
そうすれば、誇示することが無意味なことだと分かるはずです。
主観で決めつけない
誇示しない人になるには、主観で決めつけないことが挙げられます。
物事を判断するとき、主観で決めつけてしまっていませんか。
自分の考えが100%正しい、と思っていると、無意識のうちに相手を見下したり誇示する人になっている可能性も。
主観で決めつけず、客観的に判断することがおすすめです。
人の話をちゃんと聞く
誇示しない人になるには、人の話をちゃんと聞くことが挙げられます。
誇示しないようになるには、人の話を最後まで聞くことが大切。
自分の意見と違っていても、必ず最後まで聞くようにしましょう。
自分と違う意見ほど、ためになるものはありません。
人の話をちゃんと聞くことで、見えてくるものもあるはずです。
自己分析する
誇示しない人になるには、自己分析することが挙げられます。
自分の長所や短所を、あなた自身はきちんと分かっていますか?
これをきっかけに、自分自身を見つめ直すのも悪くないですよね。
自己分析をして、自分の良さや直すべきところを知っておけば、『誇示する』こともなくなるはずですよ。
ダメなところも認める
誇示しない人になるには、ダメなところも認めることが挙げられます。
誇示する人は、自分のコンプレックスを隠すために誇示することが多いので、自分のダメなところもきちんと認めてあげましょう。
そのために有効なのが、先ほど触れた自己分析。
自分のダメなところをきちんと認め、それを補っていくことで人の心も成長していくのです。
誇示する人は嫌われる可能性大!今すぐ改善しよう
誇示する人について、特徴や心理、性格などを紹介しました。
誇示する人は、権力を振りかざしたり自慢したり見栄を張ったり…と、残念ながら良いところはあまりありません。
そしてこれらの行為は、みな周りから嫌われる可能性が高いです。
気づいたら1人だった、誰も権力になびかなくなった、なんてことにならないよう、今から誇示する癖を直す努力をしていきましょう。
できることから1つずつ、始めていってくださいね。