素直ではなくて、いつでもひねくれた反応をする人がいますよね。
わざとらしい淡々とした空気に、周りの人が苛立つこともありそうです。
何かをそのまま受け取らず、すごい発想力で捻じ曲げます。
どういうつもりで斜に構えるのか、聞いてみたくなります。
目次
斜に構える人の心理
臆病
斜に構える人は、実は臆病な面があるのでしょう。
物事をそのままストレートに受け止めて、その反応を笑われるのがイヤな心理があります。
笑われるどころか、非難されたり、嫌われたりすることを避けたいのです。
人が離れていくリスクがあるなら、最初から自分の本心は隠して、距離を置いていた方がマシと考えているのでしょう。
でも、人間は欠点こそが魅力になる場合があります。
人に大きな迷惑をかけない程度の欠点は、その人の個性として愛されるものです。
だから、斜に構えている人はもう少し勇気を持って、人との関係に踏み込んでいくと良いでしょう。
自信がない
自分の意見を主張したり、ストレートに感情表現することにためらいがあると、斜に構える人がいます。
でも、何でも完璧で、誰にでも好かれたり、どんな場面でも満点の行動ができる人はいないでしょう。
自分も不完全だから、相手が不完全でも大目に見られます。
そういう風に、人間関係はできるはずです。
自信がないのは、斜に構えている人だけではないかもしれません。
人付き合いでの自信のなさは、やはり人付き合いをたくさん重ねることでしか克服できません。
自分以外にも自信がない人がいることがわかったら、少し柔らかさが出てくるでしょう。
最初から自信の固まりのような人の方が少ないこともわかるでしょう。
そのためにも、自分の殻にばかりこもらないで、人と多く出会って欲しいです。
傷つかないように
何から自分を守っているのかも、もう自分にわからなくても、斜に構えている人は自分を守っていたりします。
それは、自分のことを真っ直ぐ見ていないということです。
例えば、プライドが高い割に実力がないことを指摘されたくないのです。
自分では、それがわかっているものです。
だから、卑屈にもなってしまいます。
でも、実力がなかったり、できた人間ではなくても、ありのままの自分を認めることが大切です。
自分のことを許して、好きになっても、誰にも怒られたり、迷惑をかけることはありません。
むしろ、自分のことを認められることで、他の人にも優しくなれるのです。
素直になれない
斜に構えている人は、本当に言いたいことを言えず、本当に感じていることをその場で表現できません。
素直になるのは恥ずかしいと感じているのでしょう。
でも、その人が本心を隠すことで、傍にいる人は寂しい思いをすることがあるかもしれません。
本心を聞こうとしても、斜に構えている人には遠ざけられることになって、攻撃されてへこんだりするでしょう。
斜に構えている人は、そこまで相手を傷つけるつもりはなかったとしても、後ろめたい気持ちを持ったまま、素直になれないのです。
誤解されることもあって、損な性格ですね。
寂しがり
斜に構えている人は、自分一人が周りに置き去りにされるのは嫌いです。
グループの中で、自分が皆から離れるのは良いのです。
その方が、優越感があって、周りの人の心に残ると期待しているのでしょう。
人を振り回すことはあっても、放置されるのはイヤで、孤独に弱いのです。
寂しがりな人は、ワガママな性格を少しずつ直したら、周りの人と馴染んでいけます。
人との協調性もなければ、誰かと仲良くなるのは難しいですね。
友達を手に入れたいのなら、その代わりに一人の時間などを手放さなければいけません。
全部変える必要はありませんが、人を振り回したり、一匹狼ぶるムダな意識を手放すと良いでしょう。
バカにしている
尊敬している人やもののことは、斜に見たりしないでしょう。
きっと、そんな態度を取るのは、相手やその対象をどこかでバカにしているからです。
軽く見ている相手のことは、適当にあしらったりできますよね。
自分が素直にならないのは、自分を守るためなどの他の心理的な要因もありますが、本当は小バカにしているのは周りのものや人ではありません。
むしろ、自分のことを悪く思っているから、外の世界にも自分への気持ちが投影されているのです。
斜に構えている人は、もっと自分に対する批判的な気持ちを和らげた方が良いですね。
劣等感
斜に構えている人は、何かの良さを評価することができません。
それは、すぐに良さを認めてしまったら困るという心理があるでしょう。
自分の周りのものや人が良いものだらけだと、劣っている自分が際立ってしまうからです。
斜に構えている人の劣等感は、必要以上に本人が深く意識しているだけの場合が多いです。
悪い点だけ、大げさに感じているのです。
他人と比べすぎなのでしょう。
同じ人と比べて、その人の方が自分より上手にできることもありますが、自分の方が相手より上手にできることもあるはずです。
もっとそういう面を見て、劣等感は手放して欲しいですね。