誰しも異性には多少なりとも気を遣うものですが、その中でも「極端に異性とのコミュニケーションが苦手」と感じている人は意外にも多く存在します。
「異性と居ると緊張する」「異性を目の前にすると何を話せば良いのか分からない」そんな悩みを抱える人達にとって、「異性と仲良くなる事=未知の世界」と言っても過言ではありません。
では、そもそもそのような人達は、何故異性に対して緊張してしまうのでしょうか。
そこに潜んでいる理由と、その対処法を紹介していきます。
目次
異性に緊張する理由
異性との関わりが少ない人生だった
異性に緊張してしまう理由の一つ目は、「異性との関わりが少ない人生だった」という事です。
幼い頃から同性に囲まれて育ったり、通っていた学校が女子校・男子校だった場合がこれに該当します。
このタイプの人は「物心が付いた時から同性に囲まれて過ごしていた」というパターンが多く、そのまま成長してしまったがゆえ、異性との接し方が分からないのです。
普通の人のように学校や家庭で異性との接し方を学ぶ機会が無かった為、「何も分からないまま大人になってしまった」という、やや気の毒なパターンです。
恋愛経験が少ない
二つ目の理由を見ていきましょう。
こちらは、「異性との関わりは人並みに持っていたものの、恋愛経験が極端に少ない」というパターンです。
その為、異性と普通に会話をする事は出来るものの、二人っきりになった際などは「どうすれば良いのか分からない」と緊張してしまうのです。
そして、恋愛経験が少なければ少ないほど、異性とのコミュニケーションに慣れていません。
異性が近くに居る状況にはもちろん、ボディタッチなどをされた際には、緊張でパニックになってしまいます。
しかし、このタイプの人は恋愛経験を重ねていくと共に、自然と異性への緊張感も薄れていくでしょう。
異性にトラウマがある
続いては、三つ目の理由です。
こちらは、「異性によって何かしらのパターンを植え付けられている」というデリケートなパターンです。
そこには「異性にいじめられた事がある」「異性に裏切られた事がある」など、人によって様々な理由がありますが、いずれにしても「異性は怖い存在」と感じながら生活しています。
その為、異性が近くに居たり二人っきりになったりすると、過去の記憶が蘇り、反射的に緊張してしまうのです。
「異性だからと言って、全員が悪い人ではない」とは頭では分かっているものの、やはり実際に目の前にするとどうしても肩に力が入ってしまいます。
自分でも知らず知らずのうちに異性への恐怖心を持っている事もある為、「何故か分からないけど異性が怖い」という人は、もしかすると何かの出来事がトラウマになっているのかもしれません。
相手に好意がある
最後に四つ目の理由です。
こちらは、「相手に好意があるから緊張する」という、非常に良い意味を持った緊張です。
やはり、人間であれば誰しも、好意がある異性の前では緊張してしまうものですよね。
好きな人を目の前にして、一切緊張するなという方が至難の業でしょう。
好きだという特別な思いがあるからこそ、ドキドキしてしまうのは当然です。
「好きな相手を目の前にすると、緊張して何も話せない」という方は多いのではないでしょうか。
「異性に緊張してしまう理由」としては、最も良い意味を持ったパターンです。
異性に緊張するときの対処法
性別を忘れて接する
ここからは、「異性に緊張してしまう事をやめたい!」と考えた際に、まず何から対処するべきなのかを紹介していきます。
まず一つ目の対処法は、「性別を忘れて接する」という事です。
この対処法は、「異性との関わりが無い人生だった」「恋愛経験が少ない」というタイプの人にお勧めな対処法です。
異性に対して身構えすぎていると、なかなか相手との距離を縮める事が出来ません。
「相手は異性である」という意識を出来るだけ打ち消し、「一人の人間」として接してみましょう。
相手が異性である事を一旦置いておき、相手が持ち合わせている長所であったり、人間性の深い部分に目を当てる事が大切です。
「性別を強く重視しすぎない」という事を意識するだけで、驚くほど気楽に異性と接する事が出来ます。
友人を通してコミュニケーションを取る
二つ目の対処方法は、「友人を通してコミュニケーションを取る」という事です。
やはり、異性と距離を詰めたいからと言って、いきなり一対一で立ち向かう事はハードルが高いものです。
特に、普段から異性に対して緊張感を持っている人にとっては、それは至難の業であるとも言えます。
そんな時は、友人を介して少しずつコミュニケーションを取る事が最も最適です。
周りの人々から徐々に仲良くなっていく事で、異性に対しても少しずつ慣れる事が出来るのです。
異性を一括りにして考えない
「異性にトラウマがある」という人は、無意識に「異性=全員敵」という思い込みを持っている場合が多いです。
その為、どんな相手であっても「異性」というだけで緊張し、ついつい距離を置いてしまっています。
しかし、トラウマの原因である人と同じ性別だからと言って、全ての異性に問題があるわけではありません。
なるべく異性を一括りにして考えず、「異性として」ではなく「一人一人の人間として」相手を見てあげる事が効果的です。
少し肩の力を抜いて考える事で、過去の心の傷も少しずつ癒えていくでしょう。