権力を持たせてはいけない人の特徴|権力者の末路とは

権力者と言われ思い浮かべるのはどのような人でしょう。企業の社長や理事長、学校の校長・政治家様々な部門でトップに立つ人のことを思い浮かべるのではないでしょうか。
トップに立つ権力者は部下のよき理解者であり、その分野の為に力を発揮させる人物というイメージがある一方、権力者の不祥事が取り上げられることもあり、「悪」を思い浮かべてしまう人もいます。
ここでは権力者に注目し、特徴や心理・権力を持つ方法などを紹介していきます。

権力者の特徴

権力者と言っても様々な人がいますが共通する特徴があります。どのような特徴が見られるのでしょう。
ここでは権力者の特徴を紹介します。ぜひ参考にあなたの周りの権力者に当てはまるものがないか見比べてみてください。


感じが悪い

権力者は自分の力を過信しすぎている節があり、周りの人を見下す姿が見られます。そのため多くの人が権力者に対し、感じが悪いと印象を受けます。
上から目線の発言や高圧的な態度が特に感じの悪さを感じさせる原因と言えるでしょう。

傲慢

権力を持つことで多くの人を自分の考えの通りに動かすことができるようになります。初めのうちはそこに責任感と使命感をもって指示しますが、人は次第にその状況を当たり前のように感じ始めます。
気づけば権力を振りかざす人になっているのです。

ナルシスト

権力を持つ人の中には、権力が好きな人が多く、権力を持つことに執着してしまいがちです。権力を持つ自分自身に酔いしれてしまうことも少なくありません。
もともとナルシストな感覚を持っているということもあり、権力を持つ強い自分を何が何でも保とうとするのです。

自己中心的

権力者は自己中心的な特徴があります。何でも自分の考えや提案が通りやすい状況が自己中心的な考えを加速させてしまうのです。
一度権力を持ってしまうと、その優越感から抜け出すことは厳しいでしょう。

努力をしない

権力者になったとたん仕事を部下に回すようになったという話は珍しくありません。自分の権力を使い指示すれば、周りの人は進めてくれるのですからそんな楽な話はないのです。
もちろん権力を持つための努力はたくさんしてきたはずです。いざ権力者になったことで力が抜けてしまうのでしょう。


権力が欲しい人の心理

権力が欲しいと一生懸命努力する人はあなたの周りにいませんか?権力を得る為に必死な人に対し野心家ということもあるでしょう。
では権力が欲しいと考える人は、なぜそこまで権力を求めているのでしょうか。ここでは権力が欲しい人の心理を紹介します。

強いことを示したい

自分の強さや存在を示すために権力が欲しいという人は多いと言えます。特に今まで認められなかった又は弱いと思われていた人に良く見られる心理です。
自分を下に見ていた人を見返してやりたいという、強い思いの表れでもあります。

自信がない

権力が欲しいのは、自信がないことを権力でカバーしようとしているのです。権力を持つことで周りの人に仕事をまわし、自分の能力がないことを隠すことができるのです。
自分が努力するという方法を選ばず、権力を持つことで解決しようとしているのですから、スキルアップは望めないでしょう。

優越感を味わいたい

人が自分の指示に従い、思い通りになるのは気分の良いものです。権力が欲しいと考える心理として、この優越感を味わいたいというのを挙げることができます。
とにかくいかに自分が気持ちを高められるきっかけを得るかを考えた結果です。

自分の思いのままにしたい

様々な考えを持つ人の中には、何でも自分の思うままに物事が進むことを求める人がいます。権力者は自分の思うままに進むことを求める人は多いと言えます。
自分の考えを変えたり人に合わせることに極度に嫌がる傾向にあります。

自分の力を試したい

権力を持つためには自分の力を発揮しなければなりません。権力を持つということは、自分のそれまでの力や能力を示すことなのです。権力を持ちたいという理由として、自分の力がどれほどの物かを試したいということが挙げられるのではないでしょうか。

権力持たせてはいけない人の特徴

権力を持ってよい人もいれば、権力を持たせてはいけないと言われる人もいます。権力を得られる実力があるにもかかわらず、権力を持たせてはいけないと言われてしまうのはなぜなのでしょう。
ここでは権力を持たせてはいけない人の特徴を紹介していきます。

一匹狼

普段から一匹狼タイプで個人行動をとっている人は、権力を持った時に個人行動が加速し周りを置いてきぼりにする可能性が高く、権力を持たせてはいけない人と言えるでしょう。
仕事では協調性を求められることが多く、コミュニケーションを取ることは大切です。しかし一匹狼を発揮されれば更に周りから意見しづらい状況に陥ってしまいます。

人の話を聞かない人

人の話を聞けない人が権力を持つと、周りの人からの意見や指摘を聞き入れるということはしません。権力者の間違った行動に対する意見も聞かないので、問題が生じてしまうこともしばしばです。
自分に良いことも悪いことも聞き入れてくれる人が権力を持つべきなのです。

非を認めない人

誰にでも間違いや失敗はあります。それは権力を持った権力者も同じです。
しかし非を認めることが出来ない人が権力を持つことになれば、非を認めないだけでなく隠ぺいしようとするでしょう。また部下に失敗をなすりつけるなど、周りに迷惑がかかることもあります。

責任感が無い

権力を持っている人はたくさんの部下がいるような地位の高い人です。責任感のない人に任せてしまえば、権力者が問題から逃げてしまい周りの人への大きな負担が増えるだけです。
権力者が一緒に問題に向き合ってくれれば、安心して高い目標に向かえますが、逃げてしまうような責任感のない人であれば、怖くてチャレンジすることはできません。

関連記事はこちら▽ 責任感のない男の心理や性格の特徴|責任感のない男への対処法とは

ハラスメント

今様々なハラスメントが注目され問題視されています。特に会社内では様々なタイプの人が集まっているので、接し方には注意が必要と言えるでしょう。
もともとハラスメントが目立つ人が権力を持てば、誰もハラスメントを指摘し止めることが難しくなります。


権力を持つと人は変わると言われる理由

権力を持った人に対し、人が変わったと感じる人は意外と多いと言えます。これは良い方ではなく悪い意味で言われることがほとんどです。
権力を持つと人が変わると言われるのはなぜなのでしょう。具体的に権力によって何が変わるのかを知ってください。

勘違いする

権力を持つことで、周りには自分を立ててくれる人でいっぱいになります。おだてられたりチヤホヤされることで、人は自分が凄い人であると勘違いし本来の自分を見失いがちになります。
そのため態度が急に大きくなったり、自分の力を過信しすぎるということが起こりやすくなるのです。

お金を持ち生活が変わる

権力者になると社会的地位だけでなく、生活水準も変わります。それは給料面でも変わってくるからです。
多くの人は多くのお金を持つと普段の生活の仕方から変化があり、その面でも自分の地位の高さを実感することになります。今までの生活の仕方が変わるのですから、周りからは人が変わったように感じさせるのでしょう。

付き合う人が変わる

権力を持つ人は同じように権力を持った人と付き合います。同じレベルの人と付き合わなければ、話も考えも違ってくることが原因と言えます。
権力を持つ人とばかり関わることで、権力者以外の人のモチベーションの低さを感じ、付き合って行くことに違和感を感じるのです。関わり方を変えられれば人が変わったように感じるのは当たり前のことでしょう。


権力を持つ方法

権力を持ちたいと思っている人に、ここでは権力を持つ方法を紹介します。権力を持ちたいと思っても、何から始め何を続けていく必要があるのか、分からないという人は少なくありません。
ここで紹介する方法を参考に、自分に出来る事を継続していきましょう。

努力する

権力を持つためには並々ならぬ努力が必要と言えます。ただ権力者になりたいと希望すればなれるといった簡単なものではありません。
コツコツと努力し、その分野で誰にも負けないくらいの知識と経験を得る必要があるのです。

熱意を持つ

権力を持つには、権力を持つことに対する熱意は必要になってくるでしょう。自分がどのように自分の力を発揮して行くのか考え実行できなければ、権力を持たせても意味がないと思われます。
周りの人に熱意があることを認めてもらうことからスタートすると良いでしょう。

人脈を広げる

多くの人から信頼されている人は、上の地位に推薦される率も高くなります。まずは多くの人と出会い人脈を広げ、自分をアピールしていきましょう。
自分の努力やスキル、人柄をしっかり知ってもらうのです。信頼されればされるほど権力者へ一歩近づきます。

自分を知る

権力者を目指すのであれば、まずは自分の得意分野を知りましょう。権力者はその分野を極めた人が選ばれる物です。
自分の得意分野を知らなければ、全てが中途半端になり極めることは出来ないからです。幅広い知識があることも大切ですが、自分の得意分野に力を入れキャリア形成をしていくと良いと言えます。

芯を持つ

自分の考えをしっかり持ち、どんな人に対しても意見を言える芯を持つ必要があります。時には意見の食い違いで衝突することもあるでしょう。
しかし相手の意見も聞きつつ、自分の意見も通す強い気持ちが必要です。


権力者の末路

権力者が自分の思い通りに続けていくことで、将来どのようなことになるのか気になりませんか?ここでは権力者の末路について紹介していきます。
あなたが想像している姿が当てはまるか、ぜひ参考に見比べてみてください。

非難を浴びる

自分の考えばかり通そうとすることで、周りからの批判の声は大きくなっていきます。周りの声を無視すれば無視するほど、その反動は大きく非難される回数は増えていきます。
多くの人が同じ思いを持てば、個人でなく複数人が集まって権力者を非難するので、対応しきれない状況に陥ることでしょう。

人が離れる

権力者は権力に固執するあまり、自分のことばかり考えてしまいます。時代は流れ新しい考え方が生れる一方、権力者は年を取っていき世代交代をすべき時期が必ず来ます。
発展させていくためには新しい考えを取り入れ、時には自分が退く必要があるのですが、権力に固執するあまりしがみつこうとし、周りから人が離れる結果になってしまうのです。

孤独

権力者の言動について行けないと判断すれば人は離れ、気づけばあなたの周りには誰もいないということもあるでしょう。誰も自分についてきていないと分かった時の孤独感ははかり知れません。
孤独感だけでなくむなしく寂しい時間を過ごすことになるでしょう。

悪への罪悪感が無くなる

初めのうちは権力を使い無理に部下を動かしたり、権力を失わないよう不正を働くことに対し、違和感と罪悪感を感じていたでしょう。しかしそれを何度も重ねていくうちに罪悪感は無くなります。
権力を使い行動することが当たり前になり、感覚が麻痺してしまうのです。

本来の力が分からない

部下に仕事をさせ自分の手柄にさせる、権力を使い本来の自分の力を発揮しないといったことを続けることで、自分の本来の実力や姿が分からなくなっていきます。自分が分からないと、いざ権力を失った時には何も残っていなく何もできないという現実が待っているのです。

自分を見失った権力者は周りに迷惑をかける

権力者と一言に行っても様々なタイプいます。多くの権力者は尊敬できる立派な人ではありますが、中には周りの人から嫌われている権力者もいるでしょう。
その違いは権力者自身にあるといえます。権力という大きな力を得たことで、自分を見失った人は、自己中心的になり周りに迷惑をかけてしまっているのです。
権力者になるからには、本来の自分を忘れずに人の為に力を尽くせる心の余裕が必要と言えます。