親離れできない人の特徴|親離れしたい人がやるべき親離れする方法

親離れについて、紹介します。

いきなりですが、あなたは親離れできていますか?

ここでは、『親離れ』について見ていきたいと思います。

親離れできない人の特徴や心理、親離れできない理由の他、親離れする方法についても順に紹介していきます。

記事の最後には、子供に親離れさせる方法についても触れていますので、子供が親離れできなくて困っているという方もぜひ最後まで読み進めてみてください。

親離れの意味とは

まずは、親離れの意味から紹介します。

辞書によりますと、親離れとは

  • 親元を離れて自立すること
  • 子供が成長し、親の保護無しに自力で行動できるようになること

という意味があります。

一般的には、思春期の頃に訪れる反抗期が親離れのスタートになると言えるでしょう。

しかし今回フォーカスを当てている『親離れできない人』とは、思春期の子供ではなく『社会人になっても親に頼っている人』という意味で使われています。

社会人になっても自立できない人のことを、親離れできない人というのです。


いつから?親離れの基準

親離れの基準は、いつなのでしょうか。

先ほど、親離れは『思春期の頃』という話をしましたね。

思春期の頃になると、子供はプライベートな時間や空間を持とうとするのが一般的。

このことを考えると、親離れが始まるのは中学生くらいだと言えそうですね。

しかし今回の『親離れ』は、社会人になってからも自立できない人のこと。

いつからか?という明確な基準はないものの、やはり『社会人になってから』『成人してから』というのが1つの基準になるのではないでしょうか。

親離れできない人の特徴

ではここで、親離れできない人の特徴について紹介します。

いつまでたっても親に甘えていて、親を頼って生活している親離れできない人。

親離れできないことは、結婚にも支障をきたすことになりかねません。

そんな親離れできない人の特徴は、こちらです。

実家暮らし

親離れできない人の特徴には、実家暮らしなことが挙げられます。

もちろん実家暮らしでも親離れできている人もいますが、多くの人は親離れできていない可能性大。

なぜなら、実家に住んでいる以上『生活するための苦労や大変さ』を知らないからです。

自分では親離れしているつもりでも、傍から見ると甘えてるな…と感じることは多々あると言えるでしょう。

親と友達のような関係

親離れできない人の特徴には、親と友達のような関係であることが挙げられます。

親と友達のような関係であること自体は、決して悪いことではありません。

何でも相談できる関係は、親と仲が良くない人からすると羨ましいものです。

しかしその居心地の良さが甘えとなり、結果として親離れできない理由になることも忘れてはいけません。

結婚願望がない

親離れできない人の特徴には、結婚願望がないことが挙げられます。

近年、日本では晩婚化が進み、女性の平均初婚年齢は30歳を超えました。

なかでも、30代で未婚の女性は親離れできていない人が圧倒的に多いのだそうです。

結婚願望がないから親離れできないのか、親離れできないから未婚なのかは定かではありませんが、30代の女性で未婚の人に、親離れできない人が多いのは事実だと言えるでしょう。

優柔不断

親離れできない人の特徴には、優柔不断なことが挙げられます。

親離れできない人は、自分のことすら自分で決めることができません。

食事のメニューを選ぶとき、仕事でミスしたあとの対応など、どうすればいいのか分からないのです。

これは、現在進行形で親があなたの代わりに選び、決めて、更に何をするべきかを指示していることが原因です。

親が過保護

親離れできない人の特徴には、親が過保護なことが挙げられます。

親離れできない人の大半は、親が子離れできていません。

『心配だから』という理由で、あれもこれもと手伝ってしまうなど、とにかく親が過保護なのです。

親として心配する気持ちは分かりますが、心配することと過保護になることは違うということを覚えておきましょう。

関連記事はこちら▽ 過保護な親の特徴や心理|過保護な親から離れたい時の対処法とは 過保護な親の特徴や心理|過保護な親から離れたい時の対処法とは

親離れしたくない心理や理由

続いて、親離れしたくない心理や理由を紹介します。

親離れは心身の成長のために欠かせないものとはいえ、『親離れしたくない』と思っている人がいるのも事実。

なぜ、親離れしたくないと思うのでしょうか。

その心理や理由は、こちらです。

金銭面が不安

親離れしたくない心理や理由には、金銭面が不安なことが挙げられます。

親離れしたくないと思う一番の理由が、やはり金銭面の不安ではないでしょうか。

非正社員だったり、たとえ正社員でも手取りが少なくて生活していく自信が無いなど、金銭面の不安があると『いつまでも親元にいたい』と思ってしまいますよね。

家事をするのが面倒

親離れしたくない心理や理由には、家事をするのが面倒というものが挙げられます。

実家暮らしで親に甘えている人は、自分で家事をすることなどないですよね。

掃除や洗濯、料理などをしなくても生活できるわけですから、それを自分一人でやらなくてはいけない、と思ったら、めんどくさくなる気持ちも分かります。

めんどくさいことをしたくないから、親離れしたくないのです。

自分で決めるのが怖い

親離れしたくない心理や理由には、自分で決めるのが怖いというものが挙げられます。

今まで、何でもかんでも親に決めてもらっていたという人は、自分で決めることを怖いと感じてしまうこともあるでしょう。

重大なことであればあるほど、自分で決めるのが怖くて親に最終判断を任せてしまいます。

このパターンは、親離れできないだけでなく子離れできていないことも多いと言えるでしょう。

責任が生じるから

親離れしたくない心理や理由には、責任が生じるからというものが挙げられます。

自分で決めるのが怖いという心理と似ていますが、親離れするとすべての責任は自分になります。

それが嫌で、いつまでも親に甘えている人もいるでしょう。

こういう人は言われたことしかできないため、仕事でも使えない人認定されてしまう可能性が高いです。

楽していたい

親離れしたくない心理や理由には、楽していたいというものが挙げられます。

親離れせずに親に甘えている生活は、はっきり言ってめちゃくちゃ楽です。

稼いだお金は自分の好きなことにだけ使えるし、起きれば朝ごはんはできている、食器の片付けもやってもらえる…これ以上に楽な生活などありません。

楽していたい、親離れしたら楽な生活ができないと思うからこそ、親離れできない(しない)のでしょうね。


親離れしたい人の親離れする方法

ではここで、親離れしたい人の親離れする方法を紹介します。

親離れしたいと思っていても、なかなかできずに悩んでいる人も多いもの。

親離れしたいと思ったら、意識して親離れを実行しなくてはなりません。

具体的な方法は、こちらです。

家事を率先して行う

親離れしたい人の親離れする方法には、家事を率先して行うことが挙げられます。

実家暮らしをしていると、自分で家事をする機会というのはほとんどありません。

そこで、あえて家事を率先して行うようにしてみてください。

両親と生活リズムが違うのであれば、『自分の分は自分でやるから、やらなくていい』と伝えておくのもいいですね。

一人暮らしをする

親離れしたい人の親離れする方法には、一人暮らしをすることが挙げられます。

実家暮らしをしているのなら、思い切って一人暮らしをするのもいいでしょう。

親離れのきっかけとして、実家を出るタイミングで最も多いのは社会人になるとき。

学生生活が終わり、社会人になることをきっかけに一人暮らしをすることも検討してみましょう。

実家にお金を入れる

親離れしたい人の親離れする方法には、実家にお金を入れることが挙げられます。

状況的に一人暮らしをするのは難しいのであれば、せめて実家にお金を入れましょう。

周辺の家賃の相場を調べ、同額もしくは少し上乗せして入れるのがおすすめ。

実際の一人暮らしでは、家賃だけでなく光熱費などもかかるわけですが、自分の収入と相談して決めましょう。

やりたいことを見つける

親離れしたい人の親離れする方法には、やりたいことを見つけることが挙げられます。

今まで何でもかんでも親に決めてもらっていた人は特に、自分のやりたいことを見つけましょう。

自分が本当にやりたいことは何なのか、そのために何が出来るのかを考え、実行するのです。

『自分で決める』ということが、親離れの第一歩となりますよ。

親と生活時間を分ける

親離れしたい人の親離れする方法には、親と生活時間を分けることが挙げられます。

一緒に住んでいても、食事のタイミングをずらすなどして、生活する時間を変えていきましょう。

生活時間が同じだと、どうしても親に甘えて親に任せてしまいがち。

自分でやる習慣をつけるためにも、生活時間を分けるのはおすすめです。


子供に親離れさせる方法

最後に、子供に親離れさせる方法について紹介します。

親の立場から見て、子供がいつまでも自分を頼っているとどうしていいか悩みますよね。

子供が親離れできないことに、不安を覚える人もいるでしょう。

子供に親離れさせる方法は、こちらを参考にしてみてください。

収入を安定させる

子供に親離れさせる方法には、収入を安定させることが挙げられます。

子供がバイトなど非正社員であるなら、まずは正社員など安定した収入が見込める職業に就かせましょう。

この際、親が決めるのではなく、子ども自身に決めさせることが必要不可欠。

可能なら期限を決めて、収入を安定させるといいですよ。

自分がいなくなったときのことを話す

子供に親離れさせる方法には、自分がいなくなったときのことを話すことが挙げられます。

今現在、健康には何の問題もなくても、人生何があるか分かりません。

また、年齢からすれば子供より親が先に亡くなるのは当たり前のこと。

『私はあなたより先に死ぬんだから』と、自分がいなくなってからのことを話せば、子供の意識も変わるかもしれませんよ。

厳しく接する

子供に親離れさせる方法には、厳しく接することが挙げられます。

本気で子供に親離れさせたいのなら、あなたたちが子供に厳しく接することは必要不可欠。

このとき、両親で認識を共有しておかなくてはなりません。

父親は厳しく接しているのに、母親が心配して子供の面倒を見てしまうのでは意味がありませんからね。

一人暮らしをさせる

子供に親離れさせる方法には、一人暮らしをさせることが挙げられます。

厳しく接することと似ていますが、いっそのこと実家を追い出して一人暮らしをさせる、というのもあり。

荒療治に見えますが、実家にいる以上本当の意味で『甘え』は抜けません。

一人暮らしをさせることで、子供も今より成長できるのではないでしょうか。

自分が子離れする

子供に親離れさせる方法には、自分が子離れすることが挙げられます。

親離れと子離れはセットなので、親離れできない子供の親は、子離れできていないケースが大半。

子供に親離れさせたいのなら、まずあなたが子離れするようにしましょう。

心配する気持ちは分かりますが、『見守る』ことも必要なのです。

親離れできない人は結婚できない!適切に親離れしよう

親離れについて、できない人の特徴やしたくない心理、する方法などを紹介しました。

親離れできない人は意外と多く、結婚を視野に入れたときなどに発覚することも少なくありません。

親離れできないことは、結婚にあたって障害となるもの。

結婚願望がある人は特に、社会人になっているならなるべく早く親離れしましょう。

親がいつまでも健康でそばにいるとは限らない、ということを肝に銘じ、親と適切な距離感で付き合っていけるといいですね。