人をこき使う人の特徴や心理|こき使われる時の対処法とは

職場でこき使われた経験ってありますか?
上手に人を使って仕事が円滑に回るなら良いですが、ただ人使いが荒い人の場合は、適当に仕事を振っているだけなことが多いです。
そのため、仕事を押し付けられた人は、業務に支障がでてきたり、仕事量がキャパオーバーになり疲れてしまいます。
そこで本文では、人をこき使う人の特徴や心理状態とこき使われやすい人の特徴についてご紹介します。
こき使う人の心理状態を理解していれば、対処法も自然と分かってきます。
そして、記事の最後では、こき使われてるときの対処法について紹介しているので、是非最後まで読んでみてください。

こき使うの意味とは

こき使うとは、人を無遠慮に激しく使うことを意味します。
そもそも、こき使うの「こき」ってどういう意味があるか知っていますか?
「こき」を漢字で書くと「扱き扱う」になります。
扱きとは扱く(しごく)という読み方もあります。
扱くとは、厳しい訓練をする、ひどくいじめるという意味があります。
そのため、人をこき使うということは、人をいじめていることと同じことになります。
こき使っている側はそんなつもりはないでしょうが、こき使われている側からすれば、迷惑でしかないのです。


人をこき使う人の特徴

少しでも手の空いてそうな人を見つけては仕事を振って、自分は仕事をしない。
そういう、人をこき使ってばかりの人はどこにでもいるのではないでしょうか。
人をこき使う人には特徴があります。
その特徴を知ることで、こき使われる前に気づくことができ、振り回されにくくなります。
そこで、人をこき使う人の特徴についてお伝えします。

他人の気持ちが分からない

他人の気持ちが分からない人は、人をこき使うことを何とも思ってないので、仕事を押し付けてくる場合があります。
相手が仕事を増やされるのを嫌がっていたとしても、それを察することができません。
普段の会話でも共感せずに、自分の意見ばかりを言う人は他人の気持ちが分からない可能性があり、注意が必要です。

プライドが高い

人をこき使う人の特徴として、プライドが高いという傾向があります。 
今までの実績や経験に自信があり、自分のすることが正しいと勘違いしている人は、上から目線になりがちです。
自分の方が上だと決めつけているため、自分のようにできる人間はもっといい仕事をするべきだと思い、他人に雑用などを任せてこき使ったりする場合があります。

ずる賢い

自分の利益のみを優先させて考えている、ずる賢い人も人をこき使ったりすることが多いです。
ずる賢い人は無駄な努力をせずに、評価が欲しいと考えます。
そのため、人をこき使って自分の仕事をさせて、最後には他人が努力して結果を出した仕事を自分の手柄かのように横取りしていきます。

周りをよく見ている

人をこき使う人は意外に周りをよく観察していたりします。
なぜなら、少しでも暇そうな人を許せないからです。
手が空いてるなら仕事をやって欲しいと考えているため、余裕がありそうな人を見つけては仕事を振ります。
本人は仕事を進めたいと考えているので、人をこき使っている自覚はない場合があります。

自己中心的な発言が多い

自分の話ばかりをしている人や人には厳しいが自分には甘い人など、自己中心的な発言が多い人は人をこき使ったりするので要注意です。
自己中心的な人は自分が良ければそれで良しとするため、他人が振り回されようが気にしません。
そのため、人をこき使うことに罪悪感などないため、周囲の人の負担が増えていってしまいます。


人をこき使う人の心理

なぜ人をこき使う人は、自分で仕事をこなしたりするのではなく人をこき使うのでしょうか?
それは相手のことを気遣ったりせず、自分中心に偏った心理が働いているからです。
ここでは、人をこき使う人の心理についてお伝えします。

自分が良ければ構わない

人をこき使う人は、相手の気持ちや置かれている状況など考えることはありません。
自分を優先させることしか頭にないため、自分が良ければ構わないと思っています。
そのため、いくら周囲が忙しそうにしても自分には関係ないことだと思い、自分の都合で人をこき使います。

面倒くさいことをしたくない

面倒くさいことはしたくないと思う人は多いです。
普通の人なら面倒くさいことでも仕事なら責任を持ってやり遂げますが、責任感がない人はめんどくさい気持ちが勝ってしまい、人を使って解決しようと考えてしまいます。
面倒くさいことは他の人に押し付けて、自分は楽したいという心理から人をこき使います。

関連記事はこちら▽ 責任感のない男の心理や性格の特徴|責任感のない男への対処法とは

自分の思い通りにしたい

人をこき使う人は、他人を自分の思い通りに動かしたいと考えている場合があります。
こういう人は自分は他人よりも能力があり、立場が上だと勘違いしています。
そのため、自分が優れていることを証明するために人をこき使おうとします。
また、上司の場合は、立場が下なら何をしても構わないと思い違いをして、部下を自分の都合でこき使う時があります。

人を使うことが偉いと思ってる

人をこき使える自分は偉いと思っている人がいます。 
他人を召使いの様に使うと自分が偉くなった錯覚に陥ります。
しかし、実際は周囲の人の優しさで成り立っているだけであって、その人の偉さとは関係ありません。
そのため、人をこき使っていては周囲からの信頼は得られず、段々と人が離れていきます。

このくらい出来ると思っている

人をこき使っている人は、自分はこのくらい出来るのだから他人もできて当然と思い込んでいることがあります。 
こういうタイプは仕事ができる人が多いです。
自分の能力が高く、難しくても簡単に仕事を終わらせてしまうため、その人の能力以上の仕事を振ってしまいがちです。
そして、自覚がないうちに人をこき使ってしまっていたりします。


人からこき使われやすい人の特徴

人からこき使われない人もいれば、こき使われやすい人もいます。
なぜ他人よりも自分はこき使われやすいのかと悩んでいる人もいるかもしれません。
実はこき使われやすい人には共通する特徴があります。
その特徴を知ることで、こき使われるのを回避できるようになります。
ここではこき使われやすい人の特徴についてお伝えします。

真面目で大人しい性格

真面目な性格の人は、仕事熱心で責任感があり、最後までやり遂げようとします。
そのため、仕事を頼まれると責任感から引き受けてしまうことが多いです。
また、大人しい性格だと相手も断ることはしなさそうだと感じます。
そのため、その真面目で大人しい性格を利用されて、こき使われやすくなります。

断るのが不得意

人からの頼み事を断るのが苦手な人は多いと思います。
断ってしまって相手との関係が悪くなったらどうしようと心配してしまい、自分のやるべき仕事が多かったとしても引き受けてしまいます。
相手からは何を頼んでも断らないため、雑用も押し付けても平気だと思われ、そのうちこき使われてしまいます。

仕事ができる

仕事ができる人もこき使われやすいです。
何でもすぐにこなしてしまうため、周囲からはあの人に頼めば仕事を終わらせてくれると思われてしまいます。
そのため、自分の仕事がやっとひと段落ついたと思ったらすぐに新しい仕事を頼まれやすいです。
新しい仕事を引き受けているうちに、他人よりも仕事量が多くなっていて、気づくとこき使われてたなんて場合があります。

自分の意見を言えない

自分の意見を相手に言えない人はこき使われる傾向にあります。
気が弱かったり、自分に自信がない場合、なかなか相手に意見を言い出せなかったりします。
自分の意見を言えないと、相手からは何も言ってこないから仕事を頼んでも問題ないと判断されてしまいます。
そして、段々とこき使われていき、次第にはキャパオーバーになって仕事が辛くなっていきます。

評価を気にしすぎる

他人からの評価を気にしすぎてしまうと、仕事を断ったら自分の評価が下がるのではないかと心配になります。
実際は、自分の仕事がしっかりこなせていれば、他人からの仕事を断ったぐらいでは評価は下がりません。
しかし、評価を気にしすぎてしまい、頼み事を断れなくなってしまうと、こき使われやすくなります。


こき使われる時の対処法

こき使われてしまい自分の仕事がなかなか終わらず、残業になってしまったなんて経験された方もいるでしょう。
こき使われると負担が増えて、心身ともに疲れてしまいます。
ここでは、こき使われてしまった時、どう対処すればいいか知りたい方のために、実際にできる対処法をお伝えします。

上司に相談する

信頼できる上司に相談してみましょう。
こき使ってくる人は、自分の方が立場が上だからこき使っても問題ないと思ってる可能性があります。
そのため、こき使ってくる人よりも上の立場の人に相談するのがおすすめです。
上の立場からの注意であれば、こき使ってくる人も聞き入れてくれやすくなります。

きっぱりと断る

最初にきっぱりと断るのが一番効果的です。
断るのは勇気がいりますが、自分の意思を伝えなければ、相手も分かりません。
また、一度きっぱりと断ることができたら、断る自信がつき、次からも無理な頼み事を断れるようになります。
相手もきっぱりと断る人には無理な頼み事をしても意味がないと判断し、こき使われることはなくなります。

自分の仕事量を伝える

こき使われそうになったら、自分の仕事量を相手にしっかりと伝えてみるのも良いでしょう。
仕事が多く大変でも、相手からは余裕があるように見えているかもしれません。
そのため、仕事を頼まれた時に今している仕事を伝えて、「頼まれた仕事はこの仕事が終わってからになるので遅くなります」などと言ってみてください。
すると相手はそんな遅くなるなら頼まない方がいいと思い、こき使うのをやめます。

評価を気にしない

評価を気にしないようになると断れるようになり、こき使われにくくなります。
仕事を断って相手からの評価が下がってしまうか気にするより、自分の仕事を優先させましょう。
人にこき使われて仕事が回らなくなるより、自分の仕事を確実にできる方が評価は上がります。

頼まれた理由を聞く

なぜその仕事を自分に頼んだのか理由を聞いてみましょう。
自分にしかできない仕事なら良いですが、ただの雑用である場合はなぜ自分を選んだのか聞いてみてください。
聞かれた相手に明確な理由がない場合は、他人に頼んでもらうように伝えられます。
そうすることで自然と雑用を頼んでも引き受けてくれないと印象付けられ、こき使われにくくなります。

こき使われそうになったら回避しよう

これまで人をこき使う人の特徴や心理についてお伝えしましたが、いかがでしたか?
人をこき使う人は他人のことを考えていなかったり自分の利益を優先させる人が多いです。
そんな自分中心な人のために振り回されたり、こき使われていると、疲れてしまい自分のパフォーマンスが下がってしまいます。
そうならないためにも、こき使われそうになったらこの記事で紹介した対処法を是非試してみてください。