人を諭す人の心理や性格|人を諭す方法とは

人を諭す人について、紹介します。
あなたの周りにも、『人を諭す人』はいませんか。
そもそも『人を諭す人』とは一体どんな人のことをいうのでしょうか。
ここでは、『人を諭す人』に注目してみましょう。
人を諭す人の特徴や性格、人を諭す方法について、順に説明していきます。
人を諭す人は、一歩間違えると周りから嫌われてしまうことも多いので、特徴や諭し方をしっかり理解しておいてくださいね。

人を諭す人の心理

まずは、人を諭す人の心理から紹介します。
人を諭すというのは、
言い聞かせて納得させること
教え、導くこと
という意味があります。
人を諭す人はどちらかというと男性が多いのですが、その心理には以下のものが挙げられます。


自分が正しい

人を諭す人の心理には、自分が正しいというものが挙げられます。
人を諭すというのは、相手に対して『言い聞かせて納得させる』ということなので、自分が理解していることでなければできません。
つまり、人を諭す人は『自分(の意見)が正しい』という気持ちが少なからずあるものなのです。

相手を導いてあげたい

人を諭す人の心理には、相手を導いてあげたいというものが挙げられます。
相手が困っているときなどは、相手を助けてあげたいと思いますよね。
相手が間違っているからこそ、『正しい方向に導いてあげたい』と思うのでしょう。
しかしこの心理で人を諭すと、受け取り方次第では上から目線に感じ、『何様のつもり?』と言われてしまうこともあるようです。

相手のことが心配

人を諭す人の心理には、相手のことが心配というものが挙げられます。
親しい人や昔からの知り合いなどが間違ったことをしていると、心配になりますよね。
相手を心配する気持ちから、正しい道に諭す人もいます。
親が子供を諭すときなどは、大抵がこの心理だと言えるでしょう。

納得してほしい

人を諭す人の心理には、納得してほしいというものが挙げられます。
たとえば会議でA案に決まったのに、1人だけB案を推している人がいるとします。
仕事はチームワークが大切ですし、B案を推している人にもきちんと納得してA案に参加してほしいですよね。
そういう場合に、相手に納得してほしくて諭すこともあるでしょう。

見下している

人を諭す人の心理には、見下しているというものが挙げられます。
相手のためと言いながら、心の中では相手を見下して優越感に浸っている人もいるもの。
人を諭すということは、基本的に自分の方がその人よりも立場が上であるため、上下関係ができているわけです。
教えてあげているふりをしながら、本当は相手をバカにしている人もいるのです。


人を諭すことができる人の性格

続いて、人を諭すことができる人の性格について紹介します。
本当の意味で人を諭すことのできる人というのは、ごく限られた人でしかありません。
相手を嫌な気分にさせず、尚且つ納得させるというのはなかなか難しいもの。
そんな人を諭すことができる人の性格は、こちらです。

優しい

人を諭すことができる人の性格には、優しいことが挙げられます。
人を諭すことができる人は、『相手のために』誠心誠意尽くせる人。
それはずばり、優しい人でなければ務まることはありません。
上っ面の優しさではなく、心の底から相手に対する優しさがあるからこそ、人を諭すことができるのでしょうね。

思いやりがある

人を諭すことができる人の性格には、思いやりがあることが挙げられます。
人を諭すというのは、ただ自分の意見を伝えることではありません。
相手を嫌な気持ちにさせず、尚且つ納得してもらうことを『諭す』というのです。
それはつまり、相手への思いやりが必要不可欠だと言えるでしょう。

根気がある

人を諭すことができる人の性格には、根気があることが挙げられます。
人を諭すには、根気が必要不可欠。
子供に何かを言い聞かせてそれを納得させるのは、簡単なことではありません。
一度や二度説明したくらいでは、子供は納得してくれないでしょう。
それでも説得を続けるのですから、人を諭せる人は根気がある人でもあるのです。

我慢強い

人を諭すことができる人の性格には、我慢強いことが挙げられます。
人を諭しているとき、相手はもしかしたら逆上したり、反論したり、挙句の果てには八つ当たりしてきたりすることもあります。
どんな場合でも平静を装い、人を諭せるのは我慢強い性格だからだと言えるのではないでしょうか。

冷静

人を諭すことができる人の性格には、冷静なことが挙げられます。
先程も触れたように、相手はどんな反応をしてくるか分かりません。
もし相手が逆上してきたとき、自分まで感情的になってしまったら、相手を納得させることなどできませんよね。
このことから、人を諭す人は冷静な性格だと言えるのです。


人を諭す方法

最後に、人を諭す方法について紹介します。
相手に素直に納得してもらうには、どうすれば良いのでしょうか。
冒頭でも触れたように、諭すのは一歩間違えると、ただの自己満足にしかなりません。
人を諭す方法には、以下のものが挙げられます。

感情的にならない

人を諭す方法には、感情的にならないことが挙げられます。
人を諭すときには、自分は絶対に感情的になってはいけません。
感情的になって相手に何かを伝えても、それは『自分の意見を押し付けた』だけ。
相手が言い返せなくなったことを納得したと思い込んでいるだけなので、諭すときには感情的にならないように気をつけましょう。

論理的に話す

人を諭す方法には、論理的に話すことが挙げられます。
人を諭すときには、事実を淡々と、論理的に話すことがおすすめ。
私情を挟んでしまうと、相手は『怒られている』『説教をされている』と感じてしまうからです。
そのため、既に結論が出ている場合は特に論理的に話すことを心がけましょう。

共感する

人を諭す方法には、共感することが挙げられます。
相手が感情的になっているときは、相手に共感することから始めましょう。
人は、自分を認めてくれる人、共感してくれる人に心を開く傾向があります。
相手が自分の言葉を受け入れる状況を作らなくてはいけませんから、共感するのはとても大切なことなのです。

良いところを褒める

人を諭す方法には、良いところを褒めることが挙げられます。
たとえ相手の考えややり方が間違っているとしても、その中にも『良い点』は必ずあるはず。
人を諭すときには、相手を否定するのではなく良いところを褒めて、認めてあげるといいですよ。
そうすると、その後のあなたのアドバイスも素直に聞き入れてくれる可能性が高いです。

主観で決めつけない

人を諭す方法には、主観で決めつけないことが挙げられます。
人を諭すとき、どうしても主観で話を進めてしまう人がいますが、主観で決めつけるのではなく、相手の話もちゃんと聞きましょう。
相手の話もちゃんと聞き、その上で自分の意見を伝えるのです。
そうすると、不思議と相手も納得してくれるものです。

人を諭す人になろう

人を諭す人の心理や性格、人を諭す方法について紹介しました。
本当の意味で人を諭せる人というのは、そうたくさんはいません。
なかなか難しいものですが、人を諭せる人は素晴らしい人であることに違いないですよね。
言い方を間違えると嫌われてしまうこともありますので、諭し方を間違えないようにしてください。
上から目線にならないよう、気をつけていきましょう。