人を困らせる人の特徴や心理|人を困らせて喜ぶタイプへの対処法とは

いつも周囲の皆を困らせるような言動をする人…特定の人をターゲットとして困らせようとする人…人を困らせる人には様々なタイプが存在します。
相手が困っているのを見て喜ぶ人は残念ですが世の中にはたくさんいて、実際にターゲットにされたことがある人も少なくないでしょう。
今回は、人を困らせる人の特徴・心理・対処法、更に人を困らせる方法についても紹介していきます。

人を困らせる人の特徴

人を困らせる人の特徴は大きく分けると2つあり、自分が満たされるために故意に人を困らせる言動をするタイプと、自分でも知らず知らずに人を困らせてしまっているタイプに分かれます。
では、その特徴について詳しく紹介していきます。

人の不幸が好き

人を困らせる人は、人の不幸が非常に好きであることが特徴です。
人の不幸話や辛そうな姿を見て喜ぶのは、自分自身が幸せでないからです。自分で幸せを掴む努力をしない代わりに常に自分と他者を比較し、自分より不幸な人を見て安心感と喜びを得ようとしているのです。

悪口や噂話ばかり言う

人を困らせる人は、人の悪口や本当かどうか分からないような噂話が大好きなことも特徴のひとつです。
自分のことを棚に上げて、気に入らない人がいれば誰にでも悪口を言います。そうやって仲間を増やし、その人を孤立させたいと考えているのです。最悪の場合、根も葉もない作り話を広め相手を陥れようとすることもあります。

プライドが高い

人を困らせる人はとてもプライドが高く人より優位に立っていたいという気持ちがあり、人を困らせることで自分のほうが立場が上であると自分にも周囲にも思い込ませようと考えています。
相手を見下すことで優越感に浸り、更に承認欲求も満たそうとしているのです。
関連記事はこちら▽ 優位に立ちたい人の特徴や心理|優位に立ちたい人への対処法とは 優位に立ちたい人の特徴や心理|優位に立ちたい人への対処法とは

自己中心的

思考も言動も全てが自己中心的な人は、人を困らせてしまいます。
人の意見を受け入れず自己主張ばかりしている人は、相手を困らせてしまっているという意識が全くありません。
それどころか自分の意見をはっきり言っているだけ、聞いてもらえないからむしろこっちが困っている、と本人は思っています。

寂しがり屋

人を困らせる人の中には、寂しい気持ちを満たすためにわざと人が困る言動をするタイプも存在します。
クレーマーの人に多い特徴ですが、誰でもいいから話し相手になって欲しいという気持ちから、弱い立場の人を見つけて文句を言うことで寂しさを埋めようとするのです。

人を困らせるのが楽しい心理

人を困らせるのが楽しいと思ってしまう人のほとんどが、歪んだ思考を持ってしまっています。満たされない気持ちを間違った行動で埋めようとしているのです。
人を困らせるのが楽しいと思うのはなぜなのか、ここではその心理について紹介します。

ストレス発散になる

人が困っている姿を見て楽しみ、自分のストレスを発散しようと考えている場合があります。
このような心理状態の人は、楽しめる趣味もなく毎日仕事に明け暮れるだけの日々で、自分でうまくストレスを発散することができずにいます。そのため、弱い立場の人を困らせて満足しようという最低の思考に陥っているのです。

自分には価値があると思える

考えの歪んでいる人は人を困らせることで自分には価値があると思えて、とても満たされた気分になります。
例えば、新人には絶対できない量の仕事を押し付け困らせて、自分のほうが能力も立場も上であることを実感し満たされる人もいます。能力が低いのにプライドだけは高い人がしてしまいがちな行動です。

構ってもらえる

孤独を感じている寂しがり屋の人にとっては、人を困らせることで自分に注目してもらえるのが喜びなのです。
恋人に構ってほしくてわざと困らせるようなことを言う人も、このような心理状態にあてはまります。嘘をついてでも構ってもらおうとする依存的で面倒くさいタイプです。

相手に勝った気になれる

ライバルに正当な方法で立ち向かうのではなく、困らせることで相手に勝ったような気になれる…そんな心理状態の場合もあります。
能力では絶対に勝てないと分かっているので、わざと迷惑をかけることで相手を陥れようと考えています。迷惑をかけられてストレスを感じている相手を見て満たされるのです。

悪気はない

ただ子供のようないたずら心で人を困らせて楽しみたいだけで、何の悪気もない場合もあります。
このような心理状態の人は、人を深刻に困らせるようなことはしません。笑える程度のいたずらを仕掛けるだけですが、やり過ぎたり空気を読まずに実行してしまい嫌われることもあります。

人を困らせるのが好きな人への対処法

人を困らせる悪趣味を持った意地悪な人が近くにいるのはとても辛いことです。実際に困らせられている人は、どのように対処すれば良いのかと悩まされていることでしょう。
ここでは、人を困らせるのが好きな人への対処法を紹介していきます。

迷惑だとはっきり伝える

迷惑していることを本人にはっきり伝えましょう。
人を困らせて楽しんでいる人は、面と向かって相手からやめて欲しいと言われると言い訳を並べて自分の行動を正当化しようとするでしょう。その言い訳を聞くのは少々面倒ですが、はっきり言うことで今後何もしてこなくなる可能性が高まります。

相手にしない

一切相手にせず毅然とした態度で接するのも良い対処法でしょう。
困った顔を見せると相手は確実に喜びます。そうすると何度でもターゲットにされる可能性があるので、全く動じていないことをアピールするようにしましょう。この人は困ったりしないんだと認識させることで、あなたには何もしてこなくなります。

他の話題を振る

相手があなたを困らせようと話しかけてきたら、全く関係のない話題に切り替えるというのも手段のひとつです。
要するに、あなたの話を聞く気がないという遠回しのアピールをする、ということです。
人の話を聞かない人だと嫌われる可能性もありますが、人を困らせるような人には嫌われても良いでしょう。

やり返す

困らせられて迷惑をかけられたなら、思い切って仕返しをするのも良いでしょう。
あなたをターゲットにしているということは、相手はあなたを見下しているということです。弱いと思っている相手が仕返ししてくるはずはないと考えているため、隙だらけなのでチャンスはいくらでもあります。

距離を置く

できれば距離をおいて関わり合いを持たないようにするのが一番良い対処法です。
人を困らせるような人が身近にいるのは、精神的に非常に苦痛なことです。あまりにもひどい場合、あなたのメンタルが崩壊してしまう前に相手から逃げることも考えたほうが良いでしょう。

人を困らせる方法

人を困らせることが好きな人はどのような方法で心を満たしているのか…ここでは、人を困らせる方法を紹介していきます。
この方法を知って人を困らせることに利用するのではなく、人を困らせるのでしてはいけない行動であると理解しましょう。

小さなことでもクレームをつける

飲食店や服屋などで些細なことでもクレームをつけるというのは、最も簡単で誰にでもできる他者を困らせる方法です。
どこのお店にもクレーマーは一定数存在します。建前上お店の人は親切に最後まで話を聞いてときには謝罪もしますが、どのクレーマーに対しても嫌悪感しか抱いていないのは確かです。

わがままに振る舞う

わがままを通そうとすると確実に相手は困ってしまいます。
子供が親に欲しい物をねだって駄々をこねることはよくありますが、大人が同じようなことをしたら絶対に相手は困ります。わがままを言われるのもそうですが大人に大声で駄々をこねられたら恥ずかしいです。このように恥ずかしさを感じさせるのも、相手を困らせるにはとても有効的なのです。

揚げ足をとる

揚げ足をとってばかりいると、相手は何をしてもいちいち指摘されるので何もできなくなり、とても不愉快な気持ちになってしまいます。
冗談のつもりで相手の些細な行動をからかったりする人は居ますが、相手からは確実に嫌われているでしょう。楽しんでいるのは自分だけです。

頼み事をたくさんする

頼み事をし過ぎると、断れない人は非常に困ってしまいます。
これは仕事でついやってしまうという人は少なくないでしょう。無理なら断って欲しいと思っていても、立場や性格によってはっきり断れない人もいるのです。相手の性格や自分との関係性をよく考えてから仕事の分配はしたほうが良いでしょう。

付きまとう

相手に付きまとうような行動をするのは、例え恋人や友人であっても困らせてしまいます。
依存心の強い人は相手の気持ちを考えずに連絡をし過ぎたり、待ち伏せしたりする傾向があります。結果相手を困らせ、大切な恋人や友人を失ってしまうなんてこともあるのです。

人に喜ばれる人になろう

人を困らせる人達は、劣等感や寂しい気持ちを満たすために人を困らせる言動をとっています。しかし、結果的に周囲の人から嫌がられて孤立してしまうので、一向に満たされることはありません。
周囲に認められたい、人に愛されたいと思うのなら、人に喜ばれる行動をとったほうが遥かに良いです。そうすれば自然と人が集まってきて心から満たされた日々を送ることができます。