「もう少しキレイに食べられないのかな」と思う、食べ方が汚い人には共通の特徴や性格があります。抵抗感を持つ理由や注意する方法、直し方もまとめたので参考にしてください。
なぜ食べ散らかすのか。自分で何とも思わないのか。本人が気づいていない場合もありますが、気になる素行を確認し、今後の人間関係に役立てましょう。
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目次
食べ方が汚い人の特徴
食べ方が汚い人には、子供の頃からの家庭環境が影響しています。もちろんそれがすべてではありませんが、大きな割合を占めているでしょう。物心ついてからの環境も関係してくるので、どんなポイントがあるのかチェックしてください。
男兄弟で育った
男兄弟ばかりで育ったとしたら、食べ方も汚くなる可能性が高いでしょう。もちろん男兄弟でも、しつけの厳しい家庭であれば当てはまりません。ただ、男の子しかいなければ、「少々汚れてもかまわない」と思われる傾向にあり、親が食べ方を強く注意しないかもしれません。
女子ばかりの学校
女子ばかりの学校に通っていた場合、男子の目がないことから、「キレイに食べよう」という意識が薄くなりがちです。どんなに汚くても女子ばかり。食べ方がキレイだと思われる必要はない。そんな環境に置かれていたとすれば、気づかないうちに汚い食べ方も習慣化してしまうでしょう。
兄弟姉妹が多い
兄弟姉妹の多い家庭に育った場合、おかずやデザートを巡って喧嘩が起こることもあります。つまり、おいしいモノは早い者勝ち。そのため早く食べるために食事のマナーは優先されず、食べ方が汚くても問題意識を持たないため、自分では汚いと思っていないでしょう。
落ち着かない家庭
家全体に不要な物が多く、落ち着かない雰囲気のある状態であれば、食べ方の汚い大人に育つかもしれません。生まれてからずっとそれが当たり前の環境であったとしたら、「キレイな状態とはどんなものか」ということ理解できません。そのため必然的に食べ方も汚くなります。
注意されない家庭
何をしても注意されない放任主義に育った場合も、食べ方が汚くなります。「自分で気づくまで待とう」「本人が汚くても良いなら…」という見解の両親に育てられたとすれば、子供が自分で食べ方を気にしない限り、汚いまま育ちます。そのため習慣化していると考えられます。
食べ方が汚い人の性格
汚れていても気にしない。キレイにしたいとは思わない。食べ方の汚い人は大雑把な傾向も見られます。具体的な5つの性格を事例に取り上げたので、思い当る人がいれば比較してください。思い出せなければ、一緒に食事して観察してみましょう。
周りの目を気にしない
他人の視線を気にしない。自分さえ良ければそれでかまわない。そういう性格の場合、食べ方以外にもさまざまな問題があります。ただ、周囲から寄せられる注目を気にしないため、ネガティブな感情や感覚も受け止める気はなく、自分の思う行動をとるようになるでしょう。
注意力が低い
こぼさないように器を使う。落とさないように箸を使う。ある程度の使い方を意識していれば、食べ方が汚くなることはありません。しかし、注意力が低ければ、うっかり食べ物を落としてしまう可能性もあります。「気をつけよう」という気持ちを持っていても注意力が低いので、同じことを繰り返します。
食事を作った人に感謝しない
「残さずキレイに食べよう」「作ってくれてありがたい」感謝の気持ちを持ってない人は、自分だけを優先させます。お皿を洗う時に食べ物が残っていたら、後片付けをする人はどう思うか。その辺りを考えることもないので、食べ方も汚くなる傾向にあるかもしれません。
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何でも焦ってしまう
「早く食べ終わらなければ」「時間がない」そう思って食事をしていれば、食べ方も汚くなります。何でも焦ってしまう人は、さまざまな行動を慌てて実行する傾向があります。そのためじっくり慎重に対応しません。そうなるとどうしも、食べ方が汚くなってしまうのでしょう。
片づけが苦手
片づけが苦手な人は、目の前の料理もキレイに食べません。さらに厄介なのは、自分ではキレイに食べているほうだと思っていることです。「キレイにしたつもり」と本人が思い込んでいるので、周囲が思う「もう少しどうにかならない?」という気持ちは伝わらないでしょう。
食べ方が汚い人を「無理!」だと感じる理由
食べ方が汚い人と一緒に過ごすと、どうしても食事の時間はストレスを感じます。「相手に悪気がない」と理解しているつもりでも、生理的に受け付けられない人は多いでしょう。なぜ「無理だ」と感じるのか。その根本的な理由を解説します。
イライラする
食べ方の汚い人を目にすると、イライラしてストレスを感じます。「なぜもっとキレイに食べられないのだろう」と感じ、キレイに食べる努力をしているように見えないので、余計に不快な感情が湧いてくるのです。食べ方が汚ければ、他もだらしなく見えることも関係するかもしれません。
子供っぽくて苦手
キレイに食べられない状態を見ると、どうしても子供っぽさを感じます。幼稚な印象を持ってしまうので、頼りなさが感じられるかもしれません。しっかりした大人に思えないので、相手にしたいという気持ちになれないでしょう。子供なら許せますが、大人であるだけに苦手意識は強くなります。
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一緒にいると自分が恥ずかしい
一緒に食事をしていると、自分も同じ仲間だと思われるかもしれません。「同じような人だと思われたら恥ずかしい」そんな気持ちが働き、生理的に受け付けられないのです。そのため食事を共にしたことを後悔し、早く食事を終えて帰りたいと考えている可能性も高いでしょう。
マナーが必要なお店へ行けない
食べ方が汚ければ、テーブルマナーが問われるお店には入店できません。お店から出入り禁止にされる可能性はなくても、マナーが悪い人とは一緒に食事をしても楽しめないでしょう。常に食べ方が気になるし、せっかくの料理をおいしく食べられない可能性もあります。
視界に入れたくない
あまりにも食べ方が汚ければ、自分の視界に入れたくありません。ボロボロこぼした食べ物の一部や、食べ残しをキレイだとは思えないでしょう。どんなに有名なお店でも、どれだけ評判の料理でも食べ方の汚い人といるだけで、良い印象を持てない状況で食事が終わります。
食べ方が汚い人に注意する方法
食べ方が汚い人には、相手を傷つけないようまく注意しましょう。わかっていても本人ができない場合もあるので、性格や環境を見ながら判断してください。その上でなるべく不快な気落ちを抱かせないよう配慮し、それとなく誘導してください。
わざと食べ物の一部を落とす
相手に気づいてもらいたいなら、意図的に食べ物の一部を落としてみましょう。もちろん床に落とすと食べられなくなるので、箸やフォークからお皿にこぼす程度です。相手にそれを見せることで、「あなたも自分の食べ方を見て」という間接的な意味を伝えることになるでしょう。
食べ終わったお皿をすぐに下げる
自宅やフードコートで食事をした場合は、食べ終わって空いているお皿をすぐに下げてください。複数のモノがあれば、目の前のことに集中できません。不要なお皿を下げることで、残されたお皿に意識が向けられます。その結果、食べ方の汚い自分の状態を認識させられるでしょう。
テーブルの上を拭く
食べ物がこぼれているなら、テーブルの上を拭いてください。これも間接的な対応になりますが、テーブルの上を拭くことで、「あなたの食べ方が汚いからこぼれた」という事実を伝えます。それで伝わらない人は多いかもしれませんが、親しくないなら言葉にしないほうが良いかもしれません。
真正面から注意
親子や友人、恋人や身内など、自分に近い人の食べ方が汚いのであれば、直接的な注意でもかまいません。率直に「その食べ方汚いよ」、もしくは「食べ方を直したほうが良いよ」と声をかけても良いでしょう。相手のためでもあるので、包み隠さず伝えてあげてください。
丁寧に説明する
どんなふうに食べ方が汚いのか。なぜ食べ方を気にしたほうが良いのか。丁寧な言葉で相手に説明しても良いでしょう。ただし、相手のプライドを傷つけることになるので、上司と部下、義理の関係であれば辞めてください。相手が自分より後輩であれば、ぜひ教えてあげましょう。
食べ方が汚い人の直し方
本人が食べ方を直したい。もしくは本人に食べ方を直してもらいたい場合、1日3回ある食事の時間を有効に使いましょう。メニューやお店によってマナーも違いますが、食べ方がキレイになることで、会合や冠婚葬祭の食事でも評価されるかもしれません。
ゆっくり丁寧に食べる
慌てて食べるのではなく、ゆっくり余裕を持って食事をとりましょう。動作がゆっくり丁寧であれば、食べ物をこぼす確率も減ります。時間をかけて食事することは悪くありません。ゆっくりする暇がなければ、こぼさなくて済むような形状の料理を選ぶ方法もおススメです。
端から食べる
お皿に乗っている料理の端から食べてください。真ん中から食べると、両端が残ってしまったり、身が崩れてキレイに食べられない可能性もあります。見た目を重視であれば、端から順番に食べていけば、残してしまった場合も形が崩れにくく、でキレイな形に抑えられるでしょう。
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混ぜない
例えばカレーやハヤシライスは、混ぜることなくそのまま食べましょう。「混ぜたほうがおいしい」という人もいますが、混ぜればお皿全体にルーが着きます。混ぜなければ半分で済み、見た目も出来上がった状態のままです。でも、混ぜたい人は混ぜてもかまいません。
食べやすいサイズにカット
食べる前に、自分の食べやすいサイズにカットしましょう。料理にそのままかぶりつくのではなく、一口サイズにすれば食べやすくなります。口からこぼれないので、お肉に着けられたソースも滴り落ちません。噛みやすくなるし、大きな口を開ける必要もなくなります。
器を手に持つ
犬のようにお皿へ口を近づけるのではなく、器を持って食事をしましょう。器と口の距離が遠ければ遠いほど、落とす確率は上がります。口の近くで持てば、例えこぼしたとしても食べ物は器の中。床に落とす前に救助することが可能になり、捨てる選択をする必要もなくなります。
食べ方がキレイになると姿勢も良く見える
和食・洋食・中華。メニューによってテーブルマナーは異なりますが、どの食事でも言えることは、食べ方がキレイだと姿勢が良く見えます。汚い食べ方をする人は足を組む、肘をつく、まっすぐ座らない、猫背になる習慣があります。キレイに食べることを心がければ、これらの態度を改めることに繋がり、必然的に姿勢も良くなる傾向が見られるでしょう。