打てば響く人の特徴について、紹介します。
ビジネスの場などで、時々『打てば響く』という表現を使うことがありますが、どんな意味なのでしょうか。
打てば響く人とはどんな人なのか、気になりますよね。
ここでは、打てば響く人の特徴と、打っても響かない人の特徴と対処法を紹介したいと思います。
あなたの身近にも、打てば響く人、売っても響かない人がいるのではないでしょうか。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
目次
「打てば響く」の意味とは
まずは、『打てば響く』の意味から紹介します。
打てば響くというのは、太鼓を叩くとドーンとすぐに音を響かせることを例えた言葉で、『働きかけるとすぐに反応する』という意味で使われます。
反応や受け答えが早いこと、ですね。
仕事上の指示や依頼に対して瞬時に反応し、自分の求めていた『答え』を示してくれる人を、打てば響く人と言います。
逆になかなか動いてくれない人、返事だけで求めている『答え』が返ってこない人のことを、『打っても響かない人』と言うようです。
「打てば響く」は褒め言葉?
『打てば響く』は褒め言葉なのでしょうか。
打てば響くの意味からも想像できるように、『打てば響く』は褒め言葉として使われます。
仕事上の指示や依頼に対してすぐに反応できるということですから、間違いなく褒め言葉と言って良いでしょう。
打てば響くは『反応が速いこと』だと言いましたが、ポジティブなことや相手が求めている答えを返したときに限って使われる言葉でもあります。
たとえば『この仕事頼める?』と言われたとき、『私やります!』と言える人は打てば響く人であり褒められていますが、『できません』と即答した人は打てば響く人とは言われません。
打てば響く人の特徴
では、打てば響く人の特徴を紹介します。
打てば響く人は反応や受け答えが速い人を指す褒め言葉だということが分かりましたが、具体的にはどんな人のことを言うのでしょうか。
打てば響く人に共通する特徴を5つ、挙げてみました。
打てば響く人の特徴は、こちらです。
仕事ができる
打てば響く人の特徴には、仕事ができることが挙げられます。
打てば響く人というのは、みな仕事ができるため上司から良い評価を得ている人でもあります。
周りからの指示や話をよく聞き、瞬時に反応できるというのは、すなわち『仕事ができる』ということですよね。
やることも早くテキパキしていて無駄がないので、周りからも信頼されていることでしょう。
効率が良い
打てば響く人の特徴には、効率が良いことが挙げられます。
打てば響く人が仕事ができるのは、効率が良いから。
やるべきことの計画をしっかり立てておけるので、いざというときにも焦ったりしません。
だからこそ、いきなり他の仕事を頼まれてもすぐに良い返事ができるのでしょうね。
優先順位の見極めができる
打てば響く人の特徴には、優先順位の見極めができることが挙げられます。
打てば響く人は、今何をやるべきか、何から進めていくべきかといった優先順位の見極めがきちんとできる人です。
『やりたいこと』と『やるべきこと』が違うということもきちんと分かっていますし、効率よく物事を進めていけるのも、すべて『優先順位』の見極めができているからだと言えるでしょう。
視野が広い
打てば響く人の特徴には、視野が広いことが挙げられます。
打てば響く人、特に女性に言えるのは『視野が広い』ということ。
周りをよく観察しているので、『相手の求めていること』が分かるのです。
打てば響くというのは、相手の望むこと、求めていることを瞬時に答えられることなので、視野が広いというのは最大の特徴だと言えるでしょう。
理解力がある
打てば響く人の特徴には、理解力があることが挙げられます。
打てば響くというのは、相手の質問に瞬時に答えることではありません。
相手の言いたいこと、その先に求めていることを先読みすること。
相手の求めてることを先読みするためには、理解力が欠かせませんよね。
『1を言って10を知る』ことができる理解力がある人こそが、打てば響く人なのです。
打っても響かない人の特徴
続いて、打っても響かない人の特徴についてお話します。
打っても響かない人というのは、『打てば響く人』の逆の意味なので、働きかけても思っていたような反応が返ってこない人、ということ。
具体的な特徴には、以下のようなものが挙げられます。
反応が曖昧
打っても響かない人の特徴には、反応が曖昧なことが挙げられます。
打っても響かない人は、『できる』『できない』といった返事をはっきりしない傾向があります。
そのため、頼まれたことが自分ではできないとしても断れず、結果として達成までに時間がかかってしまうことも少なくありません。
話を聞いていない
打っても響かない人の特徴には、話を聞いていないことが挙げられます。
打っても響かない人は、基本的に話を聞いていません。
相手が『何を』言ってるかよりも、『何か言ってるな』という認識なので、その人の話の内容を聞いていないのです。
話を聞いていないので、相手が何を求めているかなど分かるはずもありませんね。
余裕が無い
打っても響かない人の特徴には、余裕が無いことが挙げられます。
なぜ、打っても響かない人は、こちらが求めている返事ができないのでしょうか。
それはずばり、余裕が無いから。
今やるべきことにいっぱいいっぱいになってしまっていて、その他のことをすることができないのです。
とりあえず返事、もしくは謝る
打っても響かない人の特徴には、とりあえず返事もしくは謝ることが挙げられます。
打っても響かない人は話を聞いていないと言いましたが、『話を聞いている風で聞いていない』ことを裏付けるのが、とりあえず返事をしたりとりあえず謝ったりすること。
内容など理解していないのに、『はい、わかりました!』と返事をしたり、『すみません』と謝ったりするのは打っても響かない人ならではかもしれません。
やる気がないor空回りしている
打っても響かない人の特徴には、やる気がないもしくは空回りしていることが挙げられます。
打っても響かない人には2種類いて、全くやる気がないタイプと、やる気はあるのにそのやる気が空回りしているタイプ。
どちらも相手の本当に求めていることが何かを理解していないため、周りから見ると『打っても響かない人だな』という印象を与えてしまうでしょう。
打っても響かない人への対処法
最後に、打っても響かない人への対処法を紹介します。
打てば響く人もいれば、打っても響かない人もいるのが世の中というもの。
同じ職場に打っても響かない人がいると困ってしまいますが、そんなときはどうすれば良いのでしょうか。
打っても響かない人への対処法は、こちらです。
細かく説明する
打っても響かない人への対処法には、細かく説明することが挙げられます。
打っても響かない人が瞬時に反応できないのは、やり方が分からないからかもしれません。
『こんなこと言わなくても分かるだろう』と思わず、細かいことも説明するようにしてみましょう。
最初は面倒かもしれませんが、徐々にこちらの言いたいことが分かるようになるはずです。
具体的に言う
打っても響かない人への対処法には、具体的に言うことが挙げられます。
時間や書類の枚数などは、具体的な数字を指示しましょう。
また、なぜそうなるのかの理由も、できるだけ具体的に言うことがおすすめです。
理由が分からないと納得できないので、あなたの言うことも理解できないで終わってしまうもの。
そうならないためにも、指示は具体的に言うように心がけてみてください。
諦める
打っても響かない人への対処法には、諦めることが挙げられます。
あなたの上司が打っても響かない人だった場合、具体的に説明したりするのも難しいですよね。
また、何度言っても結果として直らないのであれば、諦めるのも一つの手。
その人に期待するのをやめれば、あなたがイライラすることもなくなるでしょう。
一つ一つ確認する
打っても響かない人への対処法には、一つ一つ確認することが挙げられます。
打っても響かない人は、余裕がなくて話を理解できていない可能性もあるので、説明するときは一つ一つ確認するようにしましょう。
大事なことを言ったあとは、相手の目を見て理解しているかを確認するのです。
分かっていなくても『わかりました』と言ってしまう人もいるので、そういう人には復唱させたり、自分の口で説明させるのもおすすめですよ。
コミュニケーションを取ってみる
打っても響かない人への対処法には、コミュニケーションを取ってみることが挙げられます。
人と話すことが苦手だったり、緊張していて『打っても響かない』状態になっているのかもしれません。
そういうタイプとは、積極的にコミュニケーションを取って仲良くなってみるのがおすすめ。
信頼関係ができれば、打っても響かない状態が改善されるかもしれませんよ。
打てば響く人は仕事ができる人
打てば響く人の特徴について、紹介しました。
打てば響く人は、こちらの問いかけに対してすぐに適切な返事を示してくれる人で、褒め言葉として使われます。
仕事ができる人に使われることも多く、仕事のできる人になりたいのなら、『打てば響く人』を目指したいもの。
打てば響く人は相手が何を求めているのか、どんな答えが欲しいのかをすぐに理解できる人なので、日頃から周囲を観察することも大切ですよ。