あなたの周りには、人をよくおちょくる人がいませんか。
人がおちょくられている場面は楽しくもありますが、反面多少の嫌悪感を抱くこともあります。
それにしても、おちょくる人はどのような考えを持って人をおちょくっているのでしょうか。
今回はおちょくる人の心理や特徴をお伝えしていきます。
おちょくる人への対処法もお伝えしますので、おちょくられて困っている方は参考にしてください。
目次
おちょくる人の心理
いたずらっぽい顔をして人をおちょくる人は、決してその人のことが嫌いでおちょくっているわけではありません。
よく観察すると、おちょくられた人の反応を楽しんでいるように見えます。
では、その心理にはどのようなものが働いているのでしょうか。
ここではおちょくる人の心理について、解説していきます。
相手を可愛いと思っている
人をおちょくる人には、相手を可愛いと思う心理が働いています。
特定の人をからかって面白がる行為をすることは、その人のことを可愛いと思っているからこそです。
一種の愛情表現と言ってもよいでしょう。
相手が子供っぽく無邪気な表情を見せる人であればあるほど、おちょくる人はその人のことを可愛いと感じておちょくりたくなるのです。
場を盛り上げようとする
人をおちょくる人には、その場を盛り上げようとする心理が働いていることも多いです。
その場が何らかの事態や話のせいで深刻で重い空気が流れていた場合、居心地の悪さを感じます。
おちょくる人はそのような場の空気を察して、おちょくりやすい人をからかって笑いの場を招き、その場の空気を和ませ盛り上げようとするのです。
相手に好意を寄せている
人をおちょくる人には、おちょくる相手に対して好意を寄せている場合が少なくありません。
好きだという心理が働くからこそ、相手に振り向いてもらいたく、からかってちょっかいをかけるのです。
そうすれば相手の気を引くことができ、自分の方を見てくれると信じているのでしょう。
不器用なタイプがよくとる行動です。
相手と仲良くなりたいと思っている
人をおちょくる人には、おちょくる人と仲良くなりたいと思う心理も働いている場合があります。
「とにかく相手に自分のことを知ってほしい」「相手に興味を持っているけどどのように接したらよいのかわからない」といった気持ちの裏返しの行動です。
おちょくっていると相手もそのおちょくりに対して言動を返してきますので、おちょくる人はそれが仲良くなれたと思っているのでしょう。
相手を元気づけようとしている
おちょくる人には、相手を元気づけたいという心理が働いている場合もあります。
人は笑顔のあふれる場を好みますが、もし自分がいる場に落ち込んで浮かない顔をしている人がいれば、元気づけたいという気持ちに駆られることでしょう。
おちょくる人は、元気づけの方法として元気のない人をからかって笑顔にしたいと思うのです。
おちょくられた人は最初は戸惑うかもしれませんが、気がつくとからかわれることで気持ちの切り替えができていたということが少なくありません。
おちょくられる人の特徴
人にはおちょくりにくい人もいれば、おちょくりやすい人もいて、人をからかって面白みを感じる人はおちょくりやすい人にちょっかいをかけては楽しんでいることが多いです。
しかし、それはおちょくられる人にとっては迷惑に感じることもあります。
ではおちょくられる人は、なぜからかわれやすいのでしょうか。
ここではおちょくられる人の特徴について、解説していきます。
リアクションが大きい
おちょくられる人には、リアクションが大きいという特徴があります。
例えば人からちょっかいをかけられて冷静に「それでどうしたの」という人は、おちょくっても面白みがありません。
しかし、ほんのわずかなことでもからかわれて大きなリアクションをすると、おちょくった人は喜びを感じて「またおちょくろう」という気持ちになりやすいです。
器が大きい
おちょくられる人には、器が大きいという特徴も挙げられます。
例えばいくらおちょくってからかっても、どっしりと構えて「うんうん」と笑顔でいる人がいます。
このような人にはおちょくる方も器の大きさを感じて「この人ならまたおちょくっても大丈夫」と甘え、度々おちょくるのです。
信頼されているからこそ、おちょくりの行為を受けると言えるでしょう。
その場の空気をよく読む
おちょくられる人には、その場の空気をよく読むことができるという特徴も挙げられます。
自分がおちょくられることで、その場の空気が盛り上がり和ませるという考えを持っているのです。
このような人にはおちょくる人も時を察しながら、「この人をおちょくって一緒に場を盛り上げよう」という心理が働きます。
親しみやすい
おちょくられる人には、親しみやすさを持っているという特徴も挙げられます。
ほとんどのおちょくる人は、いつも難しい顔をしている話しかけにくい人をおちょくるようなことはしません。
親しみやすく、「なぜ自分をおちょくるの」と気軽に返してくる人を選んでおちょくります。
おちょくる人は楽しさや笑いを求めますので、親しみやすい人をおちょくる相手として好むのです。
大人しい
おちょくられる人には、大人しいという特徴も挙げられます。
大人しい人はどのような場面でも人から何をされても騒ぐことはしませんし、穏やかな人が多いです。
おちょくる人は人をからかって楽しんでいることが多いわけですから、おちょくったことに対してすぐに怒りを返してくるような人をおちょくることはしません。
おちょくってもおちょくられたことに対して反応が薄い人は、もっと反応してほしいという気持ちから度々おちょくられることが多いです。
おちょくる人への対処法
ふざけることが好きな人は人をおちょくることでその人や周りの反応を楽しんでいます。
しかし、おちょくられる人にとっては「止めてほしい」「いい加減にして」と思っていることも少なくありません。
そこで、ここではおちょくる人への対処法を解説していきます。
適当に聞き流す
おちょくる人への対処法としては、おちょくっていることを適当に聞き流すという方法があります。
いくらおちょくられやすい人でも、あまりおちょくりが激しければストレスになることがあるでしょう。
そうならないためにも、相手の言動を適当に流してみてください。
おちょくる人は反応の薄さに気付き、からかうことを控えるようになるでしょう。
言動を褒める
おちょくる人の対処法としては、相手の言動を褒めるという方法もあります。
おちょくる人は相手にかまってほしかったり、自分のことを認めてほしいという気持ちからおちょくる行動に出ているといっても過言ではありません。
そこで、「私はあなたを認めている」ということを表現する方法として、相手を褒めるのです。
そうすれば、おちょくってくる人は承認欲求が満たされておちょくることが少なくなる可能性があります。
こちらが会話を仕切る
おちょくる人の対処法としては、こちらが会話を仕切るという方法もあります。
おちょくる人のペースに合わせて会話をしていると、いつまでもおちょくりがなくならずに嫌悪感を抱くことがないとも限りません。
そこで、自分が会話を仕切り自分のペースにもっていってみてください。
おちょくる人は自分のペースが乱れますので、フッとおちょくる行為を止める可能性が高いです。
関連記事はこちら▽ 嫌悪感を感じる人の特徴や心理|嫌悪感を抱く相手との付き合い方とは
信頼のおける人に相談する
おちょくる人の対処法としては、信頼のおける人に相談するという方法もあります。
おちょくりは遊びの一環としてとらえられていることが多いですが、あまり度が過ぎると嫌気がさしてストレスに感じることが無きにしも非ずです。
そのため信頼のおける人に、自分がおちょくられて困っていることを相談してみてください。
相談することで、今の状況を避ける良い方法が見つかることが少なくありません。
距離をおく
おちょくる人の対処法としては、距離を置くという方法もあります。
おちょくる人はその行為に対して面白みを感じ、いつまでもおちょくってくることもあるでしょう。
しかし、こちらはおちょくられることに対して嫌悪感を抱いている場合がありますので、そのときにはそっと距離を置いてみましょう。
そうすることでストレスの軽減ができますし、おちょくってくる人も「この人はおちょくることを嫌がっている」ということに気づくことが多いです。
おちょくる人とは上手に付き合いましょう
おちょくる人の心理やおちょくられる人の特徴、おちょくる人への対処法などについてお伝えしてきました、
おちょくられる人は、からかわれることに対してストレスをためる人もいることでしょう。
しかしおちょくる人は悪気はないことが多く、その場を自分が楽しんだり周りを楽しませようとしておちょくることが多いです。
そのためおちょくる人とは、適度な距離を持ち上手に付き合いましょう。
それがその場の空気を壊さずに、良い人間関係を築くための大切なこととなります。