あなたの周りには「この人、品格があるな」と思われる人はいますか。
品格がある人には一緒にいることでこちらまで気分を澄みきらせ、背筋が伸びるような清々しい印象を与えられる人が少なくありません。
今回は、そんな品格がある人の特徴をお伝えしていきます。
品格のある服装や逆に品格がない人の特徴などについても触れていきますので、品格について興味がある人はぜひ参考にしてください。
目次
品格がある人の意味とは
品格がある人とは、その言動から気高さや上品さが感じられる人のことを言います。
立ち居振る舞いが美しく、礼儀作法やマナーがしっかりと身についている人が多いです。
また、物腰が柔らかく落ち着いたイメージを与えます。
品格は一朝一夕に身につくわけではなく、長い期間を経て学んで得られる礼儀やマナーが意識せずとも表に出る傾向が強いです。
そのため品格を身に着けようとするのであれば、日ごろの言動に気を使い、雅やかな美しい振る舞いができるようにしなければなりません。
品格がある人の特徴
品格がある人には、「自分の佇まいはどうだろう」と気になってくるほど己を見返させる何かがあります。
品格があるとは人として褒めるに値する事ですが、どのような特徴を持ち合わせているのでしょうか。
ここでは品格がある人の特徴について、解説していきます。
知性が感じられる言葉遣い
品格がある人は、知性が感じられる言葉遣いをしているということが特徴として挙げられます。
人に対して「あなたの言動には心を動かされました」という意味を含めて、相手を称賛しながら言葉を使うのです。
言葉遣いが美しく、知的要素も多く感じられますので、知性が感じられる言葉遣いをする人には品格を感じることが少なくありません。
雅やかで丁寧なふるまい
品格がある人は、雅やかで丁寧な振る舞いをしていることも特徴として挙げられます。
このタイプは手の指先から足のつま先まで神経が行き届き、無意識に美しい佇まいと行動をしている人が多いです。
仕草の一つ一つにも優雅さが感じられ、見ている側が思わず目を見張ってウットリと見とれてしまう動きをします。
字が美しい
品格がある人は、美しい字を書くことも特徴として挙げられます。
字はその人の人となりを表すとよく言われますが、美しい文字は一文字書かれてあったとしても目を奪われてしまう傾向が強いです。
また、美しい文字を書く人には「育ちがよい」「心が美しい」「落ち着きがある」といった印象を与えられ、周囲からは好感を抱かれることが少なくありません。
ゆとりのある言動
品格がある人は、ゆとりのある言動をするということも特徴として挙げられます。
特に品格がある男性に見られますが、このタイプは職場でトラブルが起こっても感情的にならず、冷静に対処してイライラすることがありません。
周りのこともよく見えて気配りも忘れませんので、その行動から頼りがいがあり、人望を得る人も多いです。
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自分の考えをしっかり伝えられる
品格がある人は、自分の考えをしっかり伝えられるという特徴も挙げることができます。
特に普段は大人しくてもいざという時には自分の考えを「こうです」と伝えることができる女性には、品格を感じさせる傾向が強いです。
相手に嫌われたくないから相手に合わせてばかりの八方美人にはいくら美しい人でもがっかりさせられますが、しっかりと自分を持っている人には潔ぎの良さまでもが感じられます。
品格のある服装
人のイメージは醸し出される雰囲気や行われる仕草によって大きく印象が違いますが、服装も人に印象付けるための大切な要素の一つです。
では、品格のある服装とは一体どのような服装のことを言うのでしょうか。
ここでは品格のある服装について、解説していきます。
清潔感のある服装
品格のある服装をするためには、清潔感のある服装をすることが大切です。
特別に美しくきらびやかな服装でなくても構いません。
ただ、シミやほつれ、毛玉のある服は見るからに清潔感がありませんので、人の前に出ても恥ずかしくない装いを心がけましょう。
きちんと洗濯されていてアイロンがかけられている服装は、品格を表すための必要最低限の要素です。
エレガントな服装
品格のある服装をするためには、エレガントな服装をするということも大切なことです。
露出が控えられて上品で優美、それでいて落ち着きのある服装は、多くの人の人気を集めます。
自分のシルエットを大切にして、体のラインが出過ぎず出さな過ぎずがベストです。
かっちりとしながらも、優美さを大切にした服装は、品格のある雰囲気を漂わせます。
ジャストサイズの服装
品格のある服装をするためには、ジャストサイズにこだわることも大切です。
例えばパンツであれば、体のラインがはっきりと出過ぎては品が失われます。
とはいえ、ダボダボのサイズでも品は感じられません。
きちんと感が出たサイズで、体のラインに無理のない上質な素材であれば品格も感じられるでしょう。
それでいて品の良い言動が伴っていれば、問題ありません。
素材が良い服装
品格のある服装をするためには、素材が良い服装をすることを心がけることも大切です。
流行を求めることも悪くはありませんが、品格がある人は上質の素材で長く着られる服装を好む傾向が強いです。
丁寧に服装を選び、品よく美しく着こなそうとするからです。
しっかりとした上質の素材に、肌ざわりが良く動きやすい服装をしていれば品の良さが出ることは間違いありません。
シンプルな服装
品格のある服装をするためには、シンプルなデザインや色を選ぶことも大切です。
華やかできらびやかなデザインや色も悪くはありませんが、品よく着こなそうと思えばベーシックな色で、落ち着きのあるシンプルなデザインの服装がおススメです。
流行に左右されにくく、様々な着こなしも望めますし、どのような人にも合わせやすい品の良さを表せるというメリットを持っています。
品格がない人の特徴
品格がある人には多くの人が「素敵な人だな」と思わせる雰囲気が漂っていますが、逆に品格がない人には顔をしかめさせるような印象を受けることが少なくありません。
品格がない人には共通の特徴が備わっています。
そこでここでは品格がない人の特徴について、解説していきます。
オーラを感じ取ることができない
品格がない人には、その人からにじみ出る品格のあるオーラを感じ取ることができないという特徴が見られます。
品格は「品格を出そう」と思い、表に出せるものではありません。
日ごろからの経験の積み重ねによってその人の内側から出てくるもので、オーラは自然に出てくるのです。
そのため品格がもともとない人には、そんなオーラが感じられません。
品格がない人には、言葉遣いが乱雑という特徴も見られます
人との良好な関係を築くために、フレンドリーさを出そうとする人がいますが、そのような人は言葉遣いが乱雑な人が多いです。
ざっくばらんと乱雑は違いますので、勘違いしているのでしょう。
それでは品格は全くありません。
言葉遣いの汚さは、品格を出すのに邪魔をしているといえるでしょう。
周りからの印象が悪い
品格がない人には、周りの人からの印象が悪いという特徴も見られます。
品格があれば周りの人からは憧れの対象とされますし、良好な人間関係を築きたいと思わせる印象が備わっているでしょう。
しかし品格がなければ人は「この人のそばに近寄りたくない」「この人と話をする気になれない」といった気持ちを抱かせます。
日ごろの雑で品を落とす言動が、人の印象を悪くするのです。
マナーが悪い
品格がない人には、マナーが悪いという特徴も見られます。
例えば人が並んで順番を取っているのに、横から割り込んで何気ない顔をしている人には品を感じることはできません。
また、食事では食事中の食べ方や音などが汚ければマナーができていないとされて、人に与える印象を悪くします。
このように礼儀やマナーができていなければ、人からは品格はないものとみなされることがほとんどです。
人の噂話や悪口が好き
品格がない人には、人の噂話や悪口が好きという特徴も見られます。
例えば「〇〇さんは学歴ばかり自慢してるけど、実はたいしたことない学校しか出ていないみたい」というような噂話はもってのほかです。
また、「〇〇さんって気位ばかりが高いよね」といったような悪口もするべきではないでしょう。
そんな品の無い話が好きな人からは、品格のかけらも感じることはできません。
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品格を高めるには
品格は付けようと思ってもすぐに自分のものになるものではなく、日々の生活の中で意識しながら少しずつついていくものです。
では、品格を付けてそれを高めるためにはどのようにすればよいのでしょうか。
ここでは品格を高めるための方法について、解説していきます。
美しい姿勢を目指す
品格を高めるためには、美しい姿勢を目指すという方法があります。
姿勢の悪い人からは品格の良さを感じ取ることはできません。
やはり背筋を伸ばして全身に神経を行き渡らせ、正しい姿勢をしている人から出なければ品格は感じ取られないでしょう。
品格のある上品な印象を与えるためにも、美しく正しい姿勢を心がける事をおススメします。
相手への気遣いを忘れない
品格を高めるためには、いついかなる時にでも相手への気遣いを忘れないという方法も心がけなければなりません。
自分の主張ばかりをするのではなく、相手が何を望んでいるのか、相手の立場に立って考えることが大切です。
そうすれば周りの人からは「あの人は人のことをきちんと考えられる品のある人だ」という評判を得ることができるでしょう。
品格のある人の真似をする
品格を高めるためには、品格のある人の真似をするということも一つの方法です。
人は品格がある人になりたいと望む人が少なくありませんが、独りよがりで品の良さを打ち出そうとしても無理が出ることもあります。
そこで周りの品のある人を見つけて、丁寧に真似をしてみてください。
自然に品格が備わって、真似をしているうちに品格のある人として周りの評判を得ることができるでしょう。
マナーを身に着ける
品格を高めるためには、マナーを身に着けるという方法も忘れることができません。
例えば食べ方ですが、クチャクチャと音を立てて食べたり、口に食べかすを付けたりなどのような食べ方は品を疑います。
また、挨拶についても時候に合わせて美しい言葉遣いで相手を敬いながら挨拶をしなければ品はありません。
マナーは品格のある人のオーラを身に纏うための必須の条件と言えるでしょう。
誰にでも平等に丁寧に接する
品格を高めるためには、誰にでも平等に丁寧に接するということも大切です。
例えば上司ならきちんと挨拶をするのに部下なら挨拶をしないとか、お店の店員さんには偉そうに物を言うなどは、品のある行動とは言えません。
品格のある人は人を選ぶことなく誰にでも丁寧な対応をしますし、自分を凛と持って変にぺこぺこすることもないのです。
品格を高めるためには、分け隔てなく対応をすることを心がけるべきでしょう。
日頃から美しい心と所作を心がけましょう
品格がある人の特徴や品格のある服装、逆に品格がない人の特徴などについてお伝えしてきました。
品格がある人は多くの人の憧れの対象であり、品格を高めたいと思う気持ちは誰にでもあるでしょう。
しかし品格は今求めてすぐにつくものではありません。
日ごろからの心がけが大切で徐々に身についていくものですので、品格を身に着けようと思えば日ごろからの美しい心がけと所作を意識しましょう。
それが品格を身に着けるための近道と言えます。