仕事で常に安定した結果を出し続ける、決して怠けたりさぼったりせず何にでも地道にコツコツ取り組む人、あなたの周りにいませんか?
諦めずに努力を続ける人に派手さはありませんが、その誠実さから周りに信用されやすく、コツコツ積み上げたものが最終的には実るため会社でも評判が良いはずです。
今回はそんな地道にコツコツやる人の性格や心理、また彼らの長所や短所、コツコツ物事を続けるにはどうしたらいいのか、をご紹介します。
目次
地道にコツコツやる人の性格
地道にコツコツやる人はあまり目立たず、どちらかというと地味な印象を相手に与えるのではないでしょうか?
表立って行動はしませんが、その地道な努力の積み重ねで会社や組織を支えている人はたくさんいるものです。
地道にコツコツやる人はどのような性格の持ち主なのでしょう。
まじめで誠実
地道にコツコツ取り組む人の多くは、非常にまじめで誠実です。
決められたルールにしっかりと沿って仕事をするので、大きなトラブルに発展することも滅多にありません。
融通が利かない、頭が固いと言われることもあるかもしれませんが、最終的にはみんなに頼りにされている、そんな存在でしょう。
何事にも手を抜かない
地道にコツコツ仕事に取り組む人は、自分の業務を適当にこなしたり手を抜いたりするようなことは一切ありません。
例え人に見られていなくても、コツコツ仕事を続けています。
そのため誰もやりたがらない作業を押し付けられたり、損な役割が回ってくることも。
いいように使われてしまうこともありますが、やはり手を抜くことはないでしょう。
控えめで謙虚
1人で地道な作業をコツコツ続ける人は大抵控えめで、そして謙虚な性格の持ち主です。
目立ったことはあまり好きではないので、自分の努力を人にひけらかすようなこともしません。
人のためではなく自分のためにやっている、そう思っているからです。
縁の下の力持ち的存在で、陰からみんなを支えることを得意としています。
集中力が高い
地道にコツコツやる人の集中力はずば抜けて高く、一度作業に没頭すると休憩することも忘れて取り組みます。
特に好きなこと、興味があることに対しては並々ならぬ情熱を注ぐ傾向にあるでしょう。
あまりに集中しすぎて体調を崩したり、私生活に支障をきたすことも多々あるので注意が必要です。
冒険はしない
大胆な挑戦で今までにない成果を生み出したり、大きく成功したりする人がいます。
一方で地道にコツコツ積み上げるタイプの人は、自ら大きな冒険は侵さず、安全な道を進むでしょう。
慎重で保守的と思われるかもしれませんが、彼らはどんな時も堅実な方法を選んでコツコツ成果を積み上げることで成功を収めているのです。
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地道にコツコツやる人の心理
地道な作業をコツコツ続けるには忍耐と集中力、そして努力が必要です。
すぐに結果が表れないと人は挫折してしまいがちですが、地道にコツコツ続けることが出来る人は決して諦めません。
いったい彼らはどのような心理で、地道にコツコツと物事に取り組んでいるのでしょうか。
夢や目標を持っている
地道にコツコツ作業ができる人は、どうしても叶えたい夢や目標を持っていることが多いでしょう。
コツコツと作業を積み上げることが夢や目標に到達する最短距離だと考えており、どんな努力も惜しみません。
「必ず叶える!」という強い意志が原動力となっています。
今の自分に満足していない
原状に満足してしまえば、それ以上良くしようという気はなかなか起きません。
地道にコツコツ続ける先に自分の成長や成功がある、そう考える人は今の自分に満足せず、更なる高みを目指します。
自分はまだまだやれるという向上心と、探求心を持ち合わせているのです。
負けず嫌い
地道にコツコツやる人はどちらかというと大人しいイメージをもたれますが、実は負けず嫌いで強い意志を持っている人も多いものです。
そうでなければ楽な方楽な方に流され、地道にコツコツ物事に取り組めません。
ガッツと底力があり、みんなが諦めてしまうようなトラブルも最後まで粘り強く取り組むことで解決してくれるでしょう。
達成感を得たい
地道にコツコツやった先には、必ずゴールがあります。
ゴールに到達した時に得られる達成感、これを味わいたくて地道にコツコツやる人も多いでしょう。
失敗や辛いことも乗り越えたからこそ味わえる達成感は、何にも代えられないと考えているのです。
結果以上に過程を重視している
勉強や仕事で成果を上げることも大切ですが、地道にコツコツやる人はその過程も重視しています。
コツコツ続けてきたからこそ得られる物がある、と考えているからです。
仮に思うような結果が出なくても、失敗を次に生かそうと気持ちを切り替えます。
地道な努力ができない人の特徴
地道にコツコツ努力することはとても大切で、成功の必須要素と言っても過言ではありません。
とはいえ頭では分かっていても、なかなか地道な努力は続かないものです。
どうしても甘えが出てしまい、途中で挫折してしまう人が多いのではないでしょうか。
今回は地道な努力ができない人の特徴をご紹介します。
打たれ弱い
自分が思った通りの結果が出ないと落ち込むような打たれ弱い人は、地道な努力が続きません。
「自分なんて、何をやってもどうせ上手くいかない」と、すぐに諦めてしまいます。
努力をすればすぐに結果が出ると勘違いしており、コツコツ積み上げるということを知らないのです。
結果が全てと思っている
いくら努力する過程が大切だと言っても、結局は結果が全て。
このような人たちは、地道な努力をバカにする傾向があります。
努力なんてしなくてもとにかく結果を残せればいいと考えており、ズルをしたり不正をはたらいたりして、手っ取り早く済ませようとすることも。
見つかってしまえば信用を失い、結果どころではなくなってしまいます。
効率を優先する
効率的に最小限の努力で結果を出そうと考える人は、地道に続けることを嫌っています。
コツコツ積み上げることよりも即効性を求めがちで、とにかく最短距離を行きたがるのです。
コツコツ努力をしなくても結果を残せる裏ワザがあるに違いないと、勘違いをしているのかもしれません。
未来より今が大切
努力してより良い未来を手にするより、今この瞬間を楽しく過ごしたいと考えている人は地道に努力することが苦手です。
自分に甘く、誘惑があれば後先考えずに楽な方へ流されていきます。
先を見通す力に欠けており、大抵後から「あの時もっと努力しておけば」と後悔しいています。
飽きっぽい
1つのことに集中できない飽きっぽい性格の人は、地道な努力を苦手とする人が多い傾向にあります。
色んなことに興味が湧きすぎて、次から次へと新しい物事に手を出したくなってしまうからです。
継続は苦手ですが、新しい価値観に触れてもすぐに吸収する柔軟性を持っているとも言えるかもしれません。
地道にコツコツやる長所と短所
物事を地道にコツコツ積み上げるには忍耐が必要であり、継続力がある人は多くの場合称賛されがちです。
とはいえ裏を返せば、1つの方法に固執する頭の固い人、と言えなくもありません。
今回は地道にコツコツやる長所と短所をご紹介します。
長所
前向きでポジティブ
地道にコツコツやる人は、考え方が前向きで非常にポジティブと言えるでしょう。
例え上手くいかなくても、「次はきっと成功する」と信じて再び地道な努力を続けられるからです。
他の人が諦めたり投げ出しそうになっても、ただひたすら前だけを見て継続できる精神的強さを持ち合わせています。
忍耐力がある
物事が上手くいかない時、誰だって投げ出してしまいたくなるものです。
しかし地道にコツコツやる人は最後までやり遂げようという忍耐力があり、中途半端で終わらせたりはしません。
粘り強く取り組む姿勢は、周囲のメンバーにも良い影響を与えることも多いでしょう。
言葉ではなく、働く姿勢でみんなを引っ張っていくタイプです。
頼りになる
地道にコツコツやる人は非常に真面目なので、いざという時に頼りにされがちです。
目を見張るような成果を上げることは少ないかもしれませんが、言われた仕事はきちんと最後までやり遂げることをみんな知っているからです。
他の人はあまりやりたがらないような地味で細かい仕事も嫌がらずにこなすので、職場では重宝される存在になるでしょう。
短所
1つの考えに固執してしまう
地道にコツコツやる人の多くは、新しいことにチャレンジすることが苦手です。
自分が慣れているやり方、自分が良いと思っている方法に固執しがちで、新しい考えを取り入れることがありません。
せっかく周りがアドバイスをしてくれても聞き入れないこともあり、頭が固い人と思われてしまうことも。
効率が悪い
いくら地道にコツコツやっていても、非効率的な働き方をしていては意味がありません。
ところがどんなことも地道にコツコツやる人は、あまり時間をかけなくても出来るようなことにも時間を割いてしまいがちです。
そのせいで業務効率が悪くなり、周りの人の仕事に悪影響が出てしまうこともあるでしょう。
ストレスを受けやすい
地道にコツコツやるには多くの誘惑を断ち切り、自分に打ち勝つ必要があるため大きなストレスがかかります。
適度に息抜きをしたり時には自分を甘やかすことも必要なのですが、地道にコツコツやる人は自分に厳しい人が多く、知らないうちにストレスを抱えてしまうのです。
いつも全力を尽くすことは素晴らしいですが、体を壊してしまっては元も子もありません。
コツコツ地道な努力を続けるには
世の中には地道な努力が続かない人に対して「根性が足りないからだ」といった根性論をぶつけてくる人がいます。
しかし残念ながら気合だけで努力は長く続きませんし、途中で挫折してしまうことの方が多いでしょう。
コツコツ地道な努力をつづけるには、いったいどうすればいいのでしょうか。
目標を意識する
漠然とコツコツ努力しようと思っても、長くは続きません。
継続するには具体的な目標が必要不可欠です。
自分はいったい何のために地道に努力を続けようと考えたのか、努力を続けた結果自分はどうなりたいのか、といった具体的な目標を掲げましょう。
投げ出したくなった時に目標を思い出せば、気持ちを立て直すことが出来るはずです。
目標は分割する
最初にあまりに大きな目標を持ってしまうと、目標に到達する前に挫折しかねません。
大きな目標は小さなステップに分解し、1段ずつ階段を上るようにしていきましょう。
そうすれば達成感を味わいやすく、気が付けば大きな目標に到達していた、というパターンも大いにあり得ます。
適切な目標設定は、コツコツ努力を続けるためにとても重要です。
完璧さを求めない
せっかくコツコツ努力をしてきても、途中で誘惑に負けてしまうこともあるでしょう。
そんな時は完璧を目指さないことです。
たとえ1日くらい自分を甘やかしたからと言って、自分には努力なんて出来ないと諦めないでください。
積み重ねた努力は無駄にはなりません。
また1からコツコツ続けていけばいいだけです。
結果を急がない
地道な努力はすぐには実りません。
結果を急ぐあまり、「せっかく努力したのに意味がなかった」と投げ出してしまうのは非常に勿体ないことです。
地道な努力の積み重ねには長期的な目線が必要ですから、自分をあまり追い込まないようにしてください。
時には柔軟な発想を
コツコツ努力を積み重ねることは大切ですが、間違った努力を続けることは時間の無駄遣いにつながります。
仮にコツコツ積み上げてきた方法がイマイチと思うなら、ぜひ別の方法も試して下さい。
努力の方向が間違っていなければ、きっと目標に到達できるはずです。
1つの方法に縛られず、上手くいかない時は新しい方法にチャレンジする柔軟な頭を持ちましょう。
地道にコツコツ続けられるのは1つの才能
コツコツ努力を続けようと頭では思っていても、実際に実行できる人は少ないものです。
ですから地道な努力を苦労なく続けられるというのは、ある種1つの才能と言えるでしょう。
「自分は意志が弱いから、努力なんて続かない」と思う人もいるかもしれませんが、心配はいりません。
継続するための仕組みとちょっとした工夫があれば、あなただって努力を継続できるようになるはずです。