あなたの周りには、「この人本当にいい人なのだろうか」と疑わしい人はいませんか。
世の中には様々な人間がいて、それぞれが協力し合いながら生活しています。
「この人親切だな」と思う人も多いですが、そのような人の中には本当はいい人ぶっているだけという人もいるのです。
そこで今回は、いい人ぶる人の特徴をお伝えしていきます。
目次
いい人ぶる人の特徴
いい人ぶる人は本当の顔を周りの人に見せていない作られた人であるため、付き合うにしても気を付けて接しなければなりません。
そのためいい人ぶる人の特徴を知っておけば、安心して付き合うことができます。
では、いい人ぶる人の特徴とはどのようなものがあるのでしょうか。
ここではいい人ぶる人の特徴を解説していきます。
自分に自信がない
いいぶる人の特徴には、自分に自信がないということがあります。
このタイプは、「人に嫌われたくない」という想いから、いつでもどこでも誰にでも「自分はいい人だ」とアピールしたいのです。
自分に自信がなく、他人が自分をどのように見ているのかということが気になって仕方がないのでしょう。
そのためいい人を演じる傾向にあります。
責任を取らない
いい人ぶる人の特徴には、責任を取らないということもあります。
いい人ぶる人は、人が自分をどのように思っているのかを気にしている傾向が強いです。
そのため責任感を必要とされる言動を避けたがります。
責任感はいい人ぶる人にとって恐怖であるため、責任を取ることはしないのが当たり前になっているのでしょう。
外面が良い
いい人ぶる人の特徴には、外面が良いということも挙げられます。
このタイプは人から良い人だと思われたい想いから、人の前だと張り切って言動を起こしていい人を演じるのです。
そのくせ自分に近い存在である家族の前では、いい人ぶることはしません。
いい人の仮面を外して、自己を表します。
人の噂話をする
いい人ぶる人の特徴には、人の噂話をするということも挙げられます。
いい人ぶる人は自分を抑えていい人を演じているため、ストレスを感じている人が多いです。
人はどこかでストレスを発散しなければなりませんが、いい人ぶる人にとってストレス発散は噂話をすることになります。
いい人ぶる人にとって「人の噂話は蜜の味」となるのでしょう。
プライドが高い
いい人ぶる人の特徴には、プライドが高いということも挙げられます。
プライドが高いからこそ、人にいい人に見られたいのです。
いい人に見られたいあまり、自分を高い能力を持った人間に見せすぎて平常心を保つことができません。
自分を隠して演じ続けることに、疲れを感じる傾向にあるからです。
いい人ぶる人の心理
人は誰もがいい人になりたいという想いがあります。
そのため実際にはいい人にほど遠いのに、いい人ぶる人も少なくありません。
では、いい人ぶる人にはいい人になりたいという想いを下にして、どのような心理が働いているのでしょうか。
ここではいい人ぶる人の心理について、解説していきます。
自分を認めてほしい
いい人ぶる人には、自分を認めてほしいという心理が働いています。
「嫌いにならないで」「自分を認めて」という強い承認欲求から、いい人ぶる人になったのでしょう。
しかし、いい人ぶることは自分を偽っていることと同じです。
そのためストレスを常に感じて、自分らしさを失われる危険性があります。
虚栄を張りたい
いい人ぶる人には、虚栄を張りたいという心理も働いていることがあります。
自分を実際よりも大きな人間に見せたいという想いから、いい人を演じているのです。
しかし、実際には本物のいい人ではありませんので、いつかは本来の自分を見せるときが来るかもしれません。
そのため虚栄を張っていい人を演じている人は、常にハラハラしながら毎日を送ることになります。
人に好かれたい
いい人ぶる人には、人に好かれたいという心理も働いています。
いい人ぶる人は、いつも人に好かれていたいタイプです。
そのため自分が起こした言動について「これで嫌われることをしていないはず」「これでいい人と思われているはず」という考えが頭から離れません。
人に好かれているかどうか、いつも不安感を抱えています。
人から褒められたい
いい人ぶる人には、人から褒められたいという心理も大きく働いています。
人は大人であれ子供であれ、人から褒められると承認欲求が満たされて喜びを感じるものです。
いい人ぶる人は特に承認欲求が強く、いつも褒められていたいのでしょう。
「あの人はいい人だ」と人から褒められるように、いい人であり続ける努力を怠りません。
いつも平和でいたい
いい人ぶる人には、いつも平和でいたいという心理も働いています。
いい人ぶる人は、何に屈することなく常に中立の立場に立つことが多いです。
争いを嫌い、平和な空気を好むからでしょう。
その心理が強く働くため、人の悪口で花が咲いている場面では自ら発言をすることはありません。
たとえ発言を求められてもその人を悪く言うのではなく、悪口の的になっている人を「肯定的に認めよう」と促すような発言をします。
いい人ぶる人が嫌いな理由
いい人ぶる人は、いい人を演じているだけです。
そのためふとした拍子に本当の自分が現れその結果、人から嫌悪感を持たれやすい空気を漂わせています。
ではいい人ぶる人が嫌われる理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、いい人ぶる人が嫌いな理由を解説していきます。
裏表がある
いい人ぶる人が嫌いな理由には、裏表があるからということが挙げられます。
いい人ぶる人は、裏に回ったときに人の悪口を言ってみたり、そうかと思えば本人の前では持ち上げる発言をすることが多いです。
また、人の前では張り切って行動を起こしますが、見ていないところでは適当にさぼったりすることも少なくありません。
そのためいい人ぶる人が行っていることを知ると、否応なしに嫌悪感を抱きます。
自分で決断できない
いい人ぶる人が嫌いな理由には、自分で決断できないからということも挙げられます。
いい人ぶる人は他の人に否定の気持ちを持たれたくないため、「自分は〇〇と思う」と強い気持ちで自分の考えを発言することができません。
何かの決断を迫られる時にも、「あの時は〇〇と言っていたけど、やっぱり〇〇」と自分の意見を簡単に変えることが多いです。
そのように自分を持っていない人には、人は好意を抱くはずはないでしょう。
かまってちゃん
いい人ぶる人が嫌いな理由には、かまってちゃんだからということも挙げられます。
人に常にかまっていられなければならないタイプで、かまってほしいがゆえにいい人ぶって人の気を引こうとするのです。
人が自分を見ていなければ、ちょっかいをかけて人の目を自分に向けようとします。
そのようないい人ぶる人にはうっとおしさを感じますので、嫌悪感を抱く人が多いです。
人によって態度が変わる
いい人ぶる人が嫌いな理由には、人によって態度が変わるからということも挙げられます。
いい人ぶる人は基本的に外面が良いため、自分の上の立場の人には特に自分をいい人に見せようと必死です。
職場では上司にいいところを見せようと張り切りますが、反面自分の下の立場の人には手を抜く傾向にあります。
人によってコロコロと態度が変わるような人に、人は好意を持つことはありません。
見返りを求めたがる
いい人ぶる人が嫌いな理由には、見返りを求めたがるからということも挙げられます。
本当にいい人は、見返りなど求めません。
しかしいい人ぶる人は、いいことをしたから何かをしてもらえるという考えです。
見返りがあるからいい人を演じて動くとも言えるでしょう。
そのような見返りを求めるタイプには嫌らしさを感じ、嫌悪感を抱かざるを得ません。
いい人ぶってる人かどうかの見分け方
人と付き合う場合には、相手がどのような人なのかを見極めながら付き合うことも大切です。
特に「この人はいい人だ」と思っていても、ただいい人ぶっているだけの場合には、気をつけなければなりません。
では、いい人といい人ぶってる人を見分けるためにはどのようにすればよいのでしょうか。
ここではいい人ぶってる人かどうかの見分け方を解説していきます。
表情を観察する
いい人ぶってる人かどうかの見分け方には、表情を観察するということがあります。
いい人は自分の思いをそのまま表情に表しますので、作った表情を浮かべることはありません。
しかしいい人ぶる人は、いい人と見られたいがゆえに作り込んだ表情で笑みを浮かべるような傾向が強いです。
作った表情は強張ったところがありますので、このような表情を浮かべた人はいい人ぶっているということがわかります。
頼みごとをする
いい人ぶってる人かどうかの見分け方には、頼みごとをしてみるということもあります。
いい人ぶっている人は人から良く思われたいため、人が何か頼みごとをしてきたときにはどのような事でも調子よく引き受けようとするでしょう。
しかし本当にいい人は責任感を持って物事を引き受けようとしますので、自分に無理があると思った場合には引き受けません。
そのため「それもこれも大丈夫」と簡単に引き受ける人は、いい人ぶっている可能性が高いです。
他の人との対応を観察する
いい人ぶってる人かどうかの見分け方には、他の人との対応を観察するという方法もあります。
いい人はいつでもどこでも誰とでも、自分をしっかり持って態度を変えません。
しかしいい人ぶっている人は自分をいい人に見せたいため、相手によって態度を変えています。
他の人との対応を見て、人によって態度を変えるようなところが見られれば、その人はいい人ぶっているということが言えるでしょう。
相談事を持ちかけてみる
いい人ぶってる人かどうかの見分け方には、相談事を持ちかけてみるという方法もあります。
いい人は相談事を持ちかけると真摯に話を聞いてあなたのためになる言葉を返してくれますが、いい人ぶっている人はそうではありません。
しっかりとしたアドバイスの言葉ではなく、あなたの気に入るような言葉しか返ってこないのです。
そのため相談事をしても相手があなたの共感ばかりしているようであれば、その人はいい人ぶっているということが言えます。
友人を観察してみる
いい人ぶってる人かどうかの見分け方には、その人の友人を観察してみるという方法もあります。
いい人ぶっている人は、自分を抑えていい人に見せたいため人と真剣に向き合っているとは言えません。
そのため周りにいる人は、上辺だけの付き合いをする友人が多いのです。
本当にいい人は深く人と付き合う傾向にありますので、浅い付き合いしかできない友人が多い人はいい人ぶっているという可能性が高いと言えます。
いい人ぶるのをやめるには
いい人ぶることにはメリットもありますが、そうする自分が嫌になることもあるでしょう。
いい人ぶることは、自分が疲れることも多いのです。
ではいい人ぶるのをやめるには、どのようにすればよいのでしょうか。
ここでは、いい人ぶるのをやめるための方法を解説していきます。
人の思い通りに動かない
いい人ぶるのをやめるためには、人の思い通りに動かないという方法があります。
いい人ぶる人はいい人に見られたい想いが強いため、自分を抑えて人の言うとおりに行動する傾向が強いです。
人に合わせることは時には必要ですが、あまり人の思い通りに動くと自分のやりたいことも見えなくなります。
自分をなくさないためにもいい人を意識せずに、自分の想いを大切にしてみてください。
自分の好きな事を見つける
いい人ぶるのをやめるためには、自分の好きな事を見つけるという方法もあります。
いい人ぶるのは自分に自信がないからです。
それなら自分に自信を持てることを探してみましょう。
自分の好きな事であれば見つけやすいはずですので、興味がわくことや好きだなと思うことを模索してみてください。
自分に自信が持てることが見つかれば、自信がついていきますのでいい人ぶる必要もなくなります。
今いる場所を変えてみる
いい人ぶるのをやめるためには、今いる場所を変えてみるという方法もあります。
いい人をやめて自分らしさを出したいと思っても、これまでいい人ぶっていたですから急に態度を変えることは難しいでしょう。
それなら今いる場所を変えて、新しい環境に身を置くという方法を取ってみてください。
新しい環境であれば心機一転しやすいですし、これまでいい人ぶっていたあなたを知る人も少ないでしょう。
新しい自分に生まれ変わるチャンスを手にすることができます。
頼みごとを安易に引き受けない
いい人ぶるのをやめるためには、頼みごとを安易に引き受けないという方法もあります。
これまでどうしてもいい人と思われたくて、大抵のことを引き受けてきたことでしょう。
しかし、中にはできないこともあるはずです。
あまり頼みごとを引き受け続けると、いい人ぶるのに疲れた自分を見ることになります。
そのため出来ることと出来ないことをハッキリさせて、あれもこれも引き受けることは止めましょう。
自己主張をする
いい人ぶるのをやめるためには、自己主張をするという方法もあります。
いい人ぶっていると、相手の意見ばかりを優先して自分の意見を主張することはほぼないでしょう。
しかしそれでは自分がなくなりますし、周りも本当のあなたの姿がわかりません。
そのため自分に自信を持って、自分の意見や気持ちを主張してみてください。
ただのいい人ぶっている人から卒業できます。
自分を大切に日々を過ごしましょう
いい人ぶる人の特徴や心理、いい人ぶるのをやめるにはといったことについてお伝えしてきました。
いい人ぶることは、周りの人に迷惑をかけることではありません。
しかし、いい人ぶっている中で、自分がいい人を演じることに疲れを感じることもあるでしょう。
それでは毎日を有意義に過ごすことができません。
そのため可能な限り本当のいい人を心がけて、自分を大切に毎日を過ごしましょう。
いい人ぶることは、決しておススメできることではありません。