親のすねかじりをする人について、紹介します。
あなたの周りにも、親のすねかじりをしている人はいませんか。
いくつになっても親に頼りっぱなしな『親のすねかじりをする人』ですが、一体どんな人のことを言うのでしょうか。
ここでは、親のすねかじりをする人の特徴や心理、やめさせる方法などについて詳しく見ていきたいと思います。
また、親のすねかじりをする人の末路についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
親のすねかじりの意味とは
まずは、『親のすねかじり』の意味から紹介します。
『親のすねかじり』すなわち『親のすねをかじる』を辞書で引くと、以下のような意味がありました。
いくつになっても、親に生活の援助をしてもらっている
生活費を出さずに、親のお金で生活している
親のすねかじりとは、自分のお金ではなく親が稼いだお金で生活している人に対して使われる言葉です。
学生のうちは収入がない、もしくは少ないから仕方がないとはいえ、社会人になってからも親のお金で生活し続けるのは、ちょっと違いますよね。
そのため、『親のすねかじり』は褒め言葉として使われることはありません。
親のすねかじりをする人の特徴
では続いて、親のすねかじりをする人の特徴について紹介します。
親のすねかじりをする人は、いくつになっても親に生活の援助をしてもらっている、生活を助けてもらっている人のことですが、具体的にはどんな特徴があるのでしょうか。
親のすねかじりをする人の特徴は、こちらです。
親離れできていない
親のすねかじりをする人の特徴には、親離れできていないことが挙げられます。
親のすねかじりをする人に共通しているのは、みな『親離れ』ができていないこと。
また、それと同時に親も『子離れ』できていないと言えるでしょう。
いつまでも親を頼っている、子供を甘やかしている親子関係だからこそ、子供が親のすねかじりになるのです。
ニート
親のすねかじりをする人の特徴には、ニートであることが挙げられます。
学生でもなく、社会人でもなく、家に引きこもっていたりアルバイトをして過ごしているニートは、典型的な親のすねかじりをする人です。
自分が定職に就いていないので、親のお金を当てにして生活しているのです。
親に経済力がある
親のすねかじりをする人の特徴には、親に経済力があることが挙げられます。
親のすねかじりをするということは、親に『かじれるだけの経済力』があるということ。
もちろん全てがそうではないのですが、親にそれなりの経済力がなければ、子供はすねをかじることはできませんから、親に経済力があるのも1つの特徴なのです。
収入が少ない
親のすねかじりをする人の特徴には、収入が少ないことが挙げられます。
親のすねかじりをする人は、自分の収入だけでは生活するのが不安なほど、収入が少ないことが多いです。
社会人であっても、手取りが15万円未満などと少ない場合、それだけで生活するのは難しいですよね。
だからこそ、親に頼ってしまうのです。
学生を続ける
親のすねかじりをする人の特徴には、学生を続けることが挙げられます。
親のすねかじりをする人の中には、親に生活費を出してもらえるのは学生のうちだけだと思っている人もいますので、社会人にならずに学生を続ける人もいるもの。
大学、大学院、留学、専門学校、更に大学に入り直すなどを繰り返し、30歳を過ぎても延々と学生で居続ける人もいるのです。
結婚後も親のすねかじりをする人の心理
続いて、結婚後も親のすねかじりをする人の心理について紹介します。
学生のうちは親のすねかじりをしていても仕方がないですが、結婚後も親のすねかじりを続けるのは、正直どうなの?と思ってしまいますよね。
結婚後も親のすねかじりをする人の心理には、以下のようなものがあります。
甘えている
結婚後も親のすねかじりをする人の心理には、甘えているというものが挙げられます。
結婚後も親のすねかじりを続けるのは、みな親に甘えている証拠でしょう。
親はいつまでも元気だと思っているからこそ、親に甘え、自分が結婚して家庭を持っても親のすねかじりを続けてしまうのです。
頼るのが親孝行だと思っている
結婚後も親のすねかじりをする人の心理には、頼るのが親孝行だと思っていることが挙げられます。
確かに、親からすれば結婚してもあなたは自分の子供であることに変わりはありません。
頼られて嬉しいという気持ちも、少なからずあるでしょう。
だからこそ、頼るのが親孝行だと勘違いしてしまい、いつまでもすねかじりをやめることができません。
自分の給料じゃ生活が不安
結婚後も親のすねかじりをする人の心理には、自分の給料じゃ生活が不安というものが挙げられます。
普通は、自分たちで生活の基盤ができてから結婚するものですが、甘えている人は生活の基盤ができていなくても結婚してしまいます。
自分の給料だけでは不安なので、同居して親に生活費を出してもらっていることもあるでしょう。
自立したくない
結婚後も親のすねかじりをする人の心理には、自立したくないというものが挙げられます。
結婚したら新しく家庭を持つわけですから、普通はそこで自立するのですが、自立したくない、自立するのがめんどくさいと思っている人は、いつまでも親のすねかじりを続けます。
結婚しても、家事や育児などを親に任せっぱなしにする人もいるでしょう。
子供(孫)を可愛がってほしい
結婚後も親のすねかじりをする人の心理には、子供(孫)を可愛がってほしいというものが挙げられます。
孫の顔を見せるのは、確かに親孝行ですが、孫の顔を見せるのと孫の面倒を見させる、お金を出させるのは違いますよね。
しかし、子供を可愛がってほしい一心で、親に子供のためのお金を出させる人もいるものです。
親のすねかじりをやめさせる方法
ではここで、親のすねかじりをやめさせる方法について紹介します。
たとえば兄弟や友人などの身近な人が親のすねかじりを続けている場合、何とかしてやめさせたいと思うもの。
親のすねかじりをやめさせるのは簡単ではありませんが、やめさせたいのなら以下の方法を試してみてください。
親はいつまでもいないと伝える
親のすねかじりをやめさせる方法には、親はいつまでもいないと伝えることが挙げられます。
普通に考えれば、年齢からいって子供よりも先に親が死ぬのは当たり前のこと。
今は元気ですねかじりをさせてくれているかもしれませんが、いつまでも元気でいるとは限りません。
親がいなくなったときのことを意識させるのは、すねかじりをやめさせる1つの方法です。
親に子離れさせる
親のすねかじりをやめさせる方法には、親に子離れさせることが挙げられます。
子供に対してアプローチするよりも、親に対してアプローチする方が効果的。
すねかじりするのが身内であれば、親に対して援助するのをやめるように伝えてみましょう。
親が子離れしなくては、子供がすねかじりをやめるはずがありません。
縁を切る
親のすねかじりをやめさせる方法には、縁を切ることが挙げられます。
身内が親のすねかじりをしていてイライラしてしまうのなら、自分が親やその兄弟などと縁を切ってしまうのもありかもしれません。
もしくは、親がすねかじりをしてくる子と縁を切るしかありません。
社会人として自覚させる
親のすねかじりをやめさせる方法には、社会人として自覚させることが挙げられます。
社会人になってまで親のすねかじりをしているのであれば、『もう社会人になったんだから』と社会人であることを自覚させるのも1つの手。
結局は本人次第ではありますが、社会人としての自覚が芽生えることで、親のすねかじりもやめられるかもしれません。
自分には関係ないと割り切る
親のすねかじりをやめさせる方法には、自分には関係ないと割り切ることが挙げられます。
自分が何を言ったとしても、結局は親と、その該当する子供の問題ですよね。
部外者が口出ししたところで、何も変わらないのが現状なのです。
仕方がないので、自分には関係ないと割り切ってしまうこともアリかもしれません。
親のすねかじりの末路
最後に、親のすねかじりの末路について紹介します。
親のすねかじりをいつまでも続けている人の末路は、どうなるのでしょうか。
親のすねかじりをしていても気にしない、という人もいると思いますが、親のすねかじりを続けていると、以下のような末路があなたに訪れるかもしれません。
親は先に死ぬ
親のすねかじりの末路には、親は先に死ぬことが挙げられます。
親のすねかじりをいつまで続けていてもその人の自由ですが、親はあなたよりも先に死にます。
つまり、親が死んでいなくなった途端に生活の基盤が崩れてしまうということ。
その後は、どうやって暮らしていけばいいのか…路頭に迷ってしまうでしょう。
財産分与のとき分け前がなくなる
親のすねかじりの末路には、財産分与がなくなることが挙げられます。
親のすねかじりをしていたときに援助してもらっていたものを、生前贈与と受け取られてしまうと、実際に親がなくなったときの財産分与で受け取り分がなくなってしまうことも。
それどころか、生前贈与で受け取った分の方が多ければ、そこから返さなくてはいけなくなるのです。
一人で何もできない
親のすねかじりの末路には、一人で何もできないことが挙げられます。
親のすねかじりをずっと続けていると、一人では何もできない人間になってしまいます。
生活能力という点では、はっきり言って皆無と言っても過言ではありません。
親が亡くなったあとどうなるかは、目に見えていますね。
自己破産する
親のすねかじりの末路には、自己破産することが挙げられます。
親のすねかじりをしているときの生活レベルを落とせずにいると、親が亡くなったあとに自己破産するのも遠くありません。
お金の当てが無くなったのに、自分で稼ぐこともせず同じ生活をしていたら、自己破産するのも時間の問題でしょう。
周りから見放される
親のすねかじりの末路には、周りから見放されることが挙げられます。
親のすねかじりを続けていると、兄弟などの身内だけでなく、友人などからも見放されていきます。
親のすねかじりをしている人はだらしない、一人では何もできないイメージが強いですから、関わりたくないと思われるのも仕方ないですね。
まとめ:親のすねかじりをやめて親を助けてあげよう
親のすねかじりをする人の特徴や結婚後も親のすねかじりをする人の心理、親のすねかじりをやめさせる方法、そして親のすねかじりの末路について紹介しました。
親のすねかじりは、単なる甘えでしかありません。
もちろん色々な家庭の事情や考え方があるため一概には言えませんが、社会人になったら親のすねかじりをやめ、今度は親を助けてあげてくださいね。