叱責される人について、紹介します。
あなたの周りにも、叱責される人はいませんか。
もしくは、すぐに叱責する上司がいて困っている…という人もいるかもしれませんね。
ここでは、そんな叱責される人の特徴やすぐ叱責する人の心理、叱責されたときの対処法などについて、詳しく見ていきたいと思います。
また、上手に叱責する方法についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
叱責の意味とは
まずは、『叱責』の意味から紹介します。
『叱責』は『しっせき』と読み、辞書で引くと以下のような意味がありました。
他人の失敗などをしかり、咎めること
相手の失敗や過失を責めるニュアンスを含むことから、叱責は度々パワハラになるのでは…とも言われていますよね。
淡々と相手に伝えたり間違いを指摘する様子ではなく、『叱責』は大声で怒鳴るというニュアンスも含むため、あまり良い印象ではありません。
職場の上司と部下など、上下関係のあるところで起こることが多いです。
叱責される人の特徴
続いて、叱責される人の特徴について紹介します。
気がつくと、いつも同じ人ばかり叱責されている、なんてことはありませんか。
実は叱責される人には、共通する特徴があります。
その特徴について、詳しく見ていきましょう。
言い訳する
叱責される人の特徴には、言い訳することが挙げられます。
ミスやトラブルがあったとき、素直に認めずに言い訳から入る人っていますよね。
『ミスをした』という事実は変わらないのですから、まずは認めて謝罪することが先決。
それなのに言い訳ばかりする人は、度々叱責されていることでしょう。
同じミスを繰り返す
叱責される人の特徴には、同じミスを繰り返すことが挙げられます。
叱責される人は物覚えが悪く、同じミスを何度も繰り返すことが少なくありません。
ミスをするのは誰にでもあるため仕方がないことですが、毎日のように同じミスを繰り返すのは問題ですから、叱責されるのも無理はないでしょう。
報連相ができない
叱責される人の特徴には、報連相ができないことが挙げられます。
報連相とは、報告、連絡、相談のこと。
1人が報連相を怠ると、業務全体に支障が出ることも少なくありませんから、会社では報連相を徹底するように呼びかけていますよね。
つまり、そんな大事な報連相ができない人は、有無を言わさず叱責される対象になるわけです。
責任転嫁する
叱責される人の特徴には、責任転嫁することが挙げられます。
叱責される人は、自分のミスを他人になすりつけるなど責任転嫁することが多いです。
自分が叱られたくないから、という防衛反応の一種ではありますが、責任転嫁するせいで余計に怒られることにも、早く気づくべきでしょう。
関連記事はこちら▽ 責任転嫁する人の特徴や心理|責任転嫁する人の末路とは
勤務態度が悪い
叱責される人の特徴には、勤務態度が悪いことが挙げられます。
遅刻や欠勤が日常茶飯事だったり、仕事中にスマホを見ているなどの明らかなサボり癖があるなど、勤務態度が悪い人は怒られて当然ですよね。
仕事というのは、働いた分に見合った給料を貰うものですから、明らかに給料泥棒状態であれば、叱責されるのも仕方ないでしょう。
すぐに叱責する人の心理
続いて、すぐに叱責する人の心理について紹介します。
周りから見ていると、そんなすぐに怒鳴らなくてもいいのに…と思うこともありますよね。
周りが気にしてしまうほどすぐに叱責する人は、どんなことを考えているのでしょうか。
プライドが高い
すぐに叱責する人の心理には、プライドが高いことが挙げられます。
すぐに叱責する人はとにかくプライドが高く、自分のプライドを傷つけられたと感じると相手を叱責してきます。
このタイプは、理不尽に叱責してくることも少なくないので、注意しなくてはなりません。
イライラする
すぐに叱責する人の心理には、イライラするというものが挙げられます。
なぜ些細なことで叱責するのか?というと、それはずばりその人に対して『イライラする』から。
その人の態度や言葉使いなどにイライラするため、ちょっとしたことでも叱責してしまいます。
日頃から相手に対してストレスを溜めていることでしょう。
何度言っても分からないから
すぐに叱責する人の心理には、何度言っても分からないからというものが挙げられます。
同じことを何度も聞いてきたり、いつも同じミスをしている人に対して叱責したくなる気持ちはとてもよく分かります。
今日聞くのは一度目でも、トータルでは何回も教えているのに…というイライラが募り、すぐに叱責してしまいます。
相手のためだと思ってる
すぐに叱責する人の心理には、相手のためだと思っているというものが挙げられます。
すぐに叱責する人の中には、相手に期待しているからこそ、相手のためになればと叱責している人もいます。
自分が若手の頃に叱責されていたという人が多く、叱責することに悪気は全くありません。
優位に立ちたい
すぐに叱責する人の心理には、優位に立ちたいというものが挙げられます。
完全なるパワハラ体質ですが、相手を叱責し、相手が言い返せない様子を見ることで優越感を覚える、という人もいます。
自分が相手よりも優位に立っていないと気が済まないタイプなので、あらゆることで難癖をつけてくるでしょう。
上司に叱責された時の対処法
ではここで、上司に叱責されたときの対処法について紹介します。
上司に叱責されるというのは、誰でも一度は経験があるのではないでしょうか。
すぐにパワハラだなんだと騒ぐのではなく、ポジティブに捉えたり自分を見つめるきっかけにしていきましょう。
期待されていると思う
上司に叱責されたときの対処法には、期待されていると思うことが挙げられます。
上司に叱責されたときには、できるだけポジティブに捉えましょう。
期待していなければ、叱られることもないのだから、自分は期待されているんだと前向きに捉えてみることをおすすめします。
今後のアドバイスと受け取る
上司に叱責されたときの対処法には、今後のアドバイスと受け取ることが挙げられます。
こちらもポジティブに捉えるやり方ですが、上司の叱責は『自分へのアドバイス』だと思うようにしてみましょう。
今後どうすれば良いのかのアドバイスを貰えたと思えば、次も頑張ろうと思えるのではないでしょうか。
きちんと反省する
上司に叱責されたときの対処法には、きちんと反省することが挙げられます。
上司に叱責されたのなら、理不尽な場合を除ききちんと反省してください。
自分の何がダメで何を直せば良いのかを知り、次に活かしていくことが何よりも大切なこと。
反省しなければ、いつまでも叱責され続けてしまいます。
自分のミスを認める
上司に叱責されたときの対処法には、自分のミスを認めることが挙げられます。
上司に叱責されたということは、あなたに何かしらのミスがあったということ。
まずはそれを認めることから始めましょう。
自分のミスを認め、同じようなミスをしないようにすることが第一です。
素直に謝る
上司に叱責されたときの対処法には、素直に謝ることが挙げられます。
上司に叱責されたら、言い訳をする前にまずは謝りましょう。
自分が悪いのであれば尚更、素直に謝ることは大切です。
素直に謝り、次につなげていけば良いので、そこまで気落ちする必要はありませんよ。
上手に叱責するやり方とは
最後に、上手に叱責するやり方について紹介します。
上司も、部下を辞めさせたくて叱責するわけではありません。
部下を鼓舞し、より良くなってほしいから叱責するんですよね。
相手に伝わる叱責のやり方は、こちらです。
場所やタイミングを考える
上手に叱責するやり方には、場所やタイミングを考えることが挙げられます。
上手に叱責するために、場所やタイミングも必要不可欠。
人前で大声で叱るのは、ただのパワハラでしかありません。
できるだけ人がいないときなど、2人きりのときに話すことをおすすめします。
具体的に言う
上手に叱責するやり方には、具体的に言うことが挙げられます。
叱責するのが下手な人は、曖昧な表現を好むため相手にうまく伝わらないことも少なくありません。
曖昧な表現ではなく、具合的に言うことがおすすめ。
『もっと分かりやすくやって』ではなく、『もっと○○を××にするように』と言われた方が、叱責された方も趣旨をきちんと把握することができるでしょう。
感情的にならない
上手に叱責するやり方には、感情的にならないことが挙げられます。
叱責するとき、つい感情的になって怒鳴る人がいますが、これは絶対にNG。
大声で怒鳴られるのは間違いなくパワハラであり、相手に自分の言いたいことも伝わらなくなってしまいます。
感情的にならず、淡々と冷静に話しましょう。
期待してることを伝えておく
上手に叱責するやり方には、期待していることを伝えておくことが挙げられます。
叱責する前には、相手に必ず『期待しているからこそ、あえて言わせてもらうけど』と期待していることを伝えましょう。
相手も期待されていると分かれば、叱責も素直に受け入れてくれるのではないでしょうか。
改善策を伝える
上手に叱責するやり方には、改善策を伝えることが挙げられます。
起こってしまったミスを責めるだけではなく、次はどうすればいいのか、同じことをしないためにはどうすればいいのか、といった改善策やアドバイスも一緒に伝えましょう。
ダメだったところを指摘するだけでは、いつまで経っても同じことを繰り返してしまいます。
まとめ:叱責される人は自分の言動を見直そう
叱責される人の特徴やすぐ叱責する人の心理、上司に叱責されたときの対処法、そして上手に叱責する方法について紹介しました。
叱責される人は、あなた自身に問題があるケースも多いですから、今一度自分の普段の言動を見直してみましょう。
最初から完璧にできる人間などいませんが、完璧にやろうとする努力はするべきです。
叱責されたことをきっかけに、より成長していけるといいですね。