スマホ依存症の症状や原因|スマホ依存症の末路とは

スマホ依存症について、紹介します。

中高生などの若い世代だけでなく、大人でも注意が必要な『スマホ依存症』。

ここでは、あなたもなる可能性のあるスマホ依存症について、詳しく見ていきたいと思います。

スマホ依存症の特徴や原因、なりやすい人の特徴、メリットとデメリット、治し方の他、スマホ依存症の末路やおすすめの対策についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

スマホ依存症の意味とは

まずは、『スマホ依存症』の意味から紹介します。

厳密にいうと、スマホ依存症のこれといった概念はありません。

しかし、以下のような状態の人をスマホ依存症と呼ぶことが多いです。

● いかなるときでもスマホを手放せない
● スマホの使用をやめることができない
● スマホが使えない状態が続くと、不安になったりイライラする

スマホ依存症は、たとえば買い物依存症やアルコール依存症と同様に、『心身に悪影響を及ぼしているにも関わらず、原因となるもの(スマホ)をやめられない』ことを言うのです。

スマホ依存症の特徴や症状

では続いて、スマホ依存症の特徴や症状について紹介します。

スマホ依存が重症化するとどのような症状が出るのか?は人それぞれ異なるのですが、スマホ依存症の人には以下のような特徴や症状が見られることが多いです。

時間を忘れて没頭する

スマホ依存症の特徴や症状には、時間を忘れて没頭することが挙げられます。

『ちょっとだけ』のつもりでスマホを使いだしたら、いつのまにか数時間経過していた…という経験はありませんか。

まさにこれが、スマホ依存症の特徴の1つ。

時間を忘れてスマホに没頭してしまうのは、スマホ依存症の典型的な特徴です。

やるべきことが疎かになる

スマホ依存症の特徴や症状には、やるべきことが疎かになることが挙げられます。

スマホ依存症になると、1日のうち何時間もの時間をスマホに費やしてしまうため、本来やるべきことが疎かになってしまいます。

学生なら勉強、社会人なら仕事、主婦なら家事といった『やるべきこと』ができなくなってしまうのです。

不安やイライラが強い

スマホ依存症の特徴や症状には、不安やイライラが強いことが挙げられます。

スマホ依存症の人は、スマホが手元になかったり、LINEの返事がなかなか来ない、スマホの充電が切れそうな状態などに強いストレスを感じてしまいます。

その結果、不安やイライラといった情緒不安定な状態になることもあるでしょう。

常に寝不足

スマホ依存症の特徴や症状には、常に寝不足であることが挙げられます。

スマホ依存症の人は、寝る間も惜しんでスマホに没頭します。

それこそ、スマホを夜中まで使っていることも少なくなく、常に寝不足になっていることでしょう。

次の日が仕事であっても、夜中までスマホを使うのをやめられません。

頻繁にスマホをチェックする

スマホ依存症の特徴や症状には、頻繁にスマホをチェックすることが挙げられます。

スマホ依存症の人は、とにかく頻繁にスマホをチェックします。

お風呂やトイレにもスマホを持っていきますし、友達や恋人といてもスマホのチェックは欠かせません。

何をするにも、スマホのチェックが優先なのです。

スマホ依存症の原因

続いて、スマホ依存症の原因について紹介します。

現代病の1つといっても過言ではない、スマホ依存症。

しかしなぜ、スマホ依存症になってしまうのでしょうか。

原因は、どうやら精神的な部分にあることが多いようです。

飽きない

スマホ依存症の原因には、飽きないことが挙げられます。

人は、何につけてもつまらないものはすぐに飽きてしまいます。

しかしスマホは、絶えず新しい情報が流れてくるわけですから、InstagramやTikTokといったSNSは特に『飽きる』ことを知りません。

飽きないからこそ、何時間でもスマホを使っていられるのです。

話題についていけない不安

スマホ依存症の原因には、話題についていけない不安が挙げられます。

スマホ依存症になってしまう人は、絶えず新しい情報を仕入れておかないと、次の日周りの人と話が合わないかも、話についていけないかもという不安が強いです。

特に中高生に多い、スマホ依存症の原因だと言えるでしょう。

人間関係のトラブル

スマホ依存症の原因には、人間関係のトラブルがあることが挙げられます。

スマホ依存症の人の多くは、人間関係のトラブルがあることが多いです。

人間関係がうまくいかない、という悩みを晴らすために、スマホに逃げているのでしょう。

スマホの中では、憂鬱な人間関係に悩まされることもありませんからね。

人より優位に立ちたい

スマホ依存症の原因には、人より優位に立ちたいというものが挙げられます。

SNSで最新情報を仕入れたい、スマホゲームのランキングで1位をとりたいなどという気持ちが、スマホ依存症に拍車をかけていることは言うまでもありません。

人より優位に立ちたい気持ちが、あなたからスマホを手放せなくさせているのです。

ストレスが溜まっている

スマホ依存症の原因には、ストレスが溜まっていることが挙げられます。

ストレスの発散方法を知らない人は、手軽な方法としてスマホに走ります。

このタイプは、SNSの中では別人のようなキャラを演じていることもあるでしょう。

スマホの世界でストレスを発散しているので、スマホがやめられるはずはありませんね。

スマホ依存症になりやすい人の特徴

続いて、スマホ依存症になりやすい人の特徴について、紹介します。

スマホ依存症は中高生などの若い世代に多いのは言うまでもありませんが、近年では大人でもスマホ依存症になる人が増えています。

以下の特徴がある人は、スマホ依存症になりやすいので注意しなくてはなりません。

承認欲求が強い

スマホ依存症になりやすい人の特徴には、承認欲求が強いことが挙げられます。

スマホ依存症になりやすい人は、承認欲求が人一倍強いです。

周りの人から認めてもらいたい気持ちを、スマホの世界で叶えようとしているため、スマホ依存症になるのは必然的だと言えるでしょう。

劣等感がある

スマホ依存症になりやすい人の特徴には、劣等感があることが挙げられます。

スマホ依存症になりやすい人は、自分自身に何かしらの劣等感を覚えています。

人と自分を比べる癖があり、『自分は何をやってもダメだ』『自分にはいいところが何もない』などと思っているのです。

人間関係の悩みがある

スマホ依存症になりやすい人の特徴には、人間関係の悩みがあることが挙げられます。

友達や同僚、上司、家族とうまくいかないと悩んでいる人ほど、スマホ依存に陥りやすいと言えるでしょう。

SNSでは面倒な人間関係もありませんし、自分を否定する人もいませんからね。

世の中に不満がある

スマホ依存症になりやすい人の特徴には、世の中に不満があることが挙げられます。

スマホ依存症になりやすい人は、人間関係だけでなく世の中にも不満を覚えていることでしょう。

たとえば、『何をやってもつまらない』『毎日が楽しくない』などの不満を抱えている人ほど、不満のないスマホに逃げてしまいます。

コミュ障

スマホ依存症になりやすい人の特徴には、コミュ障であることが挙げられます。

スマホ依存症の人は、人間関係にトラブルを抱えていることからも分かるように、人間関係を築くのが得意ではありません。

人との距離感が分からない、何を話せばいいか分からないなど、コミュ障の人ほどスマホ依存症になりやすいと言えるでしょう。

スマホ依存のメリットとデメリット

ではここで、スマホ依存のメリットとデメリットについて紹介します。

スマホは便利なものなので、なくてはならないものですよね。

スマホ依存には実はメリットもあるのですが、やはりデメリットの方が大きいことは否定できませんね。

メリット

情報収集できる

スマホ依存のメリットには、情報収集できることが挙げられます。

絶えずスマホを使っているスマホ依存症の人ですから、情報収集能力は誰よりも優れていると言えるでしょう。

勉強でも仕事でも、情報収集は欠かせませんよね。

情報収集できることは、スマホ依存の立派なメリットと言えるでしょう。

承認欲求が満たされる

スマホ依存のメリットには、承認欲求が満たされることが挙げられます。

スマホ依存症の人の大半は、承認欲求が人一倍強いもの。

SNSの世界では別人のようなキャラを演じることもできますし、多くの人から『いいね』を貰うことで、地震の承認欲求を満たすことができるでしょう。

連絡手段ができる

スマホ依存のメリットには、連絡手段ができることが挙げられます。

スマホ依存症の人は、常にスマホを手元に置いておくわけですから、考え方によっては『いつでも連絡がとれる』ということ。

特に相手が中高生などの子供であれば、連絡手段が確保されるのは立派なメリットと言えるのではないでしょうか。

デメリット

生活リズムが乱れる

スマホ依存のデメリットには、生活リズムが乱れることが挙げられます。

スマホ依存症になると、夜中までスマホをいじることが増えるなど、生活リズムが乱れます。

寝不足が続けば翌日頭が働かなくなりますし、勉強や仕事に支障が出ることは言うまでもありませんね。

正しく使えなくなる

スマホ依存のデメリットには、スマホが正しく使えなくなることが挙げられます。

本来、スマホは便利なものであり決して悪いものではありません。

しかしスマホ依存症になってしまうと、周りの人も『スマホは悪いもの』だと思ってしまい、スマホを正しく使う機会を失ってしまうのです。

心身に悪影響を及ぼす

スマホ依存のデメリットには、心身に悪影響を及ぼすことが挙げられます。

スマホの使いすぎは、頭痛や肩こり、ドライアイなどの症状を引き起こす恐れがあります。

また、SNSなどで返信が来ないたびに不安になったりイライラしたりなど、情緒不安定のきっかけになるなど、心身に悪影響を及ぼすことは否定できません。

スマホ依存症の治し方や改善方法

それでは、スマホ依存症の治し方や改善方法について紹介します。

スマホ依存症は、放っておくと心身に悪影響を及ぼすので、なるべく早く改善するべきだと言えるでしょう。

スマホ依存症を治すためには、以下のことを試してみてください。

ルールを決める

スマホ依存症の治し方や改善方法には、ルールを決めることが挙げられます。

いきなり『スマホ全面禁止』にしても、実践できるはずがありません。

まずは、簡単なルールを決めましょう。

たとえば、食事のときにはスマホは使わない、夜10時以降は使わないなどの簡単なことから決めることをおすすめします。

メンタルクリニックに相談する

スマホ依存症の治し方や改善方法には
メンタルクリニックに相談することが挙げられます。

本気でスマホ依存症を治したい、自分ではどうすることもできないのであれば、メンタルクリニックに相談にいきましょう。

依存症に強いメンタルクリニックであれば、スマホ依存症を治すためのアドバイスもしてくれるはずです。

体を動かす趣味を作る

スマホ依存症の治し方や改善方法には、体を動かす趣味を作ることが挙げられます。

スマホ依存症を治すには、自然に『スマホを使わない時間』を作るのがベスト。

そのためにおすすめなのが、体を動かす趣味を作ることです。

ジムに通う、ランニングをするなど、体を動かす趣味を見つけてみてはいかがでしょうか。

生活リズムを整える

スマホ依存症の治し方や改善方法には、生活リズムを整えることが挙げられます。

スマホ依存症の人は生活リズムが乱れていて、特に睡眠時間が短い傾向にあります。

そのため、睡眠時間の確保をメインに生活リズムを整えていきましょう。

スマホをいじらずベッドに入る、という習慣作りから始めてみてくださいね。

目の前の人との会話を楽しむ

スマホ依存症の治し方や改善方法には、目の前の人との会話を楽しむことが挙げられます。

スマホ依存症の人は、目の前に人がいても、『スマホをいじりながら』会話をします。

人と話すときにはスマホは触らず、目の前の人との会話を楽しむようにしてみましょう。

スマホがなくても、会話が弾むことに気がつくはずですよ。

スマホ依存症の末路

続いて、スマホ依存症の末路について紹介します。

スマホ依存症をそのまま放っておくと、どうなるのでしょうか。

スマホ依存症は周囲の人にも迷惑をかけることがありますし、改善しないと以下のような末路があなたを待っているかもしれません。

成績が下がる

スマホ依存症の末路には、成績が下がることが挙げられます。

学生の場合は特に、スマホ依存症を続けているとほぼ確実に成績が下がります。

スマホが気になって勉強が手につかない挙句、夜更かしをするため翌日の授業にも身が入らないので、成績が下がるのは目に見えていますね。

仕事を失う

スマホ依存症の末路には、仕事を失うことが挙げられます。

スマホ依存症の人は遅刻や欠勤が増える他、集中力の低下などによるミスも増えてしまいます。

そうなると仕事での信頼がなくなり、昇給昇格はおろか、いずれ仕事を失うことになるかもしれません。

そうなる前に、スマホ依存症を何とかしなくてはなりませんね。

リアルの友達がいなくなる

スマホ依存症の末路には、リアルの友達がいなくなることが挙げられます。

スマホの世界ばかりが充実していくと、いずれ現実世界に魅力を感じなくなります。

リアルの友達との関係がどんどん薄くなり、いざというときに頼れる友達がいなくなってしまうでしょう。

現実では孤独になってしまいます。

うつ病を発症する

スマホ依存症の末路には、うつ病を発症することが挙げられます。

スマホ依存症は不安やイライラといった情緒不安定になることも多いので、精神を病んでしまうことも少なくありません。

うつ病を発症して何もやる気がなくなってしまったり、最悪の場合は不安に耐えられずに命を落としてしまうこともあるでしょう。

借金してまで課金する

スマホ依存症の末路には、借金してまで課金することが挙げられます。

スマホ依存症の中でも、特にゲームに依存している人は、借金してまで課金するようになってしまいます。

適度な課金は自由ではありますが、借金してまで課金するのは違いますよね。

スマホ依存症、ゲーム依存症だからこそ、課金がやめられなくなってしまうのです。

スマホ依存におすすめの対策方法やグッズ

最後に、スマホ依存におすすめの対策方法やグッズについて紹介します。

スマホ依存は、完全な依存症になる前に手を打っておくことで、ある程度予防することが可能です。

スマホ依存におすすめの対策方法やグッズを紹介しますので、気になるものがあったら試してみてください。

スマホ依存症対策アプリを使う

スマホ依存におすすめの対策方法やグッズには、スマホ依存症対策アプリを使うことが挙げられます。

スマホ依存症対策アプリには色々なものがありますが、『スマホを使わないと育つ育成ゲーム』などがあります。

スマホを一切使わないことで、経過した時間に応じて植物や動物などが育っていくため、気軽に楽しみながらスマホを抑制したい人におすすめです。

WiFiを解約する

スマホ依存におすすめの対策方法やグッズには、WiFiを解約することが挙げられます。

本気でスマホの使用を控えたいのなら、思い切って自宅のWiFiを解約しましょう。

WiFiがなければスマホは使い勝手が一気に悪くなりますし、データ通信による料金も高額になるため、物理的にもスマホを控えるようになるでしょう。

制限をかける

スマホ依存におすすめの対策方法やグッズには、制限をかけることが挙げられます。

中高生などの未成年のスマホ依存を抑制するためには、保護者がスマホそのものに制限をかけるのもおすすめです。

フィルタリングと同様に、『何時から何時まではスマホは使えない』という状態を作っておくのです。

タイムロッキングコンテナ

スマホ依存におすすめの対策方法やグッズには、タイムロッキングコンテナが挙げられます。

タイムロッキングコンテナは、分単位で時間を指定し、時間が経過するまではロックが外れないというもの。

タイムロッキングコンテナそのものの値段も1万円以上と高額なので、スマホを使いたくなっても『勿体なくて壊せない』ため、必然的に時間が経つまでスマホを使わなくなるでしょう。

タイマー式南京錠

スマホ依存におすすめの対策方法やグッズには、タイマー式南京錠が挙げられます。

タイムロッキングコンテナと使い方やシステムは同じですが、安価で鍵だけに特化したのがタイマー式南京錠。

手持ちのスーツケースなどに誘惑のもの(スマホなど)を入れ、タイマー式南京錠をかければ、時間が来るまで開けることはできません。

まとめ:スマホは正しく使えば便利!依存せずスマートに使いこなそう

スマホ依存症の特徴や原因、なりやすい人の特徴、メリットとデメリット、治し方、末路、そしてスマホ依存症におすすめの対策方法やグッズについて紹介しました。

スマホ依存症は社会問題になりつつあり、決して他人事ではありません。

自分は大丈夫だと思わず、誰でもスマホ依存症になる可能性があることを知りましょう。

そして、スマホに依存せずに、正しくスマートに使いこなすことを心掛けてくださいね。