せかせかしてる人の特徴や心理は?仕事でせかせかしない方法を紹介!

せかせかしてる人の特徴や心理は?仕事でせかせかしない方法を紹介!

あなたは「せかせかしてるね」と言われたことはありますか?

あなた自身、そんなに急いでいるつもりはないのに「せっかちだよね」「慌てるなよ」と言われてると気になりますよね。

また、「あの人なんであんなにせかせかしているのだろう?」と疑問に思う人もいるでしょう。

そこで今回は、「せかせかした人」をテーマに彼らの特徴・性格・対処法を紹介します。

「せかせかしているね」と言われた人には、長所・短所や仕事でせかせかしない方法を紹介しています。

この機会に「せかせかしている人」のことを知って、良いコミュニケーションづくりにお役立て下さい。

せかせかの意味とは

 
のんびり・ゆっくり行動することとは反対の意味で、1日中あちらこちらに動き回って落ち着きがない様子をいいます。
行動が早く、時間を無駄に使わずに足早に立ち去るので「忙しそうな人の足取り」の様子として使われます。
「せかせか」は、せわしない様子以外にも焦っている・慌てているといった心の様子でも使われます。
頭の中が忙しい人に多く、一度にいろいろなことを考えてしまいます。なので、目標を多く達成したい気持ちから「足早に動き回る心と身体の様子」を表す言葉です。

せかせかしてる人の特徴

せかせかしていると聞くと、まっさきに「せっかちな人」を思い浮かべます。
いつも足早であちこちウロウロと落ち着きがなく時間に追われているかのようです。
座っていても貧乏ゆすりをしているときもあります。
ここでは、せかせかしている人の特徴をまとめてみました。「せっかちかも?」と思う人は当てはまっていないか比べてみてください。

少しの時間でも待てない

せかせかしている人はせっかちです。何かをしようと思ったら「今、すぐに行動したい」と思い、周りを見ずに行動をします。
一瞬、手を洗いたいからと使っている人を押しのけて「ちょっといい?」と割り込むこともあります。
一瞬で終わることでも待つことが苦手なのです。

責任感が強く約束は絶対果たす

期限付きの仕事では、期日までに成果物を完成し納期前には納品できるよう整えています。
後々困らないようにすることや約束を果たそうとする責任感から、前倒しで進めていくので無理して根詰めることもあります。
先急ぎたいが責任感も強いので、自分が請け負った任務は完璧に早く済ませようとテンパってしまいます。

肝心なときに居ない人

せかせかしている人は、1回でいくつもの指示を出すこともあるので周囲にいる人を巻き込むことがあります。
特に急がなくてもいいことまで、急いでやろうとするので何か頼みごとをしたくても近くに居ないことがあります。
周囲にいる人は「今やらなくたっていいじゃない」と思うことが多く、肝心なときに居ない身勝手な人に写ります。

決断が早い

外食に行くと美味しそうなものがたくさんあって何を頼もうか悩みますよね。
セカセカしている人は決断力があるので、行きたい店・食べたいものをすぐに決めることができます。どこにでもありそうなドリンクだったらメニューを開かず「アイスコーヒー」というでしょう。
また、不必要なものをいつまでも取っておくことはせずすぐに捨ててしまう人です。

話がコロコロ変わって振り回すことがある

せかせかしている人は、思い付きで発言するので言うことがコロコロ変わることがあります。
例えば、おつかいを頼んだ場合「〇〇買ってきて」と言ったと思ったら「あーやっぱりいいや」といいます。
すると後日「ねぇ〇〇買ってある?」と聞いて周囲を驚かせます。
頭の中がいつもせわしないため、自分で言ったことを覚えていないことで人を振り回すことがあります。

せかせかしてる人の心理

せかせかしている人は、行動が早く気がつくとその場にいないことが多いです。
のんびりしている人と比べると、短時間でさまざまなことをやってしまう人ですよね。
彼らはなぜそんなに先急いでしまうのでしょう?
ここでは「せかせかしている人」の心理を解説します。

ダラダラと無駄な時間は過ごしたくない

何もせずボーとしていることは退屈で仕方ありません。できたらスケジュール帳に予定がびっしり詰まった生活がしたいようです。
移動中の何もしていない時間に、勉強や副業をして時間を有効活用したいと思っています。
しかし、本業が忙しすぎるとどこから手をつけていいのか分からなくなりテンパってしまうこともあります。

待たされることが嫌い

どんなに美味しいものでも、行列に並んでまで食べたいとは思いません。混雑している場所や渋滞が嫌いなので、大型連休は遠出したくありません。
なので、知り合って間もない人が渋滞や混雑に遭遇すると不機嫌になるとせかせかしているせっかちな人といえます。

単刀直入に話して欲しい

説明を聞くのが苦手なので「早く結論を言ってほしい」と考えています。
丁寧な人は話をきちんとしたいので、結論より先に理由をいいます。せかせかしている人は、きちんとした説明を「ウダウダしている話し」と捉え、きちんと聞けないことがあります。本当は大事な話なのに、聞くことが面倒くさくなり「何がいいたいの?」と結論を急がせます。

心が満たされにくい

充実した日々を送りたいと思っています。
やりたいことを叶えている人や楽しそうに生きている人が羨ましく、暇だと気持ちが満たされずどうにかしたいと思っています。
誰でも充実した日々は幸せと感じますが、せかせかしている人は少しのことでは満足しにくいため「何もない平和な1日」では満たされにくいのです。

早く済ませてしまいたい

せかせかしている人は責任感が強く「達成しなくてはならない」といった気持ちでいます。
しかし、達成できるか自信がないことや終わらなかった場合を想定すると不安な気持ちになり焦ってしまうことがあります。
達成できるよう事前に計画を立てておくことをせず、いきなり着手しようとするのが原因でしょう。

せかせかしてる人の長所と短所

せかせかしている人は自分でもせっかちだという自覚はあるかもしれません。
また、慎重に動いてしまう人には反対側の人と理解しがたいところもあるでしょう。

ここでは「せかせかしている人」を理解して頂けるよう、せかせかしている人の長所と短所をそれぞれ3つずつ紹介していきます。

長所

チャンスを掴みやすい

優柔不断であれこれ悩みやすいと、迷っているうちに時間ばかりすぎて気が付けば期限がすぎていたということがあります。
例えば、転職しようと求人を見て少しでもいいなと思ったら即応募します。
結果はどうあれ、「あの時応募しておけばよかった」という後悔することが少なくチャンスを掴みやすい人です。

時間を有効活用できる

せかせかしている人は準備が早くすぐに出発するので、遅刻がしにくく相手を待たせることはしません。
せかせかしている人同士が出かけたら、お互い遅刻はしないし支度も早いので1日いろいろなところを回ることができます。
1日の時間を有効に使うことができるので、予定通り楽しむことをしやすい人です。

竹を割ったようにさっぱりとしている

余計なことを考えず思考がシンプルなので、くよくよ悩みにくいところが長所といえます。
くよくよ悩みがちな人は、メンタルに支障がきたしやすくうつ病など発症しやすいですよね。
せかせかしている人は、悩んでいても仕方ないことをいつまでも引きずる人ではありません。多少悩むことがあっても、切り替えが早く竹を割ったような性格です。

短所

人の話を最後まで聞けない

人の話を聞くことが苦手なので、間違って解釈して困ることや相手がいる場合迷惑をかけてしまうことがあります。
慎重に進めることよりスピード重視のため、先急いで結果を出したいためにこのようなことが起ってしまうのです。
早く終わってもどこか抜けていることが度々あるのは、人の話を丁寧に聞かないことが原因でしょう。

短気

周りの人のことを考えず自分本位で行動する短気な性格が欠点です。
自分の思い通りに動けない人に常にイライラしてしまうので、人望が薄くなりやすいでしょう。
短気な性格はトラブルや事故を起こしやすいことや、ひどい場合は暴力をふるって結果損をすることになりかねません。まさに短気は損気といえます。

マイペース過ぎて周囲への気遣いがない

せかせかしている人は落ち着きがなく、早足で動くため足音が大きく騒々しいことがあります。
また、1回で多くのことを早口で伝えるため理解しにくく困ることがあります。
このように周囲を気にせずマイペースに振る舞うので、周囲にいる人を疲れさせてしまうのです。

・せかせかしてる人が苦手な理由

いつもせわしなく、せかせかした人がそばにいると気疲れしますよね。
家に招いてくれても、家の中でもバタバタしているのでリラックスできません。
ここでは、せかせかした人が苦手と感じる人の意見を集めてみました。苦手と思う人の理由を聞いてみてください。

話しかけたら怒られそう

余裕がなく眉間に皺をよせている様子をみると、ちょっとしたことで話しかけても怒られそうで怖いようです。
せかせかしている人は舌打ちをする人が多く、言葉を発していなくてもイライラしている感じがしてすごく近寄りがたいからです。
大事な用件があっても話しにくいので苦手意識が働いてしまいます。

聞き下手だから

せかせかしている人と話をすると、こちらが話し終わる前に途中で話を遮ってきます。
また、相槌にも癖があり「うんうんうん」「はいはいはい」と何度も返事をするので、会話をすると気分を害するからでしょう。
相槌が終わったあと、自分の話をしだすこともウザいようです。

自分のペースに合わさせる

人にはそれぞれ自分のペースがあります。
自動車の運転でも高速運転が得意な人、不得意な人がいるように、どうしてもスピードを出せない人もいます。
せかせかしている人は、スピードが出せない人を「自分のペースに合わせたい」と思い急かせるので、自己中心的なところが苦手と思われやすいです。

騒々しいので気が散る

近くにいるとやたら音を立てることが苦手なようです。
早歩きしてバタバタ歩いたり資料めくる・キーボードを叩く音もうるさかったり、せかせかした人は黙っていても騒々しいようです。また、急いで片づけようとして物を乱暴に扱っていることがあり、見ていてヒヤヒヤします。
やたらバタバタと音をさせる人が近くにいると、せかせかしている人が気になって集中しづらいのです。

思い付きで行動をして振り回すから

計画性がなく思い付きで行動して振り回されることが苦手なようです。
例えば、反応しにくいボタンを連打した挙句フリーズさせて余計手間がかかってしまうことや、不慣れな道なのに近道をしようとして迷子になることがあります。
よく確認せず行動するので、周囲にいる人を巻き込むことが原因のようです。

・せかせかしてる人に疲れる時の対処法

せかせかした人に直接指摘するのも難しいですよね。
でも側にいると落ち着かないし、不機嫌が伝染しそうだし・・どうしたらいいのか悩んでいませんか?
ここでは、せかせかした人に疲れる時の対処法を紹介しますのであなたに合う方法を探してみて下さい。

割り切る

ゆっくり・のんびりしている人が急いで支度ができないように、せっかちな人はゆっくり動くことが非常に苦手なんだと割り切りましょう。
常に何かやっていることで落ち着く人もいます。せかせかしているのは性格なので、本人に自覚がないと変えることは難しいのです。

距離を置く

イライラしやすい人には距離を置きましょう。
短気ですぐイライラする人は、自分は気が短くすぐ怒ってしまうことを自覚しています。
それでも瞬発的にカッとなってしまうので自身を抑えられないのでしょう。
しかし、「とばっちり」を受けると身がもたないので、イライラしてると感じたときは離れてください。離れている間、相手はクールダウンしていきます。

理由を聞いてみる

せかせかしている人になぜそんなに急いでいるのか理由を聞いてみましょう。
意味があって急いでいることもありますし、「急がなくては」と思い込んでいて1人で焦っているのかもしれません。理由を聞き、必要に応じて手助けできるときはフォローしてあげて下さい。

相手に合わせる

イライラする人には距離を置くと解説しましたが、距離が置きにくい場合は相手のイライラポイントを知っておきましょう。

長話が苦手な人なら、結論からスッパリ言います。単刀直入な言葉は人によってはキツく感じられますが、せかせかしている人はさっぱりした人が多いのであまり気にしません。
時間にうるさい人なら、早めに到着するよう心がけましょう。相手がどの場面でイライラするのかよく観察しましょう。

長所を探す

せかせかしている人は頑張り屋さんです。
また、面倒なことも片づけることや、相手を待たせないように振舞うこと、さっぱりとした性格など長所もたくさんあります。
急かされて嫌な気持ちになっても、本当はあなたがのんびり過ぎて周囲とペースが合わせられていないのかもしれません。
苦手と感じる相手には学びがあります。自分にないいい面がないか探してみましょう。

仕事でせかせかしない方法とは

仕事でせかせかしてしまう人は「真面目な頑張り屋さん」です。
ただし、せっかちな面から仕事の効率を重視し短い時間で多くの仕事をこなそうとします。

そのため、マイペースに仕事をする人にイライラしてひどい時は怒りが爆発して後悔することも・・
ここでは、仕事でせかせかしてしまう人が落ち着いて働ける方法を紹介します。

スケジュールを先に組んでおく

まずは一呼吸置いて、どの時間に割り当てようか先に決めましょう。
仕事を早くやり遂げたい気持ちは分かりますが、落ち着いたタイミングで始めても結果的に終わる時間はあまり変わらないものです。
そのためにはどの時間にやろうか先に考え、1日のスケジュールに組み込むと焦らずに進行できます。

社内メール・回覧板はしっかり読む

社内での一斉メールは、内容をきちんと読まなくても分かっているつもりになっていませんか?
CCでも、自分宛にきたメールはしっかり読みましょう。社内で回ってくる回覧でも同じです。
いちいち読むのが面倒だからと内容を把握していないと、大事なことを読み落とすことになります。しっかり読むことでアタフタせずに済みますよ。

イライラしたら「スピードを落とせ」のサイン

仕事をしているといろいろなことに苛立つことはありませんか?
せかせかしている人は、せっかちなので早く達成したい・早く動いて欲しいと思うので思うようにならないとイライラしやすいのです。
サクサク動かずイライラするときは、あなた自身に「スピードを落とせ」の合図が出ていると受け止めてみて下さい。

1日中100%の力で働かなくてもいい

あなたは普段からテキパキよく動くので「働きもの」といった印象をもたれやすいでしょう。
しかし、1日中動きっぱなしになっていませんか?
急がなくてはいけない仕事に全力をつぎ込み、そうでない仕事は肩の力を抜いてゆっくりやるようにしましょう。
あまり動き過ぎてしまうと「余力が余っている人」と思われ、ドンドン仕事を回され精神的に追い詰められるかもしれません。

急いでやることか考えてみる

せかせか働いてしまう人は冒頭で話したように真面目で頑張り屋さんです。真面目な人は責任感が強く視野が狭いことがあります。
なので、「あれもこれもやらなきゃ」と自分に言い聞かせすべて達成しようと動きます。そうなるとどうしても急いでしまいますよね。
あれもこれもと思い浮かんだときは「本当に今やるべきことなのだろうか?」と考えましょう。

ゆとりある心を加えて楽に生きよう

いかがでしたか?
筆者もどちらかというと、せかせかしている方でした。
せかせか動いていたのは、親からのしつけもあり「早く動くことはいいこと」と、思い込んでいたからです。

運転をする人は分かると思いますが、スピードを出す車が先に抜いたとしても、案外次の赤信号で隣にいますよね。
それで気がついたのです。
「少々急いだとしても、結果はあまり変わらないのかもしれない」と。

せかせかしている人は、手短にいろいろなことができるので徳な人です。
ほんの少し「落ち着いて行動」「無理しない気持ち」を取り入れたら、もっと楽に生きやすくなれるはずです。