好きな人を諦めて好きでもない人と付き合ったことがある…そんな人は珍しくありません。「好きな人以外とは付き合えない」という一途な人にとっては信じ難いことでしょう。
今回は、好きな人を諦めて他の人と付き合う心理、後悔する理由とメリット、好きな人を忘れるために付き合うか迷った時の判断方法について紹介していきます。
目次
好きな人を諦めて他の人と付き合う心理
好きな人を諦めて他の男性と付き合うことには、なかなか振り向いてくれない相手を早く忘れてしまいたいという考えがあったり、寂しさを埋めるためなど、人によって様々な心理が隠されています。
ここでは、好きな人を諦めて他の人と付き合う心理について詳しく紹介していきます。
好きな人を早く忘れたい
好きな人を諦めて他の人と付き合うのは、大抵の場合「好きな人との恋愛が成就しそうにないから早く忘れたい…」という気持ちがあるからでしょう。
叶わない恋の相手をずっと思い続けることで受ける精神的なダメージは、とても大きいです。特に相手に恋人がいる場合は、尚更辛さを感じてしまいます。他の人と付き合うことで、キッパリと好きな人を忘れて心を楽にしたいと思うのは、無理もないのです。
好きな人を見返したい
好きな人に自分の幸せを見せつけて見返したい…そんな気持ちで、他の人と付き合う人もいるでしょう。
何度告白しても振られ続けた人や、こっぴどく振られて別れた元恋人を、まだ好きな反面悔しさもあり「どうしても見返したい」と考えてしまう人は少なくありません。その結果他の人と付き合いますが、それを見せつけたところで相手は何もダメージを受けないこともあるため、その場合結局虚しさだけが残ってしまうのです。
ただただ寂しい
好きな人に振り向いてもらえなくて寂しい状況の中、他の人に告白されてコロッと気持ちが傾いてしまった…それも、珍しいことではありません。
寂しさを埋めるためだけに自分に好意を向けてくれている人と付き合い始めるのは、ある意味相手を利用しているだけとも言えるでしょう。しかし、好きな人に相手にされない悲しみは、人を都合よく利用してしまうほど大きいものなのです。
恋人がいない状況が恥ずかしい
好きな人を諦めて他の人と付き合うのは、恋人がいない状況を恥ずかしく思っているからという場合もあります。
このような心理になる人は、とてもプライドが高く見栄っ張りな性格と言えます。恋人がいることを自分のステータスだと考えているので、好きな人を振り向かすために根気強く頑張るということができないのです。
他の人に告白されて嬉しかったから
好きな人がいるけど、他の人に告白されて嬉しかったから付き合うというケースもあるでしょう。
このような考えで片思いを諦めてしまう人は、愛するよりも愛されることに喜びを感じるタイプです。好きな人よりも、告白してくれた人よりも、何より自分のことが一番大切で大好きなのでしょう。
好きな人を諦めて他の人と付き合うと後悔する理由
好きな人を諦めて別の異性と付き合っても、交際が順調に進まないケースは少なくありません。なぜなら、「やっぱり付き合うべきじゃなかった」と後悔することが多いからです。
ここでは、好きな人を諦めて他の人と付き合うと後悔する理由について解説していきます。
好きでもない人と付き合っても楽しくないから
好きな人と恋人同士になれたら、誰だって日々幸せを感じることができるでしょう。しかし、好きな人を諦めて他の人と付き合っても、相手に対して恋愛感情が全くないので楽しくもなんともありません。
ときめきも何もなく、ただ淡々とデートを繰り返す…そんな日常を過ごすうち、「やっぱり付き合うんじゃなかった」と後悔してしまうのです。
好きな人と実は両思いという場合があるから
好きな人を諦めて他の人と付き合い始めたけれど、実は好きな人と両思いだったということが後に発覚する…この場合、強い後悔に苛まれるのは当然でしょう。
好きな人の気持ちをきちんと確認しないまま諦めてしまうと、このような衝撃的な状況に陥ってしまうのです。付き合い始めた恋人に別れを告げるのも申し訳ないし、どうすればいいのだろう…と、深く悩むことになってしまいます。
好きな人が他の女性と付き合うと辛い
好きな人が他の人と付き合った時、自分にはすでに恋人がいたとしても「あの時もっと頑張ってアプローチすればよかった…」と後悔してしまいます。
好きな人が他の誰かのものになってしまうと、「自分にもチャンスはあったのかも」と過去を悔やんでしまうのはよくあることでしょう。他の人のものになったことの悔しさは、計り知れないほど大きいのです。
結局好きな人を忘れられない
好きな人を諦めて他の人と付き合うと後悔するのは、結局好きな人を忘れられないことが最大の理由でしょう。
好きな人を忘れるために他の人と付き合うと、余計に好きな人のことが頭から離れてくれないという状況に陥りがちです。なかなか忘れられないため徐々に恋人に対しての罪悪感もわいてくるようになり、付き合ったことを強く後悔してしまいます。
恋人の欠点ばかり目についてしまう
好きな人を諦めて好きでもない人と付き合うと、恋人の欠点ばかり目についてしまいがちです。
そもそも恋人に対して恋愛感情がないのですから、諦めてしまった大好きな人と比較してしまうこともあるでしょう。無意識に足りないところばかりを探し出し恋人にどんどん嫌悪感を持つようになるだけでなく、そんな風に悪いところばかりを見てしまう自分にも嫌気がさしてしまいます。そして最終的には、「付き合うべきじゃなかった」と後悔するのです。
好きな人を諦めて他の人と付き合うメリット
好きな人を諦めて他の人と交際を始めるのは、悪いことばかりではありません。相手との相性が良ければ、場合によっては好きな人と付き合うよりも満足できる、良い関係性を築いていくことも可能なのです。
ここでは、好きな人を諦めて他の人と付き合うメリットを紹介していきます。
好きな人をキッパリ忘れられる可能性がある
好きな人を諦めて他の人と付き合うことで、新しい恋人を心から好きになり、キッパリと過去の恋愛に終止符を打てるという可能性はゼロではありません。
新しい恋人が人間的に素敵な人なら、過去を完全に思い出に変えて、新たな恋愛に気持ちを切り替えられるのです。
愛される喜びを感じられる
好きな人を諦めて自分を好いてくれる人と付き合うと、愛される喜びを感じられるというメリットがあります。
特に、長い間叶わない片思いを続けていたという人にとっては、愛されることの喜びは計り知れないものでしょう。愛を与えてもらうことで、自然と相手のことも愛せるようになる可能性も高いです。
寂しさを紛らわせる
なかなか振り向いてくれない人を思い続けるのは、とても辛く寂しいことです。そんな恋愛を諦め他の人と付き合えば、ときめきは感じられなくても寂しさは紛らわせることができるでしょう。
周りの友達は皆恋人がいるのに、自分だけずっと片思いの相手を思い続けている…そんな状況の場合は特に、好きではなくても恋人の存在があるだけで劣等感を埋めることができます。
気を張らず自然体でいられる
好きではない人と付き合うと「自分を良く見せたい」と思うことがないので、気を張らず自然体でいられるというメリットがあります。
ときめきはありませんが自分らしくいられるので、一緒に居て疲れることはないでしょう。好きでもなんでもなかった恋人が、気が付けば唯一心を開くことができる掛け替えのないパートナーとなる可能性もあります。
親友のような仲良しカップルになれる
心から大好きな人と付き合うと、一緒に居ても緊張して仲が深まりにくいというデメリットがあります。それとは反対に好きではない人と付き合うと、緊張感がないため親友のような仲良しカップルになれるというメリットがあるのです。
本命の異性と付き合うことが必ずしも幸せというわけではなく、恋愛感情が薄いからこそ得られる幸せもあるのです。
好きな人を忘れるために付き合うか迷った時の判断方法
好きな人を忘れたいと思っていた矢先に、他の異性から告白された…そんな時、大抵の人は付き合うかやめておくべきか、迷ってしまうでしょう。判断を誤らなければ、好きな人を忘れることができるだけでなく、新しい恋人と良い関係を築いていけることが期待できるので、慎重に見極めましょう。
ここでは、好きな人を忘れるために付き合うか迷った時の判断方法を紹介していきます。
「この人を好きになれるのか?」自分に問いかける
好きな人を忘れるために他の人と付き合うか迷った時は、「交際していく中でこの人を好きになれる時がやってくるのか?」と、自分自身に問いかけてみてください。
「好きになれる気がしない」と少しでも思うのであれば、付き合っても何の意味もありません。顔や性格など、少しでもあなたが「好きになれそう」と思える要素が見当たるなら、交際を始めるのはありでしょう。
好きな人に似た人なら付き合わない方が良い
付き合うか迷っている相手が好きな人に似ている場合、一緒に居ると余計に好きな人を忘れられなくなってしまう危険性があります。
忘れるために付き合ったのに、似ているせいでデートする度に好きな人を思い出し、余計に忘れられなくなってしまう…これでは何のために付き合ったのか分からなくなってしまうでしょう。
ハグやキスなどのスキンシップをとれるかどうか
恋人同士になったら、たとえあなたが相手のことを好きじゃなくても、相手は当然あなたにハグやキスなどのスキンシップを求めてくるでしょう。好きでもなんでもない恋人とスキンシップをとれるかどうかも、付き合うか迷った時の重要な判断基準の一つです。
「絶対に無理」とあなたが思うのなら、交際を始めるべきではないでしょう。
相手の欠点より長所が目につくかどうか
好きな人を忘れたいのであれば、欠点ばかりが目についてしまうような人とは付き合うべきではありません。
たとえ恋愛感情がなくても、長所を沢山見つけれる相手であればしっかりとお付き合いを継続していけるでしょう。そして、最終的には好きな人をすっかり忘れて、心から恋人を愛せることも期待できます。
一緒に居て楽しいと思えるかどうか
好きな人を諦めて付き合うか迷った時には、その人と一緒に居て楽しいと思えるかどうかも一つの判断基準にしましょう。
「好きでもないし、一緒に居てもつまらなくて退屈…」そんな相手と付き合っても、好きな人を忘れることはできません。恋愛感情はなくても、冗談を言い合っていつも笑っていられるような間柄なら、楽しい毎日の中で自然と好きな人を忘れることができるでしょう。
好きな人を諦めて他の人と付き合うのは悪いことではない
好きな人を諦めて好きでもない他の異性と付き合うことを、「相手を利用しているようで失礼」と感じる人もいるでしょう。確かにそれも一理ありますが、決して悪いことではないのです。
なぜなら、付き合った当初は恋人に恋愛感情を全く抱いていなくても、心から愛せる時が来る可能性があるからです。そうなったら、付き合い始めた動機が「好きな人を忘れるため」であっても、結果的に恋人のことが好きになったのだから何の問題もありません。それどころか、付き合うきっかけをくれた「過去の好きな人」に、「振り向いてくれなくてありがとう」と感謝するようになるでしょう。