愛されたい症候群という言葉を聞いたことがありますか?人は誰しも愛情を受けたいという気持ちを持っているものです。言葉だけ聞くと恋愛に関係なく、親や恋人など周りの人から愛された経験のない人に当てはまる症状に感じます。
今回は愛されたい症候群とはどのようなものなのか、何が原因で愛されたい症候群になってしまうのかを紹介します。
目次
愛されたい症候群とは?
好きな人からすでに愛を受けているのにも関わらず、「もっと愛されたい」「まだまだ足りない」と不満を感じたり感情が高ぶった経験をしたことはありますか?このような状態を愛されたい症候群と言います。
親子関係での愛情求めることではなく、恋愛においての愛を求めることに当てはまります。傍から見れば恋人との関係は良好ですが、女性自身は強い不安感や孤独感を感じてしまい、恋人だけでなく自分自身も振り回してしまうことがあるのです。
診断!愛されたい症候群チェックリスト
愛されたい症候群は自覚がないことが多いと言います。愛されたい症候群がどのようなものなのかを知っても自分に当てはまっているとは思わないでしょう。
自分が当てはまっているのか、ここで紹介する愛されたい症候群のチェックリストで確認をしてみてください。
愛されることを望む
恋愛において自分が相手を愛する気持ちが大きいことを望む人と、逆に相手に愛されていると感じたいかで意見が分かれます。愛されたい症候群の人は、愛されていることを感じたいと答えるでしょう。
自分が相手を愛する気持ちよりも、相手が自分を愛してくれる気持ちの方が大きくないと嫌だ、とにかく愛されたいと思っている人は、愛されたい症候群を疑ってもいいかもしれません。
1人でいられない
1人でお店に食事をするのが苦手という人は多くいますが、愛されたい症候群の人は何に関しても1人では行えません。買い物や1人で家にいることさえ寂しくてしかたがないという人は、愛されたい症候群に当てはまる可能性は高いです。
自分が嫌い
自分の欠点が許せないというのではなく、自分の全てが嫌いでネガティブな感情ばかり考えてしまうという人は、愛されたい症候群になりやすいです。誰かに認めてもらいたいと考え、恋人なら自分の良いところを見つけてくれるかもしれないと期待するからです。
愛してもらう事で自己肯定感が高め、自信を持つきっかけにしたいのでしょう。
SNSに依存している
SNSは頻繁に更新することで様々な人の目に留まります。繋がりを持った人から、いいね!やコメントをもらう事で、自分の存在価値を高められるので、愛されたい症候群の人が恋愛と同じくらい依存しやすいのです。
常にSNSを確認したり活用している人は注意です。
幼少期にいい子だった
幼少期に比較的いい子で親に逆らうことが無かった人は、親からの愛情不足を感じても声を上げることができず、大人になってからその反動で愛されたい症候群になってしまうことがあります。
今でも両親に反論できない、人に自分の思いを打ち明けられないという人は当てはまる可能性があります。
どんな女性?愛されたい症候群の特徴
どのような女性が愛されたい症候群と呼ばれるのかご存じですか。愛されたい症候群の女性がどのような特徴を持つのかをここで紹介します。ここで紹介した特徴に、自分または周りの人に当てはまっていないかを見比べてみましょう。
自己評価が低い
愛されたい症候群の人の多くは、行動から自信のなさを感じさせます。自己評価が低く「こんなにダメな自分を愛してくれる人はいない」と考えてしまうのです。
自分の価値を見出せないため、愛されていると分かっていても、さらなる愛を求めてしまうのでしょう。
人を信じない
人を信じることができないため、恋人相手でもその愛情が本当の物なのかと疑ってしまいます。何度も愛情があるかを確認したり、試すような行動をしてしまうのは、恋人を信じることができない気持ちから来るのでしょう。
愛されたいという気持ちと愛されているのかという疑念の間で揺れ動き、苦しんでしまうこともしばしばです。
恋愛に依存する
愛されたい症候群の女性は、夢中になれる趣味や没頭する仕事を持っていません。そのため恋愛をスタートさせると意識が全て恋愛の方に向いてしまう傾向にあります。
恋愛に依存してしまえば、考えなくて良いことまで考えてしまい、相手の愛情を疑うことにも繋がると共に、自分の価値を恋愛にしか見出せなくなってしまうのです。
承認欲求が強い
人に認められることで自分の存在価値や存在できる場を確保しようとしています。SNSを常に活用し多くの人からいいね!をもらう事で安心したり、人との繋がりを密にしようとする行動が見られます。
人から求められているということを確認しないと、不安になってしまうのです。
寂しがりや
愛されたい症候群の女性は、常に誰かと一緒にいないと寂しさを感じてしまいます。恋人はもちろんのこと、親・友人など一緒に過ごせる人を探す毎日です。1人でいる時間を作ることは考えることもありません。
恋人に対しては常に一緒にいることを求め、それが愛情表現の一つと捉える傾向にあります。毎日でも会いたいというタイプと言えるでしょう。
愛されたい症候群になってしまう原因
愛されたい症候群になるのは、単純にその人の性格的特性だからということではありません。何かしらの原因があって、愛されたい症候群になってしまうのです。
ここでは愛されたい症候群になってしまう原因を紹介します。ぜひ参考にしてください。
愛情不足で育った
愛情たっぷりで育った人よりも、両親からの愛情が不足した状態で育った人の方が愛されたい症候群になりやすいと言えます。幼少期に愛情を得たくても得られない状況にあると、愛情を欲する気持ちが人よりも強くなるのです。
大人になり恋愛をすると、その相手に今まで得られなかった愛情を一緒に求めてしまうのでしょう。
浮気をされた経験がある
トラウマによって愛されたい症候群になってしまうことがあります。1度でも浮気をされた経験をすると、恋愛相手が別の人になっているのにもかかわらず、本気で好きでいてくれているのか疑ってしまいます。自分が納得する愛情を注いで貰わないと、また浮気されているのではないかと不安になり、もっと愛情を示すように要求してしまうのです。
挫折を経験した
仕事でも恋愛でも、何かで挫折をし自分に自信がなくなってしまうことが原因で、誰かに認められたい・存在価値を見出したいと思うことも愛されたい症候群の一つです。恋愛において愛されることで自分の自信を少しでも取り戻そうとしているのかもしれません。
自己中心的考え
自己中心的な考えが愛されたい症候群のスタートになることもあります。恋愛相手も人なので考えや感情を持っています。その考えや感情が全く同じということはないでしょう。
愛情の大きさが同じであったり、自分へ気持ちが向いていないと気が済まないのです。自分勝手に相手に求めることをしているうちに、もっと愛されたい・誰からも愛されたいという感情が大きくなってしまうのです。
寂しさを感じる環境にいる
頼る身内がいない・親元を離れ一人暮らしを始めたといった、寂しさを感じる環境にいる人は、寂しさを埋める為に何かにすがりたいという気持ちが大きくなります。そんな人が恋愛をすると、相手に依存しやすい傾向にあります。
一番身近で頼れる存在が恋愛相手になるので、愛情を求めたり常に一緒にいたいと思うのです。
愛されたい症候群の治し方
愛されたい症候群を直したいと思っても、「よし治そう」と決意すれば治るというものではありません。治し方があるのです。
ここでは愛されたい症候群の治し方を紹介します。ぜひ参考にし、少しづつ試してみましょう。
giveの精神を養う
愛されたい症候群の人は、人から自分の与えてもらうことばかり考えてしまいます。まずは自分が相手にできること・与えることができることを考えるところから始めましょう。
必ずあなたにできることがあるはずです。どんな小さなことでも良いので、相手に喜んでもらえることをしましょう。
幸せに感じたことを思い返す
今までに幸せを感じたことが無い人はいません。恋愛相手から愛情を感じる瞬間があるはずです。その愛情をもっとと求める前に、もう多くの幸せを与えてもらっていることを思い返しましょう。
趣味を見つける
恋愛以外に没頭できる趣味を見つけましょう。夢中になれるものが恋愛だけだから、意識が常に恋人に行ってしまい依存することになってしまうのです。
運動・映画・ペットなど、何でもよいので恋愛以外にも趣味を見つけ、楽しむ時間をつくりましょう。
自分磨きをする
外見・内面共に自分磨きをすることで、自分に自信を持ち存在価値を感じることができるようになります。自信が無く愛されたい症候群になってしまっている人は、ぜひ自分の自信のないところを補う努力をしてみてください。
また知識を広げたりイメチェンをすることで、視野が広くなり考えが変化するかもしれません。
現状を理解する
自分が愛されたい症候群であることを理解しなければ直しようがありません。自分を見つめなおし、恋人に必要以上に愛情を求めてしまっているという現状を受け入れなければいけません。
また愛されたい症候群を克服するという強い意思を持たなければ、その時の感情に流され同じことを繰り返してしまうでしょう。
愛される女性の特徴
愛されたい症候群になり自分から愛情をもらえるように男性に迫るよりも、自然と男性が愛してしまう女性になる方が良いと言えます。ここでは男性に愛される女性の特徴を紹介します。参考にして愛される女性を目指しましょう。
笑顔を見せる
笑顔に魅力を感じる男性は多く、笑顔が多い女性は好印象です。仕事などで疲れている男性は特に笑顔の素敵な女性を選ぶ傾向にあり、元気をもらえると感じるようです。
男性は女性の笑顔を見る為に、様々な愛情表現をしてくれるので、愛されていると感じやすくなります。
ポジティブ
人の感情は一緒にいる人にもうつります。ネガティブな感情よりポジティブな感情でいたいと思うのは当たり前のことではないでしょうか。
ポジティブな女性と一緒なら、どんな問題も乗り越えられそうに感じ、一緒にいたいと思われます。
聞き上手
女性は話をすることが好きです。なので男性を目の前についつい話しすぎてしまうこともしばしばです。しかし男性も話を聞いてほしいのが本音でしょう。
男性の話を真剣に聞き受け入れることが、愛される女性への近道です。
甘え上手
男性に上手に甘えられる女性は愛されます。男性は女性よりも強くありたい・女性を守りたいと考える生き物です。可愛く甘えてくれれば男性はプライドを守ることができます。
男性に頼れるところは頼り、「ありがとう」と可愛く伝えることができれば、男性の心を掴むことができるでしょう。
素直
愛情表現しても素直に受け入れてもらえなければ、愛をつたえる必要があるのか疑問に感じてしまいます。素直に喜ぶ姿を見せてくれる女性に可愛さを感じるでしょう。
また素直な女性は恋愛に駆け引きを使わずストレートなので、恋愛しやすくて好きという男性は少なくありません。
愛されたい症候群を克服しないと恋人を失うことになりかねない
愛されたい症候群に当てはまる特徴は、捉え方によっては大きな愛情を感じるかもしれませんが、ほとんどの人がネガティブに捉えます。どんなに愛情を伝えても疑われたり愛が足りないと言われてしまうのですから、引かれてしまうのも無理もありません。
愛されたい症候群によって恋人が去ってしまうことも考えられます。大切な人と離れたくないという気持ちが大きいのであれば、克服することをおすすめします。