察してちゃんとは、「思ってることをはっきり言わずに、言動や態度・表情などで相手に察してもらおうとする人」のことを指します。
察してちゃんな女性が身近にいると、正直どう対応していいか分からず戸惑ってしまう男性は多いでしょう。
今回は、察してちゃんになる女性の心理や特徴的な行動、対処法などを徹底解説していきますので、ぜひチェックしてみてください。
目次
察してちゃんになる女性心理
察してちゃんになる女性は、自分の考えをはっきり言える女性と比べると、基本的に他人への要求が激しい傾向があります。
物事を自分中心に考えているからこそ、察して欲しいと望んでしまうのでしょう。
ここでは、察してちゃんになる女性心理5つを紹介していきます。
相手に良く思われたい
察してちゃんになる女性心理としてまず考えられるのは、相手に良く思われたいというものです。
これは、言い換えると「悪者になりたくない」「わがままな女と思われたくない」という気持ちがあるということです。
例えば、デートで本当は行きたいところがあっても、「相手の行きたい所を優先してあげる優しい私」でいたいし相手にもそう思っていてほしいから、「決めてくれていいよ」と言います。
しかし、「本当は行きたいところがあったけど我慢してあげた」という点を相手には一番分かってほしいから、察してちゃんになってしまいます。その結果、男性からは「なんかめんどくさい女」と思われてしまうのです。
自分のことを理解してほしい
察してちゃんになってしまう女性は、相手に自分のことを理解してほしいという強い思いを抱えているケースもあります。
要するに、「何も言わなくても分かってほしい」といった他力本願な考えを持っているということです。
恋人や友人に対する期待値が高すぎる女性は、自分にとって楽な関係性を求めるあまりわがままになってしまう傾向があります。
どれだけ親しい間柄でも言わないと分からないことはありますが、それを許せないのです。
責任を負うのが嫌
自分が責任を負うのが嫌だから、意見をはっきり言わずに察してもらおうと考える女性もいるでしょう。
例えば、友達とのランチで行きたいお店があるけど、そのお店が美味しくなくて誘った自分が責められるのは嫌だから、相手が最終的な決断をしてくれるように促すという行動は、責任逃れしたい気持ちがよく現れた典型的なパターンです。
愛情を感じたい
男性に察してアピールする女性は、愛情を感じたいと思っている場合もあります。
何も言わなくても態度や仕草で自分の気持ちを分かってくれたら、それが愛情の証と考える女性は少なくありません。
特に多いのは、相手に対しての怒りを態度や仕草に表して、謝ってもらおうとするケースです。
恋人や好きな人が自分から「ごめん」と謝ってくれたら、それだけで愛されてると感じられるのです。
また、中には「自分が主導権を握っている」と思い、優越感に浸る女性もいるでしょう。
悲劇のヒロインを演じたい
察してちゃんな女性は、悲劇のヒロインを演じたがっている場合もあるでしょう。
SNSで病んだ投稿をしたり、人前であからさまにため息をついて落ち込んでるアピールするけど、誰かに「どうしたの?」と声をかけられたら「なんでもないよ」と精一杯の笑顔を見せる…このような行動は、悲劇のヒロインになりたがっている女性の典型です。
人に「かわいそう」と同情されたり、「健気に頑張ってる」と思われたいだけなので、実際には落ち込むような出来事が何もないのにやってる可能性が高いです。
どんな人?察してちゃんな女性の特徴的な行動
察してちゃんな女性には、いくつかの共通した特徴があります。
基本的に「察してほしい」と思うこと自体が自分勝手なので、行動にも相手を不快にさせる要素がたくさんあるのです。
では、察してちゃんな女性の特徴的な行動を5つ見ていきましょう。
あからさまな作り笑い
察してちゃんな女性は、あからさまな作り笑いをよくします。
相手に「作り笑いしてる」と伝わってほしいから、わざと白々しい笑顔を見せるのです。
特に自分が本心では相手の発言を不快に思っている時や、自分の意見が通らなかった時にやりがちです。
相手にも「不愉快な気持ちを味わわせたい」と考えているのでしょう。
突然涙を流す
突然涙を流して、相手の気を引こうとする…これも、察してちゃんな女性の特徴的な行動の1つです。
誰だって、近くにいる人がいきなり涙を流し始めたら驚いて「どうしての?」と声をかけたくなるものです。
それを分かっていて、構ってほしいからやってるのでしょう。
しかし何度も涙を見せるうちに、わざとだとバレて誰からも相手にされなくなってしまいます。
静かにキレる
気に入らないことがあると静かに怒りをあらわにするのも、察してちゃんによく見られる行動です。
何が不満なのかはっきりとは言わないけど、黙り込んだり明らかに不機嫌な表情をして、相手に「私怒ってます」とアピールします。
身近な人からするとこれは不快でしかありませんが、本人は自分のやってることが間違ってるなんて気づいていません。
人の顔色を伺う
察してちゃんな女性の目的は「何も言わなくても自分の気持ちに気づいてもらうこと」なので、相手が察してるかチェックするために顔色を伺う傾向があります。
涙を流しながら周りの人の反応をチラチラみたり、作り笑いをしながら相手の目をガン見することもあるでしょう。
その動作は傍から見るとあまりにも不自然ですが、本人に自覚はありません。
「なんでもいい」と言うことが多い
察してちゃんがよく言うのは、「なんでもいい」というセリフです。
本当は「こうしたい」と思っていることがあっても、「なんでもいいよ」と言って優しい自分を演じます。
そのくせやっぱり納得がいかなくて、急に不機嫌になったり、悲しそうな顔をして、相手に本心を察してもらおうとするのです。
察してちゃんになってしまう女性の原因
思ってることや「こうしたい」という望みがあるならはっきり言えばいいのに、察してもらおうとするのはなぜなのでしょうか。
ここでは、女性が察してちゃんになってしまう原因として考えられる3つのことを紹介していきます。
人との関わり方が下手
察してちゃんになってしまう女性は、基本的に人との関わり方が下手だし、自分でも心のどこかでそう自覚しているのでしょう。
「甘え上手な女性」「素直な性格の女性」は、コミュニケーション能力に長けているものです。なので、自分の気持ちを臆することなくしっかり伝えることができます。
しかし人との関わりに自信がない上にコミュニケーションが下手な女性の場合、どうしても自分の意見を飲み込んでしまい、その代わりに行動や態度で気持ちをアピールするという悪循環に陥る傾向があります。
自分を認めて欲しい
女性が察してちゃんになってしまう原因として、自分を認めて欲しい気持ちが強すぎることも挙げられます。
他者に自分の存在を認めて欲しいと思うのは、劣等感が強くて自分で自分を認められていない証拠です。
相手が察してくれることで「愛されてる」と感じ、それによって自分の存在意義を見い出し安心できるのでしょう。
プライドが高い
もともと持っているプライドの高さが、察してちゃんになってしまう要因とも考えられます。
プライドが高い女性は、自分の発言や行動によって人に馬鹿にされたり、否定されることを恐れています。
そのため、基本的には自分の意見を言ったり、人より前に出ることはありません。
しかし、「こうあるべき」という強い意志を持っているため、思い通りにいかないと態度で不快感をアピールしてしまうのでしょう。
関連記事はこちら▽ プライド高い女のめんどくさい特徴と対処法を徹底解説!
察してちゃんな女性は卑怯だと言われる理由
察してちゃんな女性に対して、多くの男性は苦手意識を持っているでしょう。
どうしても不快感を感じてしまうのは、やり方が卑怯に思えるからです。
ここでは、察してちゃんな女性は卑怯だと言われる理由を3つ紹介していきます。
多くの人が共感する理由なので、ぜひチェックしてみてください。
他力本願だから
察してちゃんが卑怯だと言われる最も大きな理由は、自分から行動を起こそうとせず常に他力本願だからでしょう。
「黙ってても周りが察してくれる」という甘えた気持ちが垣間見えると、誰でもうんざりしてしまうのは当然のことです。
恋愛でも仕事でも人に引っ張ってもらって得をしようとする姿勢は、卑怯と思われても仕方ないでしょう。
いい人ぶってるのが見え見えだから
察してちゃんの中には、周りに「いい人と思われたい」と望んでいる女性が多いです。
また、本人が思ってる以上にいい人ぶってるのが見え見えなので、白々しすぎて周りは不愉快に感じてしまうものです。
本心を隠し切れないくせにいい人ぶっているから、卑怯に思えるのでしょう。
自分の思い通りに人を動かそうとするから
「自分の気持ちを察してほしい」というのは、要するに「自分の思い通りに動いてほしい」ということでもあります。
そんな身勝手な思いを向けられた側には、「何であなたの思うようにしなきゃいけないの?」という疑問と不快感が生まれるのは当然です。
はっきり意見を言えないくせに、自分の思い通りになることを望む…これは、卑怯以外の何ものでもありません。
察してちゃんな女性への対処法
察してちゃんな女性に巡り会った時、どう対応するのが正解なのかと悩んでしまう男性は多いでしょう。
そこで、ここでは察してちゃんな女性への対処法について紹介していきます。
上手く対応すれば、ストレスを感じない関係を築くことができるでしょう。
優しく意見を尋ねる
あなたが察してちゃんな女性のことが好きなら、優しく意見を尋ねてあげることが大切です。
相手が何か言いたげだったり、不満を感じているようなら、上手に意見を引き出してあげましょう。
「何か言いたいことがあるの?」などと言って強気に迫るのではなく、「〇〇ちゃんはどう思う?」とやわらかい口調で聞いてあげることがポイントです。
優しく接してあげることを続ければ、あなたに対して心を開いてくれる可能性があります。
「どうしたの?」と率先して声をかけてあげる
気になる女性が、涙を見せたり怒りを態度で示すタイプの察してちゃんなら、あなたから率先して声をかけてあげましょう。
「どうしたの?」と積極的に聞いてあげれば、相手は間違いなくあなたの優しさに心惹かれます。
また、相手が自分の気持ちを素直に話してくれた時は、絶対に否定せずに優しく受け止めることが重要です。
察してちゃんな女性は否定されると深く傷つくので、しっかり包み込んであげましょう。
「何でも言ってね」と伝えておく
職場などのコミュニティに察してちゃんな女性がいる場合、関わり方に悩んでしまうものです。
良好な関係を築くためには、あえて「何でも言ってね」と伝えておくのが効果的でしょう。
寛大な印象を与えておけば、察してアピールをせずに、しっかり自分の意見を言ってくれるようになることが期待できます。
気にせず笑顔で接する
身近にいる察してちゃんな女性にうんざりしているなら、突き放すのではなく逆に笑顔で接するのが対処法の1つです。
察してアピールに動じることなく気にせず笑顔で接し続けたら、相手は「この人には察してもらえない」と諦めてくれる可能性があります。
そうなると、相手から距離を置いてくれるでしょう。
めんどくさい場合は放置でOK
察してちゃんな女性がどうしてもめんどくさいと感じる場合は、完全に放置してしまいましょう。
放置とは、相手の察してアピールに一切気づかないふりをするということです。もちろん、優しくしてあげる必要もありません。
また、もし相手から察してと言われたら、2人が恋人同士でないのであれば絶対的に放置した方が良いです。
相手は、あなたに好かれてる・もしくは恋人同然と思い込んでる可能性があるので、距離を置きましょう。
察してちゃんな女性を完全に無視するには
察してちゃんな女性とは、できるだけ関わり合いを持ちたくないと考えている男性もいることでしょう。
あなたの心掛けと行動次第では、上手に距離を置くことができます。
では、察してちゃんな女性を完全に無視する3つの方法を紹介していきます。
日頃から必要以上に会話しないようにする
察してちゃんな女性を完全スルーしたいのであれば、日頃から必要以上に会話しないよう心掛けましょう。
職場で毎日会うなら仕事の話だけするようにして、趣味などのコミュニティで時々会うなら挨拶を交わす程度の関係にとどめておくことがポイントです。
必要以上に会話しないようにすることで、相手はあなたとの間に壁があると感じて、察してアピールをしてこなくなると期待できます。
見てないふり・聞こえてないふりを貫く
女性が察してアピールしてきた時には、見てないふり・聞こえてないふりを貫いて完全に無視するのも手段の1つです。
仕事に追われてるふりをしたり、業務に没頭している風を装って、察してアピールに気づいていないことにしましょう。
そうすれば、大抵は上手くかわすことができます。
SNSでの関わりを断つ
察してちゃんな女性の中には、SNS上で察してアピールする人が多いでしょう。
それを無視するには、シンプルにSNSでの関わりを完全に断つことをおすすめします。
例えば相手の投稿を見れない設定にしたり、ブロックするなどして、あなたから相手を遠ざけて尚且つ関わらないようにすることが大切です。
察してちゃんな女性は基本的に面倒な性格の持ち主
察してちゃんな女性は、自分の意見をはっきり言える女性に比べると、圧倒的に複雑な性格をしていると言えます。
身近にいたら、「面倒な女」と大抵の男性は思うでしょう。
しかし女性が人に心を開くことさえできれば、察してアピールをしなくなる可能性もあります。
もしあなたが察してちゃんな女性を好きになったら、優しい気持ちで受け止めてあげましょう。
そうすれば、あなたには素直な気持ちを言えるようになると期待できます。