今回は慌てない人の特徴について、お話します。
仕事でもプライベートでも、常に冷静沈着で慌てない人っていますよね。
想定外のことが起こったとき、やたらと慌ててしまう人もいれば、全く慌てない人もいます。
仕事を効率よくこなすためにも、できるだけ慌てない人になりたい、と思うもの。
ここでは、慌てない人の特徴や心理について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
「慌てない」と「焦らない」の違い
まず、「慌てない」と「焦らない」の違いから見ていきます。
goo国語辞書によりますと、
慌てる:思いがけない物事に出会って、普段の落ち着きを失う。うろたえる。狼狽する。
出典:goo国語辞書
焦る:早くしなければならないと思っていらだつ。気を揉む。落ち着きを失う。気がせく。
不意のことで動揺し、慌てる意の俗語。出典:goo国語辞書
となっていました。
このことから、「慌てる」と「焦る」はほぼ同じ意味合いの言葉であることが分かります。
「慌てない」は、思いがけない物事に出会っても普段の落ち着きを失わず、うろたいないこと。
「焦らない」も、不意のことが起こっても動揺せず、落ち着きを失わないことと言えるので、慌てないと焦らないは、ほぼ類義語と言ってよいでしょう。
関連記事はこちら▽ 焦らない人の特徴や心理|焦らない方法や対処法をご紹介!
慌てない人の特徴
ではここで、慌てない人の特徴を紹介します。
慌てない人には、見た目や性格、行動などに分かりやすい特徴があるもの。
仕事やプライベートをより効率よく充実したものにしたいと思うのなら、まずは慌てない人の特徴をしっかりと知っておきましょう。
常に身だしなみが整っている
慌てない人の見た目は、常に身だしなみが整っています。
時間に余裕を持って行動しているので、寝坊して急いで家を出た!なんてことは、慌てない人にはありません。
準備や身支度にどのくらいの時間がかかるのか、をきちんと理解しているため、いかなるときでも身だしなみが整っていて、清潔感のある見た目をしているのです。
落ち着いている
慌てない人は、常に落ち着いています。
何が起こっても冷静に対応することのできる慌てない人は、普段から落ち着いているもの。
時間ギリギリまで別のことをしていたり、直前でバタバタするなんてことはありません。
主観ではなく客観的に自分や周りのことを見ているので、いつでも落ち着いた行動ができるのです。
切り替えが早い
慌てない人は、何かあったときの切り替えが早いというのも特徴だといえます。
起こってしまったものは、どうすることもできません。
いつまでも「どうしよう」と悩んでいても、何も解決しませんよね。
慌てない人はそれを分かっているので、起こったことを考え続けるのではなく、「次にどうすればいいか」を瞬時に考えるのです。
だからこそ、落ち着いた慌てない行動ができるのでしょうね。
計画性がある
慌てない人は、常に様々なパターンを計画し、頭の中に描いています。
いざという時に慌ててしまうのは、予想外のことが起こったからですよね。
慌てない人はいくつものパターンを考えると同時に、「もしものこと」が怒った場合も考えています。
慌てずにすむのは、起こったことが「想定内のこと」だったからとも言えるでしょう。
気持ちに余裕がある
慌てない人は、常に気持ちに余裕があります。
時間にも気持ちにも余裕があるからこそ、落ち着いた行動をすることができるのです。
気持ちに余裕がないと、落ち着いた行動をすることはできません。
気持ちに余裕を作るためには、時間にも余裕があることが必要不可欠。
計画的に物事を捉え、先を見据えているからこそ、気持ちに余裕が生まれるのです。
慌てる人と慌てない人の心理的な違い
慌てない人の特徴を紹介しましたが、世の中には慌てない人もいれば、慌ててしまう人もいます。
どちらかというと、慌てる人の方が多い印象ですよね。
誰も慌てたくて慌てているわけではありません。
慌てる人と慌てない人には、心理的な違いがあります。
どんな違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。
慌てる人の心理
計画に不備がある
慌てる人は、大抵の場合計画に不備があります。
そのため、「もしものこと」「予定外のこと」が起こったときに、冷静に対処することができません。
準備不足、と言い換えることもできますね。
人生に不測の事態はつきものとはいえ、大抵の事は『予測できる』範囲内のこと。
しっかりと計画を立てて準備をすることができないため、いざというときに慌ててしまいます。
自信が無い
慌てる人の心理は、基本的に自分に自信がありません。
これは準備不足とかぶる部分もありますが、いつも心の中で「本当にこれでいいのかな」と考えていて、堂々と自分の考えを伝えることができません。
自分に自信が無いため、穴を指摘されるとどうしたらいいのかパニックになり、慌ててしまうというパターンですね。
自信をつけるというのは口で言うほど簡単ではないのですが、まずは『すぐに達成できる簡単な目標』を立ててみましょう。
目標を達成できたという繰り返しが、あなたの自信になるはずです。
余裕が無い
慌てる人の心理には、余裕が無いことも挙げられます。
気持ちや時間に余裕がないため、いつもいっぱいいっぱいになっているイメージですね。
もちろん忙しいとき、余裕がないときというのは誰にでもあります。
そんなときは、一度深呼吸をして落ち着きましょう。
一度深呼吸をしてみると、目の前に山積みになっていることを何から片付ければいいのか、効率の良い方法が見えてくるはずです。
慌てない人の心理
開き直っている
慌てない人は、いい意味で開き直っています。
起きてしまった出来事は、どうすることもできません。
「なるようにしかならない」という気持ちを持っているので、慌てずに次にやるべきことがわかってくるのです。
開き直るのは悪いイメージもありますが、慌てない人は、開き直って次にやるべきことを見据えることができるため、決して悪いことではありません。
行動する前に考えている
慌てない人は、行動する前に考えています。
感情のままやりたいままに行動していると、不測の事態に陥る可能性が高くなるのは言うまでもありません。
慌てない人は、今何をするべきか、何をするのが正解かを考えて見極めてから行動するので、必然的に失敗することも少なくなり、結果として慌てることも少なくなるのです。
客観視している
慌てない人は、物事や自分のことを客観的に見ることができています。
主観だけで見ていると視野が狭くなり、不測の事態に対応するのが難しくなりますが、客観的に見ていれば話は別。
自分自身のことも客観的に見ていますので、何かが起こっても、慌てず論理的に説明することができるのでしょう。
自分の考え中心ではなく、一歩引いて周りを見回してみると、客観的に見れるようになりますよ。
仕事で慌てないためのコツ
では最後に、仕事で慌てないためのコツや方法をご紹介します。
慌てて困る場面、慌てたくないなと思うのは、多くの人が仕事だと思います。
仕事で慌ててばかりいると評価にも影響を与えますので、仕事で慌てないための方法をしっかりと身につけておきましょう。
スケジュールを見直す
仕事でしょっちゅう慌てるという人は、スケジュールの見直しをしましょう。
慌てる人はキャパオーバーになっていることがほとんどなので、自分でできる範囲をきちんと理解しておくことが大切。
良いところを見せたいという気持ちは分かりますが、それで慌てて最後までできないのであれば、元も子もありません。
関連記事はこちら▽ キャパが狭い人の特徴|自分のキャパを広げる方法とは
計画をしっかり立てる
仕事で慌てないためには、計画をしっかり立てることも欠かせません。
ここでいう「計画」とは、ある程度不測の事態も想定しておく、ということ。
仕事は、スムーズに進むことばかりではありません。
トラブルが起こることも想定して、毎回計画を立てておきましょう。
視野を広くする
慌てる人は視野が狭くなっているので、視野を広くすることも仕事で慌てないための方法になります。
目の前のことでいっぱいいっぱいになっていると、必然的に視野は狭くなってしまいます。
集中力がある、ともいえますが、視野が狭いと臨機応変な対応はできません。
トラブルにも柔軟に対応出来るようにするには、視野を広くしておくことが必要不可欠なのです。
自分の時間を作る
自分の時間を作ることは、余裕を持つことに繋がります。
心に余裕が無いといざというときに慌ててしまうので、仕事で慌てないためにはプライベートも大切。
毎日少しでもいいので、自分の時間を作りましょう。
好きなことをしてリラックスすることができれば、気持ちに余裕が生まれて落ち着いて仕事もできるようになるはずです。
周りを頼る
仕事でも慌てない方法には、周りを頼ることも挙げられます。
一人でなんでもやれれば素晴らしいですが、なかなかそううまくはいきません。
言い方が悪いですが、一人でできることなどたかが知れてるのです。
分からないことがあったら聞く、キャパオーバーになりそうだったら周りに協力を求めるなど、適度に周りを頼りましょう。
関連記事はこちら▽ 協力的な人の特徴|職場にいる非協力的な人への対処法とは
慌てない人は準備ができている
慌てない人の特徴や、仕事で慌てないためのコツ・方法について紹介しました。
いざというときに慌てずに対処するためには、事前準備が欠かせません。
事前準備やシミュレーションができているから、慌てなくてすむのです。
仕事で慌てずにトラブルを対処することができれば、上司からの評価が上がることも間違いなし!
慌てずに行動できるよう、日頃から計画や準備を入念に行うようにしてみてくださいね。