毒親育ちの特徴や見た目|毒親育ちの末路とは

毒親育ちの人について、紹介します。

近年、『毒親』という言葉を耳にする機会が増えたように感じます。

子供に悪影響を与える存在、子供にとって毒であるという意味から『毒親』というのですが、ここではそんな毒親に育てられた人に注目してみましょう。

毒親育ちの特徴や見た目、恋愛傾向の他、辛さを克服する方法などについて紹介していきます。

記事の最後には、毒親育ちの芸能人も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

毒親育ちの特徴

まずは、毒親育ちの特徴から紹介します。

毒親というのは、冒頭でも触れたように『子供にとって害のある親』のこと。

ネグレクトや暴力などの虐待や存在否定などの他、子供を支配する(所有物のように扱う)など毒親の種類は様々ですが、毒親育ちには以下のような特徴が挙げられます。

自己肯定感が低い

毒親育ちの特徴には、自己肯定感が低いことが挙げられます。

毒親育ちの男性、毒親育ちの女性どちらにも共通する特徴でもあるのが、自己肯定感が低いこと。

自分はダメな人間だ、自分は何もできないなどと思い込んでしまうのは、子供の頃から毒親に否定され続けてきたことが原因です。

完璧主義

毒親育ちの特徴には、完璧主義なことが挙げられます。

毒親育ちあるあるの1つでもありますが、毒親育ちは完璧主義で、彼らの脳内には『白か黒か』『0か100か』の2択しかありません。

そのため、何かひとつでもミスをしてしまうとひどく落ち込み、自分はダメな人間だと思い込んでしまうのです。

人と比べる

毒親育ちの特徴には、人と比べることが挙げられます。

毒親育ちは、何でもかんでも人と比べることが多いです。

『あの人は美人で頭もいいのに私は…』
『あの人ですら結果を出してるのに、どうして自分はできないんだろう』

人には誰しも得手不得手があるのですが、毒親育ちは完璧主義でもあるため、人と比べては落ち込むことを繰り返しています。

自分の非を認めない

毒親育ちの特徴には、自分の非を認めないことが挙げられます。

毒親育ちの男性に多いのですが、毒親育ちは自分の非を認めることができません。

自分の非を認めたら怒られる、相手に嫌われる、見捨てられるなどと思ってしまうことが原因で、素直に非を認めることができないのです。

人間関係を築けない

毒親育ちの特徴には、人間関係を築けないことが挙げられます。

このタイプの毒親は、周りから見ると優しい親であり、毒親の雰囲気は全くありません。

しかし実際には、子供のことを束縛し、自分の思い通りに子供を動かしています。

友人関係なども毒親が決めるので、毒親育ちはどうやって人間関係を築けばいいのか、その方法が分からないまま大人になってしまうのです。

毒親育ちの見た目

続いて、毒親育ちの見た目を紹介します。

毒親育ちの人は、見た目にも何らかの特徴があるのでしょうか。

毒親育ちは、自己肯定感が低く人と比べては落ち込む癖があるので、そういう自信のなさが見た目にも現れることが多いと言えるでしょう。

無気力

毒親育ちの見た目には、無気力なことが挙げられます。

毒親育ちは、子供の頃からずっと親に振り回されてきたこともあり、精神的に疲れきっていることが多いです。

そのためやる気が感じられず、無気力に見えてしまうことも少なくありません。

何にも興味を持てず、ただ毎日を過ごしているだけなのです。

おしゃれをしない

毒親育ちの見た目には、おしゃれをしないことが挙げられます。

毒親育ちは、基本的におしゃれや自分を良く見せることをしません。

それは、思春期の頃などに親から『チャラチャラしてみっともない』『似合わない』などと否定されたことが影響しています。

おしゃれをしてはいけない、と思い込んでいるのです。

目に力がない

毒親育ちの見た目には、目に力がないことが挙げられます。

毒親育ちは周りに合わせようと必死なのですが、その目に力はありません。

ニコニコしていても目が笑っていなかったり、簡単に言うと『目が死んでいる』のです。

毒親の支配によって、感情を出せないことが原因と言えるでしょう。

覇気がない

毒親育ちの見た目には、覇気がないことが挙げられます。

無気力なことと似ていますが、毒親育ちは見た目に覇気がありません。

覇気とはいわゆるオーラのことで、やる気などと表現されることもありますね。

毒親育ちの精神は崩壊寸前なので、毎日を生きることで精一杯なのでしょう。

センスがない

毒親育ちの見た目には、センスがないことが挙げられます。

おしゃれをしないことと似ていますが、毒親育ちの見た目はセンスがなく、地味なことが多いです。

流行りのブランドやトレンドのデザインの服などは、毒親からけなされた過去があるため選ぶことができません。

親が選んだ服や、親のお下がりを与えられている人もいるようです。

毒親育ちの恋愛傾向

続いて、毒親育ちの恋愛傾向を紹介します。

毒親育ちが最も苦労するのが人間関係だと言われていますが、中でも恋愛は相当苦労する人が多いです。

相手との距離感が分からないなどの理由から、うまくいかずに悩む人も多いでしょう。

依存しやすい

毒親育ちの恋愛傾向には、依存しやすいことが挙げられます。

毒親育ちは、恋人ができるととにかく依存しやすいため気をつけなくてはいけません。

依存傾向は特に女性に多く、彼氏ができると『彼氏が自分の全て』になってしまいます。

自分では束縛や依存をしているつもりはないので、ちょっと厄介ですね。

相手を信用できない

毒親育ちの恋愛傾向には、相手を信用できないことが挙げられます。

毒親育ちは、子供の頃からしょっちゅう裏切りにあい、お前はダメなんだと否定されてきた人が多数。

そのため、恋人に好きだと言われても信じられず、『いつか裏切るのではないか』という疑心が消えないのです。

嫌われるのが怖い

毒親育ちの恋愛傾向には、嫌われるのが怖いというものが挙げられます。

毒親育ちは、親にどれだけ罵倒されたり否定されたりしても、褒めてもらいたくて必死に頑張ってきました。

『これができないと嫌われる』という恐怖心から、努力を重ねてきたのです。

だからこそ、恋愛でも相手に嫌われるのが怖くて怖くてたまりません。

自分の意見を言えない

毒親育ちの恋愛傾向には、自分の意見を言えないことが挙げられます。

毒親育ちは、親に逆らったら怒られるという幼少期を過ごしてきました。

そのため、自分の意見を言うことができません。

恋愛では女性に多く見られる傾向で、ノーと言うことができないため、望まない性行為やそれによる妊娠などのリスクも高いと言えるでしょう。

支配、束縛しようとする

毒親育ちの恋愛傾向には、支配や束縛しようとすることが挙げられます。

こちらは毒親育ちの男性に多く、恋人を支配、そして束縛しようとしてきます。

愛情表現の仕方が分からず、自分の元に繋ぎ止めておきたくて必死なのでしょう。

裏切られたり、見捨てられるのが怖いという気持ちが強いことが原因です。

毒親育ちで孤独感がある時の対処法

ではここで、毒親育ちで孤独感があるときの対処法を紹介します。

毒親育ちの人は、そうじゃない人と比べると非常に孤独を感じやすいもの。

『自分』が確立しておらず、人を信用することができないため、孤独感を覚えやすいのです。

毒親育ちで孤独感があるときは、以下の対処法を試してみてください。

本心と向き合う

毒親育ちで孤独感があるときの対処法には、本心と向き合うことが挙げられます。

あなたが今感じている『孤独』は、一体どんなものでしょうか。

その孤独は、あなたにしか分かりません。

ですから、自分の本心と向き合ってみましょう。

本当はこうしたかった、という本音から、目を逸らさないことがポイントです。

日記をつける

毒親育ちで孤独感があるときの対処法には、日記をつけることが挙げられます。

毒親育ちの人は、そもそも『自分の本音や本心』が自分自身でも分かりにくいもの。

孤独と向き合うためにも、日記をつけることがおすすめです。

日記をつけると、事実と自分の気持ちが必然的に出てくるので、自分の本心を知るキッカケにもなるでしょう。

孤独と共存する

毒親育ちで孤独感があるときの対処法には、孤独と共存することが挙げられます。

毒親育ちで孤独感がある人の多くは、友達がいないと感じていることでしょう。

悩みを打ち明けたり、本音が言える友達がいないため、強い孤独を感じているのです。

しかし、孤独は敵ではありません。

孤独感は決して悪いものではない、と思えば、孤独が辛いと感じることもなくなるのではないでしょうか。

安心できる場所を作る

毒親育ちで孤独感があるときの対処法には、安心できる場所を作ることが挙げられます。

毒親育ちで孤独感があるときは、自分が落ち着ける場所、安心できる場所を作りましょう。

自分の部屋やベッドの中など、どこでも構いません。

自分が安心できる場所を作っておくことで、強い孤独に襲われたときでも心を落ち着かせることができるはずです。

自分だけじゃないと思う

毒親育ちで孤独感があるときの対処法には、自分だけじゃないと思うことが挙げられます。

ネットで『毒親育ち』と検索すると、あなたと同じように毒親育ちで悩んでいる人がたくさん見つかるもの。

もちろん感じ方や捉え方などは人それぞれですし、毒親育ちが全員同じというわけではありません。

しかし、同じように悩んでいるのは自分だけではないと思うだけでも、少しは安心できるのではないでしょうか。

毒親育ちの辛さの克服方法

続いて、毒親育ちの辛さの克服方法を紹介します。

毒親育ちの辛さというのは、毒親育ちにしか分かりません。

だからこそ、自分で毒親の呪縛から解放されなくてはならないのです。

毒親の呪縛の治し方、毒親育ちの辛さの克服方法は、こちらです。

親と距離を置く

毒親育ちの辛さの克服方法には、親と距離を置くことが挙げられます。

あなたの辛さの原因は、間違いなく毒親ですよね。

辛さを克服するには、原因を切り離すことは必要不可欠。

ですから、親と距離を置くのは必須です。

一人暮らしをして、できるだけ親とは連絡を取らないようにしていきましょう。

自分は自分と割り切る

毒親育ちの辛さの克服方法には、自分は自分と割り切ることが挙げられます。

毒親育ちの人は、自分の意思で物事を決めるのが苦手で、特に誰かの意見に対してノーと言うことができません。

そんなときは、『自分は自分だ』と割り切るようにしましょう。

他人と比べず、人と違っていてもいいと思うためにも、孤独と共存して孤独を味方につけておけるといいですね。

自分に優しくする

毒親育ちの辛さの克服方法には、自分に優しくすることが挙げられます。

毒親育ちは、他人の目ばかり気にしてしまい、自分自身を疎かにしてしまいがち。

まずは、自分に優しくすることを心がけましょう。

したいことはないか、体調は悪くないか、食べたいものはあるかなど、自分自身に問いかけてみてください。

できたことを認める

毒親育ちの辛さの克服方法には、できたことを認めることが挙げられます。

毒親育ちは完璧主義なので、1つでもできないことがあると自分はダメだと思ってしまいます。

しかし、『できたこと』ももちろんありますし、『そのための努力』は決して無駄なものではありません。

完璧にできなくても、それまでの過程やできたことを自分自身で認めてあげましょう。

カウンセリングを受ける

毒親育ちの辛さの克服方法には、カウンセリングを受けることが挙げられます。

自分ではどうすることもできない生きづらさを感じているのなら、心療内科やクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。

専門家の助けを借りることで、毒親育ちの辛さから解放されるきっかけを知ることができるはずです。

毒親育ちの末路

続いて、毒親育ちの末路を紹介します。

毒親から逃げ続けていて、解決せずに大人になってしまうと、どんな末路が待っているのでしょうか。

どんなに頑張っても『毒親育ち』であるという事実は変えることができません。

しかし、親との付き合い方や距離感次第で将来を変えることはできますよ。

うつ病を発症する

毒親育ちの末路には、うつ病を発症することが挙げられます。

実際、毒親の呪縛から逃れられずにうつ病を発症し、死にたいと考える人もたくさんいます。

うつ病は、早めに対応することで悪化するのを防ぐことができるもの。

毒親の呪縛を断ち切るために、カウンセリングなども検討していきましょう。

人間関係を築けない

毒親育ちの末路には、人間関係を築けないことが挙げられます。

毒親育ちは、そもそも人との適切な距離感というのが掴めません。

人の気持ちを勝手に判断してしまうところもあるので、なかなか人間関係を築けないのです。

人を信用できず、友達も恋人もできない人生を送ることになるでしょう。

一生独身

毒親育ちの末路には、一生独身なことが挙げられます。

毒親の呪縛から逃れられていないと、結婚なんて到底無理です。

なぜなら、『結婚したら私(親)のことを見捨てるのか』などと毒親に言われ続けるからです。

そのため、たとえ本当に好きな人ができてその人と結婚を考えたとしても、毒親との関係が変わらない限り結婚は許されず、一生独身で人生を終えることになりかねません。

束縛し続けられる

毒親育ちの末路には、束縛し続けられることが挙げられます。

毒親との関係を見直さない限り、あなたは一生毒親から束縛され続けることになります。

毒親にとって、子供は自分の所有物。

思い通りに動かすのが当たり前なので、全てが親の言う通りであり、束縛され続けることになるでしょう。

何も残らない

毒親育ちの末路には、何も残らないことが挙げられます。

毒親育ちのまま大人になってしまうと、結果として何も残らない人生になります。

普通に考えて、年齢的にあなたよりも親が先に亡くなりますよね。

毒親が亡くなったとき、あなたは既にいい年齢になっているはずですが、あなたの元には何も残っていないでしょう。

毒親育ちで知られる芸能人

最後に、毒親育ちで知られる芸能人を紹介します。

華やかな場である芸能界で活躍する芸能人の中にも、毒親育ちの人は意外と多いもの。

毒親育ちだからといって幸せになれない、と決まった訳ではありませんが、大変な思いをしてきたことに変わりはないのでしょう。

杉本彩

毒親育ちで知られる芸能人には、杉本彩さんがいます。

美人でスタイル抜群な杉本彩さんですが、母親はとても厳しい人だったそうです。

母親に反抗すると、髪の毛を掴まれて引きずり回されることもあったのだとか。

今ほど虐待が騒がれていない時代でしたが、完全なる虐待ですよね。

杉本彩さんは、自殺を図ったこともあったそうです。

遠野なぎこ

毒親育ちで知られる芸能人には、遠野なぎこさんがいます。

遠野なぎこさんは、幼少期に親から愛されたことが一度もない、と語っていました。

ネグレクトのような状態だったのでしょうか。

愛され方、愛し方を知らない遠野なぎこさんは、大人になってからも精神的に不安定になることが多かったそうです。

青木さやか

毒親育ちで知られる芸能人には、青木さやかさんがいます。

青木さやかさんの親は学校の先生だったこともあり、かなり厳しく躾られていたそうです。

『学校の先生の子供』として常に見られており、親から褒められたことは一度もないと言っていました。

青木さやかさんは、特に母親との関係が険悪だったそうです。

毒親育ちは親の呪縛から解放されるのが一番の近道

毒親育ちについて、特徴や見た目、恋愛傾向、克服方法などを紹介しました。

毒親育ちを放置したまま大人になってしまうと、相当な生きづらさを感じることでしょう。

あなたが悪いわけではありませんが、毒親育ちであることは変えることができません。

だからこそ、自分は毒親育ちなんだということを自覚し、『私は悪くない』と宣言していいのです。

その上で、毒親の呪縛から解放され、自分らしく生きる術を見つけていきましょう。