エゴが強い人の特徴・性格|エゴイストがエゴを捨てる方法とは

エゴが強い人の特徴・性格|エゴイストがエゴを捨てる方法とは

『エゴが強い人』の特徴について、紹介します。

あなたの周りにも、『あの人はエゴが強いな』と感じる人はいませんか。

また、『それは親のエゴだ!』なんて使うこともありますが、エゴが強い人とはどんな人のことを言うのでしょうか。

ここでは、エゴが強い人の特徴や性格、エゴを捨てる方法などについて紹介したいと思います。

エゴが強いことは決して悪いことではないのですが、やりすぎると嫌われることもあるので気をつけなくてはなりません。

「エゴイスト」の意味とは

まずは、『エゴイスト』の意味から紹介します。

エゴイスト、エゴという言葉を聞くことは割とよくありますが、どんな意味なのでしょうか。

『エゴイスト』を辞書で引くと、

  • 利己的な人
  • 利己主義者
  • エゴイズムを信奉する人

とありました。

つまり、自分の利益を中心に物事を考え、他人の利益を全く考えない人のことを、エゴイストというのです。

ちなみに『エゴ』を日本語に直訳すると、自我、自惚れ、自尊心などの意味になります。

エゴイスト、エゴが強いとは、『自我が強く自分の利益を中心に考える人』だと言えるでしょう。

エゴとわがままの違いは?

では、エゴとわがままの違いについて見ていきましょう。

エゴは自我が強く自分の利益を中心に考える人のことなので、一見するとただのわがままな人、自己中心的な人という意味にもとることができます。

確かにエゴとわがままは似ていますが、エゴには自分の考えを押し通すだけの『理由』があるもの。

自分の利益のために行動しているだけであって、ただ周りを困らせたいだけのわがままとは違います。

目的がハッキリしているか、言動に一貫性はあるかなどが、エゴとわがままを見極めるポイントと言えるかもしれません。

エゴが強い人の特徴

それでは早速、エゴが強い人の特徴を紹介していきます。

エゴが強い人は、とにかく自分の利益を最優先に考えてしまう人のことですが、具体的にはどんな特徴があるのでしょうか。

エゴが強い人には、以下の5つの特徴が挙げられます。

自分を明確に持っている

エゴが強い人の特徴には、自分を明確に持っていることが挙げられます。

エゴがすごい人は、良くも悪くも『自分』という芯をしっかり持っているので、他人に流されることはありません。

どんなときでも信じるのは己のみ、という強い信念を感じられるものの、あまりにもその気持ちが強すぎると、周りからはエゴの塊だと揶揄されてしまうこともあるでしょう。

自分らしさがある

エゴが強い人の特徴には、自分らしさがあることが挙げられます。

エゴが強い人は、将来のことも含めて『自分』をきちんと持っています。

だからこそ、他人に流されず自分を貫くことができるのでしょう。

『自分らしさ』や『個性』がはっきりしているのは、エゴが強い人の最大の特徴と言っても過言ではありません。

人に合わせられない

エゴが強い人の特徴には、人に合わせられないことが挙げられます。

エゴが強い人は『自分の考えや意見』が強すぎるあまり、周りに合わせることができないことも少なくありません。

つまり、協調性がないのです。

自己を主張しすぎるあまり人に合わせられないと、わがままな人、ジコチューだと思われてしまうので気をつけなくてはなりません。

否定されることに弱い

エゴが強い人の特徴には、否定されることに弱いことが挙げられます。

エゴが強い人は、自分の考えを正しいと思っているので、自分の考えを否定されると急に攻撃的になるケースも。

『それは違うでしょ』『その考えは横暴だよ』なんて言われてしまうと、一気に攻撃的な態度になる人もいるのです。

承認欲求が強い

エゴが強い人の特徴には、承認欲求が強いことが挙げられます。

承認欲求とは、周りに『認められたい』という気持ちのこと。

本来承認欲求は誰にでもあるものですが、エゴが強い人は、承認欲求が人一倍強いと言っても過言ではありません。

だからこそ、自分の考えを押し通したくなり、否定されると攻撃的になるのです。

エゴイストの性格

続いて、エゴイストの性格について紹介します。

自分の利益を中心に考える、自分の利益しか考えないエゴイストは、どんな性格をしているのでしょうか。

これから紹介する5つの項目に当てはまるものが多ければ多いほど、あなたもエゴイストかもしれませんよ。

物怖じしない

エゴイストの性格には、物怖じしないことが挙げられます。

エゴイストは自分の利益が何よりも優先なので、そのためには物怖じせずに自分の考えを貫くことができます。

場合によってはゴリ押しと見られてしまうことも多く、そうなると『エゴが出てるよね』など、エゴが出ると表現されることもあるでしょう。

分かりやすい

エゴイストの性格には、分かりやすいことが挙げられます。

エゴイストの性格を一言で表現するなら、まさに『わかりやすい性格』というのが一番しっくりくるでしょう。

エゴイストは好き嫌いというか、やるべきこととそうじゃないことをしっかり区別しているので、見ているとかなり『わかりやすい』もの。

何を考えてるか分からないよね、と言われることは、エゴイストにはありません。

素直

エゴイストの性格には、素直なことが挙げられます。

エゴイストは、自分の気持ちや欲求にとにかく素直。

自分の欲求に素直に従っているからこそ、普段からエゴが出るのでしょう。

自分の気持ちに素直で嘘をつくこともないので、裏表のない性格とも言えるのではないでしょうか。

頑固

エゴイストの性格には、頑固なことが挙げられます。

エゴイストは自分の利益のためなら、他人の気持ちや利益など無視するという、ちょっと強引なところがあることは否定できません。

自分の目的のための手段を人の意見に流されてやめることがないのは、頑固な性格だからだと言えるでしょう。

いくら失敗しても、自分が納得するまでやり続ける頑固さがあるのです。

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傷つきやすい

エゴイストの性格には、傷つきやすいことが挙げられます。

エゴイストは自分が正しい、自分の利益のためなら手段を選ばないと思っているものの、いざ人から批判されたりするとひどく傷つくことも。

しかし、傷ついたり落ち込んでいる姿を人に見せることはほぼないので、エゴイストは人知れず落ち込むことも特徴です。

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エゴがない人の特徴

ではここで、エゴがない人の特徴についても紹介しておきましょう。

エゴが強い人の特徴について紹介してきましたが、世の中にはエゴがない人もいます。

エゴがない人には、どんな特徴があるのでしょうか。

エゴがない人の特徴は、こちらです。

自分の意見がない

エゴがない人の特徴には、自分の意見がないことが挙げられます。

エゴがない人は、堂々と主張するほどの『自分の意見』がありません。

エゴが強い人は時々自己主張が激しすぎて批判されることもありますが、エゴがない人は意見がないため全く主張せず、『何を考えるのか分からない』と思われてしまうこともあるでしょう。

人に合わせてばかり

エゴがない人の特徴には、人に合わせてばかりなことが挙げられます。

エゴがない人は自分の意見もないので、どんなときでも人に合わせてしまいます。

たとえ本心では嫌だなと思っていても、はっきり主張することができません。

協調性があると評価されることもありますが、誰にでもいい顔をしてると言われることもあるでしょう。

自分の良さが分からない

エゴがない人の特徴には、自分の良さが分からないことが挙げられます。

エゴがない人は劣等感が強く、自分の良さが分からないことも少なくありません。

自分はダメな人間、いいところなんて何もないと思っているからこそ、人前で自分の意見を言うことができないのでしょうね。

争いを避けたい

エゴがない人の特徴には、争いを避けたいというものが挙げられます。

エゴがない人は、『意見と意見がぶつかると争いが起こる』と思っている部分が強いので、あえて意見を言わないようにしていることも少なくありません。

意見があっても言わないタイプは、単純に争いが苦手だからなのかもしれませんね。

目立つことが苦手

エゴがない人の特徴には、目立つことが苦手なことが挙げられます。

エゴが強い人は自分の意見をはっきり言うなど堂々としていて、己の利益のためなら手段を選ばない強引さも合わせ持っています。

だからこそ目立つのですが、エゴがない人は基本的に目立つことが苦手。

そのため、目立たないように振舞っている人も多いものです。

関連記事はこちら▽ はっきり言う人の心理|はっきり言う人が苦手で怖い時の対処法とは はっきり言う人の心理|はっきり言う人が苦手で怖い時の対処法とは

エゴを捨てる方法

ではここで、エゴを捨てる方法を紹介しましょう。

エゴがあることは悪いことではありませんし、むしろ当たり前のこと。

しかしエゴが強すぎると、集団生活がやりにくくなることも否めません。

自分を苦しめるエゴを捨てる方法には、以下のものが挙げられます。

自分の欲求を認める

エゴを捨てる方法には、自分の欲求を認めることが挙げられます。

あなた自身が何を求めているのか、まずはあなたが自分の欲求を認めてあげましょう。

あなたが欲求を認めてあげないと、納得できないため、いつまでもそのエゴを捨てることはできません。

たとえ自分の嫌なところだとしても、まずはきちんと認めることが大切です。

自分の言動を振り返る

エゴを捨てる方法には、自分の言動を振り返ることが挙げられます。

エゴを捨てたいと思うのなら、自分の言動を振り返ることが欠かせません。

毎日日記をつけるというのも、おすすめですよ。

自分の言動を振り返り、ダメなところも良いところも素直に認めることが第一歩なのです。

人の意見を聞く

エゴを捨てる方法には、人の意見を聞くことが挙げられます。

エゴが強い人は、基本的に人の意見を聞きません。

たとえ人の意見を聞いても、自分の意見を曲げることはないのですが、エゴを捨てるためには人の意見を聞くことは必要不可欠。

周りの意見も聞き、人の意見の良いところを探してみてください。

他人の利益に関心を持つ

エゴを捨てる方法には、他人の利益に関心を持つことが挙げられます。

自分の利益だけでなく、他人の利益にも興味関心を持ってみましょう。

他人の利益に関心を持つと、意外と自分の利益に繋がることもあるもの。

目先の利益だけでなく、長い目で見ることも必要なのです。

人に譲る気持ちを持つ

エゴを捨てる方法には、人に譲る気持ちを持つことが挙げられます。

エゴが強い人は、何でもかんでも自分優先で考えてしまうところがあります。

自分の利益のためだけに行動するのも、そのためですよね。

そういうエゴを捨てたいのなら、人に譲る気持ちを持ちましょう。

自分より人を優先する気持ちを持つことで、厄介なエゴも少しずつ薄れていくのではないでしょうか。

エゴを手放すスピリチュアル的な方法

最後に、エゴを手放すスピリチュアル的な方法を紹介したいと思います。

スピリチュアルでは、エゴは『もう1人の自分自身』と言われており、エゴは『現実を見ない自分自身』なのだとか。

そんなエゴを手放す方法には、以下のようなものが挙げられます。

自分自身と向き合う

エゴを手放すスピリチュアル的な方法には、自分自身と向き合うことが挙げられます。

エゴはもう1人の自分自身なので、しっかりと現実と向き合いましょう。

自分の本心はどこにあるのか、本当はどうしたい(どうなりたい)のか、を素直な気持ちで向き合うのです。

自分が納得できれば、自然とエゴを手放すことができるでしょう。

エゴを観察する

エゴを手放すスピリチュアル的な方法には、エゴを観察することが挙げられます。

エゴはあなた自身でもあるので、観察するということは自分と向き合うことでもあるのです。

自分の中にエゴが出てきたら、『またエゴが出てきたな』『今度はどんなふうに出てくるんだろう』と、一歩引いたところから観察してみてください。

いずれ、エゴとはそういうものだ、と悟れる時が来るはずです。

手放すべきという考えを捨てる

エゴを手放すスピリチュアル的な方法には、手放すべきという考えを捨てることが挙げられます。

エゴとは、本来誰にでもあるものであり、エゴがない人などいません。

そのため、『エゴを捨てる』と考えることそのものがエゴなのです。

ちょっとややこしい話ではありますが、エゴを手放すべきという考えを捨てて、共同生活をするほうがエゴを捨てられるのかもしれません。

エゴが強すぎるとただのジコチューに!エゴと上手に付き合っていこう

エゴが強い人の特徴や性格、エゴを捨てる方法などについて紹介しました。

エゴは本来誰にでもあるものですし、エゴがあることは決して悪いことではありません。

しかし、エゴが強すぎて周りが見えなくなってしまうと、それはエゴではなくただのわがままでジコチューなだけ。

全てのエゴを捨てろとはいいませんが、集団生活でうまくやっていくためには、自分自身のエゴと上手に付き合っていく必要があると言えるでしょう。