自己肯定感が低い女性の特徴や恋愛傾向|女性が自己肯定感を高めるには?

自己肯定感が低い女性の特徴や恋愛傾向|女性が自己肯定感を高めるには?

あなたは自分自身に満足していますか?ありのままの自分を受け入れる自己受容の感覚のことを「自己肯定感」と言いますが、若い日本人は他の国の若者に比べて自己肯定感が低いというデータがあります。
今回は自己肯定感について着目し、自己肯定感が低い女性の特徴や恋愛傾向、自己肯定感を高めるコツ等をご紹介します。

自己肯定感が低い女性の特徴

そもそも自分が自己肯定感が低いのかどうか分からないという人もいるのではないでしょうか。
最初に、自己肯定感が低いと思われる女性の特徴をご紹介します。当てはまるものがあれば、ひょっとしたらあなたは自分自身のことを受け入れられていないのかもしれません。

ネガティブ思考

最大の特徴は、ネガティブ思考であるということです。なんでも悪い方向で考えてしまうところがあり、例えば成功するビジョンはなかなかイメージできないのに失敗するイメージばかりが膨らみます。
失敗するビジョンを想像することで失敗を回避するにはどうしたら良いかと考えるのではなく、失敗を恐れて行動に移せないのが自己肯定感が低いタイプのネガティブ思考です。

他人と比較をしがち

つい自分と他人を比べてしまうのも自己肯定感が低い女性の特徴です。相対的な評価を気にする傾向にあるのです。
他人との比較をする際に自分が優れている所に焦点を当てるのではなく、他人より劣っている点ばかり気にするので、その結果自分の嫌なところばかり目に付いて自信がなくなったり劣等感を感じたりする悪循環が生まれてしまいます。

周りの目が気になる

自己肯定感が低い女性は、自分を評価する基準が他人との比較であることから、他人からの評価をとても気にしてしまう側面があります。周りから悪く思われていないか、嫌われていないかと過剰に心配してしまうあまり、自分の気持ちのままに行動したり発言したりするのが苦手です。

周りへの依存心が高い

自分のことを信じることができないので、自分の決断にも自信を持つことができないという点も自己肯定感が低い女性の特徴のひとつです。
何か決断しなくてはいけない状況になったときには家族や友人、同僚にアドバイスを求めることが多く、周りが自分と違う意見だった場合には周りの意見に引きずられてしまいます。

自己主張が苦手

自己肯定感が低い女性は、自分の価値観に自信がないため周囲に自分の考えを伝えるのが苦手な傾向にあります。他人からの目をとても気にするので、自分の意見を否定されたらどうしようという気持ちもあります。
また、自信の無さから声が小さくなる人もいます。あまり自分の意見をしっかり聞き取ってもらいたくないという気持ちの表れです。

自己肯定感が低い女性の原因

自己肯定感が低い女性は、どうしてそこまで自分のことを信じてあげることができないのでしょうか?生まれ持った性格もあるかもしれませんが、どんな人であっても自己肯定感が下がってしまう可能性があるのです。
ここでは、自己肯定感が低い女性は何故自分に自信がないのかご紹介します。

誰からも褒められない幼少期を過ごした

幼児期は人格形成期とも言われるほど人格形成において重要な時期です。幼い頃の愛されている、あるいは自分が必要とされているという実感によって肯定的な考え方が根付き、それが自己肯定感にも直結します。
自分を褒めたり愛してくれる人に恵まれない幼少期を過ごすことで「誰からも愛されていない」という感覚が根付き、大人になっても自分を愛することができなくなってしまいます。

トラウマがある

過去に経験した失敗や挫折、対人トラブルによって心に傷を負うことで自己肯定感が低くなることがあります。例えば、夢を諦めた、会社をクビになった、大失恋をした、いじめを受けたなどがあげられます。
自分が大切にしていたものを失った時の無力感はとても辛いもので、自分を全否定して消え去りたい気持ちになることさえあります。その経験によって生まれたトラウマを解消できずにいることが、自信喪失に繋がってしまうのです。

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成功体験が少ない

成功体験が少ないというのも自己肯定感を低くする原因のひとつです。何かを成し遂げた達成感やその成果によって人は大きく成長します。小さな成功体験であってもコツコツ経験値を貯めることで、やればできるという自信に繋がるのです。
一方で、成功体験が少ないということは努力が報われると実感した経験が少ないということです。このような人は自分にはできない、成功するはずがないというネガティブ思考が膨らみ、自己肯定感が低くなってしまいます。

コンプレックスを抱えている

強いコンプレックスは自己肯定感を低くします。特に女性は見た目で判断・評価されることが男性より多く、それによって自分の見た目が気になって仕方なくなってしまうということがあります。
コンプレックスに感じている部分が内面なら努力次第で変えられる可能性もありますが、外見の場合はなかなか変えられない部分も多いものです。変わりたいという前向きな気持ちではなくコンプレックスを隠したい、自分をさらけ出したくないというネガティブな方向に気持ちが向いてしまいます。

疲れをため込む癖がある

ストレスは自分からのSOSです。そのSOSにきちんと耳を傾けて自分を休ませてあげられない人は自己肯定感が低くなる傾向があります。
休養は心身を健康に維持するためにとても重要な時間です。しっかり休む時間を作らないと集中力や注意力が低下し、通常ならしないようなミスをしてしまったり余裕がなくなってしまいます。つまり、疲れをため込むことで自分を責める機会が増え、自己肯定感がどんどん下がってしまうのです。

自己肯定感が低い女性の恋愛傾向

多くの人は恋愛をすることで毎日が楽しくなったり頑張る活力が生まれたりします。
しかし、自己肯定感が低いことで恋愛を楽しめなくなることがあります。実際、自己肯定感が低い女性は恋愛がうまくいかないことが多いと感じているようです。
ここでは、自己肯定感が低い女性の恋愛に関する特徴をご紹介します。

思い込みが激しい

自己肯定感が低い女性は恋愛において思い込みが激しくなってしまうことがあります。
好きになった人を完璧な理想通りの王子様だと思い込みます。また、そうであるように押し付けてしまうので、理想から外れた言動が見られると裏切られたと感じてしまうところもあります。
一方で、相手にとっての自分の理想像を維持するために無理しすぎてしまい、恋愛によって疲れやすいという傾向もあります。

相手のことを信用できない

自己肯定感が低い女性は、自分自身のことでさえ信じることができないので他人のことも全面的に信用するのは難しいようです。また、自分のことを愛することができないので、他人からも愛されるわけがないと考えがちです。
ちょっとした出来事で浮気を心配したりもう嫌われたのだと思い込んでしまうという特徴があります。

尽くし過ぎる

自分の存在価値を認めてあげるのが苦手な自己肯定感が低い女性は、他人からの要求に応えることで承認欲求が満たされるので男性に尽くし過ぎる傾向があります。
そのため、自分の気持ちより彼の気持ちを優先してしまうことが多くなります。
要求がエスカレートして、男性がダメ男になってしまったり金銭的なトラブルに発展してしまったりすることも少なくありません。

恋愛に依存しやすい

自己肯定感が低い女性は恋愛に依存しやすいという特徴もあります。自分の代わりに自分のことを愛してくれる他人の存在が必要だからです。
好きな人ができると四六時中頭の中が彼のことでいっぱいになってしまい、生活に支障をきたすこともあります。
ずっと彼のことを考えて彼が中心の生活になるため、相手から重くて面倒くさいと思われてしまうことが多いのも自己肯定感が低い女性の恋愛傾向です。

嫉妬や束縛が激しい

自己肯定感が低い女性は自分に自信がないので「彼に嫌われるかもしれない」という不安感を常に抱えています。不安を取り除くため、あるいは彼が他の人を好きになる可能性を取り除くために、彼の交友関係やスケジュールを把握したいという願望が強くあります。
SNSを監視して知りたくなかった過去を発見したり、逆に不透明でスッキリできないことでますます不安になるという悪循環に陥ることもあります。

自己肯定感が低いメリットとは

ここまで自己肯定感が低いことによるデメリットを多く挙げてきましたが、分かっていても考え方を真逆の方向に変えることは簡単なことではありません。自己肯定感が低い自分を認めてあげられないことも自己肯定感を低くし、悪循環に陥ってしまいます。
ここでは、自己肯定感が低いことのメリットをご紹介します。

他人の痛みを理解できる

自己肯定感が低い女性は周りの目を気にすることが多いという特徴があります。つまり、別の第三者になったつもりで物事を考えることができるということです。
そのため、他人が傷ついたことにも敏感に反応できるというメリットがあります。自分が辛い経験を多くしているからこそ、他人のネガティブな感情にいち早く気付き共感してあげることができるのです。

他人のために頑張ることができる

恋愛において尽くし過ぎる傾向があると先述しましたが、言い換えれば自分以外の誰かのために一生懸命になることができるということです。他人のために頑張るということはなかなかできることではありません。時には良くない方向に事が進んでしまうこともあるかもしれませんが、その姿はきっと誰かに勇気を与えることもあるはずです。

軽率な言動をしない

自己肯定感が低い女性はたくさんの失敗パターンをイメージしています。そのため、あまり行動力がないように見えるかもしれませんが、良く言えば慎重派であるとも言えます。他人を傷つけたり驚かせてしまうような突拍子もない言動をとることはほとんどありません。
また、新しいことにチャレンジをする勇気はなくても安定志向で現状維持をすることも得意だと言えます。

女性が自己肯定感を高めるには

自己肯定感が低いことにもメリットはあるけれど、自分のことを好きになれない辛い毎日にはうんざりだという人もいるでしょう。
少しでも自己肯定感を高めるためにできることをご紹介します。もちろんすべて実行する必要はなく、全部クリアしないと自己肯定感が高くならないわけではありません。自分にできそうだと思ったことだけチャレンジしてみてくださいね。

短所を長所として言い換える

自己肯定感が低いメリットを思い出してください。実は、自己肯定感が低いメリットは全てデメリットを言い換えただけなのです。周りの目を気にするということは他人の気持ちに寄り添える、尽くし過ぎるということは他人のために頑張れる、行動力がないということは慎重派で安定している、と3点述べましたが、これ以外の特徴についてもすべてポジティブに表現を変えることが可能です。
あなたが自分の短所だと思っているポイントは、他人にとっては長所で羨ましい部分かもしれません。なぜ自分のことを好きになれないのか、認められないのかを具体的に思いついた時には、その短所を長所に言い換える作業をしてあげましょう。
この作業を心理学では「リフレーミング」と呼びます。

成功体験を作る

自己肯定感を高めるためには自分に自信をつけることが大切です。そして、自信をつけるためには自分を褒めることが近道です。自分を褒めるためのきっかけとして成功体験を自ら作り出しましょう。
成功体験はどんなに小さなことでも大丈夫。例えば、スーパーの店員さんにお礼を言うとか同僚に挨拶をするとか、事前に目標を立てて見事達成出来たら成功体験としてカウントし、達成できた自分を褒めてあげましょう。実現が難しい目標を立ててしまうと失敗経験になりかねません。既に習慣化していることでも良いので、クリアできる目標にしましょう。

ジャーナリングをする

ジャーナリングという言葉を聞いたことがありますか?ジャーナリングとは、心を整理することができる手法で、「書く瞑想」とも言われます。
やることは至ってシンプルで、自分の考えていることをひたすらノートに書くだけです。余計なことは一切考えずに思いついたことを書いていきます。時間をかける必要はなく、むしろ短時間で集中して行う方が本心を書くことができます。全て書き終えたら書いた内容を振り返ります。
これを習慣化することで自己理解が深まります。新しい自分に出会えることもあるでしょう。自分を知ることは自分を認めることに繋がります。

断捨離をする

自分の価値観で決断するのが苦手なら、まずは自分の部屋を断捨離しましょう。自分の判断で必要な物と不要な物を選別するのです。
自己肯定感が低い女性は執着心が強いという側面もありますが、断捨離によって物への執着心を断ち切ることもできます。
物が少なくなってスッキリした部屋を見て心もリフレッシュできますよ。

ストレスを発散する

疲れやストレスが溜まっていることで自己肯定感はどんどん下がってしまいます。「最近うまくいかないな」と感じる時にあなた自身を責める必要はありません。失敗の原因は疲労やストレスにあるからです。
何をやってもうまくいかないと感じたら思い切って一旦休みましょう。疲れているならゆっくり寝るのも良いですし、自分の気持ちをリフレッシュできる趣味があるのなら趣味に没頭するのも良いことです。「これをやるために頑張ろう」と思える何かは毎日を明るくしてくれますよ。

どんな自分であっても向き合うために

自己肯定感が低いことは決して悪いことばかりではありません。自己肯定感が高い人にはない強みもたくさん持っています。
しかし、もし自己肯定感を高めることで自分を変えたい、変わるきっかけになるかもしれないと思っているなら、上記を参考に頑張ってみませんか?
自己肯定感が低い女性は他人のために惜しみない努力ができる女性です。そもそも努力ができない人間もたくさんいる中で、他人のために行動できるというのはとてもすごいことなんですよ。その努力を少しだけでも自分のために使ってあげてくださいね。