敬語が使えない人の心理について、紹介します。
大人になっても敬語が使えない人、いますよね。
なぜ敬語が使えないのでしょうか。
ここでは、大人になっても敬語が使えない人に着目し、心理や特徴、原因などを見ていきたいと思います。
記事の最後には、正しい敬語を使えるようになるための方法についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
敬語が使えない人の心理
まずは、敬語が使えない人の心理から紹介します。
社会に出れば、他人と話すときに敬語を使うのは当然な気がしますが、敬語が使えない人というのもいます。
非常識だな、と感じてしまいますが、敬語が使えない人はどんなことを考えているのでしょうか。
敬語が使えない人の心理は、こちらです。
親しくなりたい
敬語が使えない人の心理には、親しくなりたいというものが挙げられます。
敬語は堅苦しいイメージがありますが、タメ口は親しげな感じがしますよね。
だからこそ、相手と親しくなりたくて敬語を使わない人もいるのです。
初対面や知り合ったばかりなのに敬語を使わないのは、親しくなりたい気持ちの表れなのかもしれません。
見下している
敬語が使えない人の心理には、見下しているというものが挙げられます。
相手を見下していたり、バカにしていたりすると敬語を使いません。
敬語は『敬う言葉』ですから、相手を尊敬していないから使わない、という人もいるもの。
このタイプは、敬語を使わないだけでなく態度や行動の端々にも見下している様子が伺えます。
恥ずかしい
敬語が使えない人の心理には、恥ずかしいというものが挙げられます。
学生から社会人になったばかりの頃など、改まって敬語を使うのが気はずかしいという人もいるでしょう。
また、自分のキャラが確立している人は、『自分のキャラ的に敬語を使う感じじゃない！』というキャラとのギャップから、敬語が使えません。
正しく使っているつもり
敬語が使えない人の心理には、正しく使っているつもりというものが挙げられます。
敬語が使えない人の中には、自分では敬語を正しく使っているつもりということも。
本人は至って真面目で、ちゃんと敬語を使っているつもりなので、『敬語を使え』と言われても何のことだか分からないのです。
何も考えていない
敬語が使えない人の心理には、何も考えていないというものが挙げられます。
敬語が使えない人は、敬語を使う意味や必要性が分かっていないなど、特に何も考えていないこともあります。
ただ自分の考えを発しているだけであり、『言いたいことが伝われば言い方は何でもいい』と考えていることもあるでしょう。
敬語が使えない30代・40代の特徴
続いて、敬語が使えない30代、40代の特徴を紹介します。
30代や40代になっても、敬語が使えない人は一定数います。
若い人ならまだしも、いい年齢になっても敬語が使えないのは、ちょっとどうかと思いますよね。
敬語が使えない30代、40代の特徴はこちらです。
一般常識に欠けている
敬語が使えない30代、40代の特徴には、一般常識に欠けていることが挙げられます。
この年代になれば、職場では誰に対してでも敬語を使うというのは当たり前のこと。
言わば『一般常識』や『社会のマナー』とも言えることですよね。
しかしそれができないということは、敬語が使えない30代や40代は、何につけても一般常識に欠けているのです。
仕事が出来ない
敬語が使えない30代や40代の特徴には、仕事が出来ないことが挙げられます。
先ほども触れたように、敬語が使えない30代や40代は『一般常識に欠けている』ため、仕事が出来ない人であることが多いです。
敬語を使うというマナーすら出来ない人は、上司にも信用されません。
仕事は信用問題でもありますから、信用されない人は昇格するのも難しいでしょう。
年功序列だと思っている
敬語が使えない30代や40代の特徴には、年功序列だと思っていることが挙げられます。
自分より年上の人には敬語が使えても、年下の人には立場がどうであれ敬語を使わない人っていますよね。
これは、年功序列だと思っているため、『年齢が上の人を敬うべき』という古臭い考えが定着している証だと言えるでしょう。
自分は偉いと思っている
敬語が使えない30代や40代の特徴には、自分は偉いと思っているというものが挙げられます。
この年代になると、自分が今まで頑張ってきた仕事や努力に関して自信があるので、後から入ってきた人（若者）より自分の方が偉いと思っていることも。
偉い自分が敬語を使う必要は無い、とでも勘違いしているのでしょうね。
出世が早い
敬語が使えない30代や40代の特徴には、出世が早いことも挙げられます。
仕事ができる人、いわゆるエリートと呼ばれる人は同世代の中でも出世が早い人たちのこと。
こういう人は、若い頃から上に立つことに慣れてしまっていて、年齢関係なく敬語を使えなくなってしまいます。
出世が早すぎるのも、やや問題かもしれませんね。
敬語が使えない大人になってしまう原因
ではここで、敬語が使えない大人になってしまう原因を紹介します。
社会に出れば、敬語を使うのはむしろ当たり前のこと。
その『当たり前のこと』が大人になってもできないのは、一体なぜなのでしょうか。
敬語が使えない大人になってしまう原因は、こちらです。
周りからチヤホヤされてきた
敬語が使えない大人になってしまう原因には、周りからチヤホヤされてきたことが挙げられます。
小さい頃から周りにチヤホヤされて育ってしまうと、人を敬うことを覚えずに大人になってしまいます。
こういう人は、大人になっても敬語の必要性を理解できないため、敬語の使えない大人になってしまうのでしょう。
子供の頃に教わらなかった
敬語が使えない大人になってしまう原因には、子供の頃に教わらなかったというものが挙げられます。
敬語を使うかどうか、というのは、子供の頃の影響が大きいというのは言うまでもありません。
子供の頃、親から『目上の人には敬語を使う』と教わってこなかった人は、当然ですが大人になっても敬語を使うことはできません。
メディアの影響
敬語が使えない大人になってしまう原因には、メディアの影響というものが挙げられます。
最近のタレントでは、『タメ口キャラ』の人も増えています。
もちろんテレビでのキャラなのですが、そういう人が増えることで、タメ口を貫く人が増えていることも否定はできません。
メディアの影響を受ける人というのは多いので、敬語が使えなくなるのも多少関係しているのではないでしょうか。
敬語を使うシチュエーションが減った
敬語が使えない大人になってしまう原因には、敬語を使うシチュエーションが減ったことが挙げられます。
今はネット社会で、SNSなどを通じて世界中の人と繋がりを持つことができます。
ネット上では敬語で話す人は少なく、大抵がタメ口や砕けた言葉遣いですよね。
こういう敬語を使わないシチュエーションが増えることで、敬語が使えない大人になってしまうのでしょう。
学校で敬語を使わない
敬語が使えない大人になってしまう原因には、学校で敬語を使わないことが挙げられます。
最近は、学校の先生に対して敬語を使わない子供が増えている気がします。
先生の方も、どちらかというと友達に近い感覚で子供と関わっている気がしますよね。
学校で敬語を使ってこなかった人がそのまま大人になるので、当然ですが敬語を使うことができません。
敬語が使えない新人・後輩への指導方法
次に、敬語が使えない新人や後輩への指導方法を紹介します。
職場の新人や後輩が正しく敬語を使えない人だった場合、どのように指導すれば良いのでしょうか。
『敬語を使って！』と言ったところで、効果がある気はしませんよね。
敬語が使えない新人や後輩への指導方法には、以下のものが挙げられます。
自分が手本になる
敬語が使えない新人や後輩への指導方法には、自分が手本になることが挙げられます。
敬語が使えない新人や後輩に『敬語を使いなさい！』と言っても、正直あまり心に響きません。
そういうときは、あなた自身がお手本となって敬語を使うようにしましょう。
新人や後輩に対しても敬語を使うことで、相手にも誠意が伝わるはずです。
カリキュラムを作成する
敬語が使えない新人や後輩への指導方法には、カリキュラムを作成することが挙げられます。
敬語は、言わば社会人としてのビジネスマナーの1つ。
もし、新人や後輩の多くが敬語が使えないのであれば、一度『敬語に関するカリキュラム』を作成するのもいいかもしれません。
敬語の必要性を話す
敬語が使えない新人や後輩への指導方法には、敬語の必要性を話すことが挙げられます。
新人や後輩がなぜ敬語を使えないのかは分かりませんが、もしかしたら敬語の必要性を理解していないのかもしれません。
社会人としてなぜ敬語を使わなくてはいけないのか、その必要性をしっかりと教えてあげてください。
ビジネスマナーとして教える
敬語が使えない新人や後輩への指導方法には、ビジネスマナーとして教えることが挙げられます。
もし、あなたと新人がプライベートで仲がいいとしても、職場では上司と部下。
職場とプライベートのメリハリをつけるのは、ビジネスマナーとして当然のことです。
敬語を使うのはビジネスマナーとして当たり前のことだ、ということを伝えましょう。
ニュースを見るよう促す
敬語が使えない新人や後輩への指導方法には、ニュースを見るよう促すことが挙げられます。
ニュース番組のアナウンサーは、当然ですがきれいな敬語を使います。
もし、新人や後輩が『正しく敬語を使えない』『敬語の使い方がわからない』のであれば、ニュースを見て敬語を覚えるように促すのもありですよ。
敬語を身につける方法
最後に、敬語を身につける方法を紹介します。
敬語を使いたいと思っているのに使えない、敬語が使えずに悩んでいる人もいますよね。
敬語を身につけるのは簡単なことではありませんが、意識して努力すれば身につけることは可能です。
敬語を身につけたい人は、以下の方法を試してみてください。
正しい敬語を知る
敬語を身につける方法には、正しい敬語を知ることが挙げられます。
敬語を身につけるためには、それが正しいものでなくては意味がありません。
せっかく敬語を覚えるのに、間違った敬語を覚えたのでは勿体ないですよね。
まずは、正しい敬語を知ることから始めましょう。
身近な人を観察する
敬語を身につける方法には、身近な人を観察することが挙げられます。
あなたの身近にも、きれいに敬語を使う人がいるでしょう？
そういう人のことを、じっくり観察してみましょう。
言葉遣いだけでなく、動作なども観察して見ると敬語の使い方をより学べるのではないでしょうか。
ニュースを見る
敬語を身につける方法には、ニュースを見ることが挙げられます。
先ほども言いましたが、ニュースキャスターは常に正しい敬語を使います。
敬語の使い方が分からないという人は特に、ニュースを見る癖をつけるといいでしょう。
ニュースを見て、ニュースをよく聞いて正しい敬語を覚えてください。
よくある間違いを知る
敬語を身につける方法には、よくある間違いを知ることが挙げられます。
敬語は、意外と奥が深くて難しいもの。
それゆえ、よくある間違いというのもたくさんあることを知りましょう。
特に二重敬語などは、わりとよくある間違いなので気をつけたいものですね。
ビジネス本や敬語に関する書籍を読むのも、おすすめです。
敬語学習アプリを利用する
敬語を身につける方法には、敬語学習アプリを利用することが挙げられます。
敬語が学べるアプリというのが、現在たくさん配信されています。
アプリならスキマ時間に簡単に起動することができますし、本のように嵩張ることもありません。
敬語アプリを上手に活用して、敬語を身につけていきましょう。
正しく敬語を使ってデキる大人になろう
敬語が使えない人の心理や特徴、原因、敬語を身につける方法などについて、紹介しました。
敬語が使えない大人が増えているというのは、残念ですが間違いないでしょう。
敬語は難しいものなので、簡単に習得することはできないかもしれません。
しかし、意識して努力すれば、必ず敬語を習得することは可能です。
敬語が使えない大人だとバカにされないようにするためにも、しっかり敬語を学んでいきましょう！
