あなたの周りには、いついかなる時にも気丈に 振る舞える人はいますか。
何が起こってもしっかりと対応することができる気丈さは、簡単に手に入れられるものではありません。
奇特な人とも言えますが、そんな気丈な人は具体的にどのような人なのでしょうか。
今回は気丈な人の特徴や性格について、お伝えしていきます。
気丈に振る舞うのに疲れた時の対処法や、気丈に振る舞う方法についても触れていきますので参考にしてください。
目次
「気丈な人」の意味とは
気丈な人とは自分の気持ちをしっかりともち、困難な状況にも簡単に負けない人のことを言います。
気丈な人は、悲しいことやつらいことがあってもよほどのことがなければ心が折れません。
あらゆる方面で使われる言葉で、「あの人は大変な状況なのに、気丈に振る舞ってすごい」「あの人の気丈に振る舞う様が印象的」というような使い方をします。
気丈の類語には「タフ」「芯が強い」「たくましい」「しっかり」などの言葉があり、仕事やプライベートにおいて使われることが多いです。
気丈な人の特徴
気丈な人は何が起こっても常に落ち着いた行動ができて、決して揺り動かすことができない強い姿勢でいる人が多いです。
そんな気丈な人には共通した特徴がありますが、一体どのような特徴なのでしょうか。
ここでは気丈な人の特徴について、解説していきます。
自分をしっかりと持っている
気丈な人には、自分をしっかりと持っているという特徴があります。
気丈な人は、自分はこうあるべきという考えを持っている人が多いです。
なりたい自分、あるべき自分をしっかりと心に描いているため、「何があっても泣かない」「いつでも笑っていたい」という気持ちで自分をしっかりと持っています。
常に笑顔でいる
気丈な人には、常に笑顔でいるという特徴もあります。
気丈な人は、いくら暗い状況に置かれていたとしても笑みを浮かべることを忘れません。
暗い顔をするのは、自分が今置かれている状況に負けたような気がするのでしょう。
いつも笑顔でいる人であるがため、人は包容力を感じずにはいられません。
常に冷静でいる
気丈な人には、常に冷静でいるという特徴もあります。
このタイプは、基本的にポーカーフェイスです。
いくら困難な状況に陥ったり悲しい出来事に遭遇したりしても、取り乱すことはありません。
感じたことに対して顔には出さずに、入り乱れる気持ちをぐっと抑えて対処しようとするのです。
感情のコントロールが上手
気丈な人には、感情のコントロールが上手であるという特徴もあります。
喜怒哀楽を感じないわけではありません。
しかし、動かされた感情を表に現しても意味がないと感じるのでしょう。
今心に感じている気持ちはぐっと抑えて感情をコントロールし、コツコツと自分のやるべきことを行う傾向にあります。
なかなか弱音を吐かない
気丈な人には、なかなか弱音を吐かないという特徴もあります。
もちろん気丈な人だって、気持ちが弱ることはあるでしょう。
しかしこのタイプは、「弱音を吐いても何もならない」という気持ちが働くのです。
そのためいくら感情が揺さぶられる出来事が起こったとしても、動揺する姿を人には見せません。
気丈な性格
気丈な姿勢は誰もが憧れや信頼感を抱くものですが、その気丈な姿勢を作るのは一定の性格が関係します。
では、その一定の性格にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは気丈な人の性格について、解説していきます。
我慢強い
気丈な人の性格には、我慢強いということがあります。
気丈な人はいくら悲しいことやつらいことがあったとしても、人に弱った自分を見せることはありません。
負けず嫌いで、人が耐えられないことでも自分は我慢できると思っている傾向が強いため、感情を押し殺すようにぐっと気持ちを抑えこむのです。
精神的にタフ
気丈な人の性格には、精神的にタフということもあります。
いくら強そうに見える気丈な人でも、精神的なダメージを受けることはあるでしょう。
とはいえ、ダメージを受けたからと言って弱ることはありません。
気持ちをしっかりと持って、困難に立ち向かっていこうという気概に満ち溢れているのです。
自分の意見をハッキリ言う
気丈な人の性格には、自分の意見をハッキリ言うということもあります。
ほとんどの人は自分の意見を持っていますが、その発言をするときには覚悟が必要となることが少なくありません。
気丈な人には、その覚悟がしっかりとあるのです。
自分の意見を曲げることなく、はっきりと発言することが真であると思っています。
関連記事はこちら▽ 覚悟がある人の特徴や心理|覚悟がある人は強いと言われる理由とは
物事を客観的に見る
気丈な人の性格には、物事を客観的に見るということもあります。
人は物事を見るときには自分の主観が入りがちですが、気丈な人は起こった物事に対して客観的な見方や考え方をする傾向が強いです。
このタイプは自分の感情を先に出すのではなく、物事を冷静に分析して起こった物事をどのように対処するのかを考えることができます。
立ち直りが早い
気丈な人の性格には、立ち直りが早いということもあります。
人は物事に対応しているときに失敗すると、その失敗に悩んで引きずられ、先に進むことができない人が多いです。
しかし気丈な人は、失敗に思い悩む時間を必要としません。
次にどのようにしたらよいのかを考えて、早めの対処をすることができるのです。
気丈に振る舞うのに疲れた時の対処法
気丈に振る舞うことは頑強な精神力が必要とされますが、いくら強さを感じられる気丈さを持ち合わせている人でも、時には精神的に疲れることもあるでしょう。
ここでは気丈に振る舞うのに疲れた時の対処法について、解説していきます。
心身を休息させる
気丈に振る舞うのに疲れた時には、心身を休息させるという対処法があります。
疲れを感じているということは、精神的なストレスをためているということです。
疲れを取るためにはそのストレスをできるだけ取り除かなければなりませんので、休息が必要です。
時には時間が経つのも忘れるくらい、ボーっとしてみてください。
心身ともにリフレッシュできて、疲れの減少が期待できます。
信頼できる人に相談する
気丈に振る舞うのに疲れた時には、自分が信頼できる人に相談するという対処法もあります。
気丈な人は何か問題が起こっても一人で抱え込み、それで悩み苦しむことになる傾向が強いです。
しかしそれでは疲れをためるだけですので、時には信頼できる人に疲れを感じていることを相談してみましょう。
アドバイスをもらうことができますし、人に相談するだけでも疲れの激減は望めます。
その場から離れてみる
気丈に振る舞うのに疲れた時には、今いるその場から離れてみるという対処法もあります。
気丈な人は疲れを感じていても、問題に対して無理やりに自分を奮い立たせて対処をしようとする傾向が強いです。
しかしそれでは疲れの克服はできませんので、一旦その場から離れてみましょう。
頭がクリアになり、問題への対処もスムーズにできることに期待できます。
完璧さを求めない
気丈に振る舞うのに疲れた時には、物事を作り上げる上で完璧さを求めないという対処法もあります。
気丈な人は物事に対して、加減するようなことがありません。
全てに対して完璧さを求め、力を注ぎこもうとするのです。
完璧さを求めるのは良いことですが度を超すと疲れはたまる一方ですので、完璧さはほどほどに求めてみましょう。
精神的ストレスは半減し、疲れの減少も期待できます。
自分の心の声を聞く
気丈に振る舞うのに疲れた時には、今感じている自分の心の声を聞くという対処法もあります。
いくら気丈な人でも、いつも気丈に振る舞うのには精神的な負担がかかることもあるでしょう。
その負担を取り除くためには、余計なことは考えずに今自分が感じている心の声に耳を傾けることに集中してみてください。
心の声に従ってみると精神的に楽になり、疲れの減少も期待できます。
気丈に振る舞う方法
気丈な振る舞いは、自分自身の中に不安に負けない心を持たせてくれます。
そのため気丈な振る舞いを心がけたいと思う人も多いです。
では、気丈に振る舞うにはどのようにしたら良いのでしょうか。
ここでは気丈に振る舞う方法について、解説していきます。
強い意志を持つ
気丈に振る舞うためには、強い意志を持つという方法があります。
気丈な人は、どんなに困難な状況に陥ったとしても決して負けない気持ちで立ち向かっていく傾向が強いです。
常に、自分の意見を大切にしてぶれない自分を保とうとしています。
また、自分の目標を持ってそこに向かっていく気持ちが強いため、その気持ちが気丈さを表すといっても過言ではないでしょう。
物事をポジティブに捉える
気丈に振る舞うためには、物事をポジティブに捉えるという方法もあります。
ポジティブな考え方をするためには、まず今ある現実をそのまま受け入れなければなりません。
そして、現実に今ある問題を対処する強さを持ち合わせることが大切です。
気丈に振る舞う人にはその力がありますので、気丈さを求めるのであればポジティブシンキングで失敗を恐れずに、強い自分でいる必要があります。
動じない精神力を持つ
気丈に振る舞うためには、動じない精神力を持つという方法もあります。
人が生きていくうえでは予期しない辛いことや悲しいことがたくさん起こりますが、そのようなときには落ち着いて冷静な自分でいることが理想です。
その理想を実現するためには、どんなことが起こっても動じないという覚悟を必要とされます。
それは、気丈に振る舞うことにも通じることなのです。
自分を受け入れる
気丈に振る舞うためには、自分を受け入れるという方法もあります。
自分という人間性を確認しながら認めることは、見たくない自分を見ることにもなりそのような姿は受け入れ難いです。
気丈な人でいることは、強い人間でなければできません。
強さは気丈さとつながりますので、自分の強さを自覚してありのままの自分を受け入れてください。
そうすると気丈に振る舞えるようになるでしょう。
気丈に振る舞うイメージトレーニングをする
気丈に振る舞うためには、気丈に振る舞うイメージトレーニングをするという方法があります。
イメージトレーニングは理想の自分に近づけることができて、なりたい自分を確実に作っていく近道です。
そのため気丈さを求めるのであれば、気丈に振る舞っている自分をイメージしてみてください。
自信を持って、問題に立ち向かっていく強さを持った自分を確認することができるでしょう。
無理をせずに気丈さを手に入れましょう
気丈な人の特徴や性格、気丈に振る舞うのに疲れた時の対処法、気丈に振る舞う方法などについてお伝えしてきました。
気丈さを持った人は凛とした強さを持った人です。
そのため人として尊敬に値する人ですが、気丈な振る舞いをする人は時に無理をしてしまうことがあります。
無理をしては精神的にストレスを抱え込むことになりますので、まずは自分の許容範囲で気丈さを表してみてください。
そうして少しずつ無理をせずに気丈さを手に入れていけば、あなたは周囲から高い信頼を寄せられる人となるでしょう。
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