聞き返してくる人の心理｜聞き返しが多い人への対処法とは

会話の最中に「え？」「はい？」とよく聞き返してくる人はいませんか？この人聞いているのかな？と不快に感じる人もいるでしょう。また自分の話しは聞き取りづらいのかもと、不安に感じてしまう人も中に入るかもしれません。

実際にはなぜ聞き返してくるのでしょうか。聞き返してくる人の心理や対処法、聞き返さないためにできることなどを紹介します。

聞き返してくる人の心理

よく聞き返してしまう人には、そうしてしまう理由があるはずです。ここでは聞き返してくる人の心理を紹介します。聞き返してくる人に疑問を抱いている人は、この心理を知りその人の気持ちを理解る参考にしてください。

人の話を聞いていない

聞いていないもしくは真剣に聞いていない人は、話の流れについていけず思わず「えっ？」と聞き返してしまうのです。興味がない話題やつまらないと感じているときに起こります。

聞いていないそぶりを見せ、早く話が終わらないかなと思っているのかもしれません。

理解できていない

会話をするうえで、内容に対するある程度の知識は必要になります。聞き直す人の中には、内容を理解できていないために、会話を進められないでいる人もいます。

どちらかといえば、自分で理解しようとはしません。聞き返すことで相手に理解できるよう簡単に説明してほしいという要望でもあります。

ごまかしている

人に聞かれたくない質問が、1つや2つ誰にでもあります。質問に対し何度も「えっ？」と聞き返すのは、その質問に答えたくないからです。

聞こえなかったふりをして答えなくて済むようにごまかしているのでしょう。

警戒している

異性からの声かけに対し聞き返しているのは、警戒心からという場合があります。初めての人や、あまりにも距離感近くコミュニケーションを取ってくる相手に対し、心を閉ざしている証拠です。

聞き返す行動は、好意的には感じませんよね？自分を守ろうとしているのでしょう。

聞こえなかった

ただ単に聞こえなかった可能性は高いです。この場合本人に悪気は一切ありません。どちらかといえば、聞き返してしまって悪いなと感じているでしょう。

あなたの話に耳を傾けている姿勢が見られれば、このパターンでしょう。

聞き返してこない人の心理

聞き返してくる人とは反対に、聞き返すことがほとんどない人も中にはいます。聞き返してこないということは、自分の話を理解してくれているのだと思うのが普通ですよね。

では本当にそうなのでしょうか。ここでは聞き返してこない人の心理を紹介します。

聞き返しては悪い

せっかく話をしてもらっているのに、聞き返して話しの腰を折るのは悪いと感じています。話し好きな人は、話が進むにつれ気持ちが乗ってきて盛り上がっていくのを感じますが、聞き返すことで気分を損ねるのではないかと感じると、聞き返したくても聞き返せないのです。

理解していないと思われるのがイヤ

このタイプの人はプライドの高さを感じさせる人と言えます。聞き返すということは自分の理解が足りないことを示すと感じ、聞き返せないでいます。

聞き返してこないけど返事が的を得ていない、または頼んだ業務にミスが目立つのはこのような理由の可能性が高いです。

相手を気にしすぎる

聞き返すことで相手からの印象が悪くなるのではないかと、人の目を気にするあまり聞き返すことができないのです。なんとなく理解しているふりをしてごまかし、会話が終わった後に内心焦っている場合があります。

常日頃から人の目を気にする人にこの心理が当てはまるのではないでしょうか。

聞いているふりをしている

早く会話を終わらせるために、聞き返さなければスムーズに会話が終わるので、あえて聞き返さないようにしているのです。話しは聞いていますが、興味は持っていないと言えます。

理解している

会話の内容も理解でき、聞き返す必要が全くない場合は聞き返すことはないでしょう。聞き返さない人の心理として一番多く一番自然なため、多くの人は聞き返さない人に対し理解しているのだと思うでしょう。

聞き返しが多い人への対処法

聞き返しの多い人に同じように話しかければ、会話がスムーズではなくお互いストレスに感じることでしょう。何か対策する必要はあります。ではどのように対処すべきなのでしょう。

ここでは聞き返しが多い人への対処法を紹介します。

滑舌に注意する

自分ではしっかり発音しているつもりでも、相手には聞き取りづらい可能性があります。自分でどんなしゃべり方をしているかが分からないのであれば、第三者に聞き取りにくくないか聞いてもらっても良いです。またボイスレコーダーにとり自分で確認するのも良いでしょう。

静かな場所に移動

周りの雑音が大きく声が届いていない可能性があります。大きい声で話して解決するのであれば問題ありませんが、内容によっては大きな声で話せないこともありますよね？重要な話をしているなら尚更静かな場所に移動し伝える必要があります。

大きな声で話す

聞き直すことが多いのは、相手にあなたの声が届いていない可能性があります。大きな声を出すのが苦手という人も中にはいますが、小さな声で話をしても相手には聞き取りづらいだけです。何度も聞き直されるのであれば、声の大きさを意識した方が良いかもしれません。

専門的な話をしない

あなたの話しは相手が理解しやすい言葉が使われていますか？専門的な内容の会話をする時、ついつい専門用語を使いがちです。しかし専門用語は話し相手も同じ分野に精通していなければ成り立ちません。相手に分かりやすい会話を意識することは聞き直しの対処方法になります。

自分だけ会話を楽しまない

会話はお互い思いが同じだから成り立つもので、自分だけ楽しいと思っている話をすることは、独り言と同じです。聞き直しをしている人の表情やしぐさをよく見てみましょう。

つまらなそうな表情をしていると感じたら、話題を変えることをおすすめします。

聞き返したら怒る人の特徴

聞こえなかったり理解できなければ、その場で聞き返したいと思う人は多いです。しかし聞き返すことで相手を怒らせてしまうこともあります。

聞き返すと怒る人は一定数おり、そんな人相手に聞き返すのは怖さを感じます。ではなぜ聞き返すと怒るのでしょうか。

ペースを乱されたくない

自分のペースを大切にしている人にとっては、聞き返されえることによって自分のペースが乱れ、話がしづらくなり嫌がります。どのように話進めていけば説明しやすくわかりやすいかといった、構成を組み立ててから会話をするタイプの人です。

途中で話が止まってしまうことで、進め方を変える必要が出てきてしまうため、戸惑っている可能性が高いです。不器用さが見られるといえます。

面倒くさがり

聞き返されると1度話した内容をもう1度話す必要があります。聞き直すと怒るのは、単純に同じ話をすることが面倒くさいからです。

また話しなおすためには、相手がどこまでを聞いていたかを把握するという手間も増えることになります。面倒くさがりな人にとって、苛立ちを感じることでしょう。

時間の無駄を感じる

内容によっては時間をかけ真剣に話をしている場合もあります。聞き返されることにより、自分が今まで真剣に話をしたことに対して損をした感覚を持ちます。また今まで話をしてきた時間を返してほしいとまで感じてしまう人も中に入るのです。

1度の聞き返しならまだしも、何度も聞き返されると不快感とともに不信感も感じてしまうでしょう。

対応に不誠実さを感じる

聞き取りづらく聞き返されるというのは誰にでもあるので、納得できることです。しかし適当に聞いていると感じさせる姿勢を見れば、不誠実さを感じ怒りを覚えます。

聞き返すということは、自分の話に興味がなく適当に聞いていると思い怒ってしまうのです。

短気

短気な人は何事も効率よく素早く終わらせたいと考えます。これは人との会話にも当てはまることです。

聞き返され話しなおすことは、効率の悪いことでなるべく避けたいと思っているのです。

相手が不快にならない上手な聞き返し方

多くの人が大なり小なり聞き返されることに不快に感じると言います。相手を不快にしないように聞き返すのはどうすれば良いのでしょう。

ここでは相手が不快にならない聞き返し方を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

失礼な聞き返し方は直す

ついつい聞き返すとき、「はい」「ん」と聞き返してはいませんか？実は聞き返されてイラっとしてしまう言葉にこの2つが当てはまります。

「はい？」「ん？」「え？」これらは聞き返す言葉として簡単で、言われた相手も聞き返されたということがすぐに分かります。しかし目上の人には特に失礼に当たるということを理解し、「もう一度お伺いできますか？」など丁寧に聞き返しましょう。

自分の解釈が合っているか伺う

自分の理解の仕方であっているか分からず聞き返したいということもあるでしょう。分からないまま会話を進めてしまえば、話しがかみ合わず大変なミスに繋がる可能性があります。

その場合は、「○○という解釈で合っていますか？」と自分の理解との相違がないか具体的に確認すると良いでしょう。

素直に聞き返す

聞こえなかったということは誰でもあります。聞こえなかったのであれば、ごまかさずに素直に伝えた方が印象はいいと言えます。

「申し訳ありません。聞き逃してしまいましたのでもう一度お願いいたします」といったように、自分の非を認めたうえで、もう一度言ってもらえるようにお願いすれば、いやだとは言われにくいのではないでしょうか。

相手の責任にしない

何度も聞き返すことで、話し手は自分の話し方に問題があると感じやすいです。また自分の話し方を責められているようにも感じ、しだいに聞き返しがうざいとまで感じるようです。

そこで相手に責任はないということを伝えつつ聞き返すことで、うざいと感じづらくします。「ここ騒がしいですね」「私の耳が悪くて申し訳ない」といった言葉が使いやすいでしょう。

聞き返さないようにするためには

聞き返さなくて済むのであれば、誰でも聞き返したくありません。会話をする際にちょっとしたことを気を付ければ聞き返すことを減らすことができます。

ここでは聞き返さないようにするためにすべきことを紹介します。

声掛け後に話してもらう

いきなり本題を話始められると、聞く準備ができておらず内容理解が上手くいかない時があります。話を始める前に名前を呼び意識を向けることで、聞く準備をすることができ、聞き返しが軽減できると言えます。

あらかじめ相手には事情を説明する必要がありますが、何度も聞き返し不快な思いをさせるよりは良いのではないでしょうか。

相手の目を見て聞く

出来ていそうで案外できていないのが、相手の目を見て聞くということです。聞き返さないためにするのと何の関りがあるのかと感じるかもしれません。

相手の目を見て話を聞くことは、相手に集中することに繋がるため、自然と話しが入ってきやすくなると言えます。また一生懸命聞いている姿勢を見せることにもなり、聞き返してしまったとしても不快にはさせづらいです。

余裕を持つ

自分に時間の余裕がないときには、やるべきことに気を取られ話を聞き逃してしまいます。人との大切な会話をする時には、なるべく自分に余裕があるときを選んで会話に臨みましょう。

余裕がないときに話しかけられたら、落ち着くまで待ってもらうのも一つの手であると言えるでしょう。

ゆっくり会話する

話しのペースが速いとついていけなくなり、聞き返してしまう可能性も高いので、ゆっくりとしたペースで会話をしましょう。相手が早口な人であっても、ゆっくり相づちしたり返答することで会話のペースを良い意味で崩しゆっくりにすることは可能です。

またペースを落としてもらえるようお願いしても良いでしょう。

興味が無くても関心は持つ

興味がない内容だからと言って人の話を聞かなくても良いということにはなりません。興味はなくても関心を持つことはできるでしょう。

相手が何を好きなのか知ることは、どういう人かを知る判断材料です。

聞き返しは意識することで軽減できる

会話は話してと聞きて、お互いが相手を思いやる必要があると言えます。聞き返してしまうのには理由があり、その理由に合わせ策を投じることで軽減することは可能です。

聞き返すという行為は、話し手にとっても聞き手にとってもストレスに感じることです。また聞き返しが多いことで関係性を悪くしてしまうこともあるのです。

どうすれば聞き返さなくて済むのかを考え、お互い楽しくスムーズな会話を心がけましょう。