協力的な人の特徴｜職場にいる非協力的な人への対処法とは

仕事・家庭・学校、様々な場所で人との関りがあります。日々の生活では、個人で努力することはもちろんありますが、複数人が集まれば協力し合うことが求められることもあります。

しかし人によって協力的な人と非協力的な人がいるということは、今までの経験で感じることが多々あるでしょう。ここではどのような人に対し協力的な人・非協力的な人と感じるのかを紹介します。

協力的の意味とは

協力とは人と人が力を合わせることを言います。複数人で１つの事柄を成し遂げるのです。協力的な人とは、１つの事柄を成し遂げようとする上で困りごとが発生した人に対し、自ら進んで手助けができることを意味します。

「協力的」という言葉はポジティブな言葉で、人々が相手の為に尽力する様子を思い浮かべることができるため、思いやりを感じることができる言葉と言えるでしょう。「協力的」という言葉は、人にも会社にも使われ、どちらで使う場合でも相手に対し好意的な感情が見られ、友好関係を築く際などに協力的になることが多いでしょう。

協力的な人の特徴

誰のお願いに対しても嫌な顔せず対応してくれる人は、周りに１人はいることでしょう。協力的な人には人柄の良さを感じ、多くのい人から慕われている印象があります。

ここでは協力的な人の特徴を紹介します。ぜひ参考に当てはまる人はいるか確認してみてください。

損得勘定で動かない

人は知らず知らずのうちに、自分に得なことは進んで取り組み、自分に損なことを取り組むのは躊躇してしまいます。協力的な人は、誰かにお願いされたことを損得勘定で考え協力するかしないかを決めるということはありません。

誰からでも、どんな内容でも協力してくれるので、多くの人に慕われます。しかし利用されやすいとも言えるため、注意が必要です。

優しい

協力的な人は基本的に優しい人が多いと言えます。人が困っている姿を見ると手を差し伸べずにはいられません。また人に頼まれれば断ることが出来ない面もあり、自分を犠牲にしてしまうこともしばしばです。

頼まれてもいないのに協力しようとする部分もあり、時にはお節介と言われることもあります。

必ずやり遂げる

協力的な人は、任されたことは必ずやり遂げる責任感があります。どうすれば成功するかを考え工夫することも上手です。

仕事においても恋愛においても頼りがいのある人と言えるでしょう。

人の為になることが好き

そもそも人が喜ぶことや人の力になることが好きでないと、協力的な人になることはできません。協力的な人は人の為に行動して喜んでもらう事に、楽しさと喜びを感じる人なのです。

人が安心した顔をしたり感謝されることで、仕事のモチベーションに繋げることができるのです。

観察力がある

協力的な人は周りをよく観察しているので、いつもと様子が違う・困っているということに敏感です。自分が役に立てることがあるのではないかと、常に気遣いができるため協力的な行動が取れると言えます。

協力してもらうにはどうするべきか

協力してもらいたいけど言い出せないという人は多くいるでしょう。特に真面目で頑張り屋な人に多く、人に甘えるのが苦手なのかもしれません。

仲間で協力することで、より力を発揮し仕事をこなすことができる場合もあり、協力してもらえる環境を整えることはメリットと言えます。ここでは協力してもらう為にすべきことを紹介します。

困っていることを見せる

協力してもらうためには、困っていることを相手に知らせることが必要です。協力を求められない人は困っていることを伝えることが下手な人が多く、特に頑張り屋の人は助けがいらないと思われがちです。

待雄姿勢では伝わりません。助けが必要であると自分から伝えるようにしましょう。

自分も協力する

何事も持ちつ持たれつでなければなりません。協力されるだけで自分は協力することをせず、一方通行なやり取りを続けていれば、相手は損しているという感覚が強くなっていきます。

協力してもらいたいのであれば、自分も相手に協力をしなければなりません。

協力したいと思わせる

気持ちの良い挨拶をしてくれたり、いつ話しかけても感じが良いなど、人柄は人の心を動かします。協力してもらいたいのならば、「この人のためなら協力してもいいかも」と思わせる、人間力を高めることが大切なのです。

人たらしなんて言われている人がいますが、まさに周りの人がほおっておけないような人になると良いのです。

しっかり説明する

仕事で関わる相手は家族や友達とは違います。あなたのことを深く理解した人とは違うため、あなたがどう困っていて何を手伝って欲しいのかは、詳しくしっかり説明しなければ分かりません。

詳しく説明できるよう準備しておきましょう。また説明が苦手なのであれば、メモ書きでも箇条書きでも、相手に伝えることができるのであれば問題ありません。

全力でぶつかる

全力で取り組む姿を見ると応援したくなるものです。目標までもう少しといったように、誰かが手を差し伸べることでやり遂げられるという状況を目にすると、協力しようと動いてくれる人が増えます。

普段から手を抜いている人や仕事よりもプライベート優先なんて人に、協力する人はいないのです。

つい協力したくなる人の特徴

なんだかほおっておけない・つい手を貸してしまいたくなるという相手に出会ったことがあるでしょうか。協力してあげようと思わせる人になりたいと思っている人は多いのではないでしょうか。

ここではつい協力したくなる人の特徴を紹介しますので、あなたがそんな人に当てはまる人になる参考にしてください。

裏方も進んで引き受ける

出世を考える人は特に、グループで一つのプロジェクトを進めるとき、一番目立つポジションを狙うでしょう。プロジェクト成功の際に自分を売り込むいいチャンスだからです。

しかし本来複数人で取り組む場合、見えない位置で力を発揮している人も功労者なのです。協力したくなる人は、裏方でも進んで引き受けられ、力を発揮できる人なのです。

ポジティブ

いつも愚痴や悪口をを言っている人に、人はついてきません。協力したくなる人はいつもポジティブで、一緒に仕事したいと思わせる人です。

協力することで自分自身も得るものがあると感じさせているのです。

根回しが上手

根回しはけしてネガティブなことではありません。自分が考えるプランを成功させるための下準備なのです。根回しが上手な人は多くの人から人望があることの証拠とも言え、人望のある人はどこかで助けになってくれる可能性が高いこともあり、協力しようと思うのです。

甘え上手

つい協力したくなってしまうのは愛嬌のある人と言え、人の甘えるのが上手です。良い意味でプライドが低く、頭を下げたりお願いすることができます。

素直な性格なことで人に好かれ、協力を得られる人なのでしょう。

信頼度が高い

普段からしっかり仕事をしている・丁寧な仕事をしている人が、珍しく困っていたり水をしていれば、心配になります。いつもの仕事ぶりを理解しているからこそ、難題を抱えていることに気が付き、協力しようと思うのです。

協力したくない人の特徴

先ほどは協力したくなる人について紹介しました。残念ながら逆に協力したくない人がいるのも現実です。

あなたもこの人だけには協力したくないという人が頭に浮かぶのではないでしょうか。ここでは協力したくない人の特徴を紹介します。

やる気の感じられない人

仕事でもプライベートでも、自分と相手の事柄に対する熱量の差が大きいと、一緒に行動することに違和感を感じたり嫌な気持ちになる物です。特に仕事に関しては期限があり、どんどん進める必要のあるものです。

なかなか仕事に取り掛からなかったり人任せにするなど、やる気の感じられない人には協力したいと思えません。

自分勝手

人のことを考えず、自分のやりたいことだけを選び仕事をするような人には、誰も協力しようとは思えません。多くの人が一緒に働く会社では、自分優先では成り立たず、時には相手を立てることも必要です。

嫌な仕事は人に押し付けるといった行動は避けなくてはなりません。

自分に優しく人に厳しい

時にはミスをしてしまうこともあるでしょう。誰にでも経験があることで、それは上司であっても当てはまります。

ミスをしても良いということではありますが、自分がミスした時には隠し、人がミスした時には必要以上に

言い訳・嘘をつく

与えられた内容が難しかったり、やったことがなく自分の技術が伴わない時もあります。そんな時、言い訳をしたり嘘をついて逃れようとする人は、信用することができず協力してもらう事は難しいでしょう。

また人になすりつけ巻き込む人など、関わることすら怖いと関係性を切られてしまう可能性もあります。

同じことを質問してくる

何度教えても覚えない・覚える気のない人は、協力したくないと思わせてしまうでしょう。誰でも初めてのことや知らないことはあるので、質問してきたことに丁寧かつ優しく教えてくれます。

しかしそれは、次回自分でできるようになっている前提です。誰でも1度や2度聞いても忘れてしまうことがあるので多めに見て貰えても、毎回聞くのは覚える気なしと捉えられても仕方がありません。

非協力的な人の特徴

人には協力を求めるにも関わらず、その逆の誰かのに協力する姿は見たことが無いという人もいるでしょう。非協力的な人に対し苦手意識が強い人・嫌いじゃないけど協力してくれないことに疑問を感じるということもあります。

では非協力的な人にはどのような特徴が見られるのでしょう。

勘違いしている

会社の中で自分が１番仕事していて、自分だけが忙しいと勘違いしています。実際のところ１番仕事していることも自分だけが忙しいということもありません。特に繁忙期ともなれば、会社全体が慌ただしく社員全員が忙しい思いをしているのです。

周りを見ることができない、自己中心的な人とも言えるでしょう。

人を見下している

自分は特別な存在であると自負しており、特別な自分がなぜ人に協力しなくてはならないという考えを持っています。協力しないことで自分の存在をアピールしており、そのアピールが自分の評価を落としていることに気が付いていません。

コミュニケーション能力が低い

人に協力するということは、最低限のコミュニケーションが取れる必要があります。非協力的な人はコミュニケーション能力が低く、人が何をしていて何で困っているのかが分かっていません。

同僚や部署の輪に入ることもないので、自分の役割だけを黙々とこなすだけの人と言えます。

モチベーションが低い

頑張ろうという気持ち、モチベーションが低く協力して何かをやり遂げようという気持ちが低いと言えます。上を目指すこともなければ人と協力しようという気持ちも低く、現状の仕事すらやる気が見えないこともあると言えるでしょう。

他人事

仕事のプロジェクトや育児など、関係する人はみんな当事者に当たります。しかし非協力的な人は、どこか自分は他人事。自分には関係のないことのような感覚を持っています。

みんなが忙しくしているなか、「大変だね」と声をかけたり、人をイライラさせることもしばしばです。

職場にいる非協力的な人への対処法

一緒に仕事がしやすい人でも非協力的な人でも、関りを持たなくてはいけないのが職場です。非協力的な人に苦手意識を持っていても、会話をしなくてはいけないのは、なかなかしんどさがあります。

そんな人に非協力的な人への対処法を紹介します。

関りを持たない

自分勝手な行動をする人を相手にすることは、ストレスになります。非協力的な人との関りで悩んでしまうのであれば、関りを持たないようにすることも対処法の一つと言えます。

もともと協力してくれる人ではないのですから、関りを持たなくても不便さは感じないでしょう。

コミュニケーションを取る

相手がコミュニケーションが苦手なことで、非協力的になっているのであれば、コミュニケーションを取り心を開いてもらう事で少しは改善されることもあります。グイグイ関わろうとすれば引かれてしまう可能性もあるので、少しずつ関りを持ってみましょう。

協力しなくてもできる仕事を与える

仕事の内容によって合う合わないはあります。非協力的な人なのであれば、協力しなくて済む仕事をしてもらえばよいのです。

個人で黙々とできる仕事に集中してもらえば、何もしないという状況は免れます。

協力姿勢を見せる

いつでも協力してくれる人が周りにいるということは、非協力的な人だけでなくどんな人でも安心感があることです。自分自身が非協力的なこともあり、協力を求めることができないという人もいますし、周りの人に協力してもらえなくなってしまっている人もいます。

協力姿勢を見せてくれる人がいることで、気持ちに変化が表れるかもしれません。

受け流す

忙しいアピールして協力しない姿を見せる上司や先輩社員に対し、関わらないように避けたり協力するよう注意することは難しいでしょう。相手を刺激しないよう上手く受け流すのが対処法として良いと言えます。

相手の話に合わせ気分を良くさせておいて、ある意味自由にさせておくのです。そうすれば仕事の邪魔をされることもなく、集中することができます。

協力は助け合い

生きていく中では時に、人と協力して乗り越えるべき時があります。日本人は他の国に比べ助け合いの精神を強く持っていると言えます。しかし中には協力することができない人もおり、そんな人は残念なことに悪目立ちしてしまうものです。

一方的な協力姿勢は協力した側が損を感じてしまい、助け合いが成り立たないと言えるでしょう。