お調子者の特徴について、紹介します。
あなたの周りにも、『お調子者』はいませんか。
子供の頃、クラスのムードメーカー的な存在の子がお調子者だった気がしますが、お調子者とはどんな人のことを言うのでしょうか。
お調子者は良い意味でも使われますが、あまり良い意味ではない場合もあります。
ここでは、お調子者の特徴や性格、心理の他、嫌われる理由や対処法まで詳しく紹介したいと思います。
早速、見ていきましょう。
目次
お調子者の特徴
まずは、お調子者の特徴から紹介します。
職場にいる調子のいい人に振り回されて、仕事が大変…なんて感じている人もいるのではないでしょうか。
無意識に周りを振り回してしまうお調子者には、こんな特徴があるようです。
誰とでも仲良くなれる
お調子者の特徴には、誰とでも仲良くなれることが挙げられます。
お調子者の最大の特徴でもあるのが、誰とでも仲良くなれること。
初対面の相手とも壁を作らず、すぐに打ち解けることができます。
ただし、お調子者は壁を作らず誰とでも仲良くなれるのですが、人によっては『馴れ馴れしいな』と警戒されることもあるので、気をつけなくてはなりません。
守れない約束をする
お調子者の特徴には、守れない約束をすることが挙げられます。
お調子者はその場のムードやノリを何よりも重視していますので、咄嗟に約束をすることもしばしば。
しかし、お調子者自身は約束をしたことすら覚えていないことがほとんどなので、約束を守ることはほぼありません。
問い詰めても『え、そんなこと言ったっけ?』と、約束したこと自体を覚えていないのです。
軽はずみな言動が多い
お調子者の特徴には、軽はずみな言動が多いことが挙げられます。
お調子者は先ほども話したように、その場のムードやノリを何よりも大切にしています。
だからこそ、『場の空気』のために軽はずみな言動をしてしまうことも少なくありません。
お調子者は人の秘密を喋ってしまうことも多いのですが、悪気がないのが厄介なところです。
相手に合わせる
お調子者の特徴には、相手に合わせることが挙げられます。
お調子者が誰とでも仲良くできるのは、相手に合わせることができるから。
相手によって態度や意見を変えることで相手に合わせ、相手が喜ぶことをしてあげるのです。
そのため、お調子者は意見がコロコロ変わることも多いと言えるでしょう。
嘘をつくこともある
お調子者の特徴には、嘘をつくこともあることが挙げられます。
お調子者は、その場の空気を悪くしないために嘘をつくこともあります。
周りに合わせているので、お調子者は『人と違う答え』を言おうとはしません。
例えば学生のとき、テスト勉強した?と聞かれたときに周りが『してない、ヤバい』と答えたとしたら、たとえ勉強をしていたとしても『私もやってないから大丈夫だよ』と言ってしまいます。
お調子者の性格
続いて、お調子者の性格を紹介します。
お調子者は人に合わせるのが得意で誰とでも仲良くなれる人ですが、どんな性格の人が多いのでしょうか。
お調子者の性格には、以下の5つが挙げられます。
自分や身近な人にも当てはまるかどうか、確認してみてください。
人懐っこい
お調子者の性格には、人懐っこいというものが挙げられます。
お調子者は人との間に壁を作らず、誰とでも仲良くできる人。
つまり、人懐っこい性格をしています。
警戒心の強い人は相手をよく知るまで一定の距離を保ちますが、お調子者はすぐに懐に入り込むことができるのです。
楽観的
お調子者の性格には、楽観的というものが挙げられます。
お調子者は、物事を深刻に考えたりせず、どちらかというと何でもかんでも楽観的思考の持ち主。
このあとどうなるか、を悩むよりも、今を楽しく過ごすことを重要視しているイメージですね。
楽観的な性格だからこそ、誰とでもすぐに仲良くなれるのでしょう。
明るい
お調子者の性格には、明るいことが挙げられます。
お調子者と言われる人は、みな明るい性格をしています。
暗くてウジウジしている人は、お調子者とは言いません。
相手に合わせてその場を盛り上げたりできるのは、お調子者が明るく元気な性格ゆえのことだと言えるでしょう。
プラス思考
お調子者の性格には、プラス思考なことが挙げられます。
お調子者は物事を前向きに捉えられる性格なので、いつも笑顔で楽しそうに過ごしています。
軽はずみな言動が多いのも、そのときを楽しく過ごしたいというプラス思考の現れなのかもしれません。
何かあっても、『何とかなる』とプラスに考えられるのは、お調子者の凄いところですね。
寂しがり屋
お調子者の性格には、寂しがり屋なことが挙げられます。
実はお調子者は寂しがり屋で、一人でいることが苦手な人も多いもの。
一人になると寂しいので、賑やかにしたり周りに合わせたりして、『人に囲まれている状態』を作り出していることもあるのです。
寂しがり屋な性格の場合、根っからのお調子者というわけではなく、『お調子者キャラ』を作っていると言えるでしょう。
調子のいい人の心理
ではここで、お調子者、調子のいい人の心理を見てみましょう。
調子のいい人は、一体どういう心理で『調子のいい言動』を取ってしまうのでしょうか。
守れない約束や軽はずみな言動も、無意識のうちに口から出ていることがほとんど。
調子のいい人の心理には、以下のものが考えられます。
シリアスな空気が苦手
調子のいい人の心理には、シリアスな空気が苦手なことが挙げられます。
調子のいい人は、まじめな空気やシーンとした空気が苦手で、そういう場にいると『息が詰まる』と感じてしまうもの。
シリアスな場は緊張してしまうため、あえて騒がしくしたり場を盛り上げたりするのですが、『場違いな人』『空気が読めない』と思われることもあるので気をつけなくてはなりません。
注目されたい
調子のいい人の心理には、注目されたいというものが挙げられます。
調子のいい人は『誰にでもいい顔をする』と言われることもありますが、誰とでも壁を作らず仲良くなれる人でもあります。
ポジティブで場を盛り上げることもできるので、クラスや職場でも目立つ人になれることでしょう。
そういう人は注目されますから、周りから注目されたくて調子のいい発言をしているのかもしれません。
人に喜んでほしい
調子のいい人の心理には、人に喜んでほしいというものが挙げられます。
調子のいい人がなぜ周りに合わせてばかりいるのかというと、それはずばり相手に喜んでほしいから。
その人の意見に同意したり、褒めたりするのは、相手に喜んでほしいから以外に理由はありません。
調子のいい人は、元々人が喜ぶ顔を見るのが好きな人が多いのです。
弱さを見せたくない
調子のいい人の心理には、弱さを見せたくないというものが挙げられます。
調子のいい人は実は寂しがり屋な面があるなど、普段見せている『表の顔』とは違うところもあります。
本人はそういう自分の弱さを知られたくないと思っていて、それを隠すために調子のいい振る舞いをしていることもあるのです。
楽しければそれでいい
調子のいい人の心理には、楽しければそれでいいというものが挙げられます。
調子のいい人は難しく考えるのが苦手で、真面目な空気から逃げ出したいと思っている人も多いもの。
だからこそ、今が楽しければそれでいいという考えの人もたくさんいるのです。
先のことや色々なことは考えず、『今』のことしか調子のいい人は考えていません。
お調子者の長所
お調子者の長所について、紹介します。
お調子者はあまり良い意味合いで使われることがなく、どちらかというと嫌味や皮肉っぽい感じで使われることが多い言葉です。
しかし、お調子者=悪いというわけではありません。
お調子者ならではの長所も、たくさんあるんですよ。
ムードメーカーになれる
お調子者の長所には、ムードメーカーになれることが挙げられます。
お調子者は場を盛り上げることのできる人なので、当然ながらムードメーカーになることができます。
重い空気の時や深刻な雰囲気のとき、お調子者がいてくれるだけで気が楽になった、という経験はありませんか?
ムードメーカーになれるお調子者は、時に救世主にもなりうるのです。
空気が読める
お調子者の長所には、空気が読めることが挙げられます。
先ほど、『空気が読めない』と思われることがあるといいましたが、お調子者はシリアスな空気を読んで、その空気を変えるためにあえて調子のいい発言をしているわけです。
空気が読めないわけではなく、むしろ空気を読んでいるからこそ、そういう状況が生まれてしまうのだと言えるでしょう。
コミュニケーション能力が高い
お調子者の長所には、コミュニケーション能力が高いことが挙げられます。
お調子者の長所は、なんといってもコミュニケーション能力が高いことでしょう。
特に、相手の懐に入り込む能力では右に出るものはいません。
他の人がちょっと近寄り難いなと感じるような人でも、物怖じせずに話しかけて親しくなれる、高いコミュニケーション能力の持ち主です。
お調子者がモテる理由
続いて、お調子者がモテる理由をお話しましょう。
お調子者は、実は恋愛においてモテることも多いです。
約束を守れなかったり軽はずみな言動が多いという点からは、あまりモテそうな印象ではありませんが、お調子者はなぜモテるのでしょうか。
その理由が、こちらです。
一緒にいて楽しい
お調子者がモテる理由には、一緒にいて楽しいことが挙げられます。
お調子者は明るくてポジティブなので、一緒にいると楽しい、元気をもらえると感じている人が多いようです。
恋愛において、確かに『一緒にいて楽しい』というのは重要ですよね。
お調子者がモテる最大の理由は、一緒にいて楽しいことなのかもしれません。
関連記事はこちら▽ 一緒にいて楽な人の特徴|一緒にいて楽だけど好きかわからない時の判断方法とは
いつも笑っている
お調子者がモテる理由には、いつも笑っていることが挙げられます。
お調子者はシリアスな空気が苦手なこともあり、『いつも楽しく』がモットー。
だからこそ本人も笑顔でいることが多く、いつもニコニコ笑っているのです。
つられて自分も笑顔になれるなど、笑顔の効果は絶大ですね。
話が面白い
お調子者がモテる理由には、話が面白いことが挙げられます。
お調子者は場を盛り上げるのが得意なこともあり、面白おかしく話をするのも得意分野。
話が真実かどうかは定かではありませんが、自分との時間を楽しむために面白い話をしてくれるのは、なんだかとても嬉しいですよね。
話が面白い人とは、一緒にいて飽きないというのもポイントです。
ギャップがある
お調子者がモテる理由には、ギャップがあることが挙げられます。
お調子者は人の前では明るく振舞っていても、実は寂しがり屋などのギャップがあることも。
恋愛において、ギャップは必要不可欠なものでもありますよね。
普段とのギャップに、思わず『可愛いな』と感じてしまうことでしょう。
お調子者が好きなタイプ
さて、お調子者が好きなタイプはどんな人なのでしょうか。
お調子者が意外とモテることは先ほどお話した通りですが、そんなお調子者は、どんなタイプの人が好きなのか気になりますよね?
もちろん好きなタイプは人それぞれではありますが、お調子者が好きになるのはこんなタイプの人が多いようです。
自分の意見を言える人
お調子者が好きなタイプには、自分の意見を言える人が挙げられます。
お調子者は場の空気を大切にする人なので、自分から決定的な発言をすることは少ないです。
だからこそ、お調子者が好きになるのは『自分の意見をはっきり言える人』。
自分の意見をはっきり言える人とお調子者は、相性も良いと言えるでしょう。
叱ってくれる人
お調子者が好きなタイプには、叱ってくれる人が挙げられます。
お調子者は、自分が軽はずみな発言をしていることや守れない約束をしていることに気づいていないことも少なくありません。
そういうのはなかなか指摘しづらいことですが、自分のために叱ってくれる人というのはお調子者にとっても魅力的なもの。
ダメなことはダメと叱ってくれる人に、お調子者は惹かれることが多いようですよ。
明るくてポジティブな人
お調子者が好きなタイプには、明るくてポジティブな人が挙げられます。
お調子者はシリアスな場が苦手で、その場その場を楽しみたいと思っている人。
暗くてネガティブな人よりも、一緒にいて楽しい、明るくてポジティブな人に惹かれるのは言うまでもありません。
真面目な人
お調子者が好きなタイプには、真面目な人が挙げられます。
人は、自分にないものを持っている人に惹かれる、と聞いたことはありませんか?
お調子者は自分がどちらかというとふざけるタイプだからこそ、真面目な人に惹かれる傾向があります。
真面目な人は警戒心の強い人も多く、すぐに仲良くなれないからこそ、魅力的に映るのかもしれませんね。
お調子者が嫌いな理由
ではここで、お調子者が嫌いな理由を見てみましょう。
お調子者は批判的な意味合いや皮肉っぽい感じで使われることが多いと言いましたが、お調子者は職場などでは嫌われることも多いです。
実際、お調子者が嫌いという人は多いのですが、その理由がこちらになります。
無責任だから
お調子者が嫌いな理由には、無責任だからというものが挙げられます。
お調子者は、自分の言葉に責任を持ちません。
その場その場を楽しくやり過ごしているだけなので、自分でも『あの時何を言ったか』を覚えていないのです。
自分の発言を覚えていないことに関して、無責任でイライラすると感じる人は少なくありません。
約束を守らないから
お調子者が嫌いな理由には、約束を守らないからというものが挙げられます。
お調子者は、守れない約束をすることも多いです。
本人は悪気もなく、そもそも約束をしたという自覚さえないこともあるのですが、相手はそうは思わないですよね。
『約束したのに』と怒りたくなる気持ちも、分かります。
大事な話もふざけるから
お調子者が嫌いな理由には、大事な話もふざけるからというものが挙げられます。
お調子者はシリアスな空気を和らげるために、まじめな話をしていても面白おかしく発言することもあります。
本人は楽しくしたいだけなのでしょうが、『今真面目な話をしてるのに』とイラッとしてしまいますよね。
職場にお調子者がいると大事な話ができない、と感じている人は少なくないようです。
誰にでもいい顔をするから
お調子者が嫌いな理由には、誰にでもいい顔をするからというものが挙げられます。
お調子者は人に合わせるのが得意なのですが、言い換えればそれは『誰にでもいい顔をする』ということ。
つまりお調子者は、見る人から見れば八方美人なのです。
誰にでもいい顔をしていて人に合わせてばかりのお調子者は、嫌われることも多いと言えるでしょう。
うるさいから
お調子者が嫌いな理由には、うるさいからというものが挙げられます。
お調子者は場を盛り上げるために、必要以上に騒ぐことも少なくありません。
面白おかしく話すのには、身振り手振りを添えてオーバー気味に話すこともあるでしょう。
そういう態度や動きを、うるさいと感じる人がいても不思議ではありませんね。
お調子者との付き合い方
最後に、お調子者との付き合い方を紹介します。
お調子者が職場にいるときなど、簡単には関係を絶つことができないこともあるでしょう。
お調子者とは付き合いたくない…と思ってもそうはいかないときは、以下の方法を試してみてください。
おだてる
お調子者との付き合い方には、おだてることが挙げられます。
お調子者はおだてに弱いところがあるので、おだてて上手く利用してしまいましょう。
利用するという言い方はあまり良くないですが、『ここを何とかできるのは君しかいないよ』などと言って、空気を変えたいときなどはお調子者に頼んでみてはいかがでしょうか。
真に受けない
お調子者との付き合い方には、真に受けないことが挙げられます。
お調子者は軽はずみな発言をしたり、守る気のない約束をすることも多いもの。
それらをいちいち真に受けていたら、こちらの気が持ちません。
お調子者と付き合っていくときには、お調子者の発言を真に受けないというのは鉄則なのです。
期待してることを伝える
お調子者との付き合い方には、期待してることを伝えることが挙げられます。
先ほども触れたように、お調子者は意外とおだてられることに弱いので、『あなたには期待してるよ』と期待してることを伝えるのもGood。
お調子者は根が寂しがり屋な人も多いので、期待されると、それに応えようと今以上に頑張ってくれる人も多いものです。
重要なことは文字にする
お調子者との付き合い方には、重要なことは文字にすることが挙げられます。
お調子者はシリアスな空気を苦手としているため、真面目な話はなかなかすることができません。
だからこそ、重要なこと、忘れられたら困ることは必ず文字にして残しておきましょう。
お調子者との大事な話は、こちらも色々と対策をしておく必要があるのです。
相手にしない
お調子者との付き合い方には、相手にしないことが挙げられます。
お調子者と付き合うのが疲れた、ストレスが溜まるというのなら、お調子者との付き合いは最低限にとどめましょう。
できるだけ相手にしないというのも、もちろんアリですよ。
お調子者が何を言っても相手にせず、自分のやることに集中していましょう。
お調子者は人気者と嫌われ者賛否両論!
お調子者の特徴や性格、心理、付き合い方などについて紹介しました。
お調子者は明るくてポジティブ、そしてコミュニケーション能力が高いためクラスや職場でも人気者になりうる存在ですが、その一方で嫌われることも多いです。
場を盛り上げたい、楽しくしたいという気持ちは分かるのですが、大事な話をしてるときくらいは大人しくしていないと、周りから嫌われてしまいますよ。
お調子者の長所を伸ばしつつ、本当の意味で空気を読んでいきましょう。