人からお金を貸してと言われた時、あなたはどう対応しますか。
断固としてお金は貸さないという人がいる一方で「相手が困っているから…」と思わず貸してしまう方もいるでしょう。
今回はお金を貸す人の心理やお金を貸してと言われる人の特徴、お金を貸すのを断る方法を紹介します。
お金を貸してしまう原因を突きつめて、上手に断れるようになりましょう。
目次
お金を貸す人の心理
お金の貸し借りはトラブルへ発展しかねないので、極力避けたいですよね。
しかし抵抗がありながらも、思わず貸してしまう方も多いようです。
人にお金を貸す人はどういう心持ちでいるのでしょうか。
ここではお金を貸す人の心理について見てみましょう。
嫌われたくない
お金を貸すのを断ると嫌われると思う人は、相手との関係性を優先してお金を貸してしまいます。
相手との仲が壊れるくらいなら、お金を貸して関係を繋ぎ留めたいと思うからです。
男性・女性同士でも、お金を貸すことで好かれていたいという場面はよく見られますよね。
自分に自信がないために相手の調子に合わせてしまい、お金を貸すという悪循環に陥ってしまうのでしょう。
憐れんでいる
お金に困っている人をかわいそうと思い、思わずお金を貸してしまう場合です。
他人の苦しみを自分ごとのように感じてしまい、自分がなんとかしなければと思うのでしょう。
時には相手の都合よく利用されているだけにも関わらず、相手を気の毒に思って貸してしまうこともあります。
相手への同情心が強く、情に流されやすい人はお金を貸してしまいがちです。
関連記事はこちら▽ お金に困っている人の特徴や性格|お金に困った時の対処法とは
心配しすぎ
お金に困っている人に対して「自分が助けないとマズイことになる」と心配しすぎて貸してしまう人がいます。
問題をどんどん悪い方に捉えて居ても立ってもいられなくなり、衝動的に貸してしまうのです。
自分がお金を貸さないと、相手が闇金に溺れてしまったり自己破産してしまったりすると、不安になるのでしょう。
心配性の人は物事を深刻に感じすぎて「自分が何とかしなければ」と思うのです。
頼られるのが嬉しい
人にお金を貸してと頼られるのを、嬉しいと感じる人もいます。
他人にお金を貸すことで頼りがいのある自分になり、優越感や満足感を感じられるからです。
しかしお金を貸した瞬間は気持ち良く感じても、あとで見返りが返ってこないと不満がつのりトラブルに発展しやすくなります。
一時の喜びだけでお金を貸してしまうのは、止めておいた方が良いでしょう。
心から助けたいと思う
信頼関係を築けていて大切に思う相手であれば、心から助けたいとお金を貸すこともあるでしょう。
相手を信頼していて、たとえ貸したお金が戻って来なくても構わないと思うのです。
例えば相手が突然の病気や事故に見舞われた場合、お金を支援しなければならないこともあるでしょう。
相手を大事に思っているからこそ、いざという時は力になりたいとお金を貸すのです。
お金を貸してと言われる人の特徴
他人にお金を貸すことは、いつお金を返してもらえるか分からないなどの不安要素が多く、なるべくなら避けたいですよね。
ここではお金を貸しと言われる人の特徴を解説します。
自分に当てはまっていないか、確かめてみましょう。
断れない
人から頼み事をされたとき断れずに引き受けてしまう人は、お金を貸してと頼まれやすいです。
「この人ならお金を貸してくれそう」と、相手から都合のいい人と思われるからです。
実際にお金を貸してと言われるとつい貸してしまい、後で貸してしまった自分を責めがちです。
相手は調子に乗り「また貸してよ」と頼んでくることが多く、悪循環に陥ることになるでしょう。
格下に見られている
人に下に見られやすい人は、お金を貸してと頼みやすい傾向にあります。
自分の方が優位な立場にあり、相手は自分の頼みを断れないという自信があるからです。
実際に上司や部下の関係性だと、上からの命令は絶対で断る術はないことも多いですよね。
相手の気持ちを考えずに自分の願いを通そうとする自分本位な行為で、利用しようとするのでしょう。
優しい
優しい人はお金に困っている人を助けたいと、ついお金を貸してしまいがちです。
人に優しくするのが当たり前で、お金を貸すことも思いやりからくる行為だと思っているのでしょう。
また人に優しくした分だけ良いことが自分に返ってくると信じて、お金を貸すのを止められない人もいます。
お金を貸すことだけが優しさとは限らないにも関わらず、間違った優しさを与え続けてしまうのです。
自信がない
自信がない人は他人に振り回されがちで、時にお金を貸してしまうこともあります。
自分の意見に自信が持てず、相手の意見の方が正しいと思ってしまうからです。
たとえお金を貸したくなくても、相手の主張を聞くうちに「お金を貸さないといけないんだ」と思い、貸してしまうのでしょう。
信頼している
信頼しているからこそ、いざという時に頼ってくることもあります。
自分がピンチだからこそ「この人なら助けてくれるに違いない」という確信があるからです。
またお金の貸し借りはリスクが高いからこそ、相当な覚悟を持ってお金を貸してほしいと頼むのでしょう。
お金を貸すのを断る方法
お金を貸してと言われて上手く断れず、思わず貸してしまう人もいますよね。
しかしお金を貸すことは自分にとっても相手にとっても、良いとは言えないのです。
お金を貸すのを上手に断って、貸し借りする状況に陥らないようにしましょう。
自分も金銭的に余裕がないと伝える
相手と同じように自分もお金に困っていて、貸すお金がないと伝えましょう。
そもそもの貸すお金がないと分かれば、相手も諦めがつき頼ってくることはなくなります。
大きな出費があると伝えたり家庭の内情を見せたりして、自分に他人を助けられるほどの余裕がないことを明かすと良いでしょう。
お金の貸し借りはしないと伝える
自分はお金の貸し借りをしない主義だと伝えてみましょう。
お金のの貸し借りをすることへの不安や懸念される問題を話して、貸さない理由も伝えられると良いでしょう。
お金を貸すことで友達関係が壊れるのがいやなど、はっきりと自分の意見をいうことで相手に自分の気持ちを理解してもらうのです。
お金以外のところで助けると伝える
お金を貸す代わりに、食事や物資面のサポートならできると伝えるのも良いでしょう。
お金の貸し借りはできないけど、生活面で助けることはできるとと伝えられると関係が崩れにくいからです。
食事を分けてあげたり着ない服を譲ったりすることで、お金でなくても相手の暮らしを支えることはできます。
一度お金以外でできることがないか考えてみると良いでしょう。
相談に乗る
相手がなぜお金に困っているのか相談に乗るのもおすすめです。
「お金に関しては助けられないけど」と前置きした上で、話を聞いてあげると相手に納得してもらいやすくなります。
また相手の状況を把握し根本的な原因を探り、良い解決策を一緒に考えるなど、前向きに問題に対処できると良いでしょう。
関係を断つ
お金を借りるのが止められない人に対しては、関係を断つことで貸し借りを止めることも考えましょう。
お金を無心してくる人は、貸す人がいるから借りるクセが治らない傾向にあるからです。
距離を置いたりいっそ関係を断ったりする方が、結果相手のためになる場合もあるのです。
本人自身で問題解決ができる強さを身に付けられるように、相手から離れることも大切でしょう。
お金の貸し借りは慎重になって上手に断りましょう
いかがでしたでしょうか。
今回はお金を貸す人の心理やお金を貸してと言われる人の特徴、お金を貸すのを断る方法について紹介しました。
基本的にお金を貸すことはリスクが高く、トラブルや関係悪化の原因になりかねません。
お金を貸すように言われたら、自分を守るためにも上手に断り、事を穏便に済ませるのが大切です。
またお金の貸し借りをしないことは相手のためにも良いことなので、自分の意見をしっかりと持ち、適切に対処していきましょう。
関連記事はこちら▽ 穏便な人の特徴や性格|穏便な対応方法や断り方とは