あなたの周りには、「この人横着だな」と思う人はいませんか。
物事に真剣に取り組んでいる人から見れば、横着な人には嫌悪感を抱きますし、なぜ横着な言動でいられるのか理解できません。
そこで今回は、横着な人の行動の特徴や横着な人への上手な対応などについてお伝えしていきます。
横着な人への対応に困っている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
「横着な人」の意味とは
横着な人とは自分の役割や行うべき行為をわかっているのに、それを面倒くさがって手抜きして、怠けている人のことです。
「横着して〇〇した」「〇〇するなど横着な人だ」「この人はこんなに横着なのか」などのように使われますが、横着にはそもそも「ずるい」「図々しい」などの意味があります。
似ている言葉で横着な人を表すと「怠惰な性格の人」「怠慢な人」「楽をする人」などの表現になり、決して良い意味では無いといえるでしょう。
横着な人の行動の特徴
横着な人を見ていると、その言動が理解できず迷惑をこうむることがあります。
しかしあらかじめ横着な人の行動の特徴を知っておけば、その言動に振り回されることもないでしょう。
そこでここでは、横着な人の行動の特徴について解説していきます。
言動に責任感がない
横着な人の行動には、言動に責任感が無いということが特徴と言えるでしょう。
横着な人は、物事に対してきちんと向き合うことはほとんどありません。
いつも表面だけを取り繕い、いざとなると今の大変なことはそのままにして自分だけその場から逃げ出す傾向があります。
しかも「逃げて何が悪いのか」と責任逃れをして、開き直るような言動を起こすのです。
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自分の失敗も人のせいにする
横着な人の行動には、自分の失敗も人のせいにするということも特徴として挙げられます。
責任感がない横着な人は、自分が失敗しても自分の悪かったところを認めずに、すべて人のせいにしてしまう傾向にあるのです。
その結果、良い人間関係を築けなくても構わずに自分さえよければ良いという考え方で生きています。
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ルールを重要視せずに無視する
横着な人の行動には、ルールを重要視せずに無視するという特徴も見られます。
横着な人にとっては守ろうとする気はありませんので、ルールはあってもないようなものです。
「そのようなことは知らない。自分はこうする」といった考え方のため、周りは迷惑をこうむり、集団生活もうまくいきません。
同じ間違いを繰り返す
横着な人の行動には、間違いを繰り返すという特徴も大いに見られます。
人はミスをすると同じミスを繰り返さないように注意しますが、横着な人は自分のミスに対して反省することはありません。
「ミスしたのだから仕方がないじゃないか」と自分を正当化するのです。
そしてミスしたことすら忘れてしまう傾向にありますので、同じ間違いを繰り返します。
整理整頓をきちんとしない
横着な人の行動には、整理整頓をきちんとしないという特徴も挙げられます。
横着な人は、全てに対して図々しくていい加減な傾向にありますので、周りが散らかっていても、きれいに片づけることができません。
そもそも怠け癖があり、ズボラだからです。
表面だけを整えて、「これで良いだろう」という考え方を持っています。
横着な人の仕事に対する考え方
横着な人には横着な人なりの考え方があるのでしょうが、それは仕事への考え方にもつながります。
仕事に対して横着に考えられる人は、どのような考え方をしているのでしょうか。
ここでは、横着な人の仕事に対する考え方について解説していきます。
中途半端で良いと思っている
横着な人は仕事に対して、中途半場でも良いという考え方を持っています。
本来仕事は最初から最後まできっちりと計画して行い、良い成果に結びつけなければなりません。
しかし、横着な人は基本的に中途半端な考え方のため、仕事が最後まできちんとやり遂げられていなくても、ある程度の形ができていれば「これで良いだろう」と考えます。
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誰かがやってくれると思っている
横着な人は仕事に対して、誰かがやってくれるだろうという考え方を持っています。
仕事は各々が責任をもって、自分の役割を果たさなければなりません。
しかし、横着な人は「自分がやらなくても誰かほかの人がやってくれるだろう」という甘い考えを持っています。
そのため、自分の責任下で仕事をすることはありません。
失敗しても許してもらえると思っている
横着な人は仕事に対して、失敗しても許してもらえるという考え方も持っています。
横着な人は怠け癖がありますので、怠けて仕事がはかどらず、ミスも多いです。
それなのに考え方が図々しいため、仕事が遅れていてもミスを犯していても気にしません。
「失敗してもなんとかなるだろう」という甘い考え方をしているのです。
マイペースでも大丈夫と思っている
横着な人は仕事に対して、マイペースでも大丈夫という考え方も持っています。
横着な人は、自分の仕事がどんなに遅れても、仕事の質が悪くても気にしません。
自分のペースでしか仕事をせず、結果的にどのような状態になっても「これで大丈夫だろう」といういい加減な考え方でしか仕事をしないのです。
前向きに取り組んでも仕方ないと思っている
横着な人は仕事に対して、前向きに取り組んでも仕方ないという考え方もしています。
横着な人は「どうせ頑張って仕事をしても給料は変わらない」「どうせ真面目に取り組んでもすぐには認めてもらえない」などのように考えます。
そのような考えだからいつまでたってもいい加減な結果しか残せないのに、本来の怠け癖があるため前向きに取り組もうとはしません。
横着な人への上手な対応
横着な人と接していると、どうしてもその考え方についていけず、イライラしてしまうことがあります。
しかし、集団生活をするうえでは横着な人との対応が求められることもあるのです。
そこで、ここでは横着な人への上手な対応について解説していきます。
冷静さを忘れずに対応する
横着な人には、冷静さを忘れずに対応するという対処法があります。
横着な人は自分が率先して動いて頑張ることはしません。
そのため、こちらが物事に真面目に取り組んでいればいるほど見ているとイライラします。
しかしイライラして感情的になっても相手はなんとも思いませんので、冷静さを欠かないように対応することを心がけてみましょう。
横着な人の態度に振り回されることはなくなります。
手の中で転がすように接する
横着な人には、手の中で転がすように接するという対処法もあります。
横着な人は何らかの注意をしてもお願いをしても、自分のペースでしか動きません。
そのためこちらが大きな優しい気持ちでいなければ、対応することはできないでしょう。
同じ土俵にいることなく、一歩離れて横着な人を見てください。
手の中で転がされると横着な人は気を良くして、意外に良い方向に転がるかもしれません。
スキを見せずに対応する
横着な人には、スキを見せずに対応するという対処法もあります。
横着な人は、自分の責任で物事を成し遂げるようなことはほとんどありません。
何か問題が起これば人に責任を押し付ける傾向にありますので、そうされないためにもスキは見せないようにしましょう。
そうすれば、自分はたとえ怠けていても人に頼りっきりになることはありません。
話しをよく聞いて対応する
横着な人には、話しをよく聞いて対応するという対処法もあります。
横着な人は本来図々しく、人のことを考えるようなことはない横着な態度の持ち主です。
しかし、こちらが優しく話を聞いてあげれば心を許して「この人のためだったら」と動くようになる可能性もあります。
なぜ横着な態度なのか、なぜそのようになるのかをそれとなくじっくりと話してみることも一つの方法です。
適度な距離を持って対応する
横着な人には適度な距離を持って対応するという対処法もあります。
集団生活をしていると様々な人と接しなければなりませんが、その中には横着な人がいないとも限りません。
とはいえ、まともに接していては嫌悪感を感じることもありますので、適度な距離を持ってみましょう。
そうすれば腹を立てることもなく、表向きだけでもコミュニケーションを取ることが可能になります。
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自分が横着な人にはならないように注意しましょう
横着な人の行動の特徴や仕事に対する考え方、横着な人への上手な対応等をお伝えしてきました。
横着な人は、どこに行っても一人くらいはいます。
そのような人に接すると嫌な気持ちにさせられることはありますが、もしかしたらあなたがなんらかのせいで横着な人になることもあるかもしれません。
人は、自分が思ってもいない自分になっていることもあります。
あなた自身横着な人にならないよう、日ごろから謙虚な気持ちを忘れずに、物事に取り組むように注意しながら日々の生活を送りましょう。
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