穏やかで優しい人は、どんな人でも見捨てずに最後までサポートしてくれる…そんなイメージを持つ人も多いことでしょう。
しかし、実際にはばっさりと人を切り捨てることもあるんです。
今回は、優しい人が人を切り捨てる理由やタイミングについて、深掘りしていきます。
見切りをつける理由と時期に加えて、自身のためなのかそれとも相手を思ってのことなのか、詳しく見ていきましょう。
目次
優しい人が切り捨てる理由
優しい人が人を見限り、距離を取る場合、一体どんな事情があるのでしょうか。
最初の項目では、そんな穏やかで優しい人が、諦めて切り捨てる理由をお伝えします。
優しい人がそこまでする訳を知りたい人は、ぜひチェックしてください。
わがままや横暴に疲れた
優しい人は寛容な心を持ち、大抵のことは我慢して助けてくれます。
しかし、相手の行きすぎたわがままや横暴な振る舞いに疲れて、怒ってバッサリ切り捨てることがあります。
何でも許されると思って好き勝手をする相手に、心底嫌気が差してしまったのでしょう。
相手のことが許せない
どうしても許せないことをされて、見限るパターンも多いです。
その人が大切にしているものを傷つけたり、逆鱗に触れたりすれば、誰でも相手を嫌いになります。
優しい人も同じで、何をされても許せる訳ではなく、我慢が限界に達してしまうこともあるのでしょう。
成長や改善が見込めないから
自分勝手なことをして平気で迷惑をかける相手が、全く態度を改めようとせず、成長が見られないのも原因です。
悪いことをしても許されて当然だと思っている人に、好意を抱く人はいません。
いくら優しいと言っても、何度も同じ過ちを繰り返す人は、見放されても当然です。
自分の未来のため
優しい人は人をサポートするのが上手いですが、誰にでもそうしてあげる訳ではありません。
特に、自分の将来に悪い影響を及ぼす相手はバッサリ切り捨てることがあります。
自分の人生を台無しにされる可能性があるなら、見限って離れていくのも無理はないでしょう。
相手のことを考えて距離をとった
優しくするのが相手のためにならないと判断して、見捨てることもあります。
たとえば、自分でできるはずのことを人にやらせたり、都合よく利用したりして、自分を駄目にしている人に当てはまります。
相手の自立心や、人間性に悪影響を及ぼさないために、あえて突き放すのでしょう。
優しい人が切り捨てるタイミング
次に、心優しい人が人に見切りをつけるタイミングを3つご紹介します。
具体的にどんなタイミングやシチュエーションで、人を見限るのか気になりますよね。
この項目では3つのケースをご紹介しますので、参考にしてみてください。
周りの人に迷惑をかける時
自分だけでなく自分の周りの人にまで迷惑がかかった時に、見捨てるパターンは多いです。
自分だけなら何とか我慢できても、周りに悪影響を与えるとなると、話が変わってきます。
その優しさゆえに、客観的に考えて冷たい決断をするのも、当然なのかもしれません。
自分の人間関係が壊されそうになった時
友達や大切な人との人間関係を破壊されると感じて、きっぱり見切りをつけるケースも多いです。
いくら優しいと言っても、すべての人に同じように愛情を持てる訳ではありません。
大切にするべき人との関係が悪くなるリスクが明白なら、迷わず距離を取ることでしょう。
接点が減った時
関わる機会が減った時に見切りをつける人もいます。
相手と密に関わっているうちは、完璧に見捨てることはできません。
しかし、一緒に過ごす時間が減ったり接点が少なくなったりすると、一気に切り捨てます。
その時に「今まで我慢して付き合ってたんだ」と、相手は思い知ることになるのです。
切り捨てるのは相手のため?自分のため?
最後に、優しい人が相手を見限って切り捨てるのは、その人のためなのか、それとも自身のためなのかをお伝えします。
優しい人に見捨てられて、冷たく突き放された事実は、なかなか受け入れられませんよね。
両方のパターンを読んで、理解を深めてください。
相手のためのケース
自分が悪者になる
必要以上に冷たくしたり、自分の評価を下げるような態度を取ったりして悪者を演じる場合は、相手を思っての行動です。
相手の心や評判を守るために、あえて感情的に振る舞っています。
自分のことは忘れて新たな人生を歩み、チャンスを掴んでほしいのかもしれません。
何も言わない
あえて何も言わないのも、相手を思う優しさの1つです。
自分の都合で切り捨てるなら、多少は自己弁護をしたり悪意をぶつけたりしてしまうものです。
ここでぐっとこらえられるのは、相手が傷つくことなく、自分の力で成長して欲しいという優しい気持ちがあるからでしょう。
必死にアドバイスをする
必死にアドバイスをしてくれるのは、変わることができると信じたいからでしょう。
どうしても見切りをつけなければいけない理由があっても、相手がどうでもいい存在なら放っておくはずです。
アドバイスをすると言うことは、最後まで希望を捨てずに期待してくれているのです。
自分のためのケース
すべての責任を相手に負わせる
仮に相手にすべての責任があるのが事実でも、優しい人は相手を思って泥を被り、容赦してしまうことが多いです。
そのため「あなたの○○に耐えられない」「あなたの○○が悪い」とキッパリ言い、自分に非があると一言も言わない場合は、自分のために見放したと考えられます。
周囲に事情を話している
見限ることになった事情を、予め周囲に話している場合も、自分のためだと考えられます。
これは、切り捨てることで自分の評価が下がったり、相手に嘘をつかれてトラブルになったりしないための準備です。
相手を信じたり、自己犠牲したりする気はないのでしょう。
理由を誤魔化す
相手を見限る理由をはぐらかしている場合も、相手を思っての行動ではありません。
本当に相手を思っていれば、見限るにしても改善するヒントを与えるからです。
ヒントを生かすかどうかは本人次第ですが、理由を言わないとすれば、心底失望して、期待できないからでしょう。
どんな動機でも受け止めよう
心優しい人が人に見切りをつける時、それが自分と相手のどちらのためでも、深い理由があります。
ショックかもしれませんが、まずは優しい人をそこまで追い込んだという事実を、受け止めるべきでしょう。
「こんな風に見捨てられたくない!」と思ったら、今回の記事を参考にして、優しい人の気持ちを考えて行動するようにしてください。