あなたの周りには、人にいちいち指図してくる人はいますか。
指図されることは時には良いこともありますが、あまり指図されるとうんざりとした嫌悪感を抱くことが少なくありません。
今回はそんないちいち指図してくる人について、お伝えします。
指図してくる人の心理や特徴、対処法などに触れていきますので、いちいち指図されて困惑している人はぜひ参考にしてください。
目次
いちいち指図してくる人の心理
いちいち指図してこられると、指図された方は「もう、うるさい」と思いがちですが、指図する方にはどのような心理が働いているのでしょうか。
知っておくとストレスの感じ方が少なくなるかもしれませんので、ここではいちいち指図してくる人の心理について解説していきます。
自分の考えが一番
いちいち指図してくる人には、自分の考えが一番という心理が働いています。
このタイプは人がすることには不足があり、自分がその場を取り仕切らなければならないと考える傾向が強いです。
「自分の言うことに間違いはない」「自分は人よりも優秀だ」と考えるため、一つ一つ人に口出しをしなければ気が済まないのでしょう。
自分に自信がない
いちいち指図してくる人には、心理的に自分への自信を持っていない人が多いです。
自信のなさから自分の言うことやすることに迷いがあるため、人に意見を言うときには上から目線の態度を取ってしまいます。
そうすることで弱い自分を強く見せ、人に認めてもらおうという考えが強いのです。
注目されたい
いちいち指図してくる人には、注目されたいという心理も働きます。
このタイプは、過去に十分な理解や愛情を注がれなかった経験を持つ人が多いです。
基本的に人は他の人からの愛情を求めますので、指図することで人からの注目を集めようとします。
注目されることは、人から愛されることという気持ちになれるのでしょう。
他人から必要とされたい
いちいち指図してくる人には、他人から必要とされたいという心理も働きます。
このタイプは指図することで、自己実現欲求が満たされるのでしょう。
本当は「人の役に立ちたい」「人に喜ばれる存在でありたい」と願っているのに、人に指図してうっとおしがられる状態を作りながら、それでも自分の願いを叶えようとしているのです。
すべてをコントロールしたい
いちいち指図してくる人には、すべてをコントロールしたいという心理も働きます。
このタイプは自分の周りのことをコントロールすることで、自分の考えや意見を押し付けようとする傾向が強いです。
その割には自分を良く見せようとして、「〇〇さん、この件に関して自分はこのように思うのだけど」と意見をして、指図する状況を作ります。
いちいち指図する人の特徴
社会生活の中では様々な人がいて、中には人にいちいち指図をしなければ気が済まない人もいます。
そんな、人にいちいち指図してくる人には、どのような特徴がみられるのでしょうか。
ここではいちいち指図する人の特徴について、解説していきます。
普段から口数が多い
いちいち指図する人の特徴には、普段から口数が多いという点が見られます。
人が何か発言をしていると、自分も口を挟まなければという欲求に駆られる傾向が強いです。
また、人から注目されたいという想いも強く、何かと口出しをしては自己承認欲求を満たそうとする人が少なくありません。
他人への配慮ができない
いちいち指図する人の特徴には、他人への配慮ができないという点も見られます。
このタイプは自分が発言をしなければという考えが強すぎて、人がせっかく発言をしているのにそれを遮るような状態を作り出すのです。
人への思いやりにかけていて、「このようにされると人は嫌悪感を抱くのでは」と考えることができません。
世話好き
いちいち指図する人の特徴には、世話好きという点も見られます。
人は自分の考えによって言動を起こしますが、指図する人は人のすることにほんの少しでも違和感を覚えると、口出しをして意見を正そうとするのです。
しかし人はそのようなことをされると「うるさいな」「余計なことを言って」と感じることが少なくありませんので、嫌悪感を抱かれることがあります。
自分に甘い
いちいち指図する人の特徴には、人には厳しいけど自分には甘いという点も見られます。
このタイプは自分で思っているほど様々なことができるわけではないのに、人のことに関しては厳しいチェックをして指図して、間違いを正そうとする傾向が強いです。
人は正さなければならないけど、自分はこのままで良いと思っているのでしょう。
物事に細かい
いちいち指図する人の特徴には、とにかく物事に細かいという点も見られます。
人が何かをしていると、「そんなことにこだわる必要はないだろう」と思えることまで神経を使う傾向が強いです。
「自分の考えに間違いはない」「自分が一番だ」と思っているがゆえ、自分が指図して人を正そうとしています。
いちいち指図する人が苦手な理由
時と場合によっては指図されることが必要なこともありますが、あまり口出しをされると良い気持ちではありません。
人にそんな気持ちにさせる人は、人からなぜ苦手と思われるのでしょうか。
ここではいちいち指図する人が苦手な理由を解説していきます。
必要以上に干渉してくる
いちいち指図する人が苦手なのは、必要以上に干渉してくるからという理由があります。
人は人から指図されることに感謝をすることもありますが、あまり干渉されて指図されるとうっとおしさを覚えることが少なくありません。
指図する人は自分が人よりも優れていると思っているのでしょうが、人は過度に干渉されたくないという気持ちが強く働くことが多いです。
自己中心的
いちいち指図する人が苦手なのは、自己中心的だからという理由もあります。
このタイプは「自分の言うことに間違いはない」「自分が一番正しい」と思っているため、人に対して気遣いなく指図する傾向が強いです。
人が「うるさい」「言われて面倒だ」と思っているなどまるで考えないばかりか、「正してやった」としか思っていません。
承認欲求が強い
いちいち指図する人が苦手なのは、承認欲求が強いからという理由もあります。
このタイプは「人から認められたい」「自分を価値ある人間と思ってもらいたい」という考えが強すぎるのです。
たしかに人は他人から認められれば嬉しいという気持ちになりますが、あまり度を超すと「またか」「うるさいな」と思われる状況を作り出しかねません。
抑圧感がある
いちいち指図する人が苦手なのは、抑圧感があるからという理由もあります。
自分は指図することで人に自分の価値を見出してもらいたいと思っているのでしょうが、人はそう感じません。
指図されることで、抑圧された気持ちに陥る傾向が強いです。
人は抑圧されると窮屈さを感じますので、指図もほどほどにしなければなりません。
上から目線で言われる
いちいち指図するのが苦手なのは、上から目線で言われるという理由があるからです。
このタイプは人に「あの人は自分のことを人より優位に感じているのだろうか」とマウンティングされているという気分にさせる傾向があります。
指図する方にはそのような気持ちはないのかもしれませんが、指図された方には「あの人いつも上から目線で物を言う」という気持ちになるのです。
いちいち指図する人への対処法
いちいち指図されることは「うっとおしい」と思いがちで、できることなら近くに寄りたくない気持ちにさせられるものです。
とはいえ社会人として、そんな人を無下に扱うわけにはいきません。
そこでここでは、いちいち指図する人への上手な対処法を解説していきます。
上手に持ち上げる
いちいち指図する人には、上手に持ち上げるという対処法があります。
人に指図する人には「自分が一番」という気持ちがありますので、「そうです。あなたの言う通りです」というように持ち上げてみてください。
そうすることで指図する人は、「人のお手本になる人間にならなければ」と思う可能性があります。
指図を聞くふりをする
いちいち指図する人には、指図を聞くふりをするという対処法があります。
指図する人は気分よく人にあれこれと口出しをしますが、聞く方は「もうやめてほしい」と言わんばかりにうんざりする傾向が強いです。
真剣に聞いていれば精神的ストレスを抱えることにもなりますので、相手から指図されたら「はい、そうですね」と聞くふりをしてみてください。
相手は自分の言うことを聞いていると、満足することでしょう。
相手の指図をまともに受けない
いちいち指図する人には、相手の指図をまともに受けないという対処法もあります。
指図する人は相手のために思って言っているという考えがありますが、指図される方はうっとおしさを覚えることが多いです。
そのため相手がいろいろと指図を始めたら、上手に受け答えをしながらそっとその場を去ってみましょう。
相手も指図をやめるはずです。
うざいことをハッキリ伝える
いちいち指図する人には、うざいことをハッキリ伝えるという対処法もあります。
指図する方には悪気はないのかもしれませんが、その思いがかえって指図する行為を増長させることもありますので「言われることは迷惑です」とハッキリ伝えましょう。
あまり喧嘩腰に言うと角が立ちますが、ハッキリ言わなければこちらの気持ちを理解してもらえないかもしれません。
お互いのためという気持ちを忘れなければ、角も立たないでしょう。
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距離を置く
いちいち指図する人には、距離を置くということも対処法の1つです。
指図する人は、「自分の言っていることが一番」と自己中心的な部分があります。
人の気持ちを理解しようとしていない点が見られることも少なくありませんので、そのような人に心を煩わされることはありません。
自分の精神的ストレスを軽減させるためにも、距離を置くことが大切だということもあります。
自分がいちいち指図する人にならないようにしましょう
いちいち人に指図してくる人の心理や特徴、対処法などについてお伝えしてきました。
指図する人は人に指図する自分に対して「正しいことを行っている」と思いがちですが、指図される側は「余計なことを言ってくる」と思っている傾向が強いです。
指図することが必要な場合はあるものの、過度な指図になってはいけません。
あなたは指図する人になっていませんか。
もし、「もしかしたら自分も指図しているかも」と思う傾向があるのであれば、気を付けましょう。
人に嫌われることはあっても感謝されることはほとんどありません。