正論ばかり言う部下について、紹介します。
あなたの周りにも、「正論ばかり言う部下」はいませんか。
正論は確かに正しいのですが、正直正論ばかり言われるとイライラしてしまいますよね。
ここでは、そんな正論ばかり言う部下の特徴や心理、嫌われる理由などを見ていきたいと思います。
記事の最後には、正論ばかり言う部下への対処法についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
関連記事はこちら▽ 正論ばかり言う人の特徴や心理|正論ばかり言う人への対処法とは
目次
正論ばかり言う部下の特徴
まずは、正論ばかり言う部下の特徴について紹介します。
上司であるあなたや周りの人が「あいつは正論ばかり言うから困るな」と感じてしまう、正論ばかり言う部下にはどんな特徴があるのでしょうか。
周りを困らせる正論ばかり言う部下には、以下のような特徴があります。
口だけで行動しない
正論ばかり言う部下の特徴には、口だけで行動しないことが挙げられます。
あなたが「この人は正論しか言わない」と感じる人は、間違いなく口だけで何も行動しません。
口で言うだけなら誰にでもできますよね。
正論ばかり言う部下は、正論を言うだけでそのための行動が何も伴っていないのです。
正義感が強い
正論ばかり言う部下の特徴には、正義感が強いことが挙げられます。
正論ばかり言う部下は、とにかく正義感が強いです。
正義感の強い人は、曲がったことや間違ったことを見逃すことができません。
本来正論とは「正しい意見、議論」のことですから、正義感の強さ故にそれを押し通そうとするのでしょう。
負けず嫌い
正論ばかり言う部下の特徴には、負けず嫌いであることが挙げられます。
なぜ正論ばかり言うのか?というと、その理由の1つに「負けず嫌いな性格」が挙げられます。
正論ばかり言う部下は、例え相手が上司や先輩であっても、負けたくないという気持ちが強いもの。
正論なら言い負かされる可能性が低いので、正論ばかり言うのでしょう。
視野が狭い
正論ばかり言う部下の特徴には、視野が狭いことが挙げられます。
正論ばかり言う部下は、目の前のことしか見えていません。
つまり、視野が狭いのです。
長い目で見たり、色々な角度から物事を見て考えることが苦手なので、「正論が間違ってるはずがない」と思い込んでいるのかもしれません。
頭が固い
正論ばかり言う部下の特徴には、頭が固いことが挙げられます。
正論ばかり言う部下は、一度こうだと思ったらとにかく一直線に進んでいきます。
それは良いことでもありますが、「頭が固い人」「臨機応変な対応ができない」といったマイナスイメージも持たれてしまうもの。
頭が固いからこそ、正論にこだわってしまいます。
正論ばかり言う部下の心理
続いて、正論ばかり言う部下の心理について紹介します。
正論は確かに正しい意見ではありますが、必ずしも正論が良いとは限りません。
それにも関わらず、なぜ正論ばかり言うのでしょうか。
正論ばかり言う部下の心理には、こんなものがあります。
正しいことをしている
正論ばかり言う部下の心理には、正しいことをしているというものが挙げられます。
何度も言いますが、正論とは「正しい意見、議論」のこと。
つまり、正論ばかり言うのは正しいことであり、自分は正しいことをしていると思っているのです。
相手が上司であっても関係なく、正論を言うのは正しいことだと疑っていません。
間違いを許せない
正論ばかり言う部下の心理には、間違いを許せないというものが挙げられます。
正しいことをしているという心理と似ていますが、正論ばかり言う部下は「間違いを許せない」と強く思っています。
このタイプは、マニュアル通りに物事を進めていかないと気が済まないタイプで、自分らしさはありません。
優越感を得たい
正論ばかり言う部下の心理には、優越感を得たいというものが挙げられます。
先ほど、正論ばかり言う部下は負けず嫌いだという話をしましたね。
正論を言えば、大抵の場合相手は言い返すことができません。
「自分が相手を言い負かした」ことで、優越感を得たいと思っているのでしょうね。
何が悪いのか分からない
正論ばかり言う部下の心理には、何が悪いのか分からないというものが挙げられます。
正論ばかり言う部下は、自分のしていることは正しいと思っていますから、正論を言ってごちゃごちゃ言われる理由が分かりません。
自分の発言の何が悪いのか、全く分かっていないのです。
上司が頼りない
正論ばかり言う部下の心理には、上司が頼りないというものが挙げられます。
上司に対して正論ばかり言う部下の場合、上司であるあなたのことを「頼りない」と感じていることが多いです。
上司が頼りないから、自分がしっかりしなくてはいけない、という正義感から、正論ばかり言ってしまいます。
正論ばかり言う部下が嫌われる理由
ではここで、正論ばかり言う部下が嫌われる理由について、紹介します。
正論ばかり言う部下は、残念ながら嫌われることが多いです。
「正しいことを言ってるだけなのに、なぜ嫌われるの?」と思ってしまいますよね。
正論ばかり言う部下が嫌われる理由には、こんなものが挙げられます。
協調性がないから
正論ばかり言う部下が嫌われる理由には、協調性がないからというものが挙げられます。
正論ばかり言う部下がいると、チームワークが乱れると感じている人は少なくありません。
正論は、時に「自己中心的な意見」と捉えられてしまうこともありますから、正論ばかり言う部下は協調性がない人というレッテルを貼られてしまうのです。
場の空気を乱すから
正論ばかり言う部下が嫌われる理由には、場の空気を乱すからというものが挙げられます。
協調性がないことと似ていますが、正論ばかり言う部下が正論を言うことで、場の空気が乱れることもあるでしょう。
やり方や意見がまとまりかけたときに正論を言われたら、その空気は一瞬で凍りついてしまいますよね。
正論ばかり言う部下は場の空気を乱すから、嫌われるのです。
臨機応変さがないから
正論ばかり言う部下が嫌われる理由には、臨機応変さがないからというものが挙げられます。
正論ばかり言う部下は、「正論やマニュアル」を絶対的に信用していますので、自分で考えて動くことができません。
つまり、臨機応変さがないのです。
ビジネスでは臨機さを求める場面も多いので、それができずに正論ばかり言う人は嫌われてしまいます。
世の中正論ばかり通用しないから
正論ばかり言う部下が嫌われる理由には、世の中正論ばかり通用しないからというものが挙げられます。
長くその仕事に携わっていると、正論ばかりではうまくいかない、ということも分かってくるもの。
極端なことを言ってしまうと、正論ばかりが通用する甘い世の中ではありませんよね。
それが分からず正論ばかり言うので、周りはイライラしてしまいます。
言うだけなら簡単だから
正論ばかり言う部下が嫌われる理由には、言うだけなら簡単だからというものが挙げられます。
正論を言うだけなら、誰にでもできます。
正論が正しいということは、誰でも分かっているもの。
しかし、正論のように物事が運ばないことも知っているのです。
「言うだけの人はいいよね」と反感を買うのは目に見えていますね。
正論ばかり言う部下への対処法
最後に、正論ばかり言う部下への対処法について紹介します。
あなたの部下が正論ばかり言う人だと、正直イライラするでしょうし、どう扱えばいいのか分からず困惑していることでしょう。
上司として、正論ばかり言う部下へは以下のような方法で対応してみてください。
イエスバット法で話す
正論ばかり言う部下への対処法には、イエスバット法で話すことが挙げられます。
イエスバット法とは、相手の言い分を認めた上で自分の意見を言うやり方のこと。
部下が正論を言っている以上、その発言は間違いではないわけですよね。
真っ向から否定することはできませんから、まずは部下の言う正論を受け入れてから自分の考えを伝えましょう。
理由を説明する
正論ばかり言う部下への対処法には、理由を説明することが挙げられます。
正論ばかり言う部下には、「なぜ正論ではうまくいかないのか」の理由をきちんと説明することが大切です。
実際に仕事をしていると、正論ばかり通用しないことは多々あるもの。
なぜ正論が通用しないのか、理由を説明すれば部下も納得してくれるかもしれません。
否定せず聞いてあげる
正論ばかり言う部下への対処法には、否定せず聞いてあげることが挙げられます。
正論ばかり言う部下は負けず嫌いな性格をしているので、自分の意見(正論)を否定されようものなら躍起になってつっかかってくるでしょう。
感情的にならず、部下の話を否定せずに聞くことから始めてください。
正論で返す
正論ばかり言う部下への対処法には、正論で返すことが挙げられます。
正論ばかり言う部下にイライラしたら、こちらも正論で返しましょう。
「正論ばかり通用しない」という正論を、部下に伝えるのです。
部下の言う正論を通すためにはどうすればいいの?と、聞いてみるのもアリですよ。
良いところを褒めてから指摘する
正論ばかり言う部下への対処法には、良いところを褒めてから指摘することが挙げられます。
正論ばかり言う部下の言うことは、必ずしも間違っているわけではありません。
むしろ、正しいことを言ってるんですよね。
まずは部下の良いところや頑張っているところを認めて褒めて、それから指摘するといいですよ。
まとめ:正論ばかり言う部下を上手に諭そう
正論ばかり言う部下の特徴やしんり、嫌われる理由、そして正論ばかり言う部下への対処法について紹介しました。
正論は確かに正しい意見なのですが、仕事では必ずしも正論が正しいとは限らないのが現状です。
特に人の心などが絡む場合、正論ではうまくいかないこともありますからね。
正論ばかり言う部下を納得させるのは難しいかもしれませんが、根気よく説明し、正論ばかり言う部下を諭していきましょう。