責任転嫁されやすい人について、紹介します。
あなたの周りにも、責任転嫁されやすい人はいませんか。
もしくはあなた自身が責任転嫁されやすい人であり、悩んでいるのかもしれませんね。
ここでは、そんな責任転嫁されやすい人の特徴や性格の他、責任転嫁されるときの対処法について見ていきたいと思います。
また、責任転嫁されやすい人から脱却する方法についても触れていますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
関連記事はこちら▽ 責任転嫁する人の特徴や心理|責任転嫁する人の末路とは
目次
責任転嫁されやすいの意味とは
まずは、「責任転嫁されやすい」の意味から紹介します。
「責任転嫁」を辞書で引くと、以下のような意味がありました。
- 自分の責任を他に押し付ける
つまり責任転嫁されやすい人とは、他人の責任を押し付けられやすい人、ということですね。
もともと「転嫁」とは、女性が再婚することを意味する言葉でした。
女性が再婚によって家を移る、という意味から、責任転嫁は「責任を他に移す」という意味になったのです。
責任を押し付けるわけですから、責任転嫁は良い意味で使われる言葉ではありません。
責任転嫁されやすい人の特徴
では続いて、責任転嫁されやすい人の特徴について紹介します。
他人の責任を押し付けられやすい責任転嫁されやすい人には、一体どんな特徴があるのでしょうか。
責任転嫁されやすい人には、以下のような特徴があります。
自信がない
責任転嫁されやすい人の特徴には、自信がないことが挙げられます。
責任転嫁されやすい人というのは、自分に自信がありません。
自信がないからこそ、いつもヘラヘラしていたり、オドオドしているのです。
そういう人は「何か言っても反論してこない」と思われるため、責任転嫁されやすくなってしまいます。
へりくだった態度ばかりしている
責任転嫁されやすい人の特徴には、へりくだった態度ばかりしていることが挙げられます。
責任転嫁されやすい人は、自分を下に見ていたり、必要以上にペコペコとへりくだっているような人でもあります。
こういうタイプは、普段から相手に頭が上がらない状態であるため、自分よりも立場が上の人に責任転嫁されても、何も言い返すことができません。
聞き上手
責任転嫁されやすい人の特徴には、聞き上手であることが挙げられます。
責任転嫁されやすい人というのは、基本的に聞き上手で受け身なタイプであることが多いです。
自分の話を聞いて!というタイプの人に、責任転嫁されやすい人などいないでしょう。
聞き上手な人は受け身であることから、責任転嫁のターゲットにされやすいのです。
自己主張できない
責任転嫁されやすい人の特徴には、自己主張できないことが挙げられます。
責任転嫁されやすい人は、自己主張ができません。
自分の意見を言うことはもちろん、嫌なことを嫌だと断ることができないため、図々しい人にいいように使われてしまうのです。
責任転嫁に関しても、「言い返してこないから」という理由で、ターゲットにされている可能性が高いでしょう。
平和主義者
責任転嫁されやすい人の特徴には、平和主義者であることが挙げられます。
責任転嫁されやすい人は、あえて周りとトラブルになるのを防ぐため、責任転嫁されても受け入れてしまうタイプなのかもしれません。
自分が言い返したらめんどくさいことになる、と思っており、それを避けるために取っている態度が次々に責任転嫁を繰り返させてしまうのです。
責任転嫁されやすい人の性格
続いて、責任転嫁されやすい人の性格について紹介します。
責任転嫁されやすい人の特徴については先程紹介したとおりですが、責任転嫁されやすい人はどんな性格をしているのでしょうか。
以下のような性格の人は、責任転嫁されやすいので気をつけましょう。
大人しい
責任転嫁されやすい人の性格には、大人しいことが挙げられます。
責任転嫁されやすい人は自己主張の激しいタイプではなく、大人しい性格であることが多いです。
決して目立つ方ではなく、堂々と人前に出たり出しゃばって何かをする、ということもないでしょう。
物静か
責任転嫁されやすい人の性格には、物静かなことが挙げられます。
大人しい性格と似ていますが、責任転嫁されやすい人は物静かな性格をしています。
静かな人は、やはり「言い返してこないだろう」「反論されないだろう」と思われやすいので、責任転嫁しても自分が不利になることはない、と思われてしまうのです。
言い返せない
責任転嫁されやすい人の性格には、言い返せないことが挙げられます。
責任転嫁する人にとって、一番避けたいのは「相手に言い返される」こと。
つまり、責任転嫁する人は最初からターゲットを「言い返せない人」に絞っているのです。
嫌なことを嫌と言えない人は、責任転嫁されやすいので注意しなくてはなりません。
優しい
責任転嫁されやすい人の性格には、優しいことが挙げられます。
責任転嫁されやすい人はとても優しく、自分の言動で人が傷つくことを嫌います。
だからこそ、責任転嫁されても事実を伝えることができないのです。
自分が言い返したら、相手が傷つくかもしれない…と、必要以上に考えてしまうのでしょうね。
なんでも諦めてしまう
責任転嫁されやすい人の性格には、なんでも諦めてしまうことが挙げられます。
責任転嫁されやすい人は、なんでもすぐに諦めてしまう性格で、言い方を変えれば潔い人とも言えるでしょう。
責任転嫁されたとして、自分が違うと言えばそこから犯人探しが始まるわけですよね。
そういう面倒事を避けたくて、自分の無実を主張するのを「諦めて」しまうのです。
責任転嫁される時の対処法
ではここで、責任転嫁されるときの対処法について紹介します。
職場などの身近な人が責任を押し付けてくることがあると、正直イライラしてしまいますよね。
あまりにも頻繁に責任転嫁されて困っているときには、以下の方法で対処していきましょう。
証拠を残す
責任転嫁されるときの対処法には、証拠を残すことが挙げられます。
責任転嫁されて言い返したとき、一番厄介なのが「言った、言ってない」の水掛け論になってしまうこと。
これを防ぐためにも、できるだけ証拠を残しておきましょう。
口約束ではなく書類やデータに残しておく、メールは関係者にも合わせて送っておくなどの対応をしておくことが大切です。
信頼できる人に相談する
責任転嫁されるときの対処法には、信頼できる人に相談することが挙げられます。
責任転嫁されてどうしようもないと思ったら、信頼できる人に相談しましょう。
上司など誰でも良いですが、相談する人をきちんと見極めないと、より状況が悪化することもありますので、「誰に相談するか」は非常に重要だと言えるでしょう。
被害者を集める
責任転嫁されるときの対処法には、被害者を集めることが挙げられます。
あなたがしょっちゅう責任転嫁されて困っているのであれば、身近なところに同じように理不尽な目にあっている被害者がいるのではないでしょうか。
1人ではだめでも、複数人で訴えれば解決することもありますから、被害者を集めて直談判することもおすすめです。
距離をとる
責任転嫁されるときの対処法には、距離をとることが挙げられます。
責任転嫁されることが何度も続いたら、残念ですがその人とは距離を置くことも検討しましょう。
きっと、あなたとその人は相性が良くないのです。
距離を置くことで、相手を拒否することにもなりますから、物理的な距離をとることも1つの方法です。
第三者を交える
責任転嫁されるときの対処法には、第三者を交えることが挙げられます。
責任転嫁されて困っているのなら、その人と2人きりで関わるべきではありません。
そういうシチュエーションは極力避け、どうしても関わらなくてはいけない場合は、第三者を交えるようにしましょう。
2人きりにならなければ、たとえ責任転嫁されそうになっても、第三者が証人になってくれるはずです。
責任転嫁されやすい人から脱却するには
最後に、責任転嫁されやすい人から脱却するにはどうすれば良いのか、その方法について紹介します。
責任転嫁されやすい人というのは、大人しくて言い返せない性格の人が圧倒的に多いです。
つまり、責任転嫁されやすい人から脱却するには、そういう性格を改善していかなくてはなりません。
堂々とする
責任転嫁されやすい人から脱却するには、堂々とすることが挙げられます。
責任転嫁されやすい人というのは、大人しくてオドオドしている人。
そういう人の方が、言いがかりをつけても大丈夫だと思っているからでしょう。
そういうイメージを払拭するためにも、オドオドするのをやめて堂々とすることが大切です。
自信をつける
責任転嫁されやすい人から脱却するには、自信をつけることが挙げられます。
責任転嫁されやすい人は、自信がなくてオドオドしている人。
堂々とすることと似ていますが、責任転嫁されやすい人から脱却するためには、自信をつけることが必要不可欠。
小さな成功体験を積み重ねるなどして、自信をつけていきましょう。
記録に残す癖をつける
責任転嫁されやすい人から脱却するには、記録に残す癖をつけることが挙げられます。
責任転嫁する人も、「この人なら責任転嫁できる」と思っているからこそ、あなたをターゲットにしているのです。
その認識が間違いだと痛感させるためにも、小さなことでも記録に残す癖をつけてください。
記録に残っていると分かれば、責任転嫁もされにくくなるでしょう。
自分の意見を言えるようになる
責任転嫁されやすい人から脱却するには、自分の意見を言えるようにすることが挙げられます。
責任転嫁されやすいのは、あなたが何を言われても言い返さないからかもしれません。
喧嘩腰で言い返すのではなく、あくまでも「自分の意見を伝える」ことを意識していきましょう。
行動を起こす
責任転嫁されやすい人から脱却するには、行動を起こすことが挙げられます。
責任転嫁されたとき、泣き寝入りせずに何らかの形で行動を起こしてみてください。
誰かに相談する、証拠を残す、記録にとっておくなど、何でもいいです。
何らかの行動を起こした、という事実が、責任転嫁されやすい人から脱却する手助けになるはずですよ。
まとめ:責任転嫁されやすい人は自分にも問題があるのかも
責任転嫁されやすい人の特徴や性格、責任転嫁されるときの対処法、そして責任転嫁されやすい人から脱却する方法について紹介しました。
責任転嫁は、明らかにする方が悪いのですが、何度も責任転嫁されるのであれば、あなたの方にも「責任転嫁されやすい何か」があるのでしょう。
自分でそれらを改善していかなくては、いつまで経っても責任転嫁される人のままですよ。