勝負事が好きな人に対して、周囲の人が持つ印象は様々です。勝つことに向けて努力を惜しまない姿は素晴らしいもので、多くの人から高い評価を受けます。しかし、熱意が強すぎることが欠点となる場合もあり、勝負事にこだわり過ぎる人に苦手意識を持つ人も中にはいます。
今回は勝負事が好きな人について紹介していきます。
勝負事が好きな人の特徴・性格や、勝負事に勝つ方法、また、勝負事が好きな人に向いている仕事についても解説していきます。
目次
勝負事が好きな人の特徴
勝負事が好きな人に共通する特徴は、「明るく行動力がある」ということです。しかし、熱い心を持っているため周囲の人から煙たがられてしまうこともあります。
ここでは、勝負事が好きな人の特徴について詳しく紹介していきます。
親分肌
勝負事が好きな人は親分肌であることが特徴的です。
周囲の人達を自ら引っ張っていく、熱い気持ちを持ったリーダータイプです。ほとんどの人からは「頼もしい人」と良い評価を受けますが、中には「上から目線」「押し付けがましい」と苦手意識を持つ人もいます。
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豪快
勝負事が好きな人は、何に対しても豪快であまり細かい事を気にしないのも特徴的です。
発言や行動に思いきりがあり、明るさがあるため見ていて清々しく気持ちが良い人です。また、会社の部下に毎回飲み代を奢ってあげるなど、金銭面でもケチケチしていません。
怒りの沸点が低い
勝負事が好きな人は、感情の起伏が激しく怒りの沸点が低いことも特徴的です。
怒りの沸点が低い人は、自分の考えに強い自信を持っています。そのため自分の考えを少しでも否定された場合には、激しい怒りをあらわにしてしまいます。
勝負事では勝ちにこだわり過ぎるので、負けると激昂する場合もあります。
仕事が好き
勝負事が好きな人の多くは、基本的に仕事が好きなことも特徴の一つです。
「仕事はお金を稼ぐ手段」多くの人にとってそのような認識でしょう。しかし、勝負事が好きな人にとって、仕事はゲーム感覚であり同僚達との勝負の場である楽しいものなのです。自分の頑張りの末に昇給・昇格することで「勝った」と快感を得ることができます。
自慢話が多い
とにかく自慢話が多いのも、勝負事が好きな人の大きな特徴でしょう。
勝負事が好きな人は、勝ったときの喜びを周囲の人達に共有して欲しいと考えます。それだけでなく「すごい」などと褒められて心を満たしたいとも思うのです。
しかし、自慢話が多い人は何度も同じ話をしがちなので、周囲にはうんざりされがちです。
勝負事が好きな人の性格
勝負事が好きな人は、基本的には前向きな努力家であることが性格的特徴と言えるでしょう。しかし、中には勝負事好きが影響してどんどんダメになってしまう性格の人も存在します。
ここでは勝負事が好きな人の性格について詳しく紹介していきます。
負けず嫌い
負けず嫌いな性格の人は、やはり勝負事に夢中になる傾向があります。
「負けてもいい」「結果よりも過程に意味がある」そう考える人は、勝敗に対して強いこだわりをもちません。負けず嫌いな人は、「結果を出すことに意味がある」と考えるので、たとえ負けても何度でも挑戦し続けます。
向上心がある
勝負事が好きな人は、向上心があり勝つためなら努力を惜しまない性格です。
仕事で誰よりも結果を残すためなら、無理をしてでも頑張る傾向があります。毎日のように残業するなど、人一倍努力をするためスキルアップはしますが、疲れがたまって体を壊してしまう危険性もあります。
自分に自信がある
自分に自信があるのも、勝負事が好きな人の性格的特徴の一つです。
自分に自信があるというのは、その分精神的な強さを持っているということです。「絶対に勝つ」という気持ちを持っているからこそ、どんな勝負にも挑むことができ、その度自分の本領を発揮することができるのです。
承認欲求が強い
勝負事が好きな人の中には、人に認められることで強い優越感を感じる承認欲求の強い性格の人もいます。
承認欲求の強い人は、人から認められることで自分の存在価値を確認します。このタイプにとって勝つことの目的は、周囲の人から高く評価されることだけなのです。
スリルを求める
平凡で穏やかな毎日よりも、波乱に満ちた日々を送りたい…勝負事が好きな人の中には、このように日常にスリルを求めがちな性格の人もいます。
このような性格の人は努力で何かを成し遂げるというよりかは、ギャンブルなどに夢中になり過ぎる危険性があります。
勝負事に勝つ方法
いつも勝負事に負けてしまう…そんな人はついつい弱気になってしまったり、努力を途中で投げ出してしまう傾向があります。その点を克服すれば勝負に勝てる人になることは可能です。
ここでは、勝負事に勝つ方法を紹介していきます。
メンタルを強くする
勝負事に勝つためには、メンタルを強化することがとても重要となります。
勝負に挑む前から負けることを考えてしまうなど、マイナス思考で気が弱い人は、能力が高くても自分の実力を発揮できずに終わってしまいがちです。
勝つためには、根拠はなくても「絶対に勝てる」という強い自信が必要です。
戦略をしっかり立てる
勝つことへの熱い気持ちや勢いも大切ですが、それだけでなくしっかりと戦略を立てられる冷静な面も持ち合わせておくことが、勝負事に勝つためのポイントです。
何の戦略もなく気持ちだけでぶつかっていく人は、ほとんどの場合勝利を手にすることはできないでしょう。情熱的な面・冷静な面、どちらもバランス良く持っている人が、勝負事に最も強いと言えます。
努力する
勝負に勝つための基本的なことは、努力することです。
努力もしないで才能だけで伸し上がっていく人もごくまれにいますが、そのような人はいつか自分の能力のなさが原因となり壁にぶつかるときがやってきます。
仕事でも勉強でも努力して勝ち取ることで喜びが大きくなり、更に努力する習慣が身につくことで今後もどんどんスキルアップしていくことができます。
まずは自分自身に勝つ
勝負に向けて努力するためのモチベーションを持続し続けることは、簡単ではありません。しかし、甘えを捨てて自分自身の弱さに勝つことが、ライバル達に勝つためには大切なことなのです。
楽をして勝利を掴めるなんてことはまずあり得ない、という思考を持ちましょう。
相手に隙を見せない
勝負事に勝つための方法は、ライバルとなる相手に隙を見せないことです。
隙を見せないとは、相手に自分の弱点を知られないようにすることです。そのために最も良いのは弱点をなくすことですが、難しい場合はそれをカバーできるくらい強みとなる部分を伸ばしていくことです。
勝負事が好きな人に向いている仕事とは
勝負事が好きな人には、熱い気持ちを持って取り組むことができる職種が向いていると考えられます。途中で挫けてしまう人が多い仕事でも、その負けん気で乗り切ることができます。
ここでは、勝負事が好きな人に向いている仕事について紹介していきます。
営業職
勝負事が好きな人は、結果が全てとも言える営業職にとても適しています。
営業職において成果を出すためには、強い精神力が要となります。商談相手とのやりとりの中で、相手に煙たがられたり冷たくあしらわれ、心が折れてしまう人は少なくはありません。しかし勝負事が好きな人はメンタルが強いので、「絶対に勝ち取る」という気持ちで仕事に挑むことができます。
塾講師
勝負事が好きな人は、塾講師にも向いていると言えます。
学校の教員とは違い、受験など明確な目標を持って取り組む生徒を相手にする塾講師には、生徒たちと同じ熱量かそれ以上の「勝ち」に対してのこだわりを持っている人物が適しています。勝負事が好きな人であれば、生徒にとって一緒に努力してくれる心強い講師となれるでしょう。
スポーツインストラクター
勝負事が好きな人は、テニス・ボクシング・スイミングなどの、スポーツインストラクターにも向いています。
スポーツの世界では勝ち負けは付き物です。勝負事が好きな人は、勝つことへのこだわりと強い情熱を持って人を指導することができるため、優れたインストラクターになることは間違いありません。
デイトレーダー
勝負事が好きな人は、結果がすぐ目に見えるデイトレーダーにも適正があります。
1日のうちに株の売買をし利益を得るデイトレーダーは、賭け事のような感覚がありながらも深い知識が必要となるので、努力家で負けず嫌いの勝負事が好きな人にはぴったりの職種と言えるでしょう。
飲食店などの店舗経営
飲食店などの店舗経営も、勝負事が好きな人に適した仕事です。
ライバル店と切磋琢磨しながら、より利益を生み出すために試行錯誤していく必要のある店舗経営は、勝負事が好きな人にとってはストレスなく楽しめる仕事です。
親分肌で従業員への配慮も忘れないので、皆から慕われる経営者となれます。
勝ち負けにこだわり過ぎるのは危険
勝ち負けにこだわることには、向上心を持ち努力することができるなどの利点がたくさんありますが、あまりにも固執してしまうと人間関係に悪影響を及ぼす危険性があります。
例えば、チームで協力すべき場面で自分一人ががむしゃらになり前に出過ぎて協調性がないと煙たがられたり、勝利を得て得意気な態度を取り周囲の人を不愉快な気持ちにさせる、といったトラブルが起こることがあります。
自分勝手な振る舞いや自慢げになることは無いように注意した方が良いでしょう。